JPS60114274A - 消防車用タレツトノズルの方向制御システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 システムに関する。

空港等で使用される化学消防車では、水や消火泡（薬液
と水が混合された状態）を火点に放射するためのタレッ
トノズルが、防護された運転室の屋根上等に取り付けら
れ、火災現場での消火時に於ける、放水操作、特に火点
までの距離設定やタレットノズルの方向設定は運転席に
設けられたタレットノズルの方向を確認できるインジケ
ータと消防士の経験及び勘に頼っていた。

しかしながら、上記経験及び勘に頼るタレットノズルの
方向設定操作では、火点に対する放水がほとんど太き（
外れてしまい、放水当初から火点に水や消火泡等の放射
液を正確に命中させることが、現状では至難の業であっ
た。特に、極めて短時間で消火しなげればならない事態
であるにも拘わらず、上記命中度合を目及び経験と勘で
確認しながら、タレットノズルを繰り返し方向修正しな
がらの消火作業では、単位放水部当りの消火効率が悪く
、貯溜量に限界があるタンク式の場合水や消火泡を無，
駄に消費してしまうという問題があった。

本発明はかかる従来の問題点に着目してなされたもので
あり、タレットノズルがこれの現在の方向、火点までの
距離と方向、車体の姿勢、風速および風向などの検出デ
ータに基づいて、放射液を火点に的中できる様にし、こ
れによって放水当初から火点への放水を確実にし、放射
液の無駄を有効に防止できる様にした消防車用タレット
ノズルの方向１ｌｉｌＪ御システムを提供ずろことを目
的とする。

そしてこのｌ」的達成のために、本発明はタレットノズ
ルの方向、火点までの距離と方向、車体の姿勢、風速お
よび風向に基づいて予めめられ、かつ火点に対して放射
液を的中できるタレットノズルの方向の基準データと、
センサによって検出されるタレットノズルの方向、火点
までの圧力ＩＬと方向、車体の姿勢、風速および風向の
各検出データとを、演算装置で比較演算し、この演算出
力をタレットノズルの、駆動装置に入力して、」二記タ
レットノズルをこのタレットノズルからの放射液を火点
に的中される方向に駆動制御する様にしたのである。

以下に、本発明の実施例を図面について具体的に説、明
する。

珂・１図は全体構成を示すブロック接続図であり、（１
）は俯仰方向および水平方向への各変位が自由なタレッ
トノズルで、運転室の屋根の上などに設置されている。

このタレットノズル（１）は水ポンプ（２）によりタン
ク（図示しない）内の水を放出する様になっている。（
３）は導水管である。

（４）はタレットノズル（１）の取付台等に設けられた
タレットノズル駆動装置で、タレットノズル（１）の飴
仰角および水平角を調整し、タレットノズル（１）の方
向を自由に選べる様になっている。

Ｔ５］　（６）はタレットノズル駆動装置（４）等に設
けられた姿勢検出器としての俯仰角センサおよび水平角
センサで゛ある。これらのセンサ（５］（６）はタレッ
トノズル（１）の０１ｆ仰方向および水平方向の各位置
を磁気的、光学的あるいは静電的に検出する手段などに
よって構成される。

（７）は火点位置の距離と方向を検出する火点センサで
、例えば電波測距儀や光波測距儀、その他周知の測距器
を応用したものなどが使われる。

（８）は車体自体の傾きを検出して、この検出結果に基
づいてタレットノズル（１）の方向を補正するのに使用
される車体の姿勢センサであり、例えば水準器を応用し
たものなどが用いられる。

（９）は現場に於ける風速を検出する風速センサ、（１
０）は同じく風向センサで、例えば周知の風速計、風向
計を応用したものによって、風速、風向を電気的に検出
できる構成となっている。

旧）は」二記各センサ（５）　（６）　（７）　（８）
　（９）　（１０）の出力信号に基づいて、火点に対す
るタレットノズル（１）の最適方向を演算する演算装置
であり、この演算装置には、火点位置の方向と距離、車
体の姿勢、ｊ風速およびノ虱向に基づいてめられ、かり
火点に対して放射液を的中すべき基準信号を予め記憶さ
せてあり、この基糸信号ど上記各センサ（５）乃至（１
０）のいずれかまたは全部から得られる現在の出力信号
とを比較演算する。また、この演算出力を上記ノズル、
駆動装置（４）に入力することによって、タレットノズ
ル（１）を火点に対して最適方向に駆動制御する。（１
２）は演算装置に接続されて、上記演算出力を視覚や聴
覚によって消防士に告知せしめる表示装置で、例えば屯
両内ダッシュパネルの機械的インジケータや、ブラウン
管、液晶あるいはエレクトロルミネセンスの表示ディス
プレイが使われる。

ところで、タレットノズル（１）からの放射液を火点に
正確に放射するには、タレットノズル（１）の種類例え
ば口径や長さ上の分類、放射液吐出圧、タンク１〜ノス
ル（１）の俯仰角、車体の姿勢、風速、風向などを考慮
して定められるべきであり、この実施例では、タレット
ノズル（］）の口径や吐出圧が一定であるタレットノズ
ル装置に於いて、実測した上記タレットノズル（１）の
鮪仰角および水平角、車体の姿勢、風速、風向さら・に
は火点までの距離、方向などの各データに基づいて、火
点に放射液を的中できる何種類ものタレットノズルの俯
仰角および水平角を決定すイデータが、予め演算回路旧
）に記憶されている。

したがって、上記各センサ（５）乃至（１０）からの各
データ一つ一つに変化が生じても、その変化に応じて火
点に対する放射液を的中させる様に、タレットノズル駆
動装置（４）によりタレットノズル（１）を駆動制御す
ることができるものである。

すなわち、火点までの距離や方向などの上記各センサ出
力が刻々変化するものであるから、これらの各検出出力
に基づいて、タレットノズル（１）の向きが刻々変化し
、放射液を火点に的中させうる。

次に、上記タレットノズル（１）の方向制御装置の作用
な矛２図のフローチャートを見ながら説明する。

先ず、タレットノズル（１）の方向制ａｌｌ開始にあた
り、放射蔽吐′出邦、放射パターン、タレットノズル（
１）の種類等の初期設定データ（このデータは常に一定
）を演算装置に接続された図示しない選択スイッチ等に
よってメモリに入力ずろ。

続いて、センサ（５１（Ｇ）からタレットノズル（１）
の現在ｉ＋ｔｆＦｉｌ角および水平角データ、火点まで
の距離および方向データ、車体姿勢データ、風速データ
および風向データが各センサ（７）乃至００）からそれ
ぞれ演算装置０１）に入力される。

かかる複数のデータは演算装着に於いて既述の基準デー
タと比較演算され、その演算出力によって駆動装置を作
動制御し、タレットノズル（１）の俯仰角および水平角
を、放射液が火点に的中する様に調節する。つまり、現
在のタレットノズル（］、）の０１」“仰角および水平
角を適正化すべき補正信号が演算回路旧）に入力され、
その補正信号に基ずく俯仰角および水平角の補正信号が
ノズル、１駆動装置（４）に人力されて、上記放射液の
的中化が図れるのである。

そして上記の様なタレットノズル（１）の姿勢制御が適
正に実行されたとき、水ポンプ（２）の駆動が開始され
、放水当初よりこれが火点に的中することどなるので・
ある。

また、タレットノズル（１）の姿勢制御は、時々刻々変
化する各センサ（５）乃至００）の出力によって適正に
行われ、坩・２図のフローチャートで示す帰還ループに
従って姿勢制御が放射液を火点に的中させる様に繰り返
される。

なお、上記では放水について述べたのであるが、消火泡
の放射についても、上記同様に火点に正確に的中させう
る。

また、火災はその規模や外部条件によって前後左右に移
動したり、拡大することによって幅や奥行きが大きくな
る場合がある。かかる場合には、火点数が多くなったり
、火点０）幅が大きくなるので、」二記制御Ｊｉｌシス
テムでは十分な消火が行えないＵも合がある。

このため、上記開側Ｊシステムにより、放射を反をこの
放水当初に火点に的中させた後は、上記りＬ／ットノス
ル（１）をマニュアル操作に切り換工て手動操作できる
様にすれば火点数か火点の大きさに応じた消火作業を任
意に実行できるものである。また、この様にすれば、特
に消火が必要と思われる部位の消火を曖先的に行えるも
めである。また、水ポンプ（２）の吐出圧は火点に放射
液が届く距１１（［に影響するものであり、水ポンプ（
２）の経時的な性能劣化に伴う吐出圧の変ａを考慮して
、この吐出圧をタレットノズル（１）の方向制御因子と
して演算装置に人力することができる。

以」二詳細に説明した様に、本発明によれば、タレット
ノズルの姿勢、火点までの距離と方向、車体の姿勢、風
速、風向を検出する各センサ出力を演算装置に入力し、
このセンサ出力のデータと基準データとの演算結果に基
づいてタレットノズルの姿勢を補正制御する様にしたこ
とにより、タレットノズルからの放射液を当初から火点
に確実に的中させることができ、熟練者でなくても消火
作業を、水や消火泡のａ費なく安全かつ確実に実行でき
る等の効果が得られるもので゛ある。

４図面のｆ′８１単な詣、明 則・１図は本発明の夕しットノスルの方向制御システム
図、召・２図は動作順序を説明するフローチャートであ
る。

（１）・・・タレットノズル、（２）・・・水ポンプ、
車体姿勢センサ、（９）・・・風速センサ、（１０）・
・・風向センサ、（Ｉｌｌ・・・演算装置。

特許出願人 東急車輌製造株式会社 代理人弁理士 ２図 第１頁の続き コ 内 ０発　明　者　坪　井　勤　治　横浜市金沢区釜利欲°
１番地　東急車輌製造株式会社本社 °１番地　東急車輌製造株式会社本社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. タレットノズルの方向、火点までの距離と方向、車体の
   姿勢、風速および風向に基づいて予めめられ、かつ火点
   に対して放射液を的中できるタレットノズルの方向の基
   準データと、センサによって検出されるタレットノズル
   の方向、火点までの距離と方向、車体の姿勢、風速およ
   び風向の各検出データとを演算装置で比較演算し、この
   演−ｉ二出力をタレットノズルの、駆動装置に人力して
   、上記タレットノズルをこのタレットノズルからの放射
   液が火点に的中する方向に駆動制御する様にした消防車
   用タレットノズルの方向制御システム。