JPS6010973Y2 - 粘着性の高い湿潤物質の貯槽 - Google Patents

粘着性の高い湿潤物質の貯槽

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JPS6010973Y2
JPS6010973Y2 JP1977097329U JP9732977U JPS6010973Y2 JP S6010973 Y2 JPS6010973 Y2 JP S6010973Y2 JP 1977097329 U JP1977097329 U JP 1977097329U JP 9732977 U JP9732977 U JP 9732977U JP S6010973 Y2 JPS6010973 Y2 JP S6010973Y2
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JP
Japan
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storage tank
raw material
sticky wet
storage tanks
sticky
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JP1977097329U
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JPS5424874U (ja
Inventor
自起 奈良
Original Assignee
株式会社奈良機械製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、粘着性の高い湿潤物質(原料)を比較的大量
に貯蔵し、必要に応じて該湿潤物質を次工程へ過不足な
く排出する粘着性湿潤物質の貯槽に関するものである。
上記粘着性の高い湿潤物質とは、下水汚泥等の水処理生
成物、穀物スラッジ、各種フィルターケーキ及び粘土を
意味する。
従来、水分を多量に含んだ粘着性物質の貯槽にあっては
、その殆んどが投入された原料物質自身によって架橋(
棚吊り)現象をおこし、原料の排出が不可能であったた
め、その対策として、貯槽内壁面にテフロンなどの摩擦
係数の小さい材料を内張すすることによって原料の滑り
をよくするとか、あるいは、貯槽内部に機械的攪拌機構
を設けて、強制的に原料の棚吊り部を攪拌するなどの方
策が実施されてきた。
しかし、これらの貯槽で、上記水処理生成物等の粘着性
の高い湿潤原料の貯蔵、挿出を実施する際、テフロン材
料などの滑り促進方策では原料の粘着(付着)により殆
んどその効果がなく、原料挿出が不可能であり、また、
貯槽中央部の機械攪拌機構では、攪拌部分だけが空洞と
なって架橋を破壊する効果がないばかりでなく、該攪拌
機構(撹拌棒)自体がまた原料の架橋(棚吊り)現象を
助成する如き逆効果を招くなど、結局、確実な排出方策
とならない欠点があった。
さらに、特開昭51−89662号公報に記載されてい
るように、下挟まりのホッパから戒り、該ホッパの周壁
の一部にフィーダを設けた貯槽も公知となっている。
しかし、この貯槽は一般家庭等から挿出されるゴミを対
象とするものであり、その様なゴミの場合は適宜に排出
することができると考えられるが、本考案の対象物であ
る上記粘着性の高い湿潤物質の場合は良好に挿出するこ
とができない。
なぜならば、上記ゴミの場合は個々の粒径が比較的大き
く、部分的(10〜100mm )に観察すれば連続体
である。
即ち、ゴミの場合は比較的大きな個体がからみ合って全
体を構成している。
従って、ホッパー内で架橋現象が起きても、周壁の一部
に設けたフィーダで表面の一部を引掻けばその力はある
程度内部に伝わり、架橋を崩してゴミの排出が可能にな
ると考えられる。
しかし、本考案の対象物たる上記水処理生成物等の粘着
性の高い湿潤物質は個々の粒径が極めて小さく、ミクロ
的(10〜10oP)に見ても不連続である。
従って、この様な下挟まりホッパーから戒る貯槽に貯蔵
すれば当然に架橋現象が発生し、かつ周壁の一部に設け
たフィーダで表面を引掻いてもその力は内部に伝わらな
い。
即ち、引掻いた部分のみが下方に移送されて空洞となり
、他の大部分はブリッジを形成したまま移動しない。
よって、この貯槽では上記粘着性の高い湿潤物質を良好
に排出することは不可能である。
本考案の目的は、上記事情に鑑み、原料を比較的大量に
貯蔵する容器であって、何等の機械的な強制攪拌手段を
設けることなく、架橋現象を防止し、本考案に係る貯槽
と組合わせて使用することのある、たとえば、チェイン
フィーダー等の供給機に対して、過不足のない原料排出
を行なうことのできる容器(貯槽)を提供することにあ
り、その要旨は、貯蔵部の全側壁面を、垂直に配置した
下方向に自由に移動可能な無限軌道式の可動帯で構威し
たことを特徴とする粘着性の高い湿潤物質の貯槽にある
以下、図面に示す実施例を参照しながら本考案を詳細に
説明する。
第1図は本考案に係る貯槽の一実施例を示す平面概念図
、第2図は第1図の■−■線断面概念図である。
図において、1は粘着性湿潤原料の貯蔵部であり、該貯
蔵部1は垂直角型容器2の内側面に沿って設けられた無
限軌道式の可動帯3によって囲まれている。
該可動帯3は、上下に設置した滑車(プーリー)4.4
’によって懸吊されており、滑車4,4′の軸4a、4
’aは軸受を介して夫々支持台5によって回転自在に支
持されている。
なお、下側の滑車4′の軸受6′は公知の上下動自在型
軸受とし、この軸受6′には弾力機構7を装着しである
第3図はこの上下動自在型軸受6′および弾力機構7を
示す概念図であり、第1図の矢印A方向から見た図であ
る。
8は可動帯3の背面に沿って配置された比較的直径の小
さい側圧受は止め用ローラーであり、これらローラー8
の両端軸部は夫々支持台9によって回転自在に支持され
ている。
また、下側の滑車4′の下方に枠体10を設け、この枠
体10の外側にあって、各可動帯3に近接した位置に掻
き取り板11を設けてあり、また、各可動帯3の突き合
せ部、即ち貯蔵部1の四隅に沿って垂直な邪魔板12を
設け、この邪魔板12は湿潤原料投入口13まで12a
の如く延長されている。
14は本考案に係る貯槽と組合せて使用することのある
、たとえば、チェインコンベヤーのケーシングであり、
15はそのチェイン搬送機構である。
なお、支持台5,9、枠体10、掻き取り板11等は、
図示していないが、必要に応じて容器2に固定しである
本考案は、上記の構成により、まず、取扱うべき粘着性
の高い湿潤原料を、容器2の上部投入口13より貯蔵部
1へ投入した場合、原料に粘着性があっても、貯蔵部1
の側壁面を構成する可動帯3自体が粘着性原料と共に一
体となって動くため、従来の貯槽にみられる様な、原料
と貯蔵部の側壁との間に原料排出の制動力の要因となっ
ていた摩擦力がまったく生じない。
従って、原料層全体がその自重によって下降し、排出し
ようとすることを妨げる要因がないため、原料の架橋(
棚吊り)現象をおこすことがない。
可動帯3は、その背面に沿って多数設置された回転自在
の小ロール群8によって側圧を受は止められているため
、強度的な問題はなく、たとえば、薄手のゴム、プラス
チックスまたはスチールベルトが使用される。
貯槽(貯蔵部1)下端に到達した原料は、それが横方向
に拡がることを防止するための枠体10に誘導されて、
たとえば、チェインコンベヤーのチェイン15によって
一定量づつ掻き取られて次工程へ供給される。
無限軌道式可動帯3の表面に付着した僅かな原料は、該
可動缶表面に近接して取り付けられた掻き取扱(スクレ
ーバー)11により掻き落されて下方に落下し、ふたた
び供給機に入る様になっている。
貯蔵部1の四隅に沿って設けられた邪魔板12(および
12a)は、湿潤原料が可動帯間の隙間から流出するの
を防ぐのに役立つ。
なお、実施例に示す様に本装置は貯蔵部側壁面の全面を
可動帯で構威し、かつ該可動帯を垂直に配置して成るが
、この場合完全な意味で全面又は垂直である必要はなく
、本考案の目的を達成てきる範囲内において実質的に全
面又は垂直であれは良い。
即ち、本考案は、粘着性の高い湿潤物質(原料)の貯蔵
、排出を目的とした容器(貯槽)にあって、従来実施さ
れていたような原料層の中央部を強制的に攪拌するある
いは表面を部分的に引掻くという様な、別個の攪拌手段
によって架橋の一部を強制的に崩す構造でなく、「原料
層と貯蔵部側壁面との間に生ずる摩擦力を除去すれば、
層中央部は必然的に自重で下降し、排出される。
」という発想に基づいた、摩擦力を生じない滑動自在な
壁面とも言うべき構成によって、粘着性湿潤原料の架橋
(棚吊り)現象を完全に防止し得ると同時に、本考案に
係る貯槽と組合わせて使用することのある各種型式の供
給機に対して、供給機が必要とする量を過不足なく排出
し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る貯槽の一実施例を示す平面概念図
、第2図は第1図の■−■線による断面概念図、第3図
は上下動自在型軸受および弾力機構を第1図矢印A方向
から見た概念図である。 1・・・・・・貯蔵部、2・・・・・・貯槽容器、3・
・・・・・無限軌道式可動帯、4,4′・・・・・・滑
車(プーリー)、5゜9・・・・・・支持台、6′・・
・・・・軸受、7・・・・・・弾力機構、8・・・・・
・側圧受は止め用ローラー、10・・・・・・枠体、1
1・・・・・・掻き取り板、12.12a・・・・・・
邪魔板、13・・・・・・原料投入口、14・・・・・
・チェインコンベアケーシング、15・・・・・・チェ
イン機構。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1) 貯蔵部の全側壁面を、垂直に配置した下方向
    に自由に移動可能な無限軌道式の可動帯で構成したこと
    を特徴とする粘着性の高い湿潤物質の貯槽。
  2. (2)上記可動帯の背面に回転自在の側圧受は止め用ロ
    ーラーを配設したことを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲(1)項に記載した粘着性の高い湿潤物質の貯槽。
JP1977097329U 1977-07-21 1977-07-21 粘着性の高い湿潤物質の貯槽 Expired JPS6010973Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5424874U JPS5424874U (ja) 1979-02-17
JPS6010973Y2 true JPS6010973Y2 (ja) 1985-04-12

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ID=29032055

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JP1977097329U Expired JPS6010973Y2 (ja) 1977-07-21 1977-07-21 粘着性の高い湿潤物質の貯槽

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61146333A (ja) * 1984-12-18 1986-07-04 Mitsubishi Nuclear Fuel Co Ltd 湿潤ケ−キの案内部
JPS61146332A (ja) * 1985-10-11 1986-07-04 Mitsubishi Nuclear Fuel Co Ltd 湿潤ケ−キの案内部

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5189662A (en) * 1975-02-03 1976-08-05 Gomino choryuhotsupaa

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JPS5424874U (ja) 1979-02-17

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