JPS6010601Y2 - ヘツドアツプ検知器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はヘッドアップ検知器に係り、更に詳述すれば
ゴルフのドライバーあるいはアイアンのダウンスイング
時における頭（ヘッド）の動き（アップ）を検知するヘ
ッドアップ検知器に関するものである。

いずれのゴルフ入開書にもドライバーあるいはアイアン
のダウンスイング時他にも多くのセオリーはあるがその
１つとして頭の位置を固定することが正確なショットを
生む要因と書かれている。

すなわち初心者にとってアドレスからフォロースルーの
部分の−はど終了するまで頭を不動の位置に保つことが
、スイング軸を崩さない絶対の条件と云うことは基本的
なことだけにいつも念頭にあるが、こればかりは他人か
ら指定されて判りこそすれやっている本人は仲々自覚し
得ないことである。

ゴルフの練習具として現在ドライバーショツト時のスイ
ングマークを修正する道具等はあるがヘッドアップを検
知する道具はなく、練習場に設置しである大型の鏡の前
でやって見ても一瞬の動作なのでヘッドアップしたか否
かを仲々確認しにくいと云う欠点があった。

この考案は上述した欠点を除去することを目的とするも
ので、その特徴とするところは、絶縁筐体内にヒンジ部
を介して垂下し、電池の１極側が嵌入するように取付け
られた振子体と、該振子体の揺動範囲内に位置し、振子
材の揺動時前記電池の他極側が接する接片と、前記接片
と前記ヒンジ部側から延在する接片と接続している発音
体と、前記筐体を帽子に取付ける手段を備え、前記帽子
を介して頭に取付けることによりヘッドアップ時前記振
子体の動きで電池に発音体が接触しこれが発する音でヘ
ッドアップしたことを検知し得るようにしたヘッドアッ
プ検知器を提供するものである。

この考案のヘッドアップ検知器は、頭の動きを検出する
部分と、動きを検出すると報知する部分と、これらの部
分を収容する器とで構成されており、第１図および第２
図は頭の動きを検出する部分の構成を示すもので、一端
に後述する発音体との電気的接続をなす折曲げ部２を他
端に振子材を揺動自在に取付けるヒンジ部の一部を構成
する部分３をそれぞれ形成した第１の接片１と、一端に
ヒンジ部の一部を構成する部分５を形成し他端にボタン
電池を嵌着するＣ字状の電池ホルダ６を取付けた振子体
４と、前記両ヒンジ部の一部を構成する部分を枢着する
ピン７と、振子体の重錘を兼ねたボタン電池８とで構成
されている。

この頭の動きを検知する部分と、動きを検知すると報知
する部分であるブザー等の発音体９と、第２の接片１０
は第３図ａ、 ｂ、第４図ａ、 ｂに示すようにプラス
チック等の絶縁材で作られた筐体１１の傾斜した天井板
１２に第１の接片１を、底板１３に第２の接片１０をそ
れぞれ鋲止めし、底板１３とこれと直角の後面板１４に
添うように発音体９を前記第１および第２の接片１，１
０に前記発音体の電源端子が電気的に接触するように取
付ける。

この筐体の前面板１５は蓋を兼ねかつ若干後方に傾斜し
、第３図すに示すように底板１３が前方に傾斜した際ヒ
ンジ部１６を介して垂下する振子体と並行するように構
成され、底板１３には帽子１８に予じめ取付けである取
付手段１９である例えばベルクロファスナの一片と係合
するベルクロファスナの他方である取付手段１７が取付
けである。

この考案のヘッドアップ検知器は以上の如く構成されて
おり、以下この検知器２０の使用状態について述べる。

使用に当っては第４図ａｔ ｂあるいは第５図に示すよ
うに電池ホルダー６にボタン電池８を嵌着し、帽子１８
に前述の取付手段１７．１９を用いて取付けて着用する
。

ドライバーショットを例にとればスイングスタートから
バックスイングを径でトップスイングに達し、第６図ａ
〜ｆに示すようにダウンスイングからインパクトを経て
フォロースルーまでの間、頭（ヘッド）は前倒し目はテ
ィーアップしたボールを見つめた状態を維持するのが理
想である。

この第６図ａ ＝ ｆまでの動作では、前述の如く頭は
前倒しになっているため、第３図ｂ１第４図すに示すよ
うに検知器もその底板１３が前倒しになるため、振子体
４はヒンジ部１６を支点として反時計方向に回動し、ボ
タン電池８の電極は第２の接片１０より離れており、ダ
ウンスイングに入ってヘッドアップしなければ発音体９
は鳴動しない。

前記したダウンスイングに入ってからフォロースルーま
での間にヘッドアップすると第３図ａ１第４図ａのよう
に振子体４はボタン電池８の自重でヒンジ部１６を支係
とし時計方向に回動し、ボタン電池８の電極が第２の接
片１０に接し、第１の接片とボタン電池８と発音体９と
の間に閉回路が生じ、発音体９が鳴動しヘッドアップ（
頭の上向き方向の動き）が生じたことを利用者に知せる
。

したがって、利用者は前述した動作の間、発音体９が鳴
動しないように心掛けることによりヘッドアップは矯正
される。

以上述べたようにこの考案は絶縁筐体内にヒンジ部を介
して垂下し、電池の１極側が接触するように取付けられ
た振子体と、該振子体の揺動範囲内に位置し、振子材の
揺動時前記電池の他極側が接する接片と、前記接片と前
記ヒンジ部側から延在する接片と接続している発音体と
、前記筐体を帽子に取付ける手段を備え前記帽子を介し
て頭に取付けるようにしたので、頭の前後方向の動きに
対し振子体が動き、ヘッドアップ量が一定の量を越える
と発音体が鳴動してヘッドアップしたことを利用者に知
らせるため、１人での練習時でもヘッドアップすること
を即座に知ることが出来その矯正ができ、電池を振子の
重錘として利用する等構成も極めて簡単で利用しても練
習のじゃまにならない等の効果を有する。

【図面の簡単な説明】

図はいずれもこの考案の一実施例を示すもので、第１図
はヘッドアップ検知器の頭の動きを検出する部分の分解
斜視図、第２図は組立てた状態の斜視図、第３図ａおよ
び第４図ａは電池と発音体との間が閉回路の状態の斜視
図と断面図、第３図すおよび第４図すは電池と発音体と
の間が開回路の状態の斜視図と断面図、第５図はこの検
知器を帽子に取付けた状態の斜視図、第６図ａ ％ ｆ
はいずれも使用状態の説明図である。 １・・・・・・第１の接片、４・・・・・・振子体、６
・・・・・・電池ホルダ、７・・・・・ゼン、８・・・
・・・ボタン電池、９・・・・・・発音体、１０・・・
・・・第２の接片、１１・・・・・・筐体、１６・・・
・・・ヒンジ部、２０・・・・・・ヘッドアップ検知器
。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 絶縁筐体内にヒンジ部を介して垂下し、電池の１極側が
   接触するように取付けられた振子体と、該振子体の揺動
   範囲内に位置し、振子材の揺動時前記電池の他極側が接
   する接片と前記ヒンジ部側から延在する接片と接続して
   いる発音体と、前記筐体を帽子に取付ける手段を備えて
   なることを特徴とするヘッドアップ検知器。