JPS60111959A - 陰・陽イオンの同時分析方法 - Google Patents
陰・陽イオンの同時分析方法Info
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- JPS60111959A JPS60111959A JP21947683A JP21947683A JPS60111959A JP S60111959 A JPS60111959 A JP S60111959A JP 21947683 A JP21947683 A JP 21947683A JP 21947683 A JP21947683 A JP 21947683A JP S60111959 A JPS60111959 A JP S60111959A
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- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N30/00—Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
- G01N30/96—Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation using ion-exchange
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、水溶液中の陰イオンと陽イオンを同時に測定
する分析方法、特に水質分析に関するものである。
する分析方法、特に水質分析に関するものである。
ここで言う水質分析とは、河川水、湖沼水、地下水など
の陸水、海水、用水および排水などの試別中に溶存する
種々の化学成分の分析を意味する。
の陸水、海水、用水および排水などの試別中に溶存する
種々の化学成分の分析を意味する。
化学成分としては、塩素(cA−)、硫葭(so4”−
)。
)。
リン# (PO4’−)I亜硝酸態輩素(Not−)+
硝酸態窒素(1103−)、力′ルシウム(Qa”)、
マグネシウム(”g” )+2価鉄CFe2+)、銅
(Ou2+ )、亜鉛(Zn”)、鉛(pb”つ。
硝酸態窒素(1103−)、力′ルシウム(Qa”)、
マグネシウム(”g” )+2価鉄CFe2+)、銅
(Ou2+ )、亜鉛(Zn”)、鉛(pb”つ。
カドミウム(ca”つなどのイオン稲を対象としている
。
。
現在、分析方法として陸水と海水については、参考書(
小山忠四部ら:”湖水と海水の分析パ、pl(1972
)講談社)に従って、吸光光度法。
小山忠四部ら:”湖水と海水の分析パ、pl(1972
)講談社)に従って、吸光光度法。
容量法9重量法などが主体となっている。用水と排水に
ついてはJIS法(J工S KO102(1981)、
、r工S Kolol(1979))をはじめ環境庁告
示の方法(環境庁告示第64号(昭和49年))、上水
試験方法(日本水道協会編二″′上水試験方法”(19
78))、下水試験方法(日本下水道協会編二″下水道
試験方法”(1974))などがおシ、同一成分、同一
項目について方法を統一する努力がなされている段階で
ある。
ついてはJIS法(J工S KO102(1981)、
、r工S Kolol(1979))をはじめ環境庁告
示の方法(環境庁告示第64号(昭和49年))、上水
試験方法(日本水道協会編二″′上水試験方法”(19
78))、下水試験方法(日本下水道協会編二″下水道
試験方法”(1974))などがおシ、同一成分、同一
項目について方法を統一する努力がなされている段階で
ある。
上記公定法は、いずれも単一成分についての測元方法を
骨子としておシ、仮に統一化が成されたとしても、共存
成分の妨害を完全に排除できないばかりでなく、熟練を
必要とし、一検体あたりの分析に長時間を要するから多
検体処理に多大な労力を必要とするなど本質的な問題を
抱えている。
骨子としておシ、仮に統一化が成されたとしても、共存
成分の妨害を完全に排除できないばかりでなく、熟練を
必要とし、一検体あたりの分析に長時間を要するから多
検体処理に多大な労力を必要とするなど本質的な問題を
抱えている。
最近米国ではスモール、スティーブンズおよびポーマン
〔文献: Anal、 Oho風、47.1801(1
975))によって開発されたイオンクロマトグラフィ
ーという新しい測定方法が、陰イオンの水質分析の公定
法(Annual Book of ASTMStan
dards Part31(1982) )に採用され
た。
〔文献: Anal、 Oho風、47.1801(1
975))によって開発されたイオンクロマトグラフィ
ーという新しい測定方法が、陰イオンの水質分析の公定
法(Annual Book of ASTMStan
dards Part31(1982) )に採用され
た。
イオンクロマトグラフィーは、イオン交換クロマトグラ
フィーの一種であって、ポリスチレンベースの陰イオン
交換ゲルを充填した分離カラムと脱イオン装置をシリー
ズに接続し、炭0夕緩lI′l1ij液の溶離液を用い
て伝導度検出器によJ F−、OL−、NOi。
フィーの一種であって、ポリスチレンベースの陰イオン
交換ゲルを充填した分離カラムと脱イオン装置をシリー
ズに接続し、炭0夕緩lI′l1ij液の溶離液を用い
て伝導度検出器によJ F−、OL−、NOi。
NO3”−、Br−、PO,”−、SO2”−などの陰
イオンを一斉に分析する方法である。
イオンを一斉に分析する方法である。
一方、セプイニッチとゲルデは、ポリスチレンベースの
陽イオン交換ゲルを充填した分離カラムおよび泊石酸に
エチレンジアミンを加えた溶離液を用いて、Mg2+
、 Zn2+ 、 、 N 1z+ 、 Mn2+ 、
C,124、B r2+。
陽イオン交換ゲルを充填した分離カラムおよび泊石酸に
エチレンジアミンを加えた溶離液を用いて、Mg2+
、 Zn2+ 、 、 N 1z+ 、 Mn2+ 、
C,124、B r2+。
pb21 などの陽イオンを一斉に分析する方法を報告
している〔文献: Ana’l、 Ohe風、55 、
12(1983))。
している〔文献: Ana’l、 Ohe風、55 、
12(1983))。
これらのイオンクロマトグラフィーを採用すれば、従来
の公定法で障害となっていた熟練を必要とぜず、しかも
短時間に多成分を同時に分析できるなど、期待される効
果は大きい。
の公定法で障害となっていた熟練を必要とぜず、しかも
短時間に多成分を同時に分析できるなど、期待される効
果は大きい。
しかし、これらのイオンクロマトグラフィーでは、陰イ
オンは陰イオンクロマトグラフィーで行い、陽イオンは
陽イオンクロマトグラフィーで行わねばならず、装置一
台で陰イオンと陽イオンを6)す定するには、分離カラ
ムの切替操作のほかにIfi離液交換に長時間を要する
ために、実際上、陰イオンあるいは陽イオンいずれか一
方の専用機として使用することを余儀なくされていた。
オンは陰イオンクロマトグラフィーで行い、陽イオンは
陽イオンクロマトグラフィーで行わねばならず、装置一
台で陰イオンと陽イオンを6)す定するには、分離カラ
ムの切替操作のほかにIfi離液交換に長時間を要する
ために、実際上、陰イオンあるいは陽イオンいずれか一
方の専用機として使用することを余儀なくされていた。
本発明者らは、これらの期待と要求に答えるべく、分離
カラムおよび溶し液の交換なくして、陰イオンと陽イオ
ンを同時に6++j定できる分析方法を提供することを
目的として鋭意研究した結果、本発明を完成したもので
ある。
カラムおよび溶し液の交換なくして、陰イオンと陽イオ
ンを同時に6++j定できる分析方法を提供することを
目的として鋭意研究した結果、本発明を完成したもので
ある。
即ち本発明は、イオン交換クロマトグラフィーによって
水溶液中の複数のイオンを分析するにあたり、親水性の
ベースゲルに第四級アンモニウム基を導入してなる陰イ
オン交換ゲルを充填した分離カラムおよびキレート剤を
含有する浴内(1液を用いることを特徴とする陰・陽イ
オンの同時分析方法を要旨とするものである。
水溶液中の複数のイオンを分析するにあたり、親水性の
ベースゲルに第四級アンモニウム基を導入してなる陰イ
オン交換ゲルを充填した分離カラムおよびキレート剤を
含有する浴内(1液を用いることを特徴とする陰・陽イ
オンの同時分析方法を要旨とするものである。
本発明において、陰イオンとは、水溶液中に含南するO
4−、 NO2−、Br−、No、−、POニー 、
80X−などの陰イオン、また陽イオンとは、同じ(1
θ”、 AA”。
4−、 NO2−、Br−、No、−、POニー 、
80X−などの陰イオン、また陽イオンとは、同じ(1
θ”、 AA”。
ygt+、Oa”、Mn2+、Ca2+、Mn2+、C
a2+、pb2+、z?12+などの陽イオンを意味す
る。
a2+、pb2+、z?12+などの陽イオンを意味す
る。
そして、本発明で用いるキレート剤を含有する溶離液と
しては、分子中に少なくとも1個以上の三級アミンと3
個以上のカルボ/酸を官能基として含有するアミノポリ
カルボンfj12 系のキレート剤を、イオン交換水な
とのX1tt水あるいはメタノール上記のキレート剤の
具体的な例としては、ニトリロ三酢酸(NTA)、N−
ヒドロキシエチルイミノニ酢酸(1(工MDA)、エチ
レンジアミン四酢m(rcpTA)、n−ヒドロキシエ
チルエチレンジアミン四酢酸(HEDTA)、ジエチレ
ントリアミン五酢酸(:oTpA)、1.2−シクロヘ
キサンジアミン四酢酸(Oy D T A ) 、)リ
メチレンジアミン四酢酸(TMTA)、エチレングリコ
ールジエチルエーテルジ1ミン四酢# (G ED T
A ) 。
しては、分子中に少なくとも1個以上の三級アミンと3
個以上のカルボ/酸を官能基として含有するアミノポリ
カルボンfj12 系のキレート剤を、イオン交換水な
とのX1tt水あるいはメタノール上記のキレート剤の
具体的な例としては、ニトリロ三酢酸(NTA)、N−
ヒドロキシエチルイミノニ酢酸(1(工MDA)、エチ
レンジアミン四酢m(rcpTA)、n−ヒドロキシエ
チルエチレンジアミン四酢酸(HEDTA)、ジエチレ
ントリアミン五酢酸(:oTpA)、1.2−シクロヘ
キサンジアミン四酢酸(Oy D T A ) 、)リ
メチレンジアミン四酢酸(TMTA)、エチレングリコ
ールジエチルエーテルジ1ミン四酢# (G ED T
A ) 。
エチレンジアミン四プロピオン酸(Fl!DTP)など
のアミノポリカルボン酸系のキレート剤が挙けられる。
のアミノポリカルボン酸系のキレート剤が挙けられる。
アミノポリカルボン酸系のキレート剤は、陽イオンと瞬
時に反応し、その生成物は陰イオンとして存在する。
時に反応し、その生成物は陰イオンとして存在する。
本発明の具体的な一例を説明すると、キレート剤として
]輻D T Aを含有する溶離液に、陽イオンとしてC
a2+とMg1+などを含有する水溶液を加えると、瞬
時に反応し、その生成物はca(gp’ra)’−とM
g(EDTA)2−などの金A!J≦キレート陰イオン
となり、陰イオン交換ゲルで分離される。
]輻D T Aを含有する溶離液に、陽イオンとしてC
a2+とMg1+などを含有する水溶液を加えると、瞬
時に反応し、その生成物はca(gp’ra)’−とM
g(EDTA)2−などの金A!J≦キレート陰イオン
となり、陰イオン交換ゲルで分離される。
本発明において、キレ−I・剤によって生成する金属キ
レート陰イオンの安定性は、キレート剤を含治する溶離
液のpHおよびキレート剤濃度に大きく依存するため、
溶離液のpHが4〜11、好1しくは4.5〜aOの範
囲内に、同じくキレ−) i11濃度がα1 mM〜4
mM 、好ましくは1 mM −3mMの範囲内にあ
るように溶離液を調整して用いることが重装である。
レート陰イオンの安定性は、キレート剤を含治する溶離
液のpHおよびキレート剤濃度に大きく依存するため、
溶離液のpHが4〜11、好1しくは4.5〜aOの範
囲内に、同じくキレ−) i11濃度がα1 mM〜4
mM 、好ましくは1 mM −3mMの範囲内にあ
るように溶離液を調整して用いることが重装である。
また、キレート剤と反応し、生成した金篇キレート陰イ
オンの相互分離や、該イオンと試オ・1浴液中に対イオ
ンとして描初から存在する陰イオンとの分離を完全に行
うことが重装である。従って、本発明に使用する陰イオ
ン交換ゲルとしては、上記目的を兼ね備えているものを
選択使用することがよシ好ましい。
オンの相互分離や、該イオンと試オ・1浴液中に対イオ
ンとして描初から存在する陰イオンとの分離を完全に行
うことが重装である。従って、本発明に使用する陰イオ
ン交換ゲルとしては、上記目的を兼ね備えているものを
選択使用することがよシ好ましい。
本発明において用いる隙イオン交換ゲルとしては、親水
的性質の表面を有する粒径3〜15μITIの球形のベ
ースゲルに、第四級アンモニウム基金導入してなる交換
容量α01〜1ミリ当M−79の陰イオン交換ゲルを挙
けることができる。これらのゲルは内径1〜1Q+xs
長さ20〜600−の面jlick性の円筒カラムに充
填した分離カラムとして用いられる。具体例で示せば、
東洋四遅工業■製T S K ge1工C−Anion
−8WとT EI K gel工C!−Anion−p
w を挙げることができる。
的性質の表面を有する粒径3〜15μITIの球形のベ
ースゲルに、第四級アンモニウム基金導入してなる交換
容量α01〜1ミリ当M−79の陰イオン交換ゲルを挙
けることができる。これらのゲルは内径1〜1Q+xs
長さ20〜600−の面jlick性の円筒カラムに充
填した分離カラムとして用いられる。具体例で示せば、
東洋四遅工業■製T S K ge1工C−Anion
−8WとT EI K gel工C!−Anion−p
w を挙げることができる。
TS K gel工0−An i On−8Wは、粒径
5〜8μmの親、水性のシリカゲルに、ジエチルアミノ
エチル基を導入してなる又換容量04ミリ当量/9の陰
イオン交換ゲルであり、これは、内径4.6mm 、長
さ50酩のテフロンカラムに充填した分離カラムとして
用いられる。
5〜8μmの親、水性のシリカゲルに、ジエチルアミノ
エチル基を導入してなる又換容量04ミリ当量/9の陰
イオン交換ゲルであり、これは、内径4.6mm 、長
さ50酩のテフロンカラムに充填した分離カラムとして
用いられる。
T S K gel IC−Anion−FWは、粒径
8〜12μmの親水性のポリアクリレートゲルに、ジエ
チルアミノエチル基を導入してなる又換容量0.06ミ
リ当」41−/9の陰イオン交換ゲルでおυ、これは、
内径” ” + 4<さ50朧のテフロンカラムに充填
した分離カラムとして用いられる。
8〜12μmの親水性のポリアクリレートゲルに、ジエ
チルアミノエチル基を導入してなる又換容量0.06ミ
リ当」41−/9の陰イオン交換ゲルでおυ、これは、
内径” ” + 4<さ50朧のテフロンカラムに充填
した分離カラムとして用いられる。
本発明において、脱イオン装置を装備しないイオンクロ
マトグラフな用いて、試料浴液中の4i1i々の陰イオ
ンの分析ができる点に加えて、後述の実施例1で明らか
なように、陽イオンの同時分析ができるという事実はこ
れまでの分析技術において例のない篤異的な成果である
。
マトグラフな用いて、試料浴液中の4i1i々の陰イオ
ンの分析ができる点に加えて、後述の実施例1で明らか
なように、陽イオンの同時分析ができるという事実はこ
れまでの分析技術において例のない篤異的な成果である
。
第1図のフローダイアグラムは、本発明の分析方法によ
る高感度でかつ再現性のよいイオンクロマトグラフィー
の構成の一実施態様を示しだものである。
る高感度でかつ再現性のよいイオンクロマトグラフィー
の構成の一実施態様を示しだものである。
第1図において、1ず溶離液を溶離液溜1から送液ポン
プ2によって試料液注入装置6に送り、ここでこの溶離
液流に試料液を一定iA−注入すると試料液中の陽イオ
ンは、浴1II11液中のキレート剤と直ちに反応し、
金属キレート陰イオンとなる。これらの隘イオンと試料
液中に当初から存在した陰イオンは、分肉iffカラム
5を通過する間に、1誌イオン交換ゲルとイオンの交換
・吸脱着作用によシ分離され、溶出液流中に各イオンの
分離(12を形成するので、これを伝尋度検出器6で検
出し、更に紫外可視検出器7で検出しで、それらの(i
号を記録計8でクロマトグラムとして表示し、クロマト
グラム上のピーク高あるいはピーク面積から各イオンを
定蓋する。
プ2によって試料液注入装置6に送り、ここでこの溶離
液流に試料液を一定iA−注入すると試料液中の陽イオ
ンは、浴1II11液中のキレート剤と直ちに反応し、
金属キレート陰イオンとなる。これらの隘イオンと試料
液中に当初から存在した陰イオンは、分肉iffカラム
5を通過する間に、1誌イオン交換ゲルとイオンの交換
・吸脱着作用によシ分離され、溶出液流中に各イオンの
分離(12を形成するので、これを伝尋度検出器6で検
出し、更に紫外可視検出器7で検出しで、それらの(i
号を記録計8でクロマトグラムとして表示し、クロマト
グラム上のピーク高あるいはピーク面積から各イオンを
定蓋する。
以上詳しく説明したように、本発明の分析方法は、陽イ
オンである金九イオンをキレート剤を含む溶離液によっ
て金属キレート陰イオンに変換し、これらを混合した陰
イオンを、親水性ペースゲルに第4級アンモニウム基を
導入してなる陰イオン交換ゲルによって分離するように
したので、全組キレート陰イオンの相互分離を行うと同
時に、試料液中に当初から存在した陰イオンとの相互分
離をも達成できたことによって、陽イオンを含む多成分
を分析するために、その都度陰イオン交換ゲルと陽イオ
ン交換ゲルを交換することや溶離液の交換を行うことを
省き、あるいは陽イオンクロマトグラフを別途一台用意
することを不要とし、しかも短時間に多成分を同時に高
感度でかつ再現性よく分析することを可能としたなどの
効果を遂けだものである。
オンである金九イオンをキレート剤を含む溶離液によっ
て金属キレート陰イオンに変換し、これらを混合した陰
イオンを、親水性ペースゲルに第4級アンモニウム基を
導入してなる陰イオン交換ゲルによって分離するように
したので、全組キレート陰イオンの相互分離を行うと同
時に、試料液中に当初から存在した陰イオンとの相互分
離をも達成できたことによって、陽イオンを含む多成分
を分析するために、その都度陰イオン交換ゲルと陽イオ
ン交換ゲルを交換することや溶離液の交換を行うことを
省き、あるいは陽イオンクロマトグラフを別途一台用意
することを不要とし、しかも短時間に多成分を同時に高
感度でかつ再現性よく分析することを可能としたなどの
効果を遂けだものである。
以下実施例によって本発明をさらに具体的に説実施例1
送液ポンプおよび試料注入部として東洋曹達製HLC−
BO5y、%電気伝導度検出器として0N−8(同社製
)およびカラム恒温槽よシなるイオンクロマトグラフに
、内径4.6 arm 、長さ5 cntのデフロンカ
ラムに粒径5〜8μmで交換容:b(: o、 4ミリ
肖量/9のT S K gelIC−Anion−8W
(東洋l!!I達製)を充填したカラムを設置し、紫
外・可視検出器(東洋曹達製UV−8型)より成るクロ
マト分析装置を使用し、水道水中に存在する塩素イオン
、硝酸イオン、硫酸イオン、カルシウムイオン、マグネ
シウムイオンの水質分析を行った。
BO5y、%電気伝導度検出器として0N−8(同社製
)およびカラム恒温槽よシなるイオンクロマトグラフに
、内径4.6 arm 、長さ5 cntのデフロンカ
ラムに粒径5〜8μmで交換容:b(: o、 4ミリ
肖量/9のT S K gelIC−Anion−8W
(東洋l!!I達製)を充填したカラムを設置し、紫
外・可視検出器(東洋曹達製UV−8型)より成るクロ
マト分析装置を使用し、水道水中に存在する塩素イオン
、硝酸イオン、硫酸イオン、カルシウムイオン、マグネ
シウムイオンの水質分析を行った。
その結果、第2図のクロマトグラムに示すように15分
以内に上記5成分イオンを分離し、検出することができ
た。なお、第1図において試料液注入量は100μtを
注入し、溶離液としてエチレンジアミン四酢酸二ナトリ
ウム(同仁化学研九所製)を脱イオン水に浴解し、I
N −Na0HK ”’CpH&0とし、1mM誤度の
溶離液を調整し、流速1. OmV分の操作条件で行い
、紫外・b」視検用器は波長250 nmで測定しも 1’+ 2図に示すクロマトグラムは伝導度検出器で検
出されたものである。
以内に上記5成分イオンを分離し、検出することができ
た。なお、第1図において試料液注入量は100μtを
注入し、溶離液としてエチレンジアミン四酢酸二ナトリ
ウム(同仁化学研九所製)を脱イオン水に浴解し、I
N −Na0HK ”’CpH&0とし、1mM誤度の
溶離液を調整し、流速1. OmV分の操作条件で行い
、紫外・b」視検用器は波長250 nmで測定しも 1’+ 2図に示すクロマトグラムは伝導度検出器で検
出されたものである。
仏心度検出において、塩素イオン、硝酸イオンおよび硫
酸イオンは、正側のピークとして検出され、カルシウム
イオンとマグネシウムイオンは負側のピークとして検出
されているが、これは溶離液中のエチレンジアミン四酢
酸イオンと各イオンとの伝導度の差が正あるいは負であ
ることによるもので、陰チるいは陽イオンの識別が容易
であるばかりでなく、濃度0〜50 ppmの範囲で各
イオンのピーク高とイオン濃度との間に比例関係が成立
しているため定量が容易にできる。飲料水中の各イオン
の定量結果は塩素イオン4.6 ppm、硝酸イオン0
.9 ppm、硫酸イオン&4ppm、カルシウムイオ
ン4.5 ppm、マグネシウムイオン0.7ppmで
あった。
酸イオンは、正側のピークとして検出され、カルシウム
イオンとマグネシウムイオンは負側のピークとして検出
されているが、これは溶離液中のエチレンジアミン四酢
酸イオンと各イオンとの伝導度の差が正あるいは負であ
ることによるもので、陰チるいは陽イオンの識別が容易
であるばかりでなく、濃度0〜50 ppmの範囲で各
イオンのピーク高とイオン濃度との間に比例関係が成立
しているため定量が容易にできる。飲料水中の各イオン
の定量結果は塩素イオン4.6 ppm、硝酸イオン0
.9 ppm、硫酸イオン&4ppm、カルシウムイオ
ン4.5 ppm、マグネシウムイオン0.7ppmで
あった。
紫外・可視検出器は、波長250 nmにて吸光度を示
すイオンを選択的に検出するために使用され、硝酸イオ
ンの定性に有用であった。
すイオンを選択的に検出するために使用され、硝酸イオ
ンの定性に有用であった。
比較例1
エチレンジアミン四酢酸溶離液の代わシに、7タル酸水
素カリウムをイオン交換水に溶解し、I N −NaO
HでpH&oとし、1mM(9度に調整した溶離液を使
用した以外は、実施例1と同様の操作で行った。
素カリウムをイオン交換水に溶解し、I N −NaO
HでpH&oとし、1mM(9度に調整した溶離液を使
用した以外は、実施例1と同様の操作で行った。
その結果、塩素イオン、硝酸イオン、硫酸イオンは検出
できたが、カルシウムイオンとマグネシウムイオンは塩
素イオンより早く溶出する水の負のピークに重なって溶
出するため分析できなかった。
できたが、カルシウムイオンとマグネシウムイオンは塩
素イオンより早く溶出する水の負のピークに重なって溶
出するため分析できなかった。
実施例2
エチレンジアミン四酢+肢(E D T A ) 、エ
チングリコールジェチルエーテルジアミン四酢酸(Gm
pTA)と1.2−シクロヘキサンジアミン四酢酸(O
yDTA)の2mMgq度でpH5,9〜7.8の範囲
に調整した溶111#液を用い、実施例1と同様な操作
条件にて、マグネシウムイオン(’s” )、 カルシ
ウムイオン(Oa”)、ニッケルイオン(112+)。
チングリコールジェチルエーテルジアミン四酢酸(Gm
pTA)と1.2−シクロヘキサンジアミン四酢酸(O
yDTA)の2mMgq度でpH5,9〜7.8の範囲
に調整した溶111#液を用い、実施例1と同様な操作
条件にて、マグネシウムイオン(’s” )、 カルシ
ウムイオン(Oa”)、ニッケルイオン(112+)。
亜鉛イオン(znR+)、銅イオン(Cu” ) *硫
酸イオン(soX−)s硝酸イオン(NOj−)の溶出
時間を測定した。その結果、第1表に示すようにいずれ
のキレート剤を溶離液に使用しても比較的短時間に溶出
していることがわかる。第1表において波長250nm
の紫外・可視検出器を使用すると、NOi、 Ni”。
酸イオン(soX−)s硝酸イオン(NOj−)の溶出
時間を測定した。その結果、第1表に示すようにいずれ
のキレート剤を溶離液に使用しても比較的短時間に溶出
していることがわかる。第1表において波長250nm
の紫外・可視検出器を使用すると、NOi、 Ni”。
Ou”3どのイオン種が選択的に検出された。
第1表 キレート剤溶離液による
イオンの溶出時間(分)
比較例2
陰イオン交換カラムとして、内径4.6 Mm 、長さ
150朋のガラスカラムに、粒径20μmで交換容剣4
が0.02ミリ当ffk/9のポリスチレンベースの陰
イオン交換ゲルを充填した分離カラムを使用した以外は
、実施例1と同様な操作条件で行りたところ、金属キレ
ート隘イオンの溶出が早すぎて塩素イオンや硝なタイオ
ンと重複したため、定量することができなかった。
150朋のガラスカラムに、粒径20μmで交換容剣4
が0.02ミリ当ffk/9のポリスチレンベースの陰
イオン交換ゲルを充填した分離カラムを使用した以外は
、実施例1と同様な操作条件で行りたところ、金属キレ
ート隘イオンの溶出が早すぎて塩素イオンや硝なタイオ
ンと重複したため、定量することができなかった。
第1図は、本発明を実施するために用いたイオンクロマ
トグラフの構成図であシ、第2図は、実施例1に基づく
5独の陰イオンが分離カラムを通過し、伝導度検出器と
紫外・可視検出器によって検出されたクロマトグラムで
ある。 1:溶1’Jll液鼎、2二送液ポンプ、3:試料液注
入部、4:恒温槽、5:分離カラム、6:伝導度検出器
、7:紫外・可視検出器、8:記録計特許出願人 東洋
凸遅工業株式会社 第 1 図
トグラフの構成図であシ、第2図は、実施例1に基づく
5独の陰イオンが分離カラムを通過し、伝導度検出器と
紫外・可視検出器によって検出されたクロマトグラムで
ある。 1:溶1’Jll液鼎、2二送液ポンプ、3:試料液注
入部、4:恒温槽、5:分離カラム、6:伝導度検出器
、7:紫外・可視検出器、8:記録計特許出願人 東洋
凸遅工業株式会社 第 1 図
Claims (1)
- イオン交換クロマトグラフィーによって、水溶液中の複
数のイオンを分析するにあたり、親水性のベースゲルに
第四級アンモニウム基を導入してなる陰イオン交換ゲル
を充填した分離カラムおよびキレート剤を含有する溶離
液を用いることを’P徴とする陰・陽イオンの同時分析
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21947683A JPS60111959A (ja) | 1983-11-24 | 1983-11-24 | 陰・陽イオンの同時分析方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21947683A JPS60111959A (ja) | 1983-11-24 | 1983-11-24 | 陰・陽イオンの同時分析方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60111959A true JPS60111959A (ja) | 1985-06-18 |
Family
ID=16736030
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21947683A Pending JPS60111959A (ja) | 1983-11-24 | 1983-11-24 | 陰・陽イオンの同時分析方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60111959A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6472059A (en) * | 1987-09-04 | 1989-03-16 | Esu Buratsudoshiyoo Jierarudo | Analysis of ion contained in solution containing other ions at low density |
JPH01267456A (ja) * | 1988-04-19 | 1989-10-25 | Toray Ind Inc | ケイ酸イオンの分析方法および装置 |
JPH0259664A (ja) * | 1988-08-25 | 1990-02-28 | Shimadzu Corp | 試料中のアルカリ土類金属の分析法 |
JP2004347582A (ja) * | 2003-05-23 | 2004-12-09 | Shino Test Corp | 流れ分離分析法による試料中の金属測定に使用する試薬及び測定方法 |
-
1983
- 1983-11-24 JP JP21947683A patent/JPS60111959A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6472059A (en) * | 1987-09-04 | 1989-03-16 | Esu Buratsudoshiyoo Jierarudo | Analysis of ion contained in solution containing other ions at low density |
JP2769161B2 (ja) * | 1987-09-04 | 1998-06-25 | エス.ブラッドショー ジェラルド | 他のイオンを含有する溶液中に低濃度で含有されるイオンの分析方法 |
JPH01267456A (ja) * | 1988-04-19 | 1989-10-25 | Toray Ind Inc | ケイ酸イオンの分析方法および装置 |
JPH0259664A (ja) * | 1988-08-25 | 1990-02-28 | Shimadzu Corp | 試料中のアルカリ土類金属の分析法 |
JP2004347582A (ja) * | 2003-05-23 | 2004-12-09 | Shino Test Corp | 流れ分離分析法による試料中の金属測定に使用する試薬及び測定方法 |
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