JPS5982851A - 被覆生体用部材 - Google Patents
被覆生体用部材Info
- Publication number
- JPS5982851A JPS5982851A JP57192557A JP19255782A JPS5982851A JP S5982851 A JPS5982851 A JP S5982851A JP 57192557 A JP57192557 A JP 57192557A JP 19255782 A JP19255782 A JP 19255782A JP S5982851 A JPS5982851 A JP S5982851A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diamond
- coated
- living body
- carbon
- stellite
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Prostheses (AREA)
- Dental Prosthetics (AREA)
- Materials For Medical Uses (AREA)
- Dental Preparations (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（イ）技術分野
本発明は生体によく適合し、耐摩耗性を有する生体用金
属部材に関する。
属部材に関する。
（ロ）背景技術
人工関節、人工心臓弁、人工歯根、人工骨等、生体内で
使用される部材は、耐食性を有し、生体からの拒絶反応
を生じないこと、また損傷の発生要因とならないこと等
の条件を満たす必要がある。これ等の条件を満足した金
属として従来、ステライトやチタン等の耐食合金が多く
使用されて来たが、これ等の金属にもいくつかの欠点か
あり、数十年といった長期間の使用の可否については疑
問のあるところである。たとえばステライトを人工関節
として使用した場合、摩擦する部分の摩耗は意外に速く
、関節としての機能を果たさなくなるばかりでなく、摩
耗の屑が関節に蓄稙されて炎症の原因となること等も報
告されている。一方、わずかづつではあるが、腐食の進
行や表面での血液凝固の起こるものもある。
使用される部材は、耐食性を有し、生体からの拒絶反応
を生じないこと、また損傷の発生要因とならないこと等
の条件を満たす必要がある。これ等の条件を満足した金
属として従来、ステライトやチタン等の耐食合金が多く
使用されて来たが、これ等の金属にもいくつかの欠点か
あり、数十年といった長期間の使用の可否については疑
問のあるところである。たとえばステライトを人工関節
として使用した場合、摩擦する部分の摩耗は意外に速く
、関節としての機能を果たさなくなるばかりでなく、摩
耗の屑が関節に蓄稙されて炎症の原因となること等も報
告されている。一方、わずかづつではあるが、腐食の進
行や表面での血液凝固の起こるものもある。
そこでセラミックを使用することも既に多く行なわれて
いるが、人工歯根のような用途に限られている。これは
、セラミックは耐摩耗性や耐良性に優れているが、強度
が低いことや、薄い部材が作れない等の欠点があるため
である。
いるが、人工歯根のような用途に限られている。これは
、セラミックは耐摩耗性や耐良性に優れているが、強度
が低いことや、薄い部材が作れない等の欠点があるため
である。
（ハ）発明の開示
本発明は従来の生体用部材の上記欠点を改良することを
目的とするもので、加工が容易で強度の高い金属を母材
として、その表面に生体への適合性の高いダイヤモンド
もしくはダイヤモンド状炭素を被覆することによって、
広い部位で使用可能で安価な生体用部材を提供するもの
である。
目的とするもので、加工が容易で強度の高い金属を母材
として、その表面に生体への適合性の高いダイヤモンド
もしくはダイヤモンド状炭素を被覆することによって、
広い部位で使用可能で安価な生体用部材を提供するもの
である。
すなわち本発明は０．０５〜１０μのダイヤモンドもし
くはダイヤモンド状炭素を被覆した金属よりなる被覆生
体用部材に関する。
くはダイヤモンド状炭素を被覆した金属よりなる被覆生
体用部材に関する。
ダイヤモンドは殆んどの液体、気体に耐食性があり、硬
度が高く、しかも生体への適合性も高いものである。ダ
イヤモンド状炭素は炭化水素のプラズマ中での分解で得
られ、その性質はダイヤモンドと酷似している。
度が高く、しかも生体への適合性も高いものである。ダ
イヤモンド状炭素は炭化水素のプラズマ中での分解で得
られ、その性質はダイヤモンドと酷似している。
ダイヤモンドもしくはダイヤモンド状炭素の被覆はＣＶ
Ｄ法、プラズマＣＶＤ法、イオンビーム蒸着法等、公知
の方法で行うことができる。このとき膜の欠陥を極少と
する為に金属表面を完全に平滑にする等の処理を行うの
が好ましい。
Ｄ法、プラズマＣＶＤ法、イオンビーム蒸着法等、公知
の方法で行うことができる。このとき膜の欠陥を極少と
する為に金属表面を完全に平滑にする等の処理を行うの
が好ましい。
ダイヤモンドもしくはダイヤモンド状炭素膜は０．０５
μ以下では効果はなく、２０μ以上では膜の持つ内部歪
により剥離するおそれがあって、不適当である。
μ以下では効果はなく、２０μ以上では膜の持つ内部歪
により剥離するおそれがあって、不適当である。
下地の金属はどんなものでもよいが、Ｔｉ，Ａｌ等の比
強度の高い金属、合金が望ましいことは言うまでもなく
、更に万一、膜がはがれた場合でも生体との間に問題の
少ないステライト、Ｔｉ等の金属が好ましい。
強度の高い金属、合金が望ましいことは言うまでもなく
、更に万一、膜がはがれた場合でも生体との間に問題の
少ないステライト、Ｔｉ等の金属が好ましい。
実施例１
純チタンでうさぎの股関節の形状を作り、Ｃ２Ｈ５の高
周波分解によりダイヤモンド状炭素を１μ被覆した。こ
れをうさぎの体内に入れ１年間使用したが、関節面の摩
耗はなく、拒否反応等の異常もなかった。
周波分解によりダイヤモンド状炭素を１μ被覆した。こ
れをうさぎの体内に入れ１年間使用したが、関節面の摩
耗はなく、拒否反応等の異常もなかった。
一方、ステライト合金で同様の股関節をつくって１年間
のテストを行ったところ、最大０．５ｍｍの摩耗が発生
していた。
のテストを行ったところ、最大０．５ｍｍの摩耗が発生
していた。
Claims (2)
- （１）０．０５〜１０μのダイヤモンドもしくはダイヤ
モンド状炭素を被覆した金属からなる被覆生体用部材。 - （２）金属がステライト、チタンまたはアルミニウムで
ある特許請求の範囲１記載の被覆生体用部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57192557A JPS5982851A (ja) | 1982-11-04 | 1982-11-04 | 被覆生体用部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57192557A JPS5982851A (ja) | 1982-11-04 | 1982-11-04 | 被覆生体用部材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5982851A true JPS5982851A (ja) | 1984-05-14 |
| JPH0364142B2 JPH0364142B2 (ja) | 1991-10-04 |
Family
ID=16293252
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57192557A Granted JPS5982851A (ja) | 1982-11-04 | 1982-11-04 | 被覆生体用部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5982851A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5288230A (en) * | 1991-07-18 | 1994-02-22 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Coated orthodontic archwire |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5178092A (ja) * | 1974-11-29 | 1976-07-07 | Gen Atomic Co |
-
1982
- 1982-11-04 JP JP57192557A patent/JPS5982851A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5178092A (ja) * | 1974-11-29 | 1976-07-07 | Gen Atomic Co |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5288230A (en) * | 1991-07-18 | 1994-02-22 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Coated orthodontic archwire |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0364142B2 (ja) | 1991-10-04 |
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