JPS6012195A - 高濃度有機性廃水のメタン発酵方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、例えば、化学、、工場の熱処理ｒからの脱離
液等を処理する方法で、メタン細菌を付着させる担体の
充填層に、下方から上方に被処理水を流動させる高濃度
右岸性廃水のメタ、ン発酵方法に関する。

上記方法としては、従来一般に一過性方式を採用してお
シ、被処理水中に混入して供給されたガスが担体間に滞
留し、それらガス溜まり箇所を迂回して被処理水が流動
することとなり、充填層の容積の割に、メタン発酵処理
に寄与する実効ｉ′積が減少し、又、有機酸濃度が高く
、かつ１．Ｉ）、Ｈが低くてメタン細菌の活性が低くな
り、処理効率が低−欠点があった。

不発、明は、上記の点に鑑み、種々の考察に基き、実効
容積の拡大を図ると共に有機酸濃度を低下さ、せ、処理
効率を向上できるようにすることを目的とする。

次に、本発明方法の実施例について説明する。

メタン細菌を付着させる担体を充填した充填層＋１１を
内：装した嫌気性反応器（２）に、充填層（１）の下部
に原水を供給し、充填層ｔｌ＋の上部から下部にわたり
、強制循環路（３）を通じて被処理水を循環流動させな
がら、その循環被処理水の一部を、充填層ｉｌｌの上部
から処理済水として取出す。

強制循環路（：りのポンプ（４）の吐出容量を、被処理
水の循環流量が流速５ＱｔＩＩＩ／分で原水供給量の１
０倍以上になるように設定しである。

反応器（２）として、容積１ｎ？、高さ３ｍ、直径６５
ａＩＩのものを用φ、かつ、ＣＯＤ容積負荷を２０　Ｋ
ｙ／ｍ／日、原水Ｃ０Ｄｉ度１１００００ｐｐにして被
処理水の循環流速と反応器（２）の実効容積について測
定したところ、第２図に示す結果を得た。

即ち、循環流速が５Ｍ／分以上の時に実効容積が９０チ
以上になっていることが叫らかである。

又、循環流速を５ｏｃｎ１分にして処理した場合と、循
環せずに処理した鴨合夫々について、ｐＨ，有機酸濃度
夫々について測定したところ、次表に示す結果を得た。

　但、循環流量は原水供給量の１２０倍に設定した。

即ち、本発明によれば反応器（２）の入口と出口との間
でのｐＨにほとんど差が無い上に、そのｐＨをメタン菌
の活性を生かすに適した範囲（７，０〜７．６）に維持
でき、更に、有機酸濃度においても入口と出口の両者間
の差が小さく、かつ、メタン菌の活性を生かすに適した
範囲（８０００ｐｐｍ以下）に維持でき、処理効率を向
上できることが明らかである。

又、循環流速を５０１／分にした状態で原水供給量を変
更し、循環流量の原水供給量に対する倍率と、反応器（
２）の入口におけるＩ）Ｈ及び有機酸濃度との関係につ
いて測定したところ、次表即ち、メタン菌の活性を生か
すに適した範囲にＰＨを維持させる上から、循環流量を
原水供　。

給量の８倍以上にする必要があることが明らかである。

尚、反応器として径や長さの異なるものを用いて実験し
た場合においても、上述の場合と同様の結果が得られた
。

以上要するに、本発明は、冒記した高濃度有機性廃水の
メタン発酵方法において、前記充填層（１）に対し、５
ＱＬ’ｍ／分以上の流速で、かつ、原水供給量の８倍以
上の流量で被処理水を循環流動させることを特徴とする
。

つまり、種々考察した結果、被処理水を、上記流速及び
流量で循環流動させることにより、実効容積の減少はも
ちろんの事、ｌ）Ｈ及び有機酸□濃度夫々を、メタン菌
の活性を十分に高められる状態にできることを見出すに
至り、本発明により、混入ガスが担体間に溜まることを
流動彼処□理水そのものの押流しにより防止しそ実効容
積の減少を回避でき、かつ、メタン菌の活性を高め、処
理効率を向上できるようになった。

【図面の簡単な説明】

図□面は本発明に係る高濃度有機性廃水のメタン発酵方
法の実施例を示し、第１固層反応器の概略縦断面図、第
２図は循環流速と反応器の実効容積との相関を示す図で
ある。 □　（１）・・・・・・充填層。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. メタン細菌を付着させる隼体の充填層（すに、下方から
   上方に被処理水を流動させる高濃度有機性廃水のメタン
   発酵方法であって、１、前、爬充填層（りに対し、５０
   ｃＩ１１／分以上の流速で、、かつ、原水供給量の８倍
   以上の岬量で被処理水を循環流動させる高濃度有機性廃
   水の、メタン発酵方法。