JPS598077Y2 - 軸受の廃グリ−ス排出装置 - Google Patents
軸受の廃グリ−ス排出装置Info
- Publication number
- JPS598077Y2 JPS598077Y2 JP7847178U JP7847178U JPS598077Y2 JP S598077 Y2 JPS598077 Y2 JP S598077Y2 JP 7847178 U JP7847178 U JP 7847178U JP 7847178 U JP7847178 U JP 7847178U JP S598077 Y2 JPS598077 Y2 JP S598077Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grease
- reservoir
- waste
- hole
- discharge device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は軸受の潤滑に使用された廃グリースを排出す
る装置に関する。
る装置に関する。
近年長期間連続運転される機器が増え、軸受の潤滑に係
る保守、特にグリース潤滑の場合における廃グリースの
排出作業が運転中でも安全、確実に行なえることが望ま
れる。
る保守、特にグリース潤滑の場合における廃グリースの
排出作業が運転中でも安全、確実に行なえることが望ま
れる。
従来から軸受の廃グリースの排出装置に関し多くの考案
がなされているが、運転中には連続的に廃グリースが生
ずることへの対策がなく、往々にして廃グリースの排出
洩れが生じ、極端な場合には排出作業中に生じた洩れ廃
グリースが排出装置の奥に滞積し、排出装置を正規の状
態に戻せず、この状態を繰返せば遂には装置が排出機能
を失うに至るという欠点があった。
がなされているが、運転中には連続的に廃グリースが生
ずることへの対策がなく、往々にして廃グリースの排出
洩れが生じ、極端な場合には排出作業中に生じた洩れ廃
グリースが排出装置の奥に滞積し、排出装置を正規の状
態に戻せず、この状態を繰返せば遂には装置が排出機能
を失うに至るという欠点があった。
この考案は前記の欠点を除去し、簡易な構造で廃グリー
スを確実に排出できる軸受の廃グリース排出装置を提供
することを目的とする。
スを確実に排出できる軸受の廃グリース排出装置を提供
することを目的とする。
この考案は前記の目的を達或するために、軸受箱に胴部
で連通する有底筒状のグリース溜めと、このグリース溜
めの開口部を閉鎖する蓋と、先端に、前記グリース溜め
内を摺動可能にしたグリース掻出板を結合し、後端を前
記蓋に結合したグリース排出棒とを備え、この排出棒を
前記グリース溜め内に出し入れすることによりグリース
溜め内の廃グリースを排出するようにしてなる廃グリー
ス排出装置において、前記グリース排出棒に中心部を軸
方向に通る通し孔を設け、この通し孔の一端を前記排出
棒の蓋の付近の外周面に設けた連通穴に開口させ、他端
を前記グリース掻出板に設けた貫通穴に開口させ、前記
グリース溜めの胴部の低部付近を軸受箱の廃グリース排
出口に連通させた構或としている。
で連通する有底筒状のグリース溜めと、このグリース溜
めの開口部を閉鎖する蓋と、先端に、前記グリース溜め
内を摺動可能にしたグリース掻出板を結合し、後端を前
記蓋に結合したグリース排出棒とを備え、この排出棒を
前記グリース溜め内に出し入れすることによりグリース
溜め内の廃グリースを排出するようにしてなる廃グリー
ス排出装置において、前記グリース排出棒に中心部を軸
方向に通る通し孔を設け、この通し孔の一端を前記排出
棒の蓋の付近の外周面に設けた連通穴に開口させ、他端
を前記グリース掻出板に設けた貫通穴に開口させ、前記
グリース溜めの胴部の低部付近を軸受箱の廃グリース排
出口に連通させた構或としている。
以下、この考案の実施例を図面にもとづいて説明する。
第1図はこの考案に係る軸受の廃グリース排出装置を示
し、この図において、1は筒状体の一端が閉塞され他端
が開口した有底筒状のグリース溜めである。
し、この図において、1は筒状体の一端が閉塞され他端
が開口した有底筒状のグリース溜めである。
このグリース溜め1は胴部の底部付近で連通管2によっ
て軸受箱3の廃グリース排出口31と連通している。
て軸受箱3の廃グリース排出口31と連通している。
グリース溜め1の開口部11を閉鎖する蓋4には外部に
把手5が設けられ、内部にグリース排出棒6が結合され
る。
把手5が設けられ、内部にグリース排出棒6が結合され
る。
グリース排出棒6の先端部にはグリース掻出板7が結合
される。
される。
蓋4とグリース溜め1の開口部11とはパツキング8を
介して係合されている。
介して係合されている。
グリース排出棒6はグリース溜め1の軸方向長さに略等
しい長さの中空パイプからなり、中間部にパイプの通し
孔61に通じる連通穴9が設けられている。
しい長さの中空パイプからなり、中間部にパイプの通し
孔61に通じる連通穴9が設けられている。
グリース掻出板7は第2図に示すように筒状のグリース
溜め1の内室の断面形状と相似な形状をなし内室内を摺
動可能にされる。
溜め1の内室の断面形状と相似な形状をなし内室内を摺
動可能にされる。
この掻出板7の中心部にはグリース排出棒6の通し孔6
1に通じる貫通穴10が設けられている。
1に通じる貫通穴10が設けられている。
したがって、排出棒6がグリース溜め1内に挿入された
状態において、通し孔61は掻出板7の両側で穴9,1
0を通してグリース溜め1の内室に連通する。
状態において、通し孔61は掻出板7の両側で穴9,1
0を通してグリース溜め1の内室に連通する。
運転に伴い軸受3の廃グノース排出口より排出された廃
グリースは連通管2を経てグリース溜め1内に溜められ
る。
グリースは連通管2を経てグリース溜め1内に溜められ
る。
随時蓋4を外し把手5によりグリース排出棒6を引出せ
ばグリース排出棒6の先端に結合されたグリース掻出板
7によってグリース溜め1内に溜まった廃グリースを掻
き出すことができるので、廃グリースを簡単に外部へ排
出することができる。
ばグリース排出棒6の先端に結合されたグリース掻出板
7によってグリース溜め1内に溜まった廃グリースを掻
き出すことができるので、廃グリースを簡単に外部へ排
出することができる。
廃グリース排出後、元の状態に戻すためにグリース排出
棒6はグリース溜め1内に再挿入されるが、排出棒6を
引出している間にも連続的に生ずる廃グリースがグリー
ス溜め1内に溜まる。
棒6はグリース溜め1内に再挿入されるが、排出棒6を
引出している間にも連続的に生ずる廃グリースがグリー
ス溜め1内に溜まる。
このため、グリース排出棒6の再挿入時にこの廃グリー
ス1がグリース掻出板7によって掻き寄せられ掻出板7
とグリース溜め1の底部との間に溜まる。
ス1がグリース掻出板7によって掻き寄せられ掻出板7
とグリース溜め1の底部との間に溜まる。
従来はこのグリース溜め1の底部に溜まった廃グリース
の排出口がないため、廃グリースの量が増加するとグリ
ース排出棒6を元の状態まで再挿入できず、蓋4をグリ
ース溜め1の開口部に接合できず、グリース溜め1から
の好ましくないグリース洩れが生じるようになり、つい
にはグリース溜め1内部に滞積する廃グリースのための
装置の機能を失うに至るという事態があった。
の排出口がないため、廃グリースの量が増加するとグリ
ース排出棒6を元の状態まで再挿入できず、蓋4をグリ
ース溜め1の開口部に接合できず、グリース溜め1から
の好ましくないグリース洩れが生じるようになり、つい
にはグリース溜め1内部に滞積する廃グリースのための
装置の機能を失うに至るという事態があった。
この考案においてはグリース掻出板7とグリース溜め1
の底部との間に廃グリースが溜まった場合にはグリース
排出棒6の挿入によりグリース掻出板7とグリース溜め
1の底部との間に滞積した廃グリースが掻出板7により
圧縮され、グリース掻出板7の端面の開口10からグリ
ース排出棒6の中心部を通る通し孔61内に逃げ、挿通
孔9を経て掻出板7と蓋4の間のグリース溜め1の内室
に戻され、排出棒6の再引出しを行なうときに掻出板7
にがってグリース溜め1の開口部11から外部へ排出す
ることができる。
の底部との間に廃グリースが溜まった場合にはグリース
排出棒6の挿入によりグリース掻出板7とグリース溜め
1の底部との間に滞積した廃グリースが掻出板7により
圧縮され、グリース掻出板7の端面の開口10からグリ
ース排出棒6の中心部を通る通し孔61内に逃げ、挿通
孔9を経て掻出板7と蓋4の間のグリース溜め1の内室
に戻され、排出棒6の再引出しを行なうときに掻出板7
にがってグリース溜め1の開口部11から外部へ排出す
ることができる。
排出棒6に通し孔61がなく掻出板7とグリース溜め1
との間に隙間を設けるか掻出板7の周辺部に掻出板7の
前後に通じる逃げ穴を設けるかいずれの従来の方法でも
、掻出棒7の再挿入にあたりグリース溜め1の底部に溜
まった廃グリースは前記隙間又は前記逃げ穴を介して内
室側に置換されるから掻出棒7を元の状態までに再挿入
できる。
との間に隙間を設けるか掻出板7の周辺部に掻出板7の
前後に通じる逃げ穴を設けるかいずれの従来の方法でも
、掻出棒7の再挿入にあたりグリース溜め1の底部に溜
まった廃グリースは前記隙間又は前記逃げ穴を介して内
室側に置換されるから掻出棒7を元の状態までに再挿入
できる。
しかしこの方法では、グリースの掻出に当りグリース掻
出棒6を引出すと前記隙間又は前記逃げ穴を介して廃グ
リースはグリース溜め1の内室から底部へ置換されやす
く廃グリースを効果的に排出できない。
出棒6を引出すと前記隙間又は前記逃げ穴を介して廃グ
リースはグリース溜め1の内室から底部へ置換されやす
く廃グリースを効果的に排出できない。
これに対しこの考案では通し穴610作用で、排出棒7
の再挿入にあたってはグリース溜め1の底部に溜まった
廃グリースは底部から内室に容易に置換され、引出しに
あたっては穴9の近くの空気が底部に置換されて引出し
力は軽減されかつ排出も効果的となる。
の再挿入にあたってはグリース溜め1の底部に溜まった
廃グリースは底部から内室に容易に置換され、引出しに
あたっては穴9の近くの空気が底部に置換されて引出し
力は軽減されかつ排出も効果的となる。
もし内室内に廃グリースが充満しているときは、引出し
にあたりはじめは廃グリースが穴9から底部に置換され
るが穴9の近くの廃グリースが置換されればその後は空
気が置換されるのみであるから排出ができる。
にあたりはじめは廃グリースが穴9から底部に置換され
るが穴9の近くの廃グリースが置換されればその後は空
気が置換されるのみであるから排出ができる。
もちろんこの考案によれば廃グリースが底部にあっても
容易に再挿入できることは前述のとおりである。
容易に再挿入できることは前述のとおりである。
以上のことからわかるように穴9の位置は蓋4に近い方
が効果的である。
が効果的である。
以上述べたように、この考案によればグリース排出棒の
中心部に掻出板7の端面および排出棒の外周面に開口す
る通し孔を設けたので、グリース溜め1内に滞積する廃
グリースをも確実に排出できるので、排出装置の機能が
長期間損われることがないという効果が得られる。
中心部に掻出板7の端面および排出棒の外周面に開口す
る通し孔を設けたので、グリース溜め1内に滞積する廃
グリースをも確実に排出できるので、排出装置の機能が
長期間損われることがないという効果が得られる。
第1図はこの考案に係る軸受の廃グリース排出装置を示
す縦断面図、第2図は第1図のII − II線に沿う
断面図である。 1・・・グリース溜め、3・・・軸受箱、4・・・蓋、
6・・・グリース排出棒、61・・・通し孔、7・・・
グリース掻出板、9・・・連通穴、10・・・貫通穴。
す縦断面図、第2図は第1図のII − II線に沿う
断面図である。 1・・・グリース溜め、3・・・軸受箱、4・・・蓋、
6・・・グリース排出棒、61・・・通し孔、7・・・
グリース掻出板、9・・・連通穴、10・・・貫通穴。
Claims (1)
- 有低筒状のグリース溜めと、このグリース溜めの開口部
を閉鎖する蓋と、先端に前記グリース溜め内で摺動可能
にしたグリース掻出板を結合し後端に前記蓋を結合した
グリース排出棒とを備え、この排出棒を前記グリース溜
め内に出し入れするようにした廃グリース排出装置にお
いて、前記グリース排出棒に中心部を軸方向に通る通し
孔を設け、この通し孔の一端を前記排出棒の蓋の付近の
外周面に設けた連通穴に開口させ、他側を前記グリース
掻出板に設けた貫通穴に開口させ、前記グリース溜めの
胴部の底部付近を軸受箱の廃グリース排出口に連通させ
てなることを特徴とする軸受箱の廃グリース排出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7847178U JPS598077Y2 (ja) | 1978-06-08 | 1978-06-08 | 軸受の廃グリ−ス排出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7847178U JPS598077Y2 (ja) | 1978-06-08 | 1978-06-08 | 軸受の廃グリ−ス排出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54178883U JPS54178883U (ja) | 1979-12-18 |
JPS598077Y2 true JPS598077Y2 (ja) | 1984-03-12 |
Family
ID=28995576
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7847178U Expired JPS598077Y2 (ja) | 1978-06-08 | 1978-06-08 | 軸受の廃グリ−ス排出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS598077Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3366918A1 (de) * | 2017-02-27 | 2018-08-29 | Nordex Energy GmbH | Vorrichtung zum auffangen von verbrauchtem schmiermittel |
-
1978
- 1978-06-08 JP JP7847178U patent/JPS598077Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54178883U (ja) | 1979-12-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1093550B1 (de) | Schnelllaufendes getriebe mit ölschmierung, insbesondere für gekapselte bahnantriebe | |
JPS598077Y2 (ja) | 軸受の廃グリ−ス排出装置 | |
US4530397A (en) | Oil saving apparatus for use with well pump polish rod | |
CN207661392U (zh) | 一种风力发电机的轴承端盖排油机构中的集油盒 | |
CN213896568U (zh) | 一种吸水牛皮纸染色用含浸机脱液收集装置 | |
FI66464B (fi) | Arrangemang foer demontering och montering av en pump faest vi en behaollare | |
JPS5715149A (en) | Automatic transmission for vehicle | |
CA1331424C (en) | Apparatus & method for opening drains | |
CN211290202U (zh) | 一种便于清洁的不锈钢排烟罩 | |
DE102016119427A1 (de) | Abtropfvorrichtung für ein Haushaltgerät und Haushaltgerät mit einer Abtropfvorrichtung | |
JPS61184299A (ja) | 軸受の廃グリ−ス排出装置 | |
CN208024683U (zh) | 一种高强度自锁结构 | |
CN205901514U (zh) | 一种电动机排油装置 | |
JPH074440A (ja) | ころがり軸受のグリ−ス潤滑装置 | |
DE3624065A1 (de) | Waschmaschine mit einem ventil in ihrer ablaufleitung | |
DE3275971D1 (en) | Pressure relief valve for the fluid of a sphygmomanometer | |
CN207056926U (zh) | 一种毛刷专用敷油工具 | |
CN217233335U (zh) | 一种能够实时排水的门框 | |
PT1319149E (pt) | Disjuntor de protecção de vários pinos | |
KR200141879Y1 (ko) | 드레인플러그(drainplug) | |
JPS6034641Y2 (ja) | ごみの貯留排出装置 | |
KR920005355Y1 (ko) | 화장품 용기의 뚜껑 | |
JPS5535154A (en) | Volume type fluid compressor | |
KR900000311Y1 (ko) | 기어박스의 에어브리더(Air Breather) 장치 | |
JPH0131659Y2 (ja) |