JPS60106308A - 流体絶縁機器の内部部分放電検出装置 - Google Patents

流体絶縁機器の内部部分放電検出装置

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JPS60106308A
JPS60106308A JP58211546A JP21154683A JPS60106308A JP S60106308 A JPS60106308 A JP S60106308A JP 58211546 A JP58211546 A JP 58211546A JP 21154683 A JP21154683 A JP 21154683A JP S60106308 A JPS60106308 A JP S60106308A
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G5/00Installations of bus-bars
    • H02G5/06Totally-enclosed installations, e.g. in metal casings
    • H02G5/066Devices for maintaining distance between conductor and enclosure
    • H02G5/068Devices for maintaining distance between conductor and enclosure being part of the junction between two enclosures

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔考案の属する技術分野〕 この考案はSF、ガスや絶縁油などの絶縁性流体が充填
された金属容器内に主回路導体が収容されてなる流体絶
縁機器の前記容器内において発生した部分放電を検出す
るとともに、この検出量を処理して部分放電の性状を判
定する内部部分放電検出装置に関する。
〔従来技術とその問題点〕
電力を安定供給するために、電力流通設備を構成する変
電機器には高い信頼性が要求されており、このため機器
の設計、製作過程における新技術の導入や品質管理手法
の改善などにより信頼性の向上を図るとともに、定期点
検などにより機器の性能9機能が維持9同視されてきた
一方、近年、絶縁性の高い流体としてSF、ガスなどの
絶縁性ガスが封入された金属容器内に母線や開閉機器な
どを収容したいわゆるガス絶縁開閉・装置が広く使用さ
れ、新設される60 kV以上の開閉装置の主流をなし
ている。また変電所用地の節減11・生 のため、絶縁弁ガスが封入された管状の金属容器内に送
電用導体を収容したガス絶縁ケーブルが実用に供されて
いる。さらに変圧器の分野においても高圧側の電圧が6
0 kV級の配電用変圧器において、絶縁油の代わりに
SF6ガスを使用するガス絶縁変圧器も運転を開始して
いる。また絶縁性流体として絶縁油を使用する変圧器に
おいても、ガス絶縁開閉装置との接続個所において、一
方の側がSF6ガスに接し、他方の側が絶縁油と接する
壁貫き形ブッシングにガス絶縁開閉装置に用いられるス
ペーサと同一材質の絶縁材が用いられ、接続部の小形化
が図られている。
これらの流体絶縁機器において、絶縁媒質としてSF6
ガスを使用するガス絶縁機器においては、SF6ガスが
化学的に不活性であること、容器内部が外界から完全に
遮断されていることなどから機器の信頼性は極めて高い
。従って機器の性能8機能の維持9回復を、機器の性能
9機能の現状とは無関係に一定周期をもって行なう定期
点検の周期に従い、機器の設置場所において分解1点検
を行なうと、機器の設置場所は必ずしも勅題や腐蝕性ガ
スや塩風などのない清浄な作業環境のみとは限られない
から、予期しない性能9機能の低下を招くおそれがある
また絶縁媒質として絶縁油を使用する変圧器においては
、変圧器の使用場所における分解点検が、絶縁機能の維
持9作業に要する機材と人員2作業のための運転停止の
時間などの関係かち一般に困難なため、絶縁性能の保全
に関係する定期点検項目の1つとして、絶縁油中の部分
放電などによって発生し、絶縁油中に吸蔵された分解ガ
ス量の分析が行われている。しかしこの分析は通常、変
圧器の運転状態において変圧器タンク内から抽出した絶
縁油を製造者の工場に持ち帰って行・なわれるから、結
果が判明するまでに長時間を要し、万一の際の処置に迅
速さを欠くおそれがあった。
そこで機器に対する最近の保守−の考え方として、定期
点検を行なう代わりに随時機器の内部状態を外部から診
断し、事故を起こさないようにする予防保全の考え方が
採用されつつあり、このための診断技術やモニタリング
装置か必要となっている。
これらの診断技術のうち、流体絶縁機器において特に重
要な絶縁性能の判定のため、従来つぎのような部分放電
の検出方法が開発されている。この部分放電の検出は、
流体絶縁機器が元来部分放電を生じないように股引され
ており、従って部分放電を検出することによって絶縁の
異常を知ることができるために行われるものである。
第1図に従来の部分放電検出装置の一例を示す。
この装置は部分放電を電気的に検出するものであって、
スペーサの静電容量を利用し、主回路導体と容器との間
の絶縁部分に生じた部分放電を検出し、この検出量を処
理して部分放電の性状を判定するものである。図におい
てlは流体絶縁機器の金属容器、2は主回路導体、3は
この導体2を金属容器1から絶縁支承するスペーサ、4
はこのスペーサ3に埋め込まれた金属裏の電極、C1は
導体2と電極4との間の静電容量、5は部分放電の検出
部であってC2&:J−電極4と金属容器1との間に挿
入されたコンデンサ、Tr 14絶縁変圧器、6は検出
部5からの出力中に含まれる商用周波数やノイズ周波数
の電圧を濾波して部分放電周波の電圧のみを選択的に増
幅出力する帯域濾波器兼増幅器、7は波形整形器、8は
部分放電の強さを示す計器、9は部分放電の整形された
波形を観測するオシロスコープである。この方法におい
ては、検出部5に運転電圧と部分放電による微小電圧と
が重畳して入力され、この重畳された波形かり微小電圧
のみを検出するものであるから、部分放電の強さが強く
ないと精度の良い測定が困難であるという欠点があった
第2図に従来の部分放電検出方法の別の例を示す。この
例は部分放電をマイクロホンや超音波センサなどの音波
センサによって機械的に検出するものであって、センサ
として振動加速度計を用い、これを流体絶縁機器の容器
の外表面に取り付ける。
図において10は振動加速度計、11ハプリアンプ、1
2は部分放電の周波数のみを選択的に取り田す帯域濾波
器、13は増幅器、14は突発的に発生するノイズを除
去するレベル判別器、15I′iアナログ禁をデジタル
量に変換するAl1)変換器、16は部分放電による加
速度波形が商用周波の各半波中の特定位置を中心とした
ある時間幅内に周期的に現われる性質を利用し、前記A
/1)変換器15によって得られたデジタル量からこの
時間幅内において平均化処理を行ない、部分放電による
倣動波形の識別能を向上させる平均化処理装置であって
マイクロコンピータが使用される。17 U 16によ
って平均化処理されたデジタル量をアナログ量に変換す
るD/A変換器であり、その出力を波形モニタ18に入
力してこれから部分放電の性状を判定器19によって判
定する。この方法においてはマイクロコンピュータが使
用されているため高価であり一般的な使用には限度があ
る。
さらに従来、ガス絶縁機器における部分放電の検出方法
として実用化されているものに化学的な検出方法がある
。これは部分放電によって発生する微量の分解ガスを、
検知物質の色変化によって簡単に検出するものであって
、たとえば0.03重:i ppm (弗化水素換算)
以上の分解ガスが存在すれば呈色反応する物質を含む高
感度素子に、容器内のガスを微量抽出して触れさせ、こ
のときの色変化を目視により確認するものである。この
方法は測定装置が小形で操作も簡単であるという利点を
有するが、化学的呈色反応を利用するものであるから、
呈色までに時間を要し、容器の大きさまたはスペーサに
よって区分されたガス室の大きさすなわち分解ガスの濃
度によっては数時間婚要することもあり、緊急性を要す
る重要なガス絶縁の変電機器顛は必ずしも適当でない面
がある。
そこで上述のような部分放電検出装置のもつ検出感度の
問題や経済性の問題および検出の高速化の問題を解決す
る方法として、第3図fat、第5図1b+に示される
ように、たとえばガス絶縁機器の金属容器n内に収容さ
れた三相の主回路導体218゜21b、21Cを取り囲
んで絶−緑スペーサお中に埋め込まれた導電コイル列に
誘起された電圧を、第4図に示される検出部5における
入力電圧とする方法が提案されている。この方法によれ
ば常時運転中の三相電流が平衡しているときには導電コ
イル列中には電圧が誘起されず、主回路導体21aと金
属容器22との間に部分放電が発生して放電電流△ia
が流れたときにのみ、この△1aによる誘起電圧が検出
されて部分放電の発生を知ることができる。
しかし三相電流中には通常不平衡分が含まれ、この不平
衡分が第3高調波のような同相分である場合には、常時
運転中の誘起電圧が零とならず、部分放電発生時の検出
感度が低下する。このことにたとえば第5図(a)、第
5図1b+に示されるように各相の主回路導体が個別の
金属容器に収容された単相形ガス絶縁機器において、主
回路導体四を取り巻く導電コイル列を3相直列に接続し
て常時の誘起電圧を零とする場合も同じである0従って
第3高調波のような同相分が含まれる場合には、第6図
または第7図のように離隔して設けられた2個の導電コ
イルを用い、これを逆極性に直列に接続して8 調波分
を打ち消すことにより、はじめて高感度の検出が可能に
なることから、このような導電コイルによる高感度の検
出には導電コイルが2個または2組(単相形機器の場合
)必要になるという、経済性の面においてなお改善され
るべき点が残されていた。
〔発明の目的〕
この発明は上述のような従来の部分放電検出装置のもつ
欠点を除去し、より経済的に高感度の検出が可能な部分
放電検出装置を提供することを目的とする。
〔発明の要点〕
この発明は絶縁性流体が充填された接地金属容器内に主
回路導体が収容されてなる流体絶縁機器の前記金属容器
内において発生した部分放電を検出する装置であって、
前記金属容器内に該容器から絶縁されて配され前記主回
路導体またはこれと同電位の濁=1!部材との間にそれ
ぞれコンデンサを形成するとともに、大地と接続された
ときに主回路導体またはこれと同電位の導IIf部月か
ら該コンデンサに流入する充電電流の3相分の総和が零
となるように配置された電極を検出部に備え、常時、各
相生回路導体に印加され高調波がほとんど含まれること
のない相電圧のもとに主回路導体から前記コンデンサに
充電電流を流入させ、この充電電流の3相分の総和を零
とすることにより、常時は検出部への入力を零とし、主
回路導体と金属容器との間に部分放電が発生したときの
み、その放電路に沿って前記コンデンサから放電される
電流を検出しようとするものである。
〔発明の実施例〕
この発明の実施例を第8図に示す。図は三相主回路導体
21a 、21b 、21cが共通の円筒状金属容器n
に収容されたガス絶縁機器における実施例を示すもので
あって、この実施例においては三相主回路。
導体の配置が非対象、すなわち容器の軸心を重心とする
二等辺三角形(正三角形を除()の頂点に主回路導体が
配置され、各主回路導体と容器どの間に゛α極30 a
+ 30 b * 30cが容器から絶縁して配されて
いる。ガス絶縁機器は可及的小形になるようにつくられ
、金属容器と主回路導体との間の絶縁距離も小さいから
、前記電極30a、蜀す、30cは偏平にして丸味を帯
びた形状として絶縁距離の低減を極力避けることが望ま
しい。これら電極のうちたとえばBQaU主回路風体2
1aとの間にコンデンtcaoを、主回路導体21bと
の間にコンデンサCa1を、主回路導体21Cとの間に
コンデンサCa2を形成する。電極間す、30Cも同様
に各主回路導体との間に図のような符号が付されたコン
デンサを形成する。他方、これらの電極”Oa+ 30
 b 、 30 cは金属容器22の壁面を貫通して設
けられたブッシング31a 、31b 、31cの導体
を介して容器外に導か五、並列に接続されて無誘導抵抗
32を介して接地される。この無誘導抵抗320両端子
は検出部の絶縁変圧器Trの入力側端子と接続され、前
記電極30a。
30b、30cと無誘導抵抗32と絶縁変圧器Trとに
よって検出部が構成される。
このように構成されたガス絶縁機器において常時通電中
は各主回路導体からそれぞれ120°位相のずれた電流
が、関連するコ7ンデンサに向かって流出し、これが容
器外で合流して無誘導抵抗に流入する。すでに述べたよ
うに、常時運転中に各主回路導体に印加されている対地
電圧は、高調渡分がほとんど含まれない典形的な正弦波
形を示すから、電極30a 、 30b 、 3Qcの
位置を調整することによって容易に前記合流電流を実質
的に零とすることができる。
第9図に本発明の別の実施例を示す。この実施例は第8
図と同様、主回路導体の配置は非対称であるが、各主回
路導体との間にコンデンサを形成する電極を1個とした
ものであって、この例においては部分円筒状に形成され
た電極33を金属容器nと同心に配し、その開口部Aの
寸法を調整することにより、各主回路導体からこの電極
33に向かって流れる充電電流の総和を実質的に零とし
たものである。
沈10図は三相主回路導体の配置が対称、すなわち円!
9金属容器の軸心を重心とする正三角形の頂点に生回路
漢体が配置されたガス絶縁機器に対する実施例を示すも
のであって、各主回路導体と容器との間に電極30a、
30b * 30cが容器から絶縁されて配されている
。この場合には主回路導体と同様、図のように3個の電
極を対称に配置することによって充電電流の総和を実質
的に零にすることができる。また主回路導体の対称配置
のときには1個の円筒状電極34を第11図のように容
器ηと同心に配置することによっても充電電流の総和を
実質的に零にすることができる。
すでに述べたようにガス絶縁機器においては主回路導体
と金属容器との間の絶縁距離が小さいため、前述の実施
例第8図、第10図においては・電極形状として極力偏
平なものを使用する゛ことによって所要絶縁距離を確保
し、これにより主回路導体と金属容器との間の絶縁耐力
の低下を許容限界以下に抑えているが、電極の位置を2
つの主回路導体の中間位置とすることによって絶縁耐力
を低下させることなく電極を配置することが可能になる
。すなわち第12図の実施例に示されるように、たとえ
ば球状電極35 a 135 b 、 35 Cをそれ
ぞれ2つの主回路導体の中間位置に配すれば、各電極と
各主回路導体との間の絶縁距離を十分大きくとることが
できるから、主回路導体相互間tまもちろん、主回路導
体と金属容器との間の絶縁耐力に影響を与えることなく
主回路導体と電極との間にコンデンサを形成することが
できる。なおこの実施例においては電極として球状電極
を使用しているが、第8図または第10図に示されるよ
うな偏平なものなど、他の形状の電極を使用しても目的
を達することができる。
以上は主回路導体との間にコンデンサを形成する電極が
金属容器から絶縁支拐される場合の電極の配置例につい
て説明したが、主回路導体は通常、金属容器内において
円錐状または円板状もしくは円柱状の絶縁スペーサによ
って支承されてG)るカーら、これらのスペーサを金属
容器からの絶縁部材として利用することによってより安
価に前記電極を絶縁支持することができる。また絶縁ス
ペーサを形成する絶縁材には通常エポキシ樹脂などの合
高く、主回路導体との間により太きG)炒成容量のコン
デンサを形成することができるという利点力Sある。す
なわち主回路導体と金属容器との間に部分放電が発生し
たとき、その放電路に沿ってコンデンサから放電される
放電離流が大きくなる力)ら測定がより容易になる。第
13図に電極を絶縁スペーサ中に埋め込んで金属容器か
ら絶縁支持した場合の実施例を示す。同図の上半分はg
L極として第8図ないし第11図に示される形状のもの
力S埋め込まれた場合を、下半分は球状・電極が埋め込
まれた場合を示す。この実施例は三相主回路導体21a
21b(図示されず)、2ICが共通の金属容器n内に
収容され、円錐状に形成された導体支承部を有する三相
スペーサ36によって、絶縁支承された場合を示すもの
であって、周縁の7ラン9部に断面形状が偏平な電極ま
たは球状電極が埋め込まれている。
なおここには図示しないが、各相の主回路導体がそれぞ
れ個別の金属容器内に収容された単相形の場合には、全
く同一形状の電極を各相ともそれぞれ全く同一の位置に
配置し、これらの電極から容器外に引き出された1j−
ド線を相互に後続した後、無誘導抵抗32(第8図、第
12図)と接続することにより部分放電の旨感反検出が
可能になる。
第14図は3個の電極のうち、2個&1SF6ガス中に
、残り1個はスペーサ37中に埋め込まれた実施例を示
す。スペーサ37は軸方向に厚みを有し、X−X、Y−
Y断面の形状力j矩形または正方彫に形成された注形部
材であって、支持部材39を介して容器22に固定され
るとともに、その分岐した先端部において三相の主回路
導体を支えている。この実施例の場合には亀&38a、
38cと三相の主回路導体との間に形成されるコンデン
サの誘電体はSF。
ガスが主であり、電極38bと前記主回路導体との間の
誘電体は誘電率の大きいスペーサの絶縁材が主になるか
ら、電極38a、38cと主′回路導体との間のコンデ
ンサの静電容量は電極38bと主回路導体との間の静電
容量に比して小さくなる傾向がある0このため、電極3
8a、38cを主回路導体から所要絶縁距離をとりて配
置するとともに、図の紙面に直角方向に長く、たとえば
円柱状に形成して主回路導体との対向面積を増すことに
より静電容量を太きくし、これにより゛電極38bと主
回路導体との間の静電容量とのバランスをとり、主回路
導体からこれらの電極に向かって流れる充電電流の3相
分の総和を零とする。すなわちこのような場合には3個
の電極形状が必ずしも一致しない。
舘15凶に本発明に基づくさらに別の実施例を示す。こ
の実施例においては主回路導体21a、’21b121
Cが各相個別の柱状スペーサ41 、42 、43によ
り支承され、ボルト44a 、 44b 、 44cに
よりスペーサ中に埋め込まれた金具45a 、 45b
 、 45cに締めつげられている。これにより主回路
導体21a 、 21b 、 21cと同電位となった
金具45a 、 45b 、 −15c と対向して電
極46a 、 46b 、 46cがそれぞれスペーサ
111 、42 、43中に埋め込まれ、金↓tとの間
に静゛屯容量の比較的大ぎいコンデンサを形成する。こ
の実施例のように各オ目の主回路導体な個別のスペーサ
によって支承する場合には、主回路得体またはこれと同
電位の導電部材と北極との間に比較的大きい静電容量を
有するコンデンサが形成されかつ、他相の主回路導体ま
たにこQと同′Lu位の導電部材との間に形成されるコ
ンデンサの静電容量は実質的に無視でざるほど小さくな
るから、主回路導体からこれらのコンテンツに流入する
几屯電流の三相分の総和を零とすることが容易に可能に
なる。このことは主回路導体の配置が対称、非対称いず
′4’Lの場合においても同様である。
このようにして釜属容器22内に配置された遺徳は第8
図、第12図に示されるように一括して無誘導抵抗32
を介して接地される。主回路導体と金属容器との間の部
分放電によって無rA導抵抗32の両端に住じた高周波
の振動電圧は第16図に示さ′れるように絶縁変圧器T
rに入力される。第16図において、この絶縁変圧器T
rの入口にはたとえば非直線抵抗からなるリミッタ47
を設け1万一のときに外部から侵入する異常電圧から絶
縁変圧器を保護する。この絶縁変圧器Trは部分放電検
出時の精度をよくするため・巻線の層間や巻線相互間の
漂遊キャパシタンスの小さいものを使用する。絶縁変圧
器の2次側には高周波フィルタ48を接続し、1次側へ
の入力段階で完全には除去しきれなかった僅かな商用周
波分や高調渡分を濾波して高周波分のみを取り出し、こ
れを整流装置49により全波整流する。この全IB!、
整流された電圧波形を基準レベルと比較し、これを超え
た波形のみを増幅器53によって増幅しタイマ8に入れ
る。タイマ54は入力成形から一定の時間間隔をもって
デジタル化された信号をつくり、これを次段のパルス連
続回路55に入力する。パルス連続回路51には平滑回
路が設けられ、入力された信号を連続化して出方リレー
 56に与え・リレーの動作を容・易にする。57は表
示または警報用の接点である。
部分放電の放′wL電荷を計測する場合は、第17図に
示されるように増幅器530次段に放題電荷′jik劇
測器58を接続すればよい。
なお第16図、817図においてCI + 02 e 
03はそれぞれ各主回路4体と金属容器内に配されたす
べての電極とのINJに形成されたコンデンサの静電容
量の和を示す。
なお以上の説明はガス絶縁機器の実施例について行7よ
ったが、これら実施例は絶縁油を使用した機器に対して
もそのまま通用することができ卜實明らかである。
〔発明の効果〕
この発明によれば、1個またI″i複数個の電極を金属
容器内に配し、主回路導体からこの導体と前記電極との
間に形成されたコンデンサに流入する充電電流の3相分
の総和を、この光電電流の電源として高調波がほとんど
含まれない共形的な正弦波形を示す主回路導体の対地電
圧を用いることから、電極の位置を調整するのみで容易
に笑質零とすることができ、たとえば従来例における導
電コイルのように検出素子を互に離隔して2個所に配す
ることなく、1個所にて高感度の検出が可能になるから
、経済性のさらにすぐれた内部部分放電検出装置を得る
ことができる。また検出素子としての電極を主回路導体
を絶縁支承するスペーサ中に琥め込むことにより、電極
の金属容器からの絶縁支持がより容−易かつ安価となる
のみならず、主回路導体との間に形成されるコンデンサ
の静電容量が大きくなり、検出感度がさらに高くなると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は内部部分放電を電気的に検出する従来方法の例
を説明する図、第2図は同じく機械的に検出する従来方
法の例を説明するブロック図、第3図Talは三相の主
回路導体を取り巻いて導電コイルを設け、検出感度を高
くした従来の例を示す図、第3図+b+は第3図+a+
のx−’x方向断面図、第4図は第3図(4)の4電コ
イルを含む検出部の構成を示す図、第5図(Fl)は各
相の主回路導体が個別・の金属容器内に収容された単相
形ガス絶縁機器において、第3図ta+と同様に高感度
検出の目的で主回路導体を取り囲んでスペーサ中に址め
込まれた導電コイルを示す図、第5図tblは第5図+
a+のX−X方向断面図、第6図は常時の通電電流中に
含まれる高調波電流を消去してより高感度の検出を可能
にするための第3図+a+に示される導′屯コイルの相
互接続方法を示す図、第7図Ii第6図の方法を単相形
のガス絶縁−装置に進用した場合の構成を示す図、第8
図は本発明に基づき、3 (IMI 17)電極を三相
の主回路導体が非対称配置された金属容器内に配した実
施例を示す断面図、第9図は第8図に示された主回路導
体の配置において電極が1個の場仕の実施例を示す断面
図、第10図は3個の′1u極を三相の主回路導体が対
称配置された金属容器内に配した実施例を示す断面図、
第11図は第10図の主回路導体の配置において電極が
1個の場合の実施例を示す断面図、第12図は第8図、
第9図に示された主回路4体の配置において、金属容器
内に配される電極が主回路導体と金属容器との間の絶縁
耐力に影響を与えないように配置された実施例を示す断
面図、第13図は電極が主回路導体を金属容器から絶縁
支承する円錐状のスペーサ中に埋め込まれた場合の実施
例を示す図、第14図は電極と主回路導体との間に形成
されるコンデンサの訪電体が電極の位置によって異なる
場合の実施例を示す断面図、第15図は三相の主回路導
体がそれぞれ個別の柱状スペーサにより絶縁支承された
場合の実施例を示す図、第16図は本発明により検出さ
れた部分放電を表示。 警報するための内部部分放電検出装置中における検出量
の処理行程の例を示す図、第17図は本発明により検出
された部分放電中の放間電荷量を計測するための内部部
分放電検出装置中における検出量の処理行程の例を示す
図である。 21a 、 21b 、 21c・・・主回路導体、n
・・・金属容器、23j23A、23B・・・スペーサ
、田・・・主回路導体、30a、30b、30c、33
,34.35a、35b、35c・−・電極、36 、
37−・・スペーサ、38a * 38b ’、 38
c −・・電極、41、42.43−スペーサ、45a
、、 45b 、 45c −・導電部材、Cao *
 Ca 1 * ”a2 @ CbOI Cbl * 
Cb2 * (−cg * Ccl + Ca2 + 
Ca * Cb * Cc・・・コンデンサ。 矛10図 第11図 +13図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 工)絶縁性流体が充填され起抜地金属容器内に主回路導
    体が収容されてなる流体絶縁機器の前記金属容器内にお
    いて発生した部分放電を検出する装置であって、前記金
    属容器内に該容器から絶縁されて配され前記主回路導体
    またはこれと同電位の導電部材との間にそれぞれコンデ
    ンサを形成するとともに、大地と接続されたときに主回
    路導体またはこれと同電位の導電部材から該コンデンサ
    に流入する充電電流の3相分の総和が零となるように配
    置された電極を検出部に備えてなることを特徴とする流
    体絶縁機器の内部部分放電検出装置。 2、特許請求の範囲第1項記載の内部部分放電検出装置
    において、主回路導体が絶縁材からなるスペーサによっ
    て絶縁支承されるとともに、該主回路導体またはこれと
    同電位の導電部材との間にコンデンサを形成する電極が
    該スペーサ中に埋め込まれたことを特徴とする流体絶縁
    機器の内部部分放電検出@置。 3)特許請求の範囲第1項記載の内部部分放電検出装置
    において、金−属容器内に三相の主回路導体が収容され
    、この主回路導体の数に対応して3個の電極が配された
    ことを特徴とする流体絶縁機器の内部部分放電検出装置
    。 4)特許請求の範囲第1項記載の内部部分放電検出装置
    において、金属容器内に三相の主回路導体が収容され、
    この三相主回路導体に共通に1個の
JP58211546A 1983-11-10 1983-11-10 流体絶縁機器の内部部分放電検出装置 Granted JPS60106308A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2293400A1 (de) * 2009-09-08 2011-03-09 ABB Technology AG Abschirmelektrode für Gießharz-GIS-Isolatoren

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5043481A (ja) * 1973-08-21 1975-04-19
JPS5268926U (ja) * 1975-11-17 1977-05-21

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