JPS60105152A - 走査型電子顕微鏡 - Google Patents
走査型電子顕微鏡Info
- Publication number
- JPS60105152A JPS60105152A JP59208253A JP20825384A JPS60105152A JP S60105152 A JPS60105152 A JP S60105152A JP 59208253 A JP59208253 A JP 59208253A JP 20825384 A JP20825384 A JP 20825384A JP S60105152 A JPS60105152 A JP S60105152A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electron rays
- spin
- frequency
- sample surface
- scanning
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J37/00—Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
- H01J37/26—Electron or ion microscopes; Electron or ion diffraction tubes
- H01J37/28—Electron or ion microscopes; Electron or ion diffraction tubes with scanning beams
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は、走査型の電子顕微鏡の改良に関し、特にスピ
ン偏極した一次電子線を試料表面に照射することによっ
て試料表面の物性を調べるようにした走査型電子顕微鏡
の性能向」二に関するものである。
ン偏極した一次電子線を試料表面に照射することによっ
て試料表面の物性を調べるようにした走査型電子顕微鏡
の性能向」二に関するものである。
固体表面にスピン偏極した一次電子線を照4jすると、
スピンに依存する相互作用のために、散乱電子線の強度
は固体表面の電子のスピンの向きによって変る(参照:
r Physical ReviewLet;ter
sJ Vol、43.1979. p、728)。従っ
て、このスピン偏極した一次電子線を固体衣77ii上
で走査し、その散乱電子線の強度を輝度信号として画像
表示すれば、固体表面上の電子スピンの向きの分布を知
ることができる。
スピンに依存する相互作用のために、散乱電子線の強度
は固体表面の電子のスピンの向きによって変る(参照:
r Physical ReviewLet;ter
sJ Vol、43.1979. p、728)。従っ
て、このスピン偏極した一次電子線を固体衣77ii上
で走査し、その散乱電子線の強度を輝度信号として画像
表示すれば、固体表面上の電子スピンの向きの分布を知
ることができる。
ところが、スピンに依存する相互作用は、クーロン相互
作用に比して非シ;(に小さいため、散乱電子線の強度
差は数%以下になり、実際問題としてこの散乱電子線を
輝度信号とするのは不適当である。
作用に比して非シ;(に小さいため、散乱電子線の強度
差は数%以下になり、実際問題としてこの散乱電子線を
輝度信号とするのは不適当である。
発明の目的は、上述した問題点を解消した走査型電子顕
微鏡を提供することにある。
微鏡を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明においては、上述のクー
ロン相互作用による効果を排除して、スピンに依存する
相互作用の蛍果だけを残すために次の手段を構じた。す
なわち、一次組子線を、その強度を変えずにスピン方向
のみを、走査周波数より十分大きい周波数、例えば、少
なくとも100倍の差を有する周波数で反転する。この
−次組子線を固体表面に照射し、散乱電子線の強度を反
転周波数で同期検出して、これを輝度信号とする。この
ような構成どすることによって、クーロン相互作用によ
る効果を排除してスピンに依存する相互作用の効果のみ
を取り入れることができ、十分な分解能を有する表示画
像を1)ることができる。
ロン相互作用による効果を排除して、スピンに依存する
相互作用の蛍果だけを残すために次の手段を構じた。す
なわち、一次組子線を、その強度を変えずにスピン方向
のみを、走査周波数より十分大きい周波数、例えば、少
なくとも100倍の差を有する周波数で反転する。この
−次組子線を固体表面に照射し、散乱電子線の強度を反
転周波数で同期検出して、これを輝度信号とする。この
ような構成どすることによって、クーロン相互作用によ
る効果を排除してスピンに依存する相互作用の効果のみ
を取り入れることができ、十分な分解能を有する表示画
像を1)ることができる。
以下1図を用いて本発明による走査型電子顕微鏡の構成
及びその動作原理を詳細に説明する。
及びその動作原理を詳細に説明する。
第1図は本発明による走査型電子顕微鏡の基本構成を示
したものである。同図において、■は一次電子線の発生
器であり、2は加速レンズ、4は収束レンズ、5は偏向
電極群である。そし7て、6は試料表面、7は発振器、
8は口、ツクインアンプ、 9は表示器、lOは検出2
:(である。この電子−顕微鏡の動作は次のごとくであ
る。
したものである。同図において、■は一次電子線の発生
器であり、2は加速レンズ、4は収束レンズ、5は偏向
電極群である。そし7て、6は試料表面、7は発振器、
8は口、ツクインアンプ、 9は表示器、lOは検出2
:(である。この電子−顕微鏡の動作は次のごとくであ
る。
発振器7を一次電子線発生器1に接続することによって
、−次組子線3をその強度を変えずに人ピン方向のみを
、走査周波数より一1分人きい周波数で反転させる。こ
の電子線3を加速レンズ2によって加速し、収束レンズ
4によって試料表面6上に収束する。偏向電極群5によ
ってこの電子線3を、試料表面6上で走査し、散乱電子
線11を検出器10で検出する。検出器lOからの出力
信号をロックインアンプで同期検波し、その出力を輝度
信号としてディスプレイ9に画像表示する。
、−次組子線3をその強度を変えずに人ピン方向のみを
、走査周波数より一1分人きい周波数で反転させる。こ
の電子線3を加速レンズ2によって加速し、収束レンズ
4によって試料表面6上に収束する。偏向電極群5によ
ってこの電子線3を、試料表面6上で走査し、散乱電子
線11を検出器10で検出する。検出器lOからの出力
信号をロックインアンプで同期検波し、その出力を輝度
信号としてディスプレイ9に画像表示する。
−次組子線3のスピン方向の反転同波数を走査周波数の
少なくとも100倍にとることによって、分解能をより
一層向上させることができる。
少なくとも100倍にとることによって、分解能をより
一層向上させることができる。
第2図は本発明による走査型電子顕微鏡の一次電子線発
生器1であるスピン偏極電子源の」)、木t+l’i成
を示したものである。12は光源、13は光源からの光
、14はフィルター、15は直線偏光子、16はλ/4
板、17は光学レンズ、18は偏向電極、19は電子レ
ンズ、20は表面にCs−0多重層を形成したGaAs
単結晶である。このスピン偏極電子源1の動作は次のご
とくである。
生器1であるスピン偏極電子源の」)、木t+l’i成
を示したものである。12は光源、13は光源からの光
、14はフィルター、15は直線偏光子、16はλ/4
板、17は光学レンズ、18は偏向電極、19は電子レ
ンズ、20は表面にCs−0多重層を形成したGaAs
単結晶である。このスピン偏極電子源1の動作は次のご
とくである。
光源12からの光13をフィルター■4によって単色化
し直線偏光子]5、λ/4板16で円偏光にした後、光
学レンズ17で収束し、Cs−0多重層をその表面に形
成したGaAs単結晶20に照射する。これによって得
られた光電子はスピン偏極しており、これを電子レンズ
19で収束し。
し直線偏光子]5、λ/4板16で円偏光にした後、光
学レンズ17で収束し、Cs−0多重層をその表面に形
成したGaAs単結晶20に照射する。これによって得
られた光電子はスピン偏極しており、これを電子レンズ
19で収束し。
偏向電極18によって取り出す。スピンの方向反転は直
線偏光子15を回転することによって行う。
線偏光子15を回転することによって行う。
従来、例えば、磁性体の表面の磁区m1mは、可視光を
用いた偏光顕微鏡によっていたが、分解能は1μm程度
が限界であり、三次元的磁化方向を知ることは不可能で
あった。本発明による走査型電子顕微鏡ではこの分解能
を一桁ヒまわる0、1μmの分解能を得ることができ、
&磁区の三次元的磁化方向も知ることができた。また、
本発明による走査型電子顕微鏡を用いてNi単結晶面の
磁区amを行った。その結果、温度を」二げるに従い、
磁区が限りなく小さく分割されていく様子がはっきりと
観察さオした。
用いた偏光顕微鏡によっていたが、分解能は1μm程度
が限界であり、三次元的磁化方向を知ることは不可能で
あった。本発明による走査型電子顕微鏡ではこの分解能
を一桁ヒまわる0、1μmの分解能を得ることができ、
&磁区の三次元的磁化方向も知ることができた。また、
本発明による走査型電子顕微鏡を用いてNi単結晶面の
磁区amを行った。その結果、温度を」二げるに従い、
磁区が限りなく小さく分割されていく様子がはっきりと
観察さオした。
以上述べた如く、本発明による走査型電子顕微鏡はその
分解能が非常に高く、その結果、微小な表面の変化をも
明確に捉えることが可能となり、その工業的な価値は非
常に高いものである。
分解能が非常に高く、その結果、微小な表面の変化をも
明確に捉えることが可能となり、その工業的な価値は非
常に高いものである。
第1図は本発明による走査型電子顕微鏡の基本的な構成
図、第2図は第1図における一次電子線発生器1の基本
構成図である。 ■・・・−成型子線発生器(スピン偏極電子線)、2・
・・加速レンズ、3・・・−次組子線、4・・・収束レ
ンズ、5・・・偏向電極群、6・・・試料表面、7・・
発振)):;、8・・・ロックインアンプ、9・・・表
示器、10・・・検出器、11・・・散乱電子線、12
・・・光源。 14・・・フィルター、15・・・直線偏光子、16・
・・λ/4板、17・・・光学レンズ、18・・・偏向
電極、19・・電子レンズ、20・・・表面処理したG
aΔS単結晶。 不 1 図
図、第2図は第1図における一次電子線発生器1の基本
構成図である。 ■・・・−成型子線発生器(スピン偏極電子線)、2・
・・加速レンズ、3・・・−次組子線、4・・・収束レ
ンズ、5・・・偏向電極群、6・・・試料表面、7・・
発振)):;、8・・・ロックインアンプ、9・・・表
示器、10・・・検出器、11・・・散乱電子線、12
・・・光源。 14・・・フィルター、15・・・直線偏光子、16・
・・λ/4板、17・・・光学レンズ、18・・・偏向
電極、19・・電子レンズ、20・・・表面処理したG
aΔS単結晶。 不 1 図
Claims (1)
- 1、 スピンの方向を周期的に反転させた一次電子線を
取り出す手段と、上記−次電子線を試料表面上に収束す
る手段と、上記試料表面上で上記−次電子線を上記スピ
ン反転周波数よりも十分に低い周波数で走査する手段と
、上記−次電子線の照射によって上記試料表面から招・
られる散乱電子線を検出する手段と、−上記検出手段か
らの出力信号を上記スピン反転周波数で同期検波する手
段と、上記同期検波手段からの出カイ詞4輝度信号とす
る表示手段とを具り11°1してなることを特徴とする
走査型電子顕微鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59208253A JPS60105152A (ja) | 1984-10-05 | 1984-10-05 | 走査型電子顕微鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59208253A JPS60105152A (ja) | 1984-10-05 | 1984-10-05 | 走査型電子顕微鏡 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60105152A true JPS60105152A (ja) | 1985-06-10 |
JPS64783B2 JPS64783B2 (ja) | 1989-01-09 |
Family
ID=16553183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59208253A Granted JPS60105152A (ja) | 1984-10-05 | 1984-10-05 | 走査型電子顕微鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60105152A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6639218B2 (en) | 2000-05-02 | 2003-10-28 | Hokkaido University | Electron spin analyzer |
US6674073B2 (en) | 2000-04-28 | 2004-01-06 | Hokkaido University | Scattering target-holding mechanism and an electron spin analyzer |
JP2008218063A (ja) * | 2007-03-01 | 2008-09-18 | Hitachi Ltd | 透過型電子顕微鏡 |
JP2010003450A (ja) * | 2008-06-18 | 2010-01-07 | Hitachi Ltd | 走査電子顕微鏡 |
EP2555222A1 (en) * | 2010-03-29 | 2013-02-06 | National University Corporation Nagoya University | Electron microscope |
JP2017004774A (ja) * | 2015-06-11 | 2017-01-05 | 国立大学法人名古屋大学 | 反射電子を検出する走査電子顕微鏡 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101378382B1 (ko) | 2013-10-17 | 2014-03-24 | 주식회사 펩트론 | 무균공정용 초음파 분무장치 |
-
1984
- 1984-10-05 JP JP59208253A patent/JPS60105152A/ja active Granted
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6674073B2 (en) | 2000-04-28 | 2004-01-06 | Hokkaido University | Scattering target-holding mechanism and an electron spin analyzer |
US6639218B2 (en) | 2000-05-02 | 2003-10-28 | Hokkaido University | Electron spin analyzer |
JP2008218063A (ja) * | 2007-03-01 | 2008-09-18 | Hitachi Ltd | 透過型電子顕微鏡 |
JP2010003450A (ja) * | 2008-06-18 | 2010-01-07 | Hitachi Ltd | 走査電子顕微鏡 |
EP2555222A1 (en) * | 2010-03-29 | 2013-02-06 | National University Corporation Nagoya University | Electron microscope |
EP2555222A4 (en) * | 2010-03-29 | 2014-01-15 | Univ Nagoya Nat Univ Corp | ELECTRON MICROSCOPE |
US8841615B2 (en) | 2010-03-29 | 2014-09-23 | National University Corporation Nagoya University | Electron microscope |
JP2017004774A (ja) * | 2015-06-11 | 2017-01-05 | 国立大学法人名古屋大学 | 反射電子を検出する走査電子顕微鏡 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS64783B2 (ja) | 1989-01-09 |
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