JPS598653B2 - ジドウシヤヨウ 2 ジクガスタ−ビンノセイギヨソウチ - Google Patents

ジドウシヤヨウ 2 ジクガスタ−ビンノセイギヨソウチ

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JPS598653B2
JPS598653B2 JP50122655A JP12265575A JPS598653B2 JP S598653 B2 JPS598653 B2 JP S598653B2 JP 50122655 A JP50122655 A JP 50122655A JP 12265575 A JP12265575 A JP 12265575A JP S598653 B2 JPS598653 B2 JP S598653B2
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gas generator
turbine
engine
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寿重 白石
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は自動車用ガスタービン、とくに自動車用2軸
再生式ガスタービンの制御装置に関する。
自動車の推進動力用の2軸式ガスタービンエンジンは負
荷変動が大きい、部分負荷運転が多い、操作者が不慣れ
である等の特質がある。
このため自動車用ガスタービンは他の内燃機関と競合し
実用化されるためには、その制御面において性能の向上
(低燃費、高加速性、エンジンブレーキ可など)、操作
が容易、人的、機械的な安全運転可能などを実現する必
要がある。
従来、自動車用2軸ガスタービンの制御システムは油圧
式、電気式あるいはこれらを組合せた方式などがあるが
、何れも制御機能に不備な点が多く、例えば部分負荷運
転時の燃費が悪い、自動起動時の各種エンジンプロテク
ション機能が悪い、エンジンブレーキモードがない、加
速時の応答カ遅いなど種々の欠点を有していた。
この発明は上記の点に鑑みなされたもので、運転状況に
応じたアイドル指令電圧を発生する手段と、前記アイド
ル指令電圧とアクセルペダルの踏込み状態に応じた電圧
との和電圧と、ガスジエネ゛レータの実測の回転数に比
例したフィードバック電圧との差電圧によりガスジエネ
レータの回転速度の制御を行う手段と、加速時のガスジ
エネレータタービンの入口温度の基準値を電圧に変換し
た後、この加速基準電圧と実際のガスジエネレータター
ビンの入口温度に対応する出力電圧とを比較してガスジ
エネレータタービンの加速制限信号を得る手段と、熱交
換器の入口温度及びパワータービンの回転数を計測しこ
れらを電圧に変換したのち、それぞれの電圧が所定の値
に達すると燃料流量制限を行うとともに最小燃料流量を
設定し減速指令時における吹き消え防止を行う手段と、
エンジン異常を検知して異常時に緊急的に燃料供給を遮
断する手段とを具備したことを要旨とし、燃料消費が少
なく、加速性に優れるとともにエンジンブンーキ機能を
有し、さらに操作が容易で安全性の向上が著しく計れる
等、極めて優れた特長を有する自動車2軸ガスタービン
の制御装置を提供することを目的とする。
以下この発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は一般的な自動車用2軸再生式のガスタービンエ
ンジンの概略を示す図で、コンプレツサ1とガスジエネ
レータタービン2を相互に連結する回転軸3からなるガ
スジエ坏レータ4を有し、熱交換器5、燃焼器6、パワ
ータービン7の作動ガス流入角が調節可能なバリアブル
ノズル8、パワータービン出力軸9、減速歯車群10に
より構成されている。
第1図において、エンジンそれ自体の詳細な構成、動作
はここでは省略する。
次に、この発明の一実施例に係るガスタービンエンジン
の制御装置を第2図のブロック図によシ説明する。
第2図において、21はアクセルペダルで、このアクセ
ルペダル21が踏込まれると、図示破線で示す機械的伝
達機構22を介してポテンショメータ23が変位する。
このポテンンヨメータ23の摺動端子23aにはアクセ
ルペダル21の踏込み量に比例した出力電圧V1が発生
する。
24はアクセルスイッチで、このアクセルスイ、ツチ2
4はアクセルペダル21が踏込まれると開かれ、踏込ま
れていないときに閉じているものである。
そして、上記ポテンショメータ23の出力電圧v1ハア
クセルペダル21が踏込まれないときぱ零、一杯に踏込
まれたときは所定の電圧VmaXの電圧が与えられる。
25ぱアイト゛ルセットスイッチで、このアイドルセッ
トスイッf2’Jd2つの接点25a,25bを有し、
これらの接点は操作者により選択的に開閉操作される。
すなわち、エンジン始動のときは、エンジンのガスジェ
不レータ速度を低アイドルに選ぶため、その接点25a
が閉じられ、ライン257には低アイト゛ル指令電圧v
Lが発生する。
またエンジンのガスジエネレータ速度を高アイト゛ルに
し、エンジン出力を有効に取出す準備をするときは、そ
の接点25bが閉じられ、ライン25Aには高アイドル
指令電圧vHが発生する。
この電圧vL,VHは十分に安定化された電源と接地端
子間に設けられた抵抗分圧回路等により構成される基準
電圧発生器26a,26bにより出力される。
そしてライン25Aの発生電圧は一次遅れ回路装置27
に入力される。
この一次遅れ回路装置27はスイッチ25の接点25a
,25bのどちらか一方が選択されて、ライン25tの
電圧がVLからVHまたはVHからvLに瞬時に変化し
たとき、一定の時定数で指数関数的にゆるやかにその出
力ライン277の電位を変化させて、エンジンの運転状
態変化を不必要な過渡現象(・・ンチング等)から守る
ためのもので、接点25aが選択されたときはその出力
ライン27AにはVLが出力し、接点25bが選択され
たときはVHとなるが、ある一定時間後には等しい電圧
となる。
この出力ライン27,6の電圧は加算器28の一方の入
力端に供給される。
加算器28は上記電圧vLあるいは電圧VHと前記ポテ
ンショメータ23からのアクセル踏込み量に比例した出
力電圧v1の和電圧v(Ng’ref)を出力する。
この和電圧はエンジンの出力レベルを定める基準電圧で
あシ、これをアクセル21の操作、アイドルセットスイ
ッチ25の操作との関連において説明すると下表のよう
に表わせる。
しかして、上記表の状態番号によりさらに詳細に説明す
ると、LA状態はエンジンの始動前及び始動直後の状態
であり、あるいは長時間エンジンをアイドリンク回転さ
せる必要のあるときの状態であり、エンジンは自力運転
可能な最低アイドリンク回転速度(ガスジエネレータ回
転)付近にセットするための指令電圧V(Ng’ref
) を与えるために用いられる。
また、LB,LC状態はLA状態からアクセルペダル2
1を操作することによって作シ出されるが、一般にはL
A状態からLB,LC状態に移行してエンジンから有効
出力を取出すには応答が遅いので使われない。
HA状態は引き続きHB,HC状態に移行して有効なエ
ンジン出力を取出す操作を行う際に十分な応答速度を得
られるためにLA状態からアイドルセットスイッチ25
を操作することにより作シ出される。
HA状態ではLA状態よりエンジンのガスジエネレータ
速度は10〜20係高い値が選ばれる。
f{B状態はエンジンの部分負荷運転状態であり、アク
セルペダル21の踏込み量に比例してエンジンの出力レ
ベルが任意のレベルに調節される。
HC状態は最大負荷運転状態であシ、このときの加算器
28からの和電圧V(Ng’ref)は最大値となる。
よって、このときの値をこの発明を適用するエンジンの
ガスジエネレータの最大許容回転修正速度を与えるため
の基準電圧として実際の値を定める。
以上よシ明らかなように加算器28の和電圧V( Ng
/r e f )”エンジンの出力レベルを定めるとこ
ろの操作者の操作によシ指令される基準電圧である。
すなわち和電圧v(Ng’ref)はエンジンの出力レ
ベルを与える指令の基準電圧である。
次にエンジンのガスジエネレータの実際の回転速度、修
正回転速度をフィードバックし操作者の指令通シにエン
ジンを運転するためにこれらを実測し、あるいは演算す
る必要がある。
エンジンのガスジエネレータの回転速度検出器29は第
1図で示したガスジエネレータ回転軸3に直接あるいは
図示されていない補機駆動の歯車列を介して間接的に接
続され、磁電変換式パルス発生器により回転速度を検出
するものである。
このパルス周波数fはガスジエネレータ回転速度Ngに
比例する。
上記回転速度検出器29の出力パルスは適肖な増幅器を
組込んだ周波数一電圧変換器(以下f −V変換器と言
う)30に送られ回転速度に比例した電圧VNgを得る
また、31はコンプレツサ入口の大気温度Taを測定す
るための温度検出器で、コンプレツサ入口付近に設けら
れる。
この温度検出器31は白金抵抗線温度計あるいはサーミ
スタ温度計等の温度一電圧変換器が用いられ、その出力
電圧は増幅器32で増幅されたのち、関数発生器33に
供給されるとともに掛算器34に供給される。
上記関数発生器33はその出力電圧VtがTaの絶対温
度の平方根の逆数に比例するように変換する。
ここでTaの変化は自動車用の場合、−20〜+40℃
程度の変化であることを利用し、=283°K,Δヂ=
30℃とおけぱTa=283(1±0、106)’Kと
なり、これによりしたがって、変化範囲は+5.31%
と極くわずかであるから、このように近似値の関数発生
器で代替できる。
関数発生器33の出力電圧vtは掛算器35の一方の入
力端に供給され、他方の入力端には前記f−V変換器3
0の出力電圧vNgが供給される。
この掛算器35の出力電圧はガスジエネレータ回転速度
N2の修正回転速度Ng’actを表わす。
そこで、以下実測のガスジエネンータの修正回転速度を
表わす掛算器35の出力ライン357の電圧をV(Ng
’act)で表わすものとする。
この掛算器35の出力は比較器36で、前記加算器28
の和電圧v(Ng’ref)と比較され、その差電圧Δ
VNg’=V(Ng’ref) −V(Ng’act)
をその出力ライン36,5に出力する。
すなわち、この差電圧ΔVNg′は操作者指令のエンジ
ンの出力レベルを与える基準電圧(加算器28の和電圧
V( Ng’r e f ) )と実際に運転されてい
るエンジンの出力レベルの対応する実測のフィードバッ
ク電圧(掛算器35の出力電圧V(Ng’act))と
の差である。
しかして、この差電圧ΔVNg′の値に比例してエンジ
ンの燃料供給流量Q[を与えるよう゛に燃料制御を行う
のがこの発明の基本制御機能の1つである。
すなわち、差電圧ΔVNg′は他の後述する制御信号群
とともに、最小値選択装置37の入力となり、差電圧Δ
VNjが他の後述する制御信号群のどれよクも小さい場
合には最小値選択装置37から差電圧ΔVNg′がその
まま出力ライン37I!,に出力され最大値選択装置3
8の一方の入力端に供給される。
この最大値選択装置38のもう一方の端子にはスケジュ
ール装置39からの出力電圧が供給される。
このスケジュール装置39は掛算器35の出力電圧V(
Ng’act)の値に応じてエンジンの燃焼器6(第1
図)が、ガスジエネレータの運転中の実際の修正回転速
度Ng’actのすべての範囲に渡り吹き消え(Blo
w Out)を起さない最小の燃料流量を与える信号電
圧Vfを出力する関数発生器で、修正回転速度Ng’a
ctの増大とともにVfも比例的に増大するように実験
的に定められた関係によってアナログ演算素子を用いて
つくることができる。
このスケジュール装置39はコストの関係または適用す
るエンジンの吹き消え防止のための燃料の最小流量が修
正回転速度Ng’actによって変化しないかあるいは
変化させる必要がないと認められるときは、これを既知
の抵抗分割等による一定電圧発生器にて簡略化しても良
い。
しかして、上記最大値選択装置38の出力電圧は上記差
電圧ΔVNg′か信号電圧vfのうちどちらか大きい値
をその出力ライン38tに出力し、サーボアンプ40に
供給される。
このサーボアンプ40はその入力電圧に比例した出力電
流を燃料メータリングサーボバルプ41のコイルに流す
燃料メータリングサーボバルブ41はそのコイル電流に
比例した燃料流量を燃焼器に送る。
燃料流量Qtは上記の様に基本的に差電圧ΔVNg′に
比例しておシ、これによシ明らかなように、操作者の指
示の和電圧V(Ng’ref)に対し、実測の”(Ng
’ac t ) (掛算器35の出力)が一致するまで
燃料流量Qfは増大または減少させる。
これによって操作者はアクセルペダルの踏込み量に応じ
たガスジエネレータの回転速度を制御することができる
しかして燃料流量Qfは差電圧ΔVNg′に比例するか
ら、アクセルペダル21が急激に踏込まれた場合、燃料
流量Qfは一次的に過大となり、ガスジエネレータター
ビン入口のガス温度T7は急上昇する。
この結果、ガスジエネレータコンプレツサがサージング
現象を起したシ、ガスジエネレータタービンの材料的許
容限界温度T7maXを超えて破壊に至る場合があり、
この発明ではこれを防ぐため次のように制御している。
?算器35の出力ライン357には前記したようにv(
Ng’act)が発生している。
この信号”(Ng’act)を利用してすべての修正回
転速度Ngactの範囲で最適なガス温度T7のスケジ
ュールを行い、これをT7refとする。
これを詳細に説明すると、まず信号ライン35,ffの
電圧V(Ng’act)を用いて、関数発生器42によ
ってT7 r e f =T7ref/T1なる・々ラ
メータT7refを表わす出力電圧V(rlref )
を発生させる。
ここで修正回転速度Ng’actの関数としてT7′r
ofはどのように設定すれば良いかを第3図によって説
明する。
一般的にパラメータT7refはガスジエネレータにお
けるコンプンツサ入口温度T1 とガスジエネレータ
タービン入口温度T7の比であシ、温度上昇比を表わす
ので、運転状態をガスジエネレータ修正回転速度Ng’
actとパラメータT7′r8fで見る場合、コンプレ
ツサのサージング領域は曲線A.JJ上の領域に固定化
して表わすことができることは周知である。
エンジンとくにガスジエネレータの運転状態が曲線Aか
またはその上の領域に入ることは危険であるので、この
曲線Aの下にサージ余裕をとった曲線Bを実用的な限界
運転線とすることは容易に推察できる。
よってここでは、実用的な限界曲線Bを加速時限界線と
呼称する。
これは加速時に供給する燃料が増大してガスジエネレー
タタービン入口のガス温度T7が急上昇しても、これ以
上上昇してはならない限界の運転線である。
さらにエンジンを応答よく加速するために定常運転線C
を定め、上記曲線CとBとの差は加速余裕温度ΔT7′
と言う。
このΔT7′はエンジンの加速性能を重視し定常運転時
の燃費を軽視するときは大きく、加速性能は劣っても定
常運転における燃費を良くしたいときには小さく選ぶ。
上記したようにパラメータT7refは実測にもとすく
修正回転速度Ng’actをもって曲線Cに対応させて
設定する。
このように設定することによシ、定常運転状態にあるエ
ンジンのT7/T1の比は修正回転速度Ng’actが
一定であれば一定に保つ目標値を定め得たことになる。
また修正回転速度Ng’a c tが変化したときは、
その運転状態が定常状態にある限シ、やはシ新しいT7
/T1の目標値が定まることは言うまでもない。
しかして、関数発生器42によシv(T7’ref)な
る基準電圧を得、これをさらに掛算器34により、増幅
器32の出力電圧によってT7refを表わす電圧V(
T7ref)に変換してその出力ライン34tに出力す
る。
これを第4図で説明すると、曲線群Cが修正回運速度N
g’actの関数として与えられることを示している。
曲線群Cはコンプレツサ入口温度T1 が高いとき高い
T7refを与えることを示している。
以上のように定常状態時の基準となるガスジエネレータ
タービン入口温度T7refが創成されたが、これを用
いて、一定の加速余裕温度ΔT7″を加えて加速時のT
70基準値T7ref,acc(T7ref−acc=
T7ref+ΔT7′)をツくルコトができる。
すなわちライン347に既知の方法で一定電圧V(ΔT
7)をつくり加算器44によって加算してv(T7re
f.ac。
)をつくりこれをリミタ45に送る。
リミタ45はその出力電圧がT7の最高許容温度T7m
axに相当する電圧を起さないように制限する装置であ
る。
このTTmaXはガスジェネレータタービンの材質的な
許容限界温度によって定まるT7の最高許容温度であり
、第4図において直線dで示されるところの一定の値で
ある。
リミタ45の出力電圧は結局、修正回転数Ng’act
とコンプレツサ入口の大気温度Ta応じて高々TTma
Xに相当する電圧を越えない第4図の曲線群bまたは直
線dで表わされるところの加速度時運転線を電圧によっ
て創生じたものである。
一方、実際のガスジエネレータタービン入口温度T7は
温度検出器46により電気量に変換され、増幅器47で
取扱い容易な電圧に増幅される。
この温度検出器46は経済性と諸性能の点から考えてク
ロメル〜アルメル熱電対が適当であるが、他の熱電対や
パイロメータ等でも良い。
上記増幅器4Tにはチョツパアンプ等が適当である。
さらに温度検出器46の低応答性を補償し、低応答性の
ために温度コントロールの誤差でガスジエネレータター
ビンの破損に至ることのないように応答時間補正装置4
8が設けられる。
この応答時間補正装置48は温度検出器46が熱電対の
場合にはその検出部が高速燃焼ガス流の中に配置され、
ガス流速の大小により応答遅れの時定数が変化するため
に、f−V変換器30の出力vNgをこのガス流速の代
替として利用し、補正装置48の補正時定数を変化させ
うるもので、いわゆる位相進み補償回路であり、その一
例を第5図に示す。
第5図において、この機能を説明する。
入力端子481に時定数要素であるコンデンサ482と
抵抗483の直列接続回路と抵抗484とデュアルFE
T485の一方のFEI:T485aの直列接続回路を
並列に接続しアナログオペアンプ486の反転入力端子
に接続する。
また他方のFEI;T485bと抵抗48γを直列接続
してオペアンプ48Gの出力端子489に接続する。
デュアルFgT485のそれぞれのソースは端子488
に接続される。
上記入力端子4810入力電圧は第2図の増幅器47の
出力端子に接続されているのでV(T7)であるがこれ
をeiとする。
そして出力端子489の出力電圧をe。
、抵抗483,484,487の抵抗値をそれぞれR1
,R2 ,R3,デュアルFET485の2つの素子
485a,485bの各々のソース・ドレイン間抵抗は
等しくこれをR4 とし、コンデンサ482の容量をC
1 とするとR2=R3のときは、ラプラス演算子Sを
用いて ここでR4は端子488の電位vNgに比例して変化し
、■Ngが大きいときはRは小さい値をとる。
このため時定数t,は変化して、位相進み時定数を変化
させることができる。
このようにしてガスジエネレータタービン入口温度T7
の実際値を電圧に変換した信号v( T7act)
を出力ライン48,ffに得ることができる。
しかして、比較器49によってリミタ45の出力電圧v
(T.ref.aoo)と応答時間補正装置48の出力
電圧V(T7act)を比較し、その出力ライン49t
に加速制限信号電圧ΔV(T7ace)を得る。
ここにΔVT7acc=V(T,ref−acc) ”
(T7act)である。
このΔ”raceは前記最小値選択装置37の入力の1
つとして用いられる。
すでに説明した通り、供給燃料流量Qfは基本的に差電
圧ΔVNg/に比例するごとく制御され、いわゆる速度
制御として十分な機能を、有するが、アクセルペダルの
急激な操作によシ、流量Qfが一時的に増大スる結果、
ガスジエネレータタービン入口ガス温度T7が急上昇し
、コンプレッサがサージングに突入しあるいはタービン
の材料的許容限界温度T7maXを越えて破壊に至るこ
とを防止するため、前記Δ”race を最小値選択装
置37の入力として用いることにより、T7の実際値が
前記スケジュールされたv(T7ref.acc)に近
ずくにつれ、最小値選択装置37によって、その出力電
圧ぱΔvNg/,ΔVT7aceのうち小さい方を出力
するから、ΔVNg/の過大による前記不具合は解消さ
れる。
以上によって速度制御とガスジエネレータタービン入口
のガス温度T7の温度制御が燃料流量をクローズドルー
プ制御することによって達成されている。
しかしこの発明においては、さらに熱交換器の温度によ
る破壊予防と、パワータービンのオーバラン防止機能を
次のようにして合せ持たせている。
まず第1図に示した熱交換器50入口温度TEを温度検
出器50によシ電気量に変換され増幅器51で取扱いの
容易な電圧に増幅する。
この電圧はさらに必要な場合には応答時間補正装置52
により応答遅れによる不十分な制御機能を補うこともで
きる。
温度検出器50はT7測定における温度検出器46と同
様の機能を持ち、増幅器51は増幅器47と同様の機能
を持ち応答時間補正装置52は同48と同様の機能を持
っている。
そして補正装置52の出力VTEは比較器53の一方の
入力端子に供給され、この比較器53の他方の入力端子
には基準電圧発生器54からの出力電圧V(TEmax
)が供給される。
この電圧V(TEmax)は上記熱交換器5の許容限界
温度を表わす電圧値である。
比較器53の出力にはΔVTE=v(TEmax)
VTE で表わされる電圧ΔVTEをその出力ライン53I!,
に出力する。
このΔVTEは最小選択装置37の1つの入力として用
いられる。
次に第1図で示したパワータービン7の出力動力を取出
す減速歯車群10の回転速度を検出する方法を説明する
検出自体は公知の磁気変換式パルス発生器55によって
パワータービン回転速度NPTに比例するパルス周波数
f′を得る。
このパルス周波数f′はf−V変換器56によシ、パワ
ータービン回転速度NPTに比例する電圧V(NPT)
に変換する。
この電圧V(NPT)は比較器57の一方の入力として
用いられ、基準電圧発生器58で発生する出力電圧v(
NPT1oo)と比較され、Δv(NPT)=v(NP
T100) −■(NPT)が得られる。
上記ΔV(NPT)は最小値選択装置3701つの1つ
の入力として用いられる。
この最小値選択装置37には上記したように4つの入力
が供給されている。
すなわち速度制御のためのΔvNg/、加速時のT7コ
ントロールのためのΔv( T 7 a c c )、
熱交換器の入口温度TEの過温i防止のためのΔVTE
、パワータービンのオーバラン防止のためのΔV( N
P T )の4つの入力である。
最小値選択装置37ぱこれらの4つの信号電圧の最小の
ものを選択し、それを出力するために定常運転状態では
速度制御信号ΔVNg/が選択され、加速時には大きな
値のΔVNg/が入カされるが、たとえばΔv(T7a
ce)が実際のT7が上昇するためにスケジュールされ
たT7ref.accに近ずくと小さくなり、Δv(T
7ace)が選択されて供給燃料流量Qfを低くする信
号が最小値選択装置37から出力される。
最小値選択装置37によって種々の運転状態におけるガ
スジエネレータの回転速度Ngを指令値に保つとともに
、ガスジエネレータタービン入口温度T7の過上昇、熱
交換器の入口温度TEの過上昇、パワータービン回転速
度?’Jp’rの過上昇が起きる前に未然にこれらの制
限事項によって不都合な状態が予防できる。
減速指令が発せられると、ΔVNg/ は一時的に負の
信号となシ、最小値選択装置37は上記他の3つの入力
信号よりもΔvNg/ を選択し、この場合には最大値
選択装置38によって、前記した吹き消え防止のための
最小燃料流量を与えるための信号電圧v(Qfmin)
が選択されて吹き消えを未然に防止することができる。
燃料コントロールは以上の他に、緊急時には完全に燃料
を遮断する保護装置が設けられている。
すなわち、燃料メータリングサーボバルプ41を通過し
た燃料オイルが電磁シャットオフ弁59を経て、燃焼器
へ供給される。
この電磁シャットオフ弁59は既知の3方弁であり、そ
のコイルに通電時は燃焼器へ燃料を送り、非通電時は燃
料はバイパスして燃料タンク(図示せず)へ戻シ燃焼器
へは供給されないようになっている。
通電状態であるか否かは緊急処理論理装置60の出力に
より制御される。
この緊急処理論理装置60には4つの信号が判定器61
、シーケンスロジック装置62、油圧・油温検出装置6
3、判定器64からそれぞれ供給される。
上記判定器61は基準電圧?(Ng00)を発生する基
準電圧発生装置65からの出力電圧と回転速度N に比
例するVNgとg の大小を判定する。
すなわちライン61の電位の符号がv(Ng1oo)く
VN2のとき反転することを利用して、Ng=100%
(定格回転)を示す基準電圧v(Ngtoo)よシも実
測のvNgが大きくなると、燃料を遮断するように作用
する。
シーケンスロジック装置62はエンジン始動時に所期の
スケジュールをはずれ、具体的にはオーバクランクやミ
ス着火等を検知したときに緊急的に燃料供給を遮断する
ための信号を発生する装置である。
油圧・油温検出装置63はエンジンが作動状態にあると
き潤滑油温と潤滑油圧の異常が発生したとき緊急的に燃
料供給を遮断するための信号を発生する装置である。
判定器64は基準電圧v(NpTover)を発生する
基準電圧発生装置66からの入力電圧とライン56Aの
実測回転数1’Jp’r に比例する電圧V(NPT)
の大小を判定しV(NPTover)<v(NPT)の
場合にはライン51の電位の符号が反転することを利用
し、V(NPTover)よクもV(NPT)が大きく
なった場合に燃料供給を遮断する装置である。
以上の様にして、エンジンを緊急的に燃料を遮断するこ
とにより、故障等の事故の保護装置が設けられる。
電磁シャットオフ弁59および緊急処理論理装置60の
他の役目について補足すると、操作者によるエンジンの
始動、停止指令を受けて、図示しない始動スイッチによ
って周知の自動車用内燃機の始動停止操作と同様に、停
止の操作がなされたときは緊急処理論理装置60、電磁
シャットオフ弁59のコイルの電源の供給を停止するこ
となどの適当な方法によって優先的に燃料供給を即時遮
断し、始動の操作がなされた以降は前記遮断信号がない
ときは上記装置60、弁59のコイルに通電し燃料供給
がなされるよう構成してエンジンの始動、停止の基本機
能を持っている。
以上は燃料流量制御系について詳述したが、次にバリア
ブルノズル制御について説明する。
第1図のバリアブルノズル8は周知のように環状の円周
に等間隔に配置した可動翼列によって構成され、作動ガ
スのパワータービンへの流出角を変え、ガスジエネレー
タタービンとパワータービンの動力配分を変化させるた
めのものである。
バリアブルノズル8の翼角を変える装置を第6図に示ス
第6図において、バリアブルノズル8の翼角を変えるア
クチュエータはタンデム式油圧シリンダ111であり、
そのロツド111aは左右に突出し、その直径は受圧面
積比が左右である比”K”になるように定めてある。
ロツド111aの大径側にはその直線的変位量を電気的
に変換するポジションフィードバックセンサ112が配
置されて諭る。
電気油圧サーボバルブ113には、後述するようにロツ
ド111aを変位させるためにエンジンの潤滑油系統の
作動圧及び作動流体を利用して、その流量及び方向を制
御する電気信号が与えられる。
パイロットオペレーテツドダンプバルプ114はソレノ
イドバルブ115によって制御される。
すなわちソレノイドバルブ115のコイルに通電しない
ときは固定絞シ弁116を通過した圧油はオイルリザー
バ117にドレンされるようソレノイドバルブ115は
その油路を開くので、パイロットライン118の圧力は
下り、パイロットオベレーテツドダンフハル7’1 1
4のポートAはポートPと連通される。
またソレノイドバルブ115を通電すると、その油路は
閉じるのでパイロットライン118の圧力が上昇し、パ
イロットオペレーテツドダンプバルプ114のポ−トA
はオイルリザーバ117に通ずるポートに切換りシリン
ダ111の図示右室の圧力は低下する。
このときシリンダレータ119に蓄積された圧油の吐出
する油量の合計がシリンダ111の左室に流れ込みロツ
ド111aを急速に図示右方へ移動する。
ポンプ120は第1図に示したガスジエネレータ6によ
って駆動されておシ、エンジンが運転されているときは
常に圧油を発生しておシ、チェック弁121を通して、
バリアプルノズルの駆動装置系と、潤滑油循環系122
に必要油量を供給しつづける。
ガスジエネレータ60回転速度Ngの変動により、ポン
プ120の吐出量は変化するが、回転速度Ngが自力運
転の最小値N ・ のときに必要十分な吐出量を得られ
るよ・gmln うその容量は選択されている。
回転速度NgがN ・ よシ大きいときには余分の吐出
量は循環gmln 系122でオイルリザーバ117に戻されるとともに必
要な制御圧は一定に保たれるように構成されている。
次にロツド111aの変位とエンジンの制御状態の関係
について説明する。
上記ソレノイドバルプ115のコイルに通電しないとき
はバルブ114のポー}AぱポートPと通じている。
この状態ではシリンダ111の右室へ出入する圧油はサ
ーボバルブ113によって制御されている。
サーボバルブ113には第2図のサーボアンプ67の出
力電気信号が供給されており、サーボアンプ67の入力
電圧ΔVNとロツド111aの変位を検出するポジショ
ンフィードバックセンサ112の出力電圧が等しくなる
ようにフィードバック制御される結果、ロツド111a
の変位はサーボアンプ6γの入力電圧ΔvNに比例する
位置に制御されるようになっている。
ΔvNはロッド111aの位置を指令する制御信号で、
その値が大きいときはロツド111aは左方にあってこ
のときはバリアブルノズル8は絞られ、パワータービン
の吸収馬力を大きクシ、ガスジエネレータタービン入口
のガス温度T7を高める働きをする。
ΔVNが小さくなると、バリアブルノズル8は開かれ、
パワータービンの吸収馬力を小さクシ、ガスジエネレー
タタービンの吸収馬力を大きクシ、ガスジエネレータ回
転速度Ngを高める作用をするとともに、T7を低める
働きをする。
次にソレノイドバルブ115のコイルに通電したときは
ΔVNがどのような値であっても前記した作用によって
通電直後にはシリンダ111の右室の圧力が零近くまで
下るためにロツド111aは急速に右方へ移動し、この
動きによってバリアプルノズル8の翼角を開き位置をこ
えた逆向きの位置(これをリタード位置という)にし、
パワータービンには逆向きのトルクを与え、いわゆるリ
タード状態とする。
この逆向きトルクはパワータービンが正回転中にはその
回転速度1’Jp’rにほぼ比例するが、回転速度NP
Tが下り、零付近では、わずかに正トルクとなるように
構成する。
従って、パワータービンは逆回転することはない。
リタード状態はガスタービンにエンジンブレーキ状態を
つくり得ることを示し、自動車推進用エンジンとしては
この作用があることが望ましい。
リタード状態の詳細については後述する。
次に第2図によりバリアブルノズル制御の機能と作用を
説明する。
T7refを表わす電圧v(T7ref)が掛算器34
の出力ライ7341VC出力されていることは前記した
通レである。
また、このT refぱ第4図の曲線群Cで表わされ、
これは定常時のガスジエネレータタービン入口のガス温
度の基準の目標温度であることも前記した通りである。
上記v(T7ref)はリミタ68に送られ、そこでT
7の最高温度T7maXに相当する電圧を越えるときは
、そのT7maXに相当する電圧にv(T7ref)を
制限する。
T7maXは第4図の直線dによって表わされており、
ガスジェネレータ回転速度N,(または修正回転速度N
g’act)によらない一定の温度である。
よって第4図の曲線群Cで表わされるT7refはNg
/aotとT1 によって変化するが、最大はT
で押えられる基7maX 準温度に相描する電圧をリミタ68の出力ライン68t
に得ることができる。
この出力電圧は比較器690一方の入力となり、応答時
間補正装置48からのガスジエネレータタービン入口ガ
ス温度の実際値を電圧に変換した信号v(T7aot)
との差 ΔVT7””’(T7ref) =V(T7act)を
比較器69の出力ライン69tに得る。
ΔvTは一次遅れ回路装置70によって不要なハンチン
グ等を起さないようにわずかの時間遅れを持たせて、次
のV−N(バリアブル・ノズル)制御信号処理装置71
に入力する。
このV−N制癲信号処理装置71にはこの他に入力信号
ラインとして72/!,,73t,74t,75tが接
続される。
信号ライン72tの信号は急加速判定信号で、判定器1
2において、ライン36tの信号電圧ΔvNg/が一定
電圧v( Ng’a c c )を越えたときはその出
力ライン72,6の電圧が正負反転することを利用する
一定電圧v(Ng’acc)は周知の抵抗分圧などによ
って発生器76でつくるが、その値は修正回転数Ng/
actの定格最大値の数係に相当する電圧とする。
このようにすればゆるやかなアクセル操作では、実際の
修正回転速度Ng/aotは前記に説明した燃料コント
ロールによって十分、指令のNg/r8fに追従制限さ
れるので、ΔVNg/はv(Ng’acc)を越えるこ
とはなく急加速とは判定されない。
この場合にはサーボアンプ67の入力信号ΔvNは前記
一次遅れ回路装置70の出力電圧ΔVT/が用いられる
また、アクセルペダル21を急に踏込み、急速な加速指
令が出て、Δ■Ng/がv(Ng’acc)を越えると
、72,6はその電位の正負が反転させられるので、こ
れによってV−N制御信号処理装置11はΔvTをサー
ボアンプ67への入力とすることを止め、代りに前記バ
リアプルノズル8の翼角を加速のために、わずかに開く
ための一定の制御電圧vaooをサーボアンプ61への
入力とするように作用する。
制御電圧Vaooはこれによって対応するシリンダ11
1のロツド111aの変位が丁度ハIJアブルノスル8
の翼角をある位置に開き、その結果、ガスジエネレータ
タービンの吸収トルクが増大して加速されやすい位置に
なるように定めてある。
急加速と判定されないときは上記ΔVT がサーボアン
プ67の入力電圧となっていて、この場合にはΔvTが
小さいときは上記ΔvNが小さいのであるから、バリア
ブルノズル8ぱ開かれ、パワータービンの吸収馬力を小
さクシ、ガスジエネレータタービンの吸収馬力を大きく
するとともに実測のガスジエネレータタービン入口ガス
温度T7actを下げる。
一方、ΔVTが大きいときは逆の作用を行う。
結局ΔVTはある小さな値を保持するために、T7ac
tは定常時(すなわち急加減速時以外)には第4図曲線
群c,dで与えられるT7refに近い値を保持するこ
とができる。
よってエンジンはT7の温度コントロールを達成して、
回転速度N2のすべての範囲にわたって最適の状態すな
わち最良の燃料消費率を達成することが可能となる。
次に信号ライン73Aの信号はスイッチ73によって強
力なエンジンブレーキ指令をV−N制御信号処理装置7
1に与えるもので、スイッチ73は自動車の運転席に設
けられ、操作者によって操作可能な2極双投型のスイッ
チで、操作者がその運転状況に応じてエンジンブレーキ
を望むとき操作するものである。
この操作により接点73aが閉じられると、ライン73
tは接地され、V−N制御信号処理装置71はこれを検
知してソレノイドバルブ115のコイルに通電する。
このため前記したようにバリアブルノズル8の翼角はリ
タード位置になる。
一方、スイッチ73の接点73bも接点73aと同様に
閉じられ、一定電圧発生器77の出力電圧V( Ng’
r e t )がライン73btに出力される。
上記出力電圧v(Ng’ret)は強力なエンジンブレ
ーキ作用を与えるためにその結果としてライン28l!
.の電圧”(Ng’ref)が修正回転速度Ng/a
ojの定格回転速度の約80係に相当する電圧を発生す
るように関係づけられるように定められる。
V(Ng’ret)はこの場合、アクセルペダル21が
踏込まれない状態のときにマイクロスイッチ78の接点
が閉じられることによって上記修正回転速度Ng’a
c tの約80%相当の電圧をライン28tに生ずるよ
うに設定される。
従って、アクセルペダル21が踏込まれるとライン23
2に生ずる踏込み量に比例する電圧v1とv(Ng’r
et)が加算器28によって加算されることはない。
しかして、接点73a,73bが閉じられるとバリアブ
ルノズル8は直ちにリタード位置になり、パワータービ
ンには逆向きトルクが発生するとともにライン28Aの
V( Ng’r e f )が定格の80係の電圧を発
生し、これによって燃料コントロールの前記した各種エ
ンジンの破壊防止のための保護機能を保持しつつ燃料は
供給される。
こうしてガスジエネレータは多量の作動ガスを発生し、
パワータービンに送り込み、バリアブルノズル8がリタ
ード位置にあるためにパワータービンは逆向きトルクを
強力に発生してエンジンブレーキ作用を強力に行うこと
ができる。
この場合、ガスタービンは外部より動力を供給されてい
るので、T7actやTEが上昇するが、このときは前
記保護機能が働いて不必要に燃料を供給してエンジンを
破壊するのを未然に防止していることは言うまでもない
次に信号ライン74tの信号はパワータービン回転速度
?’Jp’r が例えばその定格の110係に達すると
バリアブルノズル8をリタード位置とすることにより、
パワータービンに逆向きトルクを与え、それ以上オーバ
ーランしないように保護するための信号で、ライン56
tに出力されているNPTの実測値に比例する電圧V(
NPT)と基準電圧発生装置79からの基準電圧V(N
PTret)とを判定器74で大きさを比較してV(N
PT)がV(NpTret)を越えると判定器74の出
力電圧が正負反転するので、V−N制御信号処理装置γ
1はこのときンレノイドバルブ115に通電してバリア
ブルノズル8をリタード位置とする。
ここでは■(NPTret)の設定電圧は定格オーバ率
を10係にしたが、適用するエンジンに応じて任意の値
にすることは自由である。
次に信号ライン75tの信号はエンジン始動時を除き、
このエンジンを自動車推進系に用いる場合、その出力歯
車群10(第1図)の後段に設けられる周知の図示しな
いクラッチ装置、トランスミッションの操作を容易にす
るために一次的にバリアブルノズル8をリタード位置に
してパワータービンの回転速度NPTを下げるためのも
ので、クラッチがトランスミッションのシフト操作に先
たち、これが“断”の状態のとき、これを検出するマイ
クロスイッチ75の接点75aが閉じられ、ライン75
tは接地電位となる。
これをV−N制御信号処理装置71が検知して、ソレノ
イドバルブ115に通電し、バリアブルノズルはリター
ド位置とされる。
このため一時的にパワータービンの負荷がクラッチ“断
”となることにより急激に無クなシ、ハワータービンが
オーバランすることを未然に防ぐとともにパワータービ
ンを低速に押えることによシトランスミッションのシフ
ト後の動力伝達を滑らかにすることができる。
以上詳述したようにこの発明によれば、運転状況に応じ
たアイドル指令電圧を発生する手段と、前記アイドル指
令電圧とアクセルペダルの踏込み状態に応じた電圧との
和電圧と、ガスジエネレータの実測の回転数に比例した
フィードバック電圧との差電圧によシガスジエネレータ
の回転速度の制御を行う手段と、加速時のガスジエネレ
ータタービンの入口温度の基準値を電圧に変換した後、
この加速基準電圧と実際のガスジエネレータタービンの
入口温度に対応する出力電圧とを比較してガスジエネレ
ータタービンの加速制限信号を得る手段と、熱交換器の
入口温度及びパワータービンの回転数を計測しこれらを
電圧に変換したのち、それぞれの電圧が所定の値に達す
ると燃料流量制限を行うとともに最小燃料流量を設定し
減速指令時における吹き消え防止を行う手段と、エンジ
ン異常を検知して異常時に緊急的に燃料供給を遮断する
手段とを具備したことを要旨としているので、部分負荷
運転時においても燃料消費が少なく、燃焼ガス温度、熱
交換器入口ガス温度を応答良く検出しかつ制御できると
ともにガスジエネレータターヒン、パワータービンのオ
ーバランヲ未然ニ防止でき安全性の向上、操作の容易性
、加速性等種種の点において極めて優れた特徴を有する
自動車用2軸ガスタービンの制御装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係るガスタービンエンジ
ンの概略を示す図、第2図は同実施例の制御回路を示す
ブロック図、第3図は同実施例に2けるガスジエネレー
タタービン入口修正温度の制御目標スケジュールを示す
図、第4図は同実施例におけるガスジエネレータタービ
ン入口温度の定常時及び加速時の制御目標値を説明する
図、第5図は第2図における応答時間補正装置の構成を
示す図、第6図はバリアブルノズル角を駆動する機械・
油圧装置の実施例を示す図である。 1・・・コンプレツサ、2・・・ガスジエネレータター
ビン、3・・・回転軸、4・・・ガスジエネレータ、5
・・・燃交換器、6・・・燃焼器、7・・・パワーター
ビン、8・・・バリアプルノズル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 運転状況に応じたアイドル指令電圧を発生する手段
    と、前記アイドル指令電圧とアクセルペダルの踏込み状
    態に応じた電圧との和電圧と、ガスジエネレータの実測
    の回転数に比例したフィードバック電圧との差電圧によ
    シガスジエネレータの回転速度の制御を行う手段と、加
    速時のガスジエ坏レータタービンの入口温度の基準値を
    電圧に変換した後、この加速基準電圧と実際のガスジエ
    ネレータタービンの入口温度に対応する出力電圧とを比
    較してガスジエネレータタービンの加速制限信号を得る
    手段と、熱交換器の入口温度及びパワータービンの回転
    数を計測しこれらを電圧に変換したのち、それぞれの電
    圧が所定の値に達すると燃料流量制限を行うとともに最
    小燃料流量を設定し減速指令時における吹き消え防止を
    行う手段と、エンジン異常を検知して異常時に緊急的に
    燃料供給を遮断する手段とを具備したことを特徴とする
    自動車用2軸ガスタービンの制御装置。 2 前記アイドル指令電圧とアクセルペダルの踏込み状
    態に応じた電圧との和電圧と、ガスジエネレータの実測
    の回転数に比例したフィードバック電圧との差電圧を受
    けて、急加速指令か否かを判定し、急速な加速指令が発
    せられるとバリアブルノズルの翼角を一定角開く手段を
    有する特許請求の範囲第1項記載の自動車用2軸ガスタ
    ービンの制御装置。
JP50122655A 1975-10-11 1975-10-11 ジドウシヤヨウ 2 ジクガスタ−ビンノセイギヨソウチ Expired JPS598653B2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4896909A (ja) * 1972-02-21 1973-12-11

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