JPS60100016A - ガス圧力記録計の駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は記録用紙の駆動装置に電子式時計機構を用いた
ガス圧力記録計ａ駆動装置に関するものである。

各家庭などに供給されるガスの導管途中にはガバナーが
設けられ、第１図に示すようにこのガバナー２は建家１
内に設置されている。また、この建家１内のガバナー室
内には供給圧力（ガノくナー２の一次側圧力および二次
側圧力）を記録するガス圧力記録計３が設備されている
。勿論圧力計の種類によっては二次正圧力のみを検知す
るものもある。この建家１は関係者以外の者の立入りが
できないように施錠され、さらにそのまわシは金網４な
どで囲まれているのが通例である。ガス圧力記録計３は
円板状の記録用紙に供給圧力を自動的に記録するもので
、用紙が一日で一回転するものから一週間で一回転する
ものまで各種のものが用いられているが、いずれにして
も管理者は定期的に記録計の用紙を交換しなければなら
ない。この作業は非常に厄介であるうえ、従来の記録計
は、用紙の駆動装置にゼンマイ式の時計機構が用いられ
ていただめ、用紙を交換する作業とともにぜんまいを巻
き上げる作業が必要であり、各所に散在する建家を巡回
して記録用紙を交換する作業に加えて時計機構のねじを
巻く操作を行わねばならなかった。また、ゼンマイ式時
計機構によれば防爆性には問題ないが、機械的な機構に
よる限り、精度、メンテナンス性、耐候性などの点にお
いて問題が生ずるのはさけることができない。

そこで本発明はガス圧力記録計の駆動装置として従来の
ゼンマイ式時計機構に代えて電子式時計機構を用い、そ
の電気回路を防爆構造としたことを特徴とするものであ
る。

すなわち本発明はガス導管内の圧力を検知して変位する
自記記録ペンおよび記録用紙の駆動装置を備えたガス圧
力記録計において、前記駆動装置としてケース内に電子
式時計機構を設置し、該電子式時計機構の電気回路に接
続されたケーブルをケースの外部へ引き出し、該ケーブ
ルと、ケースの外部に設置する電池箱内から引き出され
たケーブルとを、コネクタを介して着脱可能に接続した
ことを特徴とするものである。

以下に本発明の実施例を図によって説明する。

第２図において、ガス圧力記録計３はその本体のケース
５内に、ガバナーの一次圧、二次圧をそれぞれ検出する
検出器６ａ、６ｂ、および各検出器６α。

６ｂの検出圧力を受けて角変位する自記記録ペン７と、
ケース５内に挿入された記録用紙８を駆動する駆動装置
を備えている。本発明は、この駆動装置として電子式時
計機構９を用いたものである。

電子式時計機構９は第３図に示すように水晶振動子１０
を用いた発振回路１１と、分周回路１２と、駆動回路１
３と、モータ１４と、減速機１４αおよび電源電池１５
とからなっており、実施例の場合電源電池１５に１．５
ｖの電池を用い、水晶振動子１０に電圧を加えて８．３
８８ＭＨｚの周波数で発振させ、この振動を電気信号と
して取シ出し、分周回路１２で分周し、そのパルス電圧
で駆動回路１３を制御してモータ１４を回転させ、減速
機１４ｃＬで減速して回転・軸１６を所定の時間（又は
日数）で３６０°回転させるものである。

第４図において、電源電池１５およびバリア抵抗３１を
除いて上記各回路およびモータ類をケーシング１７内に
収容し、ケーシング１７の上面に回転軸１６を突出させ
る。これらの部品を収容したケーシング１７の大きさは
従来のゼンマイ式時計機構にくらべて小型となる。ケー
シング１７の底面にはペースプレート１８を固定し、そ
の周縁部に、ガス圧力記録計３の本体にあけられている
取付孔にねじ止めするだめの取付は縁１９を設ける。一
方電子式時計機構の電気回路に接続された配線２０をケ
ーシング１７内から外部へ引き出してベースプレート１
８に設けられた端子２１に結線する。このケーシング１
７を第２図に示すように記録計本体のケース５内にねじ
止めし、端子２１に接続したケーブル２２をケース５の
一部に開口した孔２３を通して外部へ引き出し、その端
末にコネクタ２４を装着する。２５は記録計本体の外部
に設置する電池箱である。電池箱２５は第５図に示すよ
うに電源電池１５を収容する箱体２６と、該箱体２６を
施蓋して施錠する蓋体２７とからなり、箱体２６の上縁
に吊り具２８を備えているものである。

箱体２６内に設置された電源電池１５の端子盤２９に接
続されたケーブル３０に着火エネルギー制限用バリア抵
抗３１を介してこれを箱体２６の外部へ引き出し、ケー
ブル３０の端末に、前記コネクタ２４と結合するコネク
タ３２を装着する。

実施例において、従来と同様に建家１のガバナー室内に
ガス圧力記録計３の本体を設置し、電子式時計機構９の
回転軸１６に記録用紙８をセットする。この状態で両コ
ネクタ２４　、３２を結合して記録計本体側のケーブル
２２ど、電池箱側のケーブル３０とを接続すると、電子
式時計機構９０回路に通電され、回転軸１６が予じめ定
められた速度で回転し、記録ベン７による用紙８上への
ガス供給圧力の記録が開始される。所定の時間又は日数
の経過後、記録用紙８が一回転して記録が完了する。記
録済の用紙と新しい用紙とを交換する作業は従来と全く
同じである。しかし、本発明においては電子式時計機構
９を用いているので、従来のゼンマイ式時計機構のよう
に用紙の交換の都度又は−週間程度の間隔で頻繁にねじ
巻きを行うような作業は全く不要である。通常形式の電
子式時計機構を用いた場合に、１，５■の電池で６ケ月
以上連続的に使用できる。したがって電池の交換は６ケ
月に一度行えば十分である。

本発明において、電池の交換は次の要領によって行う。

すなわち、まず、コネクタ２４　、３２を外し、電池箱
２５を連室１の外などの非危険場所に持ち出し、電池箱
２５の蓋体２７を開いて電池１５を交換した後、蓋体２
７を施錠し、再び両コネクタ２４．３２を結合してこれ
を建家内の柱などに取付けるものである。なお、電池箱
２５の設置位置は勿論制約されるものではなく、必要に
より両コネクタ２４．３２間に中間ケーブル（図示略）
を介装してもよい。まだ、状況によっては記録計本体の
ケースに付設することもできる。

本発明は以上のようにガス圧力記録計の駆動装置に電子
式時計機構を用いたので、従来のように頻繁にねじ巻き
作業を行う必要がないため、各所に散在するガス圧力記
録計の記録用紙の交換に要する時間を大幅に短縮できる
。しかも本発明によれば、電子式時計機構の電源を記録
計本体の外部に設けたため、記録用紙の交換の操作とは
全く別個に電池の交換含有うことができ、さらに中継コ
ネクタで分離したため、電池箱を非危険場所に持ち出し
て電池の交換を行うことができる。

なお、本発明の構成によって本質安全防爆構造となり、
安全性を充分に確保でき、寸だ、公的機関の検定に適合
するものである。

以上のように本発明によるときには電子式時計機構の特
性を市街地等の建家内に設置されるガス圧力記録計の機
能に生かして、精度、耐久性、信頼性を飛躍的に向上さ
せ、その保守管理を容易ならしめ、記録用紙の交換のた
めに巡回する管理者の負担を著るしく軽減できる。また
、既設のガス圧力記録計のケースに対しても、その一部
にケーブル引出し用の孔あけを行うのみで容易に適用で
きる効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のガス圧力記録計を設置した連室の断面
図、第２図は本発明の一実施例を示す一部断面正面図、
第３図は電子式時計機構のブロック図、第４図は電子式
時計機構の正面図、第５図は電池箱の正面図である。 ３・・・ガス圧力記録計、　５・・・ケース、７・・・
自記記録ペン、　８・・記録用紙、９・・・電子式時計
機構、１５・・・電源（電池）、２２・・・ケーブル、
　２４・・・コネクタ、２５・・・電池箱、　３０・・
・ケーブル、３２・・コネクタ、 特許出願人　東京瓦斯株式会社 同　上　株式会社　三　工　社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）ガス導管内の圧力を検知して変位する自記記録ペ
   ンおよび記録用紙の駆動装置を備えたガス圧力記録計に
   おいて、前記駆動装置としてケース内に電子式時計機構
   を設置し、該電子式時計機構の電気回路に接続されたケ
   ーブルをケースの外部へ引き出し、該ケーブルと、電池
   箱内から引き出されたケーブルとを、コネクタを介して
   着脱可能に接続したことを特徴とするガス圧力記録計の
   駆動装置。