JPS6010931Y2 - 弁装置 - Google Patents

弁装置

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JPS6010931Y2
JPS6010931Y2 JP10124579U JP10124579U JPS6010931Y2 JP S6010931 Y2 JPS6010931 Y2 JP S6010931Y2 JP 10124579 U JP10124579 U JP 10124579U JP 10124579 U JP10124579 U JP 10124579U JP S6010931 Y2 JPS6010931 Y2 JP S6010931Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
valve
chamber
compressed air
passage
main body
Prior art date
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JP10124579U
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JPS5618261U (ja
Inventor
隆之 安藤
義博 呉服
Original Assignee
トキコ株式会社
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【考案の詳細な説明】 本考案は弁装置に関し、特に車輌等の脱線の検出と、そ
の後の制御とに適用可能な弁装置に関する。
例えば、鉄道車輌において、脱線事故の発生は、極めて
甚大な人的、物的被害をもたらし、このためこれを防止
すべく種々の手段が施されているが、時として避けられ
ない場合がある。
従って一旦脱線事故が発生した場合、これを早期に検知
し、適切な処理を行うことが必要とされ、このため脱線
防止手段と共に脱線検知手段及びこの脱線検知手段によ
り作動する制動手段等がこの種車輌において不可欠なも
のである。
とろで脱線時には、その衝撃により一般にかなり大きな
上下方向の加速度が車輌に加わり、従ってこの加速度を
検知して自動的に車輌に対して制動をかけるようにすれ
ば脱線に伴なう転覆事故等を防止し得、これにより脱線
事故による人的、物的被害を最小限にとどめられ得る。
このような観点からこの種検知器に関する種々の提案が
なされているが、信頼性等の点で未だ満足し得るもので
はない。
本考案は前記賭点に鑑み案出されたものであり、その目
的とするところは所定方向以外の加速度に対しては動作
せず、かつ検出加速度が常にほぼ一定であり、加えて、
車輌等の脱線の検出と、その後の制御とに好ましく適用
し得る弁装置を提供することにある。
次に本考案による好ましい一具体例を図面に基づいて説
明する。
第1図において、径の異なる2つの略円筒状の部材から
形成されている本体1には、入口孔2及び出口孔3が穿
設されている。
入口孔2と出口孔3とは、弁4が本体1に当接しない際
には、通路5を介して連通され、入口孔2に供給される
圧縮空気は、出口孔3から排出される。
本体1内に主成された室6は、外周端が本体1に固着さ
れたダイアフラム7により室8と室9とに気密に区分さ
れており、この一方の室8には、一端がダイアフラム7
に連結され、他端が弁4に連結された連結棒10が伸長
している。
更に、室8は、オリフィス11及び通路12を介して入
口孔2と連通しており、一方、室9は、オリフィス13
及び通路12を介して入口孔2と連通している。
通路5において本体1と弁4との間に装着されたコイル
スプリング14は、その伸長力により弁4を下方向に付
勢して、弁4の下面を本体1に当接させている。
本体1を構成する小径の区筒状部材内に形成された室1
5には、重錘弁16が本体1に対して上下動可能に収容
されている。
重錘弁16には、凹所17が設けられており、凹所17
内に本体1から延設された突起18が挿入されている。
また、重錘弁16は、重心位置に突起19を有しており
、突19は、重錘弁16の鍔20と本体1の蓋21との
間に設けられたコイルスプリン22の伸長力により、突
起18の先端に固着された弁座23に当接している。
従って、重錘弁16は、重錘弁16の重心位置で突起1
8に支持されている。
凹所17と、室9とを連通すべく、突起18と本体1と
に穿設された貫通孔24には、保持部材25が伸長して
おり、この保持部材25の一端には、ダイアフラム押さ
え板26及び27を介してダイアフラム7に固着された
連結棒10に連結されており、一方、保持部材25の他
端28は、重錘弁16の突起19の底面に近接している
室15は、本体1の側面に穿設された貫通孔29を介し
て外部と連通されており、重錘弁16が上方に移動され
突起19と弁座23との当接が解除されると、室9も貫
通孔24、凹所17、室15及び貫通孔29を介して外
部と連通される。
更に、重錘弁16の上方には、凹所30が設けられてお
り、凹所30には、室15を閉塞する蓋21から延設さ
れた案内突起31が挿入されており、突起31は、重錘
弁16に固着された軸受32を介して、重錘弁16を摺
動自在に支持している。
尚、鍔20も本体1に摺動自在に当接しており、よって
重錘弁16は、突起19が弁座23に当接している際に
は、上方位置、下方位置及び重心位置で本体1に支持さ
れている。
このように構成された弁装置33の作用を第2図に示す
車輌制動システム40に適用した場合について説明する
今、弁4がスプリング14に付勢されてその下面が本体
1に当接していると、入口孔2と出口孔3との連通は阻
止され、同様に重錘弁16がスプリング22に付勢され
て突起19が弁座23に当接していると、貫通孔24と
室15との連通、即ち、貫通孔29を介する室9と外部
との連通が阻止されている。
この状態で、入口孔2に圧縮空気が制御弁41を介して
圧縮空気源42から供給されると、この圧縮空気は、弁
4の上面と、通路12及びオリフィス11を介して室8
とに供給されると共に通路12及びオリフィス13を介
して室9にも供給され、更に室9に供給された圧縮空気
は、貫通孔24を介して突起19の下面に導入される。
ところで、この圧縮空気の適用に際し、重錘弁16が上
方向に移動しないように、スプリング22の伸長力及び
重錘弁16の突起19の下面における圧縮空気に対する
受圧面積が設定されているとすると、出口孔3に対して
通路5は閉塞されたままであり、また、室15に対して
貫通孔24は閉塞されたままである。
従って入口孔2に供給された圧縮空気は、通路5及び出
口孔3を介して外部に排出されず、一方、室9に供給さ
れた圧縮空気は、貫通孔24、凹所17、室15及び貫
通孔29を介して外部に排出されず、同時に室8と室9
との圧縮空気は等しくなり、ダイアフラム7はいずれの
方向にも変形されない。
弁装置33がこの状態にある際には、システム40は、
車輌の制動を指示する制御弁41に制御されて、所定の
動作を行う。
即ち、制御弁41がオン状態になると、圧縮空気源42
からの圧縮空気がピストンシリンダ43の両方の室44
及び45に供給される。
ここで、室45には、ある断面積を有するピストンロッ
ド46が伸長して設けられているため、供給された圧縮
空気によりピストンロッド46に作用する力は、室45
側よりも室44側によるものの方が大となり、ピストン
ロッド46は入方向に移動される。
このA方向のピストンロッド46の移動によりシステム
40の制動機構(図示せず)が車輌の車輪に加えられて
いる制動を解除するように構成されていると、車輌は走
行可能となる。
一方制御弁41がオフ状態にある際には、室44には圧
縮空気源42からの圧縮空気は供給されず、室44内の
圧縮空気は制御弁41を介して大気に排出され、ピスト
ンロッド46は室45の圧縮空気に作用されてB方向に
移動される。
このB方向のピストンロッド46の移動によりシステム
40の制動機構が車輪に制動をかけるように構成されて
いると、走行車輌は停止する。
ところで、制御弁41がオン状態に設定され、前記のよ
うに圧縮空気源42からの圧縮空気が弁装置33の入口
孔2及びピストンシリンダ43の室44.45に供給さ
れている際、即ち車輌が走行している際、この走行車輌
の脱線による衝撃力で、重錘弁16側を上にして車輌に
搭載された弁装置33に規定以上の上下方向の加速度が
加わると、重錘弁16は、スプリング22の伸長力に抗
して上方に移動し、弁座23への突起19の当接が解除
され、貫通孔24は、凹所17を介して室15と連通さ
れる。
これにより室9内の圧縮空気は、貫通孔24、室15及
び貫通孔29を介して外部に排出される。
ところで、室9内の圧縮空気が、オリフィス13を介し
て供給されているため、室9内の圧縮空気圧は、この排
出において急速に低下し、室8内の圧縮空気圧よりも低
くなる。
このためダイアフラム7は、弁4及び保持部材25を上
方に移動させるようにスプリング14の伸長力に抗して
上方に変形する。
弁4が上方に移動すると、弁4の下面と本体1との当接
が解除され、出口孔3と通路5とが連通され、入口孔2
に供給されている圧縮空気は、通路5を介して出口孔3
から外部に排出される。
このように入口孔2に供給される圧縮空気が大気に排出
されると、室44においてピストンロッド46に作用す
る力が小となり、このためピストンロッド46はB方向
に移動し、システム40の制動機構は、車輌を停止させ
るべく、車輌に制動をかける。
尚、保持部材25の上方移動により、保持部材25の一
端28は、弁座23に当接している際における突起19
の下面より上方に位置するため、加速度消滅後、重錘弁
16がスプリング22に付勢されて下方向に移動する際
、保持部材の一端28と突起19の下面とが当接し、重
錘弁16は上方変位位置で保持される。
これにより、弁座23への突起19の再当接が阻止され
、貫通孔24の室15への連通が保持され、弁4は、加
速度消滅後においても入口孔2と出口孔3とを連通すべ
く、上方変位位置に保持される。
尚、この保持状態は、入口孔2への圧縮空気の供給を停
止すれば解除される。
ところで、弁装置33は、第3図に示すような車輌制動
システム50にも適用され得る。
即ち、第3図に示すシステム50は、制御弁41がオフ
状態の場合、即ちピストンロッド46がB方向に移動さ
れる際、制動が解除され、一方、制御弁41がオン状態
の場合、即ち、ピストンロッド46がA方向に移動され
る際、制動がかけられるように構成されている。
従って、このようなシステl、50に対しては、弁装置
33の入口孔2を圧縮空気供給源42に、その出口孔3
を室44に連結すると、弁装置33は前記同様の機構を
遠戚する。
更に、弁装置33は、第4図に示すような車輌制動シス
テム60にも適用され得る。
即ち、第4図において、61は三動弁であり、三動弁6
1は、補助空気溜め62に連通されるボート63と、シ
リンダ43の一方の室44に連通されるボート64と、
圧縮空気源42に連通されるボート65と、外気に開放
されているボート66とを有して構成されている。
更に、三動弁61は、ボート65に供給される圧縮空気
の空気圧が減少する際、ボート63とボート64とを連
通し1、一方ボート65に供給される圧縮空気の空気圧
が所定の値である際には、ボート63を閉塞すると共に
ボート64とボート66とを連通ずるように動作する。
67は、シリンダ43の一方の室45内に設けられてい
るコイルスプリングであり、このスプリング67は、ピ
ストンロッド46をB方向に移動させるように作用する
このように構成されているシステム60において、弁装
置33の入口孔2と出口孔3とが連通されない際は、ボ
ート65に供給される圧縮空気源42からの圧縮空気は
、減圧されず所定の空気圧を呈するため、三動弁61は
、ボート64とボート66とを連通し、室44内を実質
的に大気に開放し、一方ボート63を閉塞し、補助空気
溜め62に弁装置が蓄積されるように動作する。
これにより、ピストンロッド46はスプリング67の伸
長力によりB方向に移動され、車輌の制動が解除される
これに対して、弁装置33の入口孔2と出口孔3とが連
通され、ボート65に供給される圧縮空気の空気圧が減
少すると、三動弁61は、ホートロ3とボート64とを
連通腰補助空気溜め62内の圧縮空気を室44に導入す
るように作用する。
このようにして室44内に供給された圧縮空気は、ピス
ト・ンロッド46をスプリング67の伸長力に抗してA
方向に移動させるため、車輌に制動がかけられる。
尚、スプリング14は、本体1とダイアフラム押さえ版
26との間に設けてもよく、更に弁装置33の作動の有
無を明確に知り得るようにすべく、出口孔3からの排出
空気を利用した確認装置を付加してもよい。
前記の如く、本考案によれば、ダイアフラムにより弁を
作動させるため、摺動抵抗を実質的に無視し得、このた
め検出感度を所定のある値に正確に設定し得、また重錘
弁をその重心位置で支持し、かつ軸受を介して本体に支
持し得るため、車輌連結時、急制動時或いはハンマ検査
時などにおいて生じる加速度及び横方向加速度に対する
応答性を低減し得、これにより誤動作の恐れをほぼ無く
し得ると共に高い信頼性を有して脱線検知器として適用
し得る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案による好ましい一具体例の断面図、第2
図、第3図及び第4図は第1図に示す一具体例を種々の
車輌制動システムに適用した場合の説明図である。 1・・・・・・本体、2・・・・・・入口孔、3・・・
・・・出口孔、4・・・・・・弁、8,9・・・・・・
室、13・・・・・・オリフィス、16・・・・・・重
錘弁、25・・・・・・保持部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体に設けられた入口孔と出口孔とを連通ずる第1の通
    路と、ダイアフラムにより区分された本体内に形成され
    た第1及び第2の室と、この第1の室と入口孔とをオリ
    フィスを介して連通ずる第2の通路と、第2の室と入口
    孔とを連通ずる第3の通路と、一端がダイアプラムに連
    結され、他端が、第1の通路の開閉を制御すべく、第1
    の通路に設けられた弁と、第2の室と外部とを連通ずる
    第4の通路と、第4の通路の開閉を制御すべく第4の通
    路に設けられていると共に、第4の通路を閉塞している
    際には、重心位置で本体に支持された重錘弁と、一端が
    ダイアフラムに連結され、他端が重錘弁に近接して設け
    られた保持部材とからなることを特徴とする弁装置。
JP10124579U 1979-07-20 1979-07-20 弁装置 Expired JPS6010931Y2 (ja)

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JP10124579U JPS6010931Y2 (ja) 1979-07-20 1979-07-20 弁装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP10124579U JPS6010931Y2 (ja) 1979-07-20 1979-07-20 弁装置

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Publication Number Publication Date
JPS5618261U JPS5618261U (ja) 1981-02-18
JPS6010931Y2 true JPS6010931Y2 (ja) 1985-04-12

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ID=29333987

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JP10124579U Expired JPS6010931Y2 (ja) 1979-07-20 1979-07-20 弁装置

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JPH04100329U (ja) * 1991-01-31 1992-08-31

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JPS5618261U (ja) 1981-02-18

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