JPS599189Y2 - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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Publication number
JPS599189Y2
JPS599189Y2 JP15991678U JP15991678U JPS599189Y2 JP S599189 Y2 JPS599189 Y2 JP S599189Y2 JP 15991678 U JP15991678 U JP 15991678U JP 15991678 U JP15991678 U JP 15991678U JP S599189 Y2 JPS599189 Y2 JP S599189Y2
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JP
Japan
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shell
heat exchanger
asbestos
gas
paper
Prior art date
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Expired
Application number
JP15991678U
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English (en)
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JPS5577082U (ja
Inventor
正矩 出雲
桂一郎 亀谷
正治 小村
幸重 岡村
繁仁 太田
Original Assignee
ダイキン工業株式会社
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Publication date
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、安価に製造できるにも拘らず耐熱度の高く、
耐阪性のすぐれた熱交換器に関する。
ガス体とガス体との間の熱交換は、液体の場合に比べ著
るしく熱伝達が悪く、伝熱熱量に比して非常に大きな伝
熱面積を必要とし、市販品としてステンレス、アルミニ
ウム製のヒートパイプとかプレート式熱交換器があるが
、金属製であり加工度も高いので一般に高価である。
また、これら金属は硫黄酸化物とか塩化水素などには耐
食性が乏しいので、そのようなガスの熱交換には高価な
チタン、ハステロイ、カーボンなどを使用しなければな
らない。
プラスチック又は一般に耐食性に富むが、耐熱性に乏し
く、最も耐熱性の高い四弗化エチレン樹脂でも、実使用
温度はせいぜい200〜250℃まででそれ以上の高温
ガスに適用することはできない。
本考案は、このような問題に対処して為されたものであ
って、熱交換器の材質としてアスベスト紙を用い、その
強度と耐熱性、耐食性の不足を無機バインダの含浸によ
って増強させたものである。
即ち、本考案熱交換器は第1図に示したように、間隔を
おいて、二段以上に積層されたアスベスト紙製の方形の
平板3を、段ごとに直交する方向のフィンもしくは波板
4に結合したことにより、各段ごとに符A−A’,B−
B’で示されるガス通路を形或させたものである直方体
を含む方形の構造体1が、第2図に示したような同しく
アスベスト紙の平板3′のフィンまたは波板4′とを交
互に結合させた積層板体2製の、第3〜4図に示したよ
うな殻体5内に固装され、その側面に該殻体が内包する
前記構造体の直交する通路A−A’,B−B’に熱交換
用ガスを導通するための入口6,7と、出口6’,7’
とを備えたものであって、上記構造体1ならびにこれと
一体に結合されている前記殻体5の全体が、無機バイン
ダによって含浸補強されたものである。
こ・に使用されるアスベスト紙とは、アスベスト繊維を
パルプ、有機バインダー等と共に抄紙したものであって
厚さ約0.1〜Q.5mm程度のもの、例えば十条製紙
(株)製、商品名アスパールが挙げられる。
このようなアスベスト紙の方形の平板3と、同じ材質の
波板4とを積層結合させるには、段ボール製造に使用せ
られる製段機例えばコルゲートマシンが利用される。
一枚の平板3と一枚の波板4の結合物から、本考案に係
る構造体1を製造するには、熱交換器として所要なタテ
、ヨコ寸法の上記結合物を所要夕カサになるまで波板方
向を交互に直角方向にさせて接着剤で貼りつけて行けば
よい。
本考案に使用する波板としては、フルート径2mm前後
、ピッチ3.5mm前後のものが適当とされる。
このようにして製造した構造体の大きさを例示すればタ
テ400 Xヨコ400×夕カサ1000 mmである
波板にかえて、同じくアスベスト紙製のフィン即ち帯状
物を用いて平板相互間を接着結合することもできる。
また、高温側流体と低温側流体の流量に差がある時は、
夫々のフルート径は異ってもよく、又、数段ごとに1段
直交に貼り合わすこともできる。
既述した殻体5に使用する積層板体2も、構造体1と同
様にして製作せられるが、それ自体は殻体の素材であっ
て、ガス通路であることを要しないから、波板ないしフ
ィンの方向は必ずしも直交させたものであることを要し
ない。
したがって第3図および後述する第5図においては殼体
5の断面部分に現われるべき積層板の積層形状の図示は
省略してある。
第3図においては、殻体5による構造体1の内包は、構
造体1の内表面が、構造体の外表面に密着して、これを
覆う外包であるから、ガス出入口6,6’,7.7’は
六面体である構造体の上・下2面を除く4側面に当接し
て設けられているが、他の実施態様である第5図の場合
は、殼体5は長方体状の函体であって、構造体1はその
4側面が殼体の4つの内側面に密着しないで、4つの側
稜のみで殻体内に支承されている。
この場合ガス出入口は、第3,4図例示の場合4側壁に
1つづつ現われるのと異り、第6図に示したように殼体
の相対向する側壁にのみ現われるものである点が相違す
る。
しかも、矢符で示した通り、ガス通路の符A−A’,B
−B′およびガス人口6,7出口6’,7’の符は第4
図の場合と異らず、これら通路において温度の相違する
A,B両ガスが、平板3一枚を隔て)熱交換するもので
あることは明瞭で゛ある。
なお図中符8は構造体1を殻体5に内包固装する止め金
具で、薄板を接合部に挿入する事により固定強度をます
とともにガスシール性を向上する。
以上詳述した構造の熱交換器は、上記止め金具を除いて
、すべてアスベスト紙で製作されているので、その強度
は必ずしも十分ではない。
そこで本考案にあっては、アスベスト紙に含まれる有機
バインダー等の有機物が高温時に揮散すると著るしく強
度が低下する為その全体が耐熱性の高い無機バインダに
よって増強される。
この無機バインダの典型例は固形分20%の珪酸ソーダ
、20%のシノカソ゛ノレないし5%のアノレミナソ゛
ノレで゛あって、流体の種類に応じて耐食性を高める為
に選定する事ができ、増強する方法は、前記熱交換器を
これらバインダ中に浸漬することにより、それら固形分
を含浸および付着させたのち、引き上げ風乾すればよい
この処理によって強度は300%程度増加する。
なお、この処理に代うるに、予じめ使用するアスベスト
紙を無機バインダ中に浸漬処理しておいて用いることも
試みたが、その場合、アスベスト紙は製段機などにかけ
て賦形することの出来ないものとなっていた。
本考案熱交換器は、上記の通り構或されるところから、
むろん耐熱、耐食かつ軽量であり、構造体と殻体とが同
じ材質であるところから熱膨張熱収縮率に差がなく殼体
を金属製のものとした従来器のように固着部にズレを生
ずることはない。
なお、アスベスト紙を用いたことは本考案の著しい利点
で、コルゲート製段機を用いてE段で加工すれば段高1
.3mm程度とすることが出来るので、金属製の場合に
比し、単位当り伝熱面積を大きくでき、装置としてコン
パクトとすることができたのである。
本考案の熱交換器は、熱交換を行なう構造体と、これを
内包する殻体が両者共製段加工され、無機バインダを含
浸したアスベスト紙より構或されたものであって、この
ことは高温時の熱膨張が等しいことから、両者の接合部
分でズレを生ぜず、又殻体は、製段構造の為、軽量で強
度が高いと共に断熱に秀れており、さらに全接ガス部が
アスベストである為きわめて耐食性に富むという特長が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る構造体一例の斜視図、第2図は積
層板体一例の縦断面図、第3図は本考案熱交換器一例の
斜視図、第4図はそのX−X断面図、第5図は他の実施
例斜視図、第6図は、そのY−Y断面図である。 1は構造体、2は積層板体、3,3′は平板、4,4′
は波板、5は殻体、6,7はガス人口6/,7/はガス
出口、8は止め金具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 間隔をおいて二段以上に積層された方形の平板を、段ご
    とに直交する方向のフィンもしくは波板によって結合し
    たことにより、各段ごとに直交するガス通路を形或させ
    たものであるアスベスト紙製の構造体が、同じくアスベ
    スト紙の平板と、フィンもしくは波板とを交互に結合し
    た積層板体製の殻体内に固装され、該殻体には、その側
    面に、該殼体が内包する前記構造体の直交するガス通路
    において熱交換を行わせるための、少なくとも2個のガ
    ス入口と、少くとも2個のガス出口とを備えたものであ
    って、上記構造体ならびにこれと一体に結合されている
    前記殻体の全体が無機バインダによって含浸補強された
    ものであることを特徴とする熱交換器。
JP15991678U 1978-11-20 1978-11-20 熱交換器 Expired JPS599189Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15991678U JPS599189Y2 (ja) 1978-11-20 1978-11-20 熱交換器

Applications Claiming Priority (1)

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JP15991678U JPS599189Y2 (ja) 1978-11-20 1978-11-20 熱交換器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5577082U JPS5577082U (ja) 1980-05-27
JPS599189Y2 true JPS599189Y2 (ja) 1984-03-22

Family

ID=29153173

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JP15991678U Expired JPS599189Y2 (ja) 1978-11-20 1978-11-20 熱交換器

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JPS5577082U (ja) 1980-05-27

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