JPS60120000A - 衣類プレス機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、先端ｌこ上鏝を設けた加圧アームを回動させ
ることにより、上鏝をパッド（下部として機能する場合
を含む）と対向する上位置から後方傾斜位置へ又はその
逆に開閉動作させるようにした衣類プレス機に関するも
のである。

一般に、この種の衣類プレス機に於ては、各種の衣類を
プレスし或いはアイロン仕上１ｆする際の操作性を良く
するため、支柱の頂部側こ１．＜、、１６を横長に設け
ているが、このノ々ツドは回転不能番ご固定されている
。しかし、更に衣類の操作性を高めるためは、パ・ンド
を水平面内で回転可能をこ構成することが望ましい。例
として、スカートをプレス及びアイロン仕上げする場合
を考えてみる。まずパッドにプレス機を差し込む方向に
つｌ、）てＣよ、第１図（Ａ）のようにプレス機のベル
ト側力）ら差込む場合と、（Ｂ）のようにプレス機の裾
側力＼ら差込む場合の２つがあるが、スカートＮ士通常
裏地がイτ１いているので、（Ａ）の方が差込み易ｌ／
％、Ｌかしアイロン仕上げの際には、スカートのヒタを
揃え、その状態を維持するように左手でスカートの裾の
端を押えながら右手でアイロンを使用しなければならい
から、（Ａ）より（’Ｂ）の形；態の方がアイロンをか
け易い。即ち、（Ａ）の状態では、裾を押えた左手とア
イロンを持った右手と力く交差して作業性が悪くなる。

しかし、バットを水平面内で回転可能にするためには、
衣類プレス機に要求される特殊性を考慮しなければなら
ない。

一般に、衣類プレス機に於ては、できるだけ上鏝をバン
ドに対し垂直に加圧し、衣類にシワ、ヨゴレを起させな
いようにすることが要求される。

従来の衣類プレス機に於ては、通常、加圧アームの開閉
動作のみによって、同時に上鏝のパッドに対するプレス
動作も行なわしめていいる。しかし、かかる構成では、
上鏝は加圧アームの回動中心軸の周りに円弧を描くから
、上鏝をパッドに対し垂直に加圧することが木質的に困
難である。かかる点は、例えば、加圧アームの回動中心
をパットとほぼ同じ高さに持って来ることによって解決
できそうであるが、そのようにすると、」二部はパット
のイ１近で」二下に大きく移動するから、作業者が」−
鏝に触れる危険がある。また、加圧アームを相当大きく
回動させなければ、パットの上方に必要目、つ充分な空
間を得ることができないから、その」−鏝の移動中及び
開放位置に於て、上鏝の副射熱が作業者に直射し、作業
環境を悪くする。そこで、加圧アームの回動中心をパッ
ドより下方に位置させることにより、上鏝がほぼ水平に
後方に移動し、作業者にとって危険のない位置まで遠ざ
かるように構成することが必要となる。しかし、この場
合には、上鏝はパッドに圧接したプレス位置もし七はそ
の直前で、パッド面と水平にならなければならないから
、パッド上の衣類に対し、まず、上鏝下面の一方の外端
部が押圧することになり、衣類にシワやヨジレを生じさ
せ易い。

結局、加圧アームの回動動作によりプレス動作を行なわ
せる従来の構成では、安全性を考慮すると、上鏝をパッ
ドに対し垂直に加圧し良質のプレスを得ることには限界
があり、加圧アームの回動中心軸をあまり後方に持って
来ることができなかった。それ故、上鏝が開いた場合に
、加圧アーム側部がパッドから後方に離れる距離も僅か
であり、パッドの方が長いため、パッドを１８０°旋回
させることはできなかった。

本発明の目的は、加圧アームの回動中心を後方に持って
来ても上鏝をパッドに対し垂直に加圧することが可能な
プレス機を提供することにある。

この目的達成のため、本発明では、先端に上鏝を設けた
加圧アームを回動させることにより、に鏝をパッドと対
向する上位置から後方傾斜位置へ又はその逆に開閉動作
させるようにした衣類プレス機に於て、回転駆動される
主軸に偏心カムを固定すると共に補助アームの下部を回
転可能に枢着し、補助アームには加圧アームを相対的に
直線的に摺動ｏｆ能に取引け、この加圧アームの下端を
前記偏心カムにより押上げ引戻し可能にする。

以Ｆ、本発明を図示の一実施例について説明する。

第２図において、ｌは衣類プレス機本体であり、前側機
枠ＩＡとそれより低い後側機枠ＩＢとから成る。前側機
枠ＬＡの上部には、支持柱２を介してパフ　Ｆ’　３を
回転可能に設けると共にその周囲に遮蔽板ｌ°を設けで
ある。４はパッド３に対向する−１−鏝であり、加圧ア
ーム５の先端に揺動可能に取１・１けである。加圧アー
ム５は、］−鏝４を支持する水平突出部５ａと、該水平
突出部より作業者から見て後下方に湾曲した湾曲部５ｂ
と、該湾曲部から下端まで続く幹部５Ｃとから成る。加
圧アーム５の幹部５Ｃは、連結部７を介して、補助アー
ム６に対し相対的に一定距離だけ上下動可能に取上けら
れており、６の下端は機枠ＩＢに設けた主軸８に揺動可
能に取付けられている。この実施例では、連結部７は、
第４図に示すように、補助アーム６の上部にコ字状部材
７０を固定し、このコ字状部材７０の内側面に設けた２
木の口・ンド７１に、加圧アーム５の幹部５Ｃに設けた
横桟５１．５？を摺動可能に支承Ｘせた構成となってし
）る。従って、加圧アーム５は、パ・ント３の中心線よ
り一定距離だけ後に位置する主軸８を中心として開閉動
作することができ、且つ補助アーム６１こ対し上下移動
してプレス動作をすることができる。アーム連結部７と
機枠ＩＢとの間にシへックアブソー八９を設けて、加圧
アーム５が開閉動作した際のショックを吸収するように
してＩ／）る。

第３図−第５図に於て、機枠ｌＢに回転可能に支承され
た主軸８は、スプロケッ）１０を介して図示してない電
気的モータもしくは流体モータにより回転駆動される。

この主軸８には、補助アーＡｘ　６．６間に於て、偏心
カム内輪１１及び円板１２が設けてあり且つキー１３に
よって固定しである。偏心カム内輪１１には偏心カム外
輪１４が回動可能に嵌装してあり、この偏心カム外輪１
４の」一部に延在しているカムステー１５の先端は、加
圧アーム５の幹部下端に設けた軸１６に枢着されている
。従って、１軸８を回転させれば、偏心カム内輪１１と
摺接する偏心カム外輪１４が上下に変位し、偏心カム外
輪１４と軸１６を介して連結している加圧アーム５もロ
ッド７１に沿って上下移動即ちプレス動作することにな
る６また、偏心カム外輪１４のカムステー１５を偏心カ
ム内輪ｌｌの周りに回動させれば、加圧アーム５の軸１
６がプレス機の前後に変位し且つ下方に下るから、加圧
アーム５はプレス機の前後に大きく開閉動作することに
なる。

このカムステー１５を偏心カム内輪１１の周りに回動変
位させる手段として、」二連の円板１２により作動され
るトグルジヨイント機構２０が設けである。トグルジヨ
イント機構２０は軸２３により°“〈°°字状に連結し
たリンク２１．２２を有し、その一方２１の端を加圧ア
ーム５の軸１−６に枢着し、他方のリンク２２の端をボ
ール１７の頂部に設けた軸１９に枢着している。ボール
１７は、主軸８より更に後方に於て、機枠ｌＢの基部に
立設してあり、該ボールの頂部に設けた軸受け１８に、
リンク枢着用の軸１９が支承されている。このリンク枢
着用の軸１９の高さは、加圧アーム５の軸１６とほぼ同
じ高さ位置にある。

リンク２１．２２の中央連結軸２３には、上述の円板１
２に対する従動コロ２４が枢着してあり、この従動コロ
２４は、補助アーム６の下端と機枠との間に設けたバネ
（図示せず）により、円板１２の周面に接している。円
板１２の周面には１箇所に従動コロ２４の落込むことが
可能な切欠２５が設けである。切欠２５の位置は、主軸
８の回転角度位置で見たとき、偏心カム外輪１４が上方
向に最大に振れる位置より、少しずれた位置にある。従
って、円板１２を第５図の矢印Ａ方向に回転させたとす
ると、軸１６従って上鏝４が最上位の位置に来たときは
まだ従動コロ２４が円板１２の外周に乗っており、更に
円板１２が同方向に回転したとき、この！ｉｌＪ欠２５
に従動コロ２４が落込む。このしＪ欠２５に従動コロ２
４が落込むと、Ｉ・グルジヨイント機構２０の両リンク
２１．２２が挟む角は小さくなり、加圧アーム５の軸１
６は第５図の右下に移動し、加圧アーム５はプレス機の
後方に移動しながら開く（第６図）。このとき加圧アー
ム５は、パッド３を旋回し得る程度に、パント３から後
方に遠ざかる。

次に第５図及び第６図を参照しながら動作について説明
する。

最初、加圧アーム５は後方に開いた第６図に示す開放位
置にあり、従ってトグルジヨイント機構２０の従動コロ
２４は円板１２の切欠２５に落込んでいるものとする。

プレスすべき衣類をバンド３に装着し、次いで、モータ
を正転させ、図示してない第１のタイマにより主軸８を
矢印Ｂ方向に一定時間回転させる。

まず、主軸８が回転し始めてすぐに、トグルジヨイント
機構２０の従動コロ２４が切欠２５から円板１２の外周
面に押上げられ、トグルジヨイント機構２０の働きで加
圧アーム５が主軸８に関しほぼ垂直状態に立ち上り、閉
位置（上位置）となる。このとき、偏心カム内輪１１は
最も上に偏位した回転位置となり、上鏝４はパッド３の
真上に適当な間隔（数センチ）を置いて位置する。主軸
８が更に回転を続けることにより、偏心カム（１１，１
４）の上方向の偏心量が小さくなり、加圧アーム５は補
助アーム６に対して相対的に下方に摺動し、上鏝４はパ
ッド３に対し垂直に下降しバンド３上の衣類をプレスす
る。第１のタイマは、適当な加圧力となった回転角度位
置でモータの回転を停止させる。従って、プレスの強さ
は、第１のタイマの時間設定によって適宜調整すること
ができる。尚、このプレス動作に於て、上鏝４は、厳密
には垂直に下降せず、リンク２１が軸２３を中心として
僅かながら円運動することに原因して、若干円弧を描く
ので、円板１２はこの誤差を修正するカムとして形成す
るのが好ましい。

モータの停止後、第２のタイマにより設定される適当な
加圧時間が経過すると、モータが逆転し、ｉ玉軸８を矢
印へ方向に回転させる。加圧アーＡ　５は偏心カム（１
１，１４）の作用により下方に僅かに下る運動をしつつ
、従動コロ２４が円板１２の切欠２５に落込む作用、即
ち補助アーム６と一緒に主軸８を中心として後方に大き
く傾動する運動をする６従って、加圧アーム５の先端に
取引けられている上鏝４は、パット３−ヒをほぼ水平に
後方に移動しながら遠ざかる。加圧アーム５が第６図に
示す開放位置まで開くと、モータは停止する。

加圧アーム５が開放位置にある場合には、必要に応し、
パッド３を１８０”回転させることができる。

第７図は、回転可能に構成したパッド３を例示したもの
である。このパット３は、下部プレート３１の上下にチ
ャンバ３２．３３を形成した平担で且つ細長いパッド本
体３０と、その下部プレート３１の下面中央より少し片
側にずれた位置に突設した中空のボス部３４とを有し、
ボス部３４は機枠ＩＡに固定された中空の支持柱２に回
転可能に嵌装されている。中空の支持柱２内にはエアー
ノズル３５が設けてあり、中空ボス部３４の上部は上側
チャンバ３２と連通している。下側チャンバ３３にはス
チーム人口３３Ａが設けてあり、この下側チャンバ３３
は、ボス部３４の周囲に形成をスムースにするため、支
持柱２の頂部と中空ボス部３４との間にはテフロンリン
グ３８が設けである。３９はパッド３の回転停止位置を
規制するためのストッパであり、ＭＳはその位置を検出
するためのマイクロスイッチである。

以上述べたように、本発明は、先端に上鏝を設けた加圧
アームを回動させることにより、上鏝をパｙ　Ｆと対向
する上位置から後方傾斜位置へ又はその逆に開閉動作さ
せるようにした衣類プレス機に於て、回転駆動される主
軸に偏心カムを固定すると共に補助アームの下部を回転
可能に枢着し、補助アームには加圧アームを相対的に直
線的に摺動ｒＩＩ能に取イ１け、この加圧アームの下端
を前記偏心カムにより押上げ引戻し可能にするものであ
る。

プレス動作は加圧アームの回動によるのではなく、加圧
アームを補助アームに対し相対的に直線的に移動させる
ことにより行なわれるから、加圧アームの回動中心を後
方の任意の位置に持って来ても、１−鏝をパッドに対し
垂直に加圧し、衣類にシワ、ヨプレを起させないように
することが可能である。例えば、加圧アームの回動中心
を、バットより下方で社つ加圧アームが開いた際にバッ
トを１８０°旋回させ得るような広い間隔だけ、パント
から離して設けても、プレス品質が損なわれない。また
、加圧アームが開く際には、偏心カムの作用による下方
に変位する運動が加わるから、加圧アームの先端に取付
けられている上鏝はパッド上をほぼ水平方向に遠ざかる
ことになり、作業者に触れる危険が回避される。しかも
、その加圧アームを補助アームに対し相対的に直線的に
移動させる駆動力は１回転駆動される主軸に設けた偏心
カムより得るものであるから、プレスに要するパワーが
比較的少なくてよく、その構成も比較的簡単である。

」二記実施例では、モータにより主軸を回転させ、トグ
ルジヨイント機構を介して補助アームを開閉動作させた
が、流体シリンダにより開閉動作させることもできる。

【図面の簡単な説明】

第１図（Ａ）（Ｂ）はプレス機のパッドにスカートを差
し込む際の方向を説明するための図、第２図は本発明の
プレス機の一実施例の側面図、第３図はその一部を示し
た上面図、第４図は第３図のＩＶ−ＩＶ線に沿って見た
図、第５図は第３図のＶ−Ｖ線に沿って見た図、第６図
は加圧アームが開いた状態を示す第５図と同様な図、そ
して第７図は回転Ｏｆ能なバンドの構成例を示す断面図
である。 ｌ・・・機枠　３・・・支持柱 ３・・・パッド　４・・・上鏝 ５・・・加圧アーム　６・・・補助アーム７・・・連結
部　８・・・主軸 ９・・・ションクアブソー／＜１１・・・偏心カム内輪
１２・・・円板　１４・・・偏心カム外輪１５・・・カ
ムステー　１６・・・軸 １７・・・ボール　１９・・・軸 ２０・・・トグルジヨイント機構 ７１．２２・・・リンク　２３°°°連結軸３０・・・
パッド本体　３４・・・ボス部５１．５２・・・横桟　
７０・・・コ字状部材７１・・・ロッド 第５図 ２０ 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 先端に１．鏝を設けた加圧アームを回動させることによ
   り、上鏝をパッドと対向する上位置から後方傾斜位置へ
   又はその逆に開閉動作させるようにした衣類プレス機に
   於て、回転駆動される主軸に偏心カムを固定すると共に
   補助アームの下部を回転０丁能に枢着し、補助アームに
   は加圧アームを相対的に直線的に摺動可能に取付け、こ
   の加圧アームの下端を前記偏心カムにより押」二げ引戻
   し可能にすることを特徴とする衣類プレス機。