JPS60109600A - 環状ヘキサペプチド,ソマトスタチン類似体 - Google Patents

環状ヘキサペプチド,ソマトスタチン類似体

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JPS60109600A
JPS60109600A JP59225155A JP22515584A JPS60109600A JP S60109600 A JPS60109600 A JP S60109600A JP 59225155 A JP59225155 A JP 59225155A JP 22515584 A JP22515584 A JP 22515584A JP S60109600 A JPS60109600 A JP S60109600A
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trp
lower alkyl
cyclo
thr
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ルス エフ.ナツト
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    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
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    • C07K14/6555Somatostatins at least 1 amino acid in D-form
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ンマトスタチンは環状ドデカペプチドを含むテトラデカ
ペプチドで、構造式; %式% を有し、成長ホルモンの放出を阻止、インシュリン及び
グルカゴンの放出を阻止、胃液分泌を減少させる性質を
有している。ソマトスタチン自身の作用の持続時間は短
かい。なぜなら、中でも生体内に存在するアミノペプチ
ダーゼ及びカルボキシペプチダーゼにより不活性化され
るからである。この作用持続が短時間であるという問題
は従来技術では溶解度が低いソマトスタチン誘導体ff
:調製、皮下注射でゆっくりと放出させることにより部
分的に解決した。しかし、一旦溶解すると、誘導体はソ
マトスタチン自身と同様にアミノペプチダーゼ及びカル
ボキシペプチダーゼによる不活性化に対し不安定である
本発明は、ソマトスタチンの誘導体、とりわけ猿のアミ
ノ酸の7個を2級アミノ酸で置換し、環外のアミノ酸2
個を除去した、環状へキサペプチドを与えるものである
。さらに、残りのアミノ酸の置換及び反応についても記
載した。環状へキサペプチドはグルカゴン、成長ホルモ
ン類、インシュリンの放出を阻止し、胃液分泌を阻止す
る。特に本化合物は胃液の分泌、インシュリン、グルカ
ゴンの濃度に影響されることなく成長ホルモンの放出を
優先的に阻止する、または本化合物は胃液の分’IB”
k阻止することができる。従って、本化合物はソマトス
タチンよりも選択的な生物活性を有している。本発明の
環状へキサペプチド構造の化合物はソマトスタチンよシ
も長期間、活性を示す。本発明の環状へキサペプチド自
体で先端巨大症、糖尿病、糖尿病性網膜症、消化性潰瘍
の治療に有用である。本化合物はI型(インシュリン依
存性)糖尿病に投与する場合特に効果的である。本化合
物はこのような患者において通常食物摂取の後起こる血
糖値の大きな増加を阻止する。
本発明の目的は環状へキサペプチド、ソマトスタチン類
似体について記載することである。さらに該環状へキサ
ペプチドの製造法について記載することも目的である。
また、先端−巨大症、糖尿病性網膜症、消化性潰瘍の治
療における該化合物の使用法について記載することも目
的である。他の目的は以下の記載を読むことにより明ら
かになるであろう。
本発明の化合物は以下の構造式によシよ〈表現される: ■ 及び R6狗 O Rは−(CH2−昏(CH2)、−年2(但し、破線は
環がシクロヘキシルもしくはフェニルのいずれでもよい
ことを示している); □はOまたはlであり; pは猿がシクロヘキシルの場合Oでアリ、環がフェニル
の場合1であり: Xはnが0.1または2である(CH2)nもしくは硫
黄であり; R,及びR2は低級アルキル;ベンジル;置換基を低級
アルキル、ハロゲン、とドロキシ、アミノ、ニトロ、低
級アルコキシから1ないし2個を選ぶ置換ペンシル;ヒ
ドロキシ、3−インドリルメチル、カルボキシ、アミノ
、グアニジノ、5−もしくは6−員へテロシフリック環
で置換した低級アルキルから独立に選び: R3は3−インドリルメチルまたは置換基が低級アルキ
ル、低級アルコキシ、ハロゲンである置換3−インドリ
ルメチルであシ;R6は低級アルキル:ヒドロキシ低級
アルキル;ベンジル:カルボキシ代数アルキル:アミノ
低級アルキル:3−インドリルメチル;置換基が低級ア
ルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、アミ
ノ、ニトロ、5−もしくけ6−具現ヘテロシクリック環
である置換ベンジルであり; R5は低級アルキル;ベンジル;置換基が低級アルキル
、低級アルコキシ、とドロキシ、ハロゲン、アミノ、ニ
トロである置換ベンジルであυ; R6及びR7は独立に水素またはメチルから選択する。
本発明で使用する用語「低級アルキル」は炭素原子1−
5個を有し直鎖または分岐鎖のアルキル基を表わしてい
る。該アルキル基の例はメチル、エチル、プロピル、イ
ンプロピル、ブチル、渡−ブチル、ペンチルなどである
「低級アルコキシ」という用語は炭素原子1−5個を有
し直鎖または分岐鎖のアルコキシ基を含むことを意味す
る。該アルコキシ基の例はメトキシ、エトキシ、プロポ
キシ、インプロポキシ、ブトキシ、tert−ブトキシ
、ペントキシなどである。
「ハロゲン」または「ハロ」という用語はフッ素、塩素
、臭素、ヨウ素を含むことを意味する。
「5−もしくは6員へテロシフリックiJという用語は
酸素、窒素、硫黄から選択される1−もしくは2−個の
複素原子を有する5−もしぐば6員へテロシフリック環
(複素環)を含むことを意味する。該ヘテロシフリック
環の例はイミダソール、フラン、チアソール、ピラゾー
ル、ピリジンなどである。
本発明の化合物には数個の不斉中心が存在し、該化合物
に光学異性体の存在をもたらす。
本発明において、本発明の環状へキサペプチドを構成す
る鍾々のアミノ酸の各不斉中心はD及びLの両立体配置
を含むものである。
Ro及びR2がペンシル、R3がインドリルメチル、Y
がメチレン、R4が1−ヒドロキシエチルである場合、
ソマトスタチンの第7.8,9.10.11アミノ酸(
−Phe −Trp−Lys −Thr −Phe −
)を表現し、構造■ではR5をメチルとするN−メチル
アラニン、構造■ではXをメチレンとするプロリンで示
される2級アミノ酸はソマトスタチンのアミノ酸の残余
部分に代わるものである。置換基の上記定義を用いると
、ソマトスタチンの代表的な環状へキサペプチド類似体
は構造■において以下のように示される: 本発明の環状ヘキサペプチドの好適な具体例は前記構造
式■において、 R,及びR2が上記定義に従い: R8が3−インドリルメチルまたは置換基がメトキシま
たはフルオロである置換インドリルメチルであ!J: R3がメチル、エチル、ヒドロキシメチルまたはヒドロ
キシエチルであり; R5がメチルであシ; Ro及びR7が水素である構造式で示される。
さらに好適な具体例は: R1及びR2は上記定義に従い; R3は3−インドリルメチルであり; R4はヒドロキシエチルであり; R5はメチル、エチル、またはベンジルであるものであ
る。
好適なR,及びR2は低級アルキル;ヘンシル;または
、置換基が低級アルキル、ハロゲン、ヒドロキシ、アミ
ノ、ニトロ、アルコキシである置換ベンジルである。
これらの好適な化合物に以下のものが含まれるニ ジクロ−(N−Me−Ala−Tyr−D−Trp−t
’−4−AChxAla−Th r −Phe ) シクロ−(N−Me−A1.a−Phe−D−Trp−
t−4−AChxAIa−Thr−Phe) シクロ−(N−Me−Ala−Phe−L−Trp−t
−4−AChxA]aThr−Phe) シクロ−(N−Me −Al a −Tyr −D−T
rp −t −4−ACbxAI a−Van−Phe
) シクロ−(N−Me−Ala−Tyr−L−Trp−t
−4−A(:bxA] a−Va ] 、−Phe) シクロ−(N−Me −Al a−Hi 5−D−Tr
p−L−4−AChxAl a−8er−Pbc) シクロ−(N −Me A ] ]a−川5用L−Tr
p−L−4−AC1txA]a8er−Pbc) シクロ−(N−Me −Phe−Phe−D−Trp 
−L−4−ACbxAI a−Thr−Ala) シクロ−(N−Me−Phe−Phe −L−Tr p
 −t −4−ACbxAI a−Thr −A ] 
a ) シクロ−(N−Me−Phe−Tyr−D−Trp−t
−4−AChxAIa−Va ] −Al a ) シクロ−(N−Mc−Phe −Tyr −L−Tr 
p −t −/l −ACIIXAI a−Va ] 
−Al a ) シクロ−(N−Me−Abu−Tyr−D−Trp −
t−4−ACbxAI a−Va ] −Ph e ) シクロ−(N−Me −Abu −H45−D−Trp
−t −4−ACbxAI a−8et−Phe) シクロ−(N−Me −Al a−Phe −D−5−
F−Tr p −t −4−AChxAIa−Thr−
Phe) シクロ−(N−Me −Al a −Phe −L−5
−F−Tr p −t −4−AChxAIa−Thr
−Phe) シクロ−(N−Me−Ala−Phe−D−Trp−t
−4−AChxAIa−8er−Phe) シクロ−(N−Me −Al a −Tyr −D−T
rp −AmPh e −Va ] −Phe) シクロ−(N−Me−Abu−Phe−D−Trp−A
mPbe−Tbr−Phe ) シフO(N−Me−Ala−Phe−L−Trp−Am
Phe−Thr−Phe) シクロ−(N−Me −Phe −Phe −D−Tr
p −AmPhc −Thr −Ala) シクロ−(N−Ma −Phe −pHQ −L−Tr
 p −AmPh c −TI+ r −Ala) シクロ−(N−Ma−Aha −Phe −D−5−F
−Trp −AmPhe −Thr−Phe) シクロ−(N−Me −Al a−Ph’e −L−5
−F−Trp−AmPhe −Thr −Phe) シクロ−(N−Me−Ala−Pbe−D−Trp−A
mPl+e−8er−Phe) 置換基の上記定義を用いると、ンマトスタチンの代表的
な環状へキサペプチド類似体は構造式Hにおいて以下の
ように示される:Phe −Thr −t−4−AC1
1xA]a iたはAmPhe本発明の環状へキサペプ
チドの好適な具体例は前記構造式Hにおいて、 Xが(CH2)でnがlまたは2であり:R,及びR2
は上記定義に従い: R3が3−インドリルメチル、才たは置換基がメトキシ
またはフルオロである置換インドリルメチルであり; R4がメチル、エチル、ヒドロキシメチルまたけヒドロ
キシエチルである41゛4造式で示される。
さらに好適な具体例は: XがSまたはS−メチルであり; rt。及びR2が上記の定義に従い: R3が3−インドリルメチルであり: R4がヒドロキシエチルであるものである。
好適なR1及びR2は低級アルキル:ベンジル;または
置換基が低級アルキル、へロケン、ヒドロキシ、アミノ
、ニトロ、アルコキシである置換ベンジルである。
これらの好適な化合物に以下のものが含1れるニ ジクロ−(Pro −Tyr −D−Tr p −t 
−4−ACbxAI a −Th r −Phe) シクロ−(Pro−Phe−D−Trp−t−4−AC
hxAIa−Thr−Phe) シクロ−(Pro−Phe−L−Trp−t−4−AC
hxAIa−Thr−Pbcン シクロ−(Pro−His−D−Trp−t−4−AC
hxAIa−3cr−Phe) シクロ−(Pro −Phe −D−5−F−Trp−
t −4−AChxA l a −Th r −Ph 
e ) シクロ−(Pro −Phe−L−5−F−Trp−t
−4−AChxA]a4h r −Ph e ) シクロ−(Pro −Phe −D−Trp−t−4−
AChxA] a −8a r −Phe) シクロ−(Pro −T、yr−D−Trp−AmPh
a−Val−Phe)シクロ−(Pro−Phe−D−
Trp−AmPhe−Thr−Phe)シクロ−(Pr
o−Phe −L−Trp −AmPhe −Tbr 
−Phe )シクロ−(Pro −I(i 5−D−T
rp −AmPbe −8e r−Phe )シクロ−
(Pro−Phe−D−5−F−Trp−AmPhe−
T、hr−Phe) シクロ−(Pro−Phe−L−5−F−Trp−Am
Phc−Thr −Phe) シクロ−(Pro−Phe−D−Trp−AmPhe−
8ar −Phe )本出願において、数種の略号をア
ミノ酸成分、ある種の好適な保護基、試薬、溶媒に使用
する。該略号の意味を表■に示す。
表 ■ 略号 アミノ酸 Lys L−リジン PheL−フェニルアラニン Trp L I’リプトファン D−Trp D hリプトファン ThrL−トレオニン Aha 7−アミノへブタン酸 Tyr L−チロシン Val L−バリン Abu L−α−アミノ略酸 Ser L−セリン Asn L−アスパラギン Pro L−プロリン Asu D−またはL−アミノス ペリン酸 cys L−システィン AC1lxAIa アミノシクロへキシルアラニン A+nP h e アミノメチルフェニル1ラニン AChxG]y アミノシクロへキシルグリシン 略号 保護基 lN0Cイソニコチニルオキシカ ルボニル BOCtert−フ゛チルオキシカッしボニル OMe メチルエステル Bu te r t−ブチル CBZ ベンジルオキシカルボニ ル Bzl ベンジル 2−α−CBZ 2−クロロベンジルオキシカルボニル Acm アセトアミドメチル Me メチル ONp p−ニトロフェニルエス テル H8E N−ヒドロキシサクシン イミドエステル FII3T 1−ヒドロキシベンツト リアゾール DCCI ジシクロヘキシルカッしポ ジイミド TFA トリフルオロ酢酸 TEA トリエチルアミン D I PEA ジイソプロピルエチルアミン EPAW 酢酸エチル−ピリジン− 酢酸−水 BAW ブタノール−酢酸−水 CMW クロロホルム−メタノー ル−水 DMF’ ジメチルホルムアミド THF テトラヒドロフラン 本発明に従って、新規環状へキサペプチドソマトスタチ
ン類似体が対応する線状ペプチドの環化により製造され
る。線状ペプチドは固相法を用いた遂次合成法により製
造される。
従って、本発明の環状へキサペプチドソマトスタチン類
似体の製造法は、a)固相樹脂に結合した対応する保護
線状ペプチドを作り:b)N−末端アミノ基の選択的脱
保護;c)樹脂から線状ペプチドを脱離;d)線状ペプ
チドを猿止剤で処理しアミド結合の形成による環状へキ
サペプチドを得:e)側鎖に保護基があればそれを除去
する仁とから成る。
線状ペプチドを樹脂上で製造する際、C−末端アミノ酸
にどのアミノ酸を選択するかということは線状アミノ酸
のアミノ酸配列が目的のソマトスタチン類似体の配列に
対応している以外一般的に重要ではない。一旦線状アミ
ノ酸が環化してしまうと線状ペプチドのC−末端がどの
アミノ酸であったか区別することはできない。
一般的に鎖を開始する最初のアミノ酸の選択は重要では
ないが、線状ペプチドを環化させる際、ある開始アミノ
酸が他のアミノ酸よりも好適である別因子が存在する。
例えば、D−TrpはBOC基を除去する際に生じるt
−ブチルカルボニウムイオンに反応することができる。
したがって線状ペプチドのN−末端にD −Trpを置
くという反応の順序を選択することはD−Trpを最後
に〃口えることであり、それによってt−フ゛チルカル
ボニウムイオンに曝すことを最少限に抑えるものである
。ペプチド中に2個のインドール含有部分があるような
場合等ではこの種の選択は必ずしも可能ではない。しか
し、ペプチドの反応順序を検削する場合、このような反
応の敏感性は考慮に入れねばならない。
固相法による線状ペプチドの合成はクロロメチル化樹脂
上で遂次的に行う。この樹脂はスチレンと1〜2チのジ
ビニルベンゼンの共重合により調製した合成樹脂の細か
いビーズ(直径20〜70ミクロン)である。樹脂上の
ベンゼン環はクロロメチルメチルエーテルと塩化第二ス
ズによるフリーデルクラフト反応でクロロメチル化する
。フリーデルクラフト反応は樹脂が樹脂II当たり0.
5〜5ミリモルの塩素を含むまで続ける。
線状ペプチドのC−末端アミノ酸に選択されたアミノ酸
はアミノ基を保護した誘導体に変換される。選択したC
−末端アミノ酸のカルボキシル基を、例えばクロロメチ
ル置換ポリスチレン−ジビニルベンゼン樹脂中にある樹
脂結合塩化ベンジルのカルボン酸エステルとしてのよう
に、不溶性の重合樹脂担体に共有結合させる。アミノ保
護基を除去した後、次の配列順のアミノ酸のアミノ保護
誘導体をジシクロへキシルカルボジイミドのような縮合
剤と同時に加える。アミノ酸反応物はONpエステル、
アミノ酸アジドなどのようなカルボキシル活性化アミノ
酸の形で使用できる。゛連続的なアミノ酸の脱保護及び
添加は目的の線状ペプチドが形成されるまで行う。
保護基の選択は、一部は特定の縮合反応に、一部は反応
に含まれるアミノ酸及びペプチド成分によ、数決定され
る。アミノ保護基には通常当業界でよく知られているも
の、例えばベンジルオキシカルボニル(カルボベンゾキ
シ)、p−メトキシカルボベンツ°キシ、p−ニトロカ
ルボベンツ゛キシ、を−フ゛チルオキシカルボニルなど
のようなウレタン保護基が含1れる。
アミノ酸のカルボキシル側で反応を行うアミノ酸のα−
アミノ基の保護に関して、t−ブチルオキシカルボニル
(BOC)の使用が好適である。BOC保護基は該縮合
反応の次に及び次工程の前に比較的穏和な酸の作用(例
えばトリフルオロ酢酸または酢酸エチル中で塩化水素)
により容易に除去することができる。
Thr及ヒSerのOH基はベンジル基により、ACh
xA]a及びAmPheのε−アミノ基はINOC著、
ベンジルオキシカルボニル(CBZ)基、丑たは2−ク
ロロベンジルオキシカルボニル(2−ct−CBZ)基
により保護することができる。AChxAla及びAm
Pheの場合、ε−7ミノ基をCBZ基で保護すると線
状ペプチド環化後HFの処理によりCBZ基はベンジル
基と同時に除去することができるので好適である。lN
0C基はHFで除去することができず、さらにZn で
処理することが必要となる。どの残基もBOC保護基を
除去する際に使用するTFA では影響を受けない。線
状ペプチドの環化後、CBz及びベンジルのような保護
基は)(Fの処理に)よシ除去される。
線状ペプチドが固相樹脂上で形成された後、当業者によ
く知られた種々の方法により樹脂から脱離させることが
できる。例えば、ペプチドをヒドラジンにより樹脂から
切断、次にアジドを経て目的の環状ペプチドへ環化させ
ることができるペプチドヒドラジドを直接形成させる。
ヒドラジドは系内で亜硝酸を供給する試薬との反応によ
り対応するアジドに変換される。この目的に適した試薬
は塩酸、硫酸などのような強酸存在下の亜硝酸低級アル
キルエステル(例えば、亜硝et−ブチル、亜硝酸イソ
アミル)また、は亜硝酸アルカリ金属塩(例えば亜硝酸
ナトリウム、亜硝酸カリウム)を含む。この反応は約−
40℃から+20℃の間の温度で水及び/またはジメチ
ルホルムアミド、テトラヒドロフラン、シオキザン、ク
ロロホルム、塩化メチレンなどのような非水性溶媒存在
下に行う。別法として、ペプチドはトリエチルアミンの
ような有機塩基存在下メタノールのような低級アルコー
ルで処理することにより樹脂から脱離させることができ
、その結果線状ペプチドは対応する低Hアルコールエス
テルを形成する。得られたエステルはヒドラジドに変換
し、アジドを経由して目的の環状ペプチドに環化させる
ことがテキる。本発明におけるペプチドの樹脂からの脱
離に関する好適な方法はヒドラジンを使用するものであ
る〇 表■で示されるように、本発明の目的とする環状ペプチ
ドを製造する1つの好適な全工程には固相樹脂上に線状
ペプチドを遂次合成する工程が含1れる。更に具体的に
は次式:%式%] ] の製造法において、N−保護アミノ酸フェニルアラニン
のカルボキシル基を、樹脂結合塩化ベンジルのカルボン
酸エステルとして不溶性重合樹脂担体に共有結合させる
。Pheのアミノ基はBOC基により保護する。Phe
の樹脂に対する結合が完了後、BOC保護基をCH2α
2中TFAの処理により除去する。よのアミノ酸をBO
C−アミノ酸の形で縮合剤とじてDCCIを用いるかま
たはQNpのような活性エステルを用い結合させる。目
的の線状ペプチドを製造後、N−末端アミノ基を選択的
脱保護し、ペプチドをヒドラジン処理により樹脂から脱
離させる。J〈のアミノ酸配列:D−Tr p −t 
−4−AChxA] a −Th r −Phe −N
−Me −Al a−Phe −NHNH2CBZ Bz I D−Trp−t−4−AChxAla−Thr−Phe
−Pro−Phe−NF(NH2CBZ を有しN−末端アミノ基を脱保護した得られる線状ペプ
チドヒドラジドを酸性pH中亜硝酸イソアミルと処理、
対応するアジドを形成する。アジド溶液を溶媒で希釈し
有機塩基で中和する。線状ペプチドを環化し、次式のペ
プチドが生じる: OBz1 1 シクロ−(D−Trp−t−4−AChxAJa−Th
r−Pbe−N−Me−Ala−Phe)Cム2 OBz1 シクロ−(D−Trp−t−4−AChxAla−Th
r−Plla−Pro−Phe)CBZ 環化の反応中(S pll //を検査、有機塩基の添
加により中性に維持する。有機溶媒中のSt pll 
//は一定量の溶液を湿らせた鞘密pH試験紙に塗布す
ることにより測定される。
線状ペプチドを環化させ/こ後、保護基、−CBz及び
0Bzlをアニソール存在下HFで処理して除去する。
得られた粗環状ペプチドをクロマトグラフ的に、好適に
はシリカゲルのカラムクロマトグラフィーにより不肖製
する。
溶出は一般的に薄層クロマトグラフィーを用い組物質の
アリコートを分析することによシ選択した有機溶媒また
はその混合物を用いる。
表■ 本発明の環状へキサペプチド類の中て2種類の製造法の
反応工程に関し、以下の一連の反応で大要を示す: 5) BOC−D−Trp BOC−D−Trp−CBZ−t−4−AChxAJa
−(OBzl)Tbr−Phc−Me−Ala−Phe
−0−CH2φ−樹脂D−Trp−CBZ−t−4−A
ChxA1a−(OBzl)Tbr−Phe−N−D−
Trp−CBZ−t−4−AChxAJa−(OBzl
)Thr−Phe−N−シクロ(D−Trp−CBZ−
t−4−AChxAJa−(OBzJ )Thr−シク
ロ−(D−Trp−t−4−AChxA] a−Thr
−Phc−N−Mc−Ala−Phe) (J−CH2φ −イ立j11旨 BOC−Phe−0−CH2φ−樹脂 BOC−D−Trp−CBZ−t−4−AChxAla
−(OBzJ)Thr−PhcD−Trp−CBZ−t
 −4−AChxA] a−(OBz l )Thr 
−Pbe−Pr。
−Phe−0−CH20−樹脂 シクロ(D−Trp−CBZ−t−4−AChxAJa
−(OBzl lThr−Phe−Pro−Phe) シクロ−(D−Trp−t−4−AChxAIa−Th
r−Phe−Pro−Phe) 以下の実施例は本発明を実施するために用いた方法を説
明するために与えるものである。
これらの実施例は説明することが目的で限定を目的とす
るものではないことはJ」解されたい。
実施例I D−Trp −(CBZ ) −t −4−AChxA
Ia −(OBz ] )Th r −pHe2.75
ミリ当景塩素/Iを有するクロロメチル樹脂(2チ架橋
度メリフィールド (Merrifjeld)樹脂) 862.0 g(2
,37モル)及びBOC−Phe 607.09 (2
,37モル、1当量)を、過酸化物を含まないテトラヒ
ドロフラン4320 rnlに加えた。混合物を浴温8
0°の油浴中45分間攪拌した。トリエチルアミン31
0.0−を加え、反応混合物を浴温80°で70時間攪
拌、25″ に冷却、攪拌固相反応カラムにテトラヒド
ロフラン20(10〃fを使用して移した。溶媒を除去
後、樹脂は攪拌カラムを用い以下の溶媒で洗浄した:テ
トラヒドロフラン2000rnl 3回エタノール 5
170rn!、4回 酢酸 5170ゴ 1回 水 5170ゴ 3回 メタノール 5170〃に 3回 クロロホルム 5170m 3回 BOC−Ph e −0−CH2φ−樹脂を25℃で1
6時間減圧乾燥し、樹脂1g当たりフェニルアラニン1
.2ミリモルを含むBOC−Phe −OCH2φ−樹
脂1203、!i’を得た。
BOC−Phe −0−CH2φ−樹脂(2,13(9
,2,0ミリモル)y!:目的のBOC−へキサペプチ
ド0− CH2φ−樹脂を得るまで、塩化メチレン中2
5 % TFAによる2回の脱保護(2分と25分)と
目的の配列に含まれるBOC−アミノ酸2.5当量を用
いる表■及び1vの方法に従って反応を行った。
DCCIは各縮合工程において単独の縮合剤として使用
した。
各アミノ酸の縮合は円滑に進行した。各工程で縮合をく
り返した場合最高収率が得られた。縮合をくり返す場合
、最初に行うクロロホルム洗浄2回、脱保護工程、次に
続くクロロホルム洗浄3回はすべて省略し、クロロホル
ム洗浄1回に置き換えた。
縮合反応は塩化メチレン、新しく脱気したDMFまたは
この両溶媒の混合物中で行った。
N−末端アミノ基は各工程においてBOC基で保護、T
hrの水酸基はペンシル基(Bzl)で、。
t −4−ACh xA ] aのε−アミノ基はCB
Zで保護した。
目的とするBOC−へキサペプチド−〇−CH2ψ−樹
脂が得られたら、N−末端保護基は表Vに記載した末端
脱保護法により除去した。
ば 〜 0 の ○ 表Iv 保護アミノ酸 溶媒 n+7! ■。
BOC−N−Me −A ] a (1,08# ) 
CH2の、、20me再縮合 8OC−Ph e (1,321) CH2C220r
nl再縮合 BOC(OBzl)Thr (1,55g) CH2α
、、 20rnl再縮合 BOC−[(CBZ)−t−4−AChxA]a〕(1
,51!77 CH2Cl1!2BOC−D−Trp 
(1,52,9) CH2LS1215蔵、DMF5m
6再縮合 ■。
BOC−Pro (i、5oy) CH2C1!225
m1再縮合 BOC−Phe (1,32g J cHμ2 25m
1再縮合 BOC(OBz ] ンThr (1,55,!7) 
CH2Q!2 251nl再縮合 表 ■ つづき 保護アミノ酸 溶媒 m1 BOC−[(CBZ)−t−4−AChxA]a](1
,5,93(JI、、C225m1BOC−D−Trp
 (1,52,ji’) CH2Cf!220m6、D
MF 5 me再縮合 表Ul、IV、■の工程終了後、保護へキサペプチド−
0CH2φ−樹脂は一晩乾燥すると3.7gイ4Iられ
た。
実施例2゜ D−Trp−(CBZ)−t−4−AChxAla−(
OBzl)Thr−1”he実施例1の樹脂をジメチル
アセトアミドとヒドラジン2:1の混合物30rnlと
合わせ室温で1時間攪拌する。不溶性樹脂は濾過に」:
り除き、溶液は減圧濃縮しジメチルアセトアミドを除去
する。残留物は一晩高真空下に置き、全揮発性物質を除
去する。残留物はメタノールに溶解、濾過、濃縮乾固す
ると泡状物質2.19 gが得られる。
実施例3゜ D−Trp−(CBZ) −t−4−AChxAI a
−(OBz ] )Thr−Phe実施例2の泡状物質
は窒素雰囲気上脱気したジメチルホルムアミド15 n
tと合わせ一10℃に冷却、4.52M塩化水素のテト
ラヒドロフラン溶液5尚量(2,2nt )を加える。
溶液を一25℃に冷却、澱粉/KI試験が陽性になるま
で亜硝酸インアミルとジメチルホルムアミド1:19の
混合物5dを少量ずつ加える。反応の終了は薄層クロマ
トグラフィーにより出発物質のヒドラジドの消失で行う
実施例4 シクロ−(D−Trp−(CBZ)−t−4−AChx
AI a−実施例3のアジド化合物を脱気したジメチル
ホルムアミド600−に加え、−25℃まで予備冷却、
トリエチルアミンでpHF3とした後、反応混合物をフ
リーザー中に一装置いた。
約14時間抜必要ならばpHを8に再調整し、混合物を
一20℃に16時間、5℃に16時間装いた。薄層クロ
マトグラフィーは反応が終了していることを示す。混合
物を濃縮乾固、ジメチルホルムアミド/水3:lの混合
物150ゴに溶解、陰イオン−陽イオン交換樹脂の温床
で1時間処理した。混合物を濾過、減圧濃縮乾固すると
油状物が得られ、残留物をメタノールでこねると、白色
の固体1.91gが得られる。
実施例5 シクロ−(D−Trp−t−4−AChxAla−Th
r−Phc−実施例4の保護された環状へキサペプチド
1.919(1,8ミリモル)をテフロンチューブを接
続した容器にアニソール2ゴと入れる。
容器を排気、ドライアイス/アセトン浴の温度で液体フ
ッ化水素で満たす。温度を0°に上げ、攪拌を1時間継
続する。フン化水素は減圧留去、残留物はスラリー状に
なる1で真空下に置く。スラリー状物質は酢酸エチルと
こね沖過すると細かい粉末1.299を与える。
粉末はシリカゲル300gによるクロマトグラフィーに
付しEPAWI O: 5 : 1 : 3で溶出9!
nlずつ分画する。分画第55−56番を集め濃縮する
。生成物をクロロホルム、酢酸エチル、ヘキサンの混合
物から沈殿させ679m2を得る。
実施例6゜ D−Trp−(CBZ)−t−4−AChxA]a−(
OBzl JThr−Phe実施例1の樹脂をジメチル
アセトアミドとヒドラジンの2:1混合物30m1と一
緒にし、室温で1時間攪拌する。不溶性樹脂をF別、溶
液は濃圧濃縮しジメチルアセトアミドを除去する。残留
物を高真空下に一装置き全揮発性物質を除去する。残留
物をメタノールに溶解、濾過、a縮乾固すると泡状物質
1.84,5+が得られる。
実施例7 D−Trp−(CBZ)−t−4−AChxA]a−(
OBzlJThr−Phe−Pro −Phe−N3の
製造 実施例6の泡状物質を窒素雰囲気上脱気したジメチルホ
ルムアミド15−に竿解、−10℃に冷却、5.8M塩
化水素のテトラヒドロフラン溶液5当量(171nl)
を加える。溶液を一25° に冷却、亜硝酸インアミル
とジメチルホルムアミドの1:19混合物5mlを加え
る。反応の終了は薄層クロマトグラフィーを用い出発物
質のヒドラジドの消失により行う。
実施例8 シクロ−(D4’rp−(CBZ)−t−4−AChx
A]a−実施例7のアジド化合物を脱気したジメチルホ
ルムアミド600 meに溶解、−25℃に予備冷却、
pl+を8に調整後、反応混合物をフリーザーに一装置
いた。約14時間抜必要ならばpl+を8に再調整し、
混合物を一20℃に16時間、5℃に16時間装いた。
薄層クロマトグラフィーは反応が終了していることを示
す。混合物を濃縮乾固、ジメチルホルムアミド/水の3
:1混合物150mに溶解、陰イオン−陽イオン交換樹
脂の混床で2時間処理する。混合物は濾過、減圧濃縮乾
固後、残留物をメタノールに溶解、沖過、減圧濃縮乾固
すると泡状物質が得られる。
実施例9゜ シクロ=(D−Trp−t−4−AChxA]a−Th
r−Phe−Pro−Phe) (7)製造 実流力8の保護環状へキサペプチド2.13.9(2ミ
リモル)をテフロンチューブを接続した容器にア二ンー
ル2ゴと共に入れる。容器は排気後、ドライアイス/ア
セトン浴の温度で液体フン化水素を満たす。温度を0°
゛まで上げ、攪拌を1時間継続する。フン化水素は減圧
留去、残留物はスラリー状になる丑で真空下に置く。ス
ラリー状物質は酢酸エチルで処理、沖過すると細かい粉
末1. I D 、51が得られる。この粉末300 
mgを1000μシリ力ゲル分取用薄層クロマトグラフ
ィーに付し、クロロホルム、メタノール、浅水性アンモ
ニア、70:30:5の混合物で溶出、生成物200 
m7が得られる。残りの粗生成物はシリカゲルのカラム
クロマトグラフィーに付し、同じ溶媒で溶出した。溶出
液における生成物の存在は薄層クロマトグラフィー分析
により決定、凍結乾燥後、生成物約51Qigが得られ
る。
上記の方法に従い、実施例1の工程におけるアミノ酸の
選択と順序のみを変更することにより、本発明の他の環
状ヘキサペプチドが調製できる。
不発り」の環状へキサペプチド、ソマトスタチン類似体
を、成長ホルモンの阻害に関し試1験管内試験により、
ンマトスタチンの効果と比較試験した。試験は下記に記
載する二うツ訃下垂体がブエイル(Vale)とグラン
ド(Grant )の「下垂体分泌物質の試験管内下垂
体ホルモン分泌試験J (Methods inEnz
ymoJ ogy %第37巻、ビー・ダブリュ・オマ
リー(B、 W、 O’Ma月ey )及びジエー・ジ
ー・ハードマン(J、 G、 Hardman )編(
アカデミツクプレス、インコーポレーション、ニューヨ
ーク)、5−93頁、1975年)の方法に従って単離
された。
培養4日後、細胞を洗浄、濃度段階をもうけたソマトス
フチンの各類似体の存在または不存在下でダルベツコ(
Dulbccco )の改良イーグル(Eagle )
培地で4時間培養した。培地を集めラット成長ホルモン
の二重抗体ラジオイムノアッセイ(double an
thibodyradioimmuno assay 
)によるラット成長ホルモンの測定を行った。
床酔したラットの門脈グルカゴン及びインシュリン濃度
を減少させる能力についてンマトスクチン類似体をソマ
トスフチンと比較した。160〜200gの体重を有す
るJ41:のスプラーグードーレイ(Sprague 
Dawley )ラット(チャールズリバーCD ) 
ヲウレタン(体重100g当たり150 mfl :ア
ルドリツチ)で床酔した。食塩水またはペプチド類を昇
順静脈を経て投与した。5分後、門脈を露出させ、3m
yEDTAを含む注射器により血液を集め、次段階のホ
ルモン分析のため100μlトラシロール(Trasy
lol ) (FBAファーマシューテイカルンを含む
冷却試験管に入れた。グルカゴンの血漿濃度はファルー
ナ(Faloona )とウンカ−(Unger )の
ホルモンラジオイムノアッセイ法、ジャフエ (Jaffe )及びヘールマン(Behrman )
編、アカデミツクプレス、ニューヨーク、第2巻、25
7−527頁、1976年の方法によりアール・ウンガ
ー(R,Unger ) (クラス、テキサス)から入
手したグルカゴン抗血清30 Kを用い測定した。イン
シュリンの血漿濃度はバーバート(Herbert )
らの方法(J、 Cl1n、 Endocrinol、
 Metab、、25巻、1375−1384頁、19
65年)の改良法により決定した。
本発明の化合物数種の試験結果は、ソマトスフチンの結
果を最初に任意の数値1として与え、以下に記載した。
本発明の化合物の結果はソマトスフチンの効果の倍数ま
たは分数として示した。括弧内の数値は直前の数値の信
頼限界である。本発明の化合物として記載した最初のも
のは実施例1−5で製造した化合物である。しかし、化
合物はソマトスフチンに見られるアミノ酸配列と一致さ
せるため少し異なった形で記載した。
ソマトスタチン類似体環 化合物 ソマトスタチン シクロ−(Pro −Phe−D−Trp−t−ACh
xAl a−Thr −Phe )シクロ=(Pro−
Phe−L−Trp−t −AChxAl e−Thr
−Phe )シクロ−(Pro−Phe−D−Trp−
シス−ACbxA]a−Thr−Phe)シクロ−(P
ro−Phe−D−Trp−t−D−ACbxG]y−
The−Phe)シクロ−(N−Me −Aha−Ty
r−D−Trp−t−AChxAIa−Val −Ph
e )シクロ−(N−Me−Ala−Tyr−L−Tr
p−L−AChxAIa−Val−Phe)シクロ−(
N−Me −Abu −Tyr −D−Tr p −t
 −AChxAl a −Va ] −Phe )シク
ロ−(N−Me−Abu−His−D−Trp−t−A
ChxAIa−8er−Phe)シクロ−(Pro−P
ha−D”Trp−p−AmPh−Tbr−Pha )
伏へキサペプチドの活性 成長ホルモン インシュリン グルカゴン1 1 1 1.3(0,9,1,8) 57.0(21,9,13
3) 55.8(14,3り410.34(0,14,
0,72) 0.60(0,07,2,3) 0.29
(0,05,0,82)0.5(0,3,0,6) 1
.4(0,7,2,7) 2.2(1,1,4,7)0
.11 0.07 0.07 148.5(133,164) 47.5(25,7,
88,2) 72.2(18,9,320ン26.6(
22,2,31,7) 23.2(11,1,48,2
) 58.5(12,9,85,1)3.3(2,0−
5,(3) 13.8(3,7,42,8> 28.6
(7,4−112,2>1.7(1,1,2,7) 9
3.4(39,1,226) 88.3(37,8,1
80)0.5(03,0,9) 0.7(0,コーL 
1,6 ン本発明のンマトスタチン類似体環状ベキサペ
プチドの胃に対する効果は以下の方法によりシ則定した
化合物は慢性前ffJ (chronic gastr
icfistula )の犬のペンタガストリンによっ
てひきおこされる胃液分泌の阻害する能力を試験した。
慢性青痣の雌ビーグル犬にペンタガストリン(2,5μ
、9 / Ky/時間、−60分から120分まで静脈
注射)を与え、胃液分泌を痩管カニユーレを経て集めた
。試別は容量(コ)及び滴定される酸(ミリ当量/L、
1(0,OI N NaOHでp117まで滴定)に関
し30分間隔で分析した:分泌した酸の余計(ミリ当量
)・は分泌量と酸の濃度の積として計算された。被験化
合物は一定の割合でOから60分まで注入された。結果
は同一動物の偽薬試験に対する全分泌酸量の変化係で示
しだ。
以下に示す結果では、ソマトスタチンの結果を比較の目
的で最初に記した。
本発明のンマトスタチン類似体環状へキザペプ已(投σ
泉03記〃/ml/分−注入C AChxA] a −Th r −Phc )AChx
AI a−T+、r −Pit cJ−ドの胃液分泌に
対する効果 一60分) 0−3030−GoGO−!比90−12016 77
 61 14 35 49 14 G O,8 41913508

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1° 構造式” 1.1 及び ■ 〔式中、Rは−(CHz)m + (CH,)pNH2
    (但し、破線は環がシクロヘキシルもしくはフェニルの
    いずれでもよいことを示している); mはOまたはlであり:pは環がシクロヘキシルの場合
    OX環がフェニルの場合lであり; Xはnが0,1または2である(CH2)nかもしくは
    硫黄であり; R1及びR2は独立的に低級アルキル;ヘンシル:置換
    基が低級アルキル、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、ニ
    トロ、低級アルコキシから1ないし2個選ばれる置換ベ
    ンジル;ヒドロキシ、3−インドリルメチル、カルボキ
    シ、アミノ、グアニジノ、5−もしくは6−員環へテロ
    シフリンク環で置換された低級アルキルから選び: R3は3−インドリルメチルまたは置換基が低級アルキ
    ル、低級アルコキシ、ハロゲンである置換3−インドリ
    ルメチルであリミ R4は低級アルキル:ヒドロキシ低級アルキル;ベンジ
    ル;カルボキシ低級アルキル:アミノ低級アルキル;3
    −インドリルメチル;置換基が低級アルキル、低級アル
    コキシ、クドロキシ、ハロゲン、アミノ、ニトロ、5−
    もしくは6−員へテロシフリック環である置換ヒドロキ
    シベンジルであり; R6は低級アルキル;ペンシル;置換基が低級アルキル
    、低級アルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、ニ
    トロである置換ベンジルであシ; Ro及びR7は独立に水素またはメチルから選ばれる〕
    ヲ′有する化合物。 2、Xが(CH2)nかつnが1であり;R1及びR2
    、特許請求の範囲第1項で定義したものであり; R3が3−インドリルメチルまたは置換基がメトキシも
    しくはフルオロである置換インドリルメチルであシ; R4がメチル、エチル、ヒドロキシメチルまたはヒドロ
    キシエチルであり、 R6がメチルであり R6及びR7が水素である、特許請求の範囲第1項に記
    載の化合物。 3、X及びYがメケレンであり; R1及びR2、特許請求の範囲第1項で定義したもので
    あり: R3が3−インドリルメチルであり; R4がヒドロキシエチルであり; R9がメチルであり: Ro及びR7が水素である特許請求の範囲第2項記載の
    化合物。 4、 シクロ(Pro −Tyr −D −Trp −
    t −4−AchrAIa −Thr −Phe )で
    ある特許請求の範囲第2項に記載の化合物。 5、シクロ(Pro −Phe −D −Trp −t
     −4−AchrAIa Thr −Phe )である
    特許請求の範囲第2項記載の化合物。 6、 シ゛クロ (N −Me −Aha −Tyfr
     −D’ −Trp −t −4−AchrAIa −
    Thr −Pha−である特許請求の範囲第2項記載の
    化合物。 7、 シクロ(Pro−Tyr −D−Trp、−L−
    4−Amphe−Thr −Pbe )である特許請求
    の範囲第2項記載の化合物。 8、 シクロ(Pro −Phe −D −Trp −
    t −4−Amphe −Thr −Phe )である
    特許請求の範囲第2項記載の化合物。 9、 シクロ(N−Me −Ala−Tyfr−D −
    Trp −t −4−Amphe −Thr −Phc
     )である特許請求の範囲第2項記載の化合物。 1O,a) 固定相樹脂に結合した、特許請求の範囲第
    1項記載の環状へキサペプチドに対応する線状保護ペプ
    チドを得; b)選択的にN−末端アミノ基を脱保護し、 C)線状ペプチドを樹脂から脱離し、 d)線状ペプチドff:m化剤と処理し、目的の環状へ
    キサペプチドのアミド結合全形成し\ e)側鎖保護基を除去することから成る、特許請求の範
    囲第1項記載の環状へキサペプチド化合物の製造法。 11、工程Cが線状ペプチドをヒドラジンと処理しヒド
    ラジドを形成することから成る特許請求の範囲第10項
    記載の方法。 12、特許請求の範囲第1項記載の環状へキサペプチド
    の有効量を動物に投与することから成る成長ホルモン、
    グルカゴンまたはインシュリンの放出阻止法。 13、薬学的に許容された液体または固体担体に治療上
    有効量の特許請求の範囲第1項記載の環状へキサペプチ
    ドまたはその非毒性酸付加塩を含むことから成る薬学的
    組成物。
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