JPS598050Y2 - バルブ駆動用トルクアクチユエ−タ - Google Patents

バルブ駆動用トルクアクチユエ−タ

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JPS598050Y2
JPS598050Y2 JP5296180U JP5296180U JPS598050Y2 JP S598050 Y2 JPS598050 Y2 JP S598050Y2 JP 5296180 U JP5296180 U JP 5296180U JP 5296180 U JP5296180 U JP 5296180U JP S598050 Y2 JPS598050 Y2 JP S598050Y2
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JP
Japan
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valve
actuator
yoke
angle
axis
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Application number
JP5296180U
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JPS56153680U (ja
Inventor
好治 佐藤
次雄 国枝
Original Assignee
株式会社巴技術研究所
株式会社ゼネラルエンジニアリング
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Publication date
Application filed by 株式会社巴技術研究所, 株式会社ゼネラルエンジニアリング filed Critical 株式会社巴技術研究所
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は空気圧又は油圧を供給することにより作動し、
ボール弁やバタフライ弁等(以下バルブと略称する)を
駆動するトルクアクチュエー夕の改良に係り、特にバル
ブ全閉時にバルブの動きをロックすることができると共
に、アクチュエー夕のストロークエンド位置の角度調整
を可能となしたバルブ駆動用トルクアクチュエータに関
するものである。
従来、バルブ駆動用トルクアクチュエータは第1図に示
す如く圧力源1、タンク2とトルクアクチュエータ3と
の間に4ポート切換弁4を介在させ、図の状態では圧力
源1から吐出された圧油、圧空の如き圧力流体が逆止弁
5を通ってシリンダ室6に入り、一部パイプ7を通って
シリンダ室8に流入し、シリンダ9,10内に嵌入され
たピストン11, 12を矢印Xの方向へ押し、このピ
ストン11, 12の摺動によりシリンダ室13. 1
4から排出された流体は絞り弁15を通って4ポート切
換弁4からタンク2内へ放出される。
ピストンを逆方向に動かす場合には4ポート切換弁4を
矢印Y方向へ切換えれば良く、この様な4ポート切換弁
4によってピストン11.12及び両ピストンを連結す
るピストンロツド16が一体として往復運動する。
一方ピストンロツド16に嵌着固定したトラ二オン17
に植設したトラニオンピン18はシリンダケース19に
回転自在に装着したバルブ駆動軸20に固着されたヨー
ク21のヨーク溝22内に挿入されており、ピストン1
1. 12が左右に往復運動するとトラニオンピン18
がヨーク溝22の側壁を押しつつヨーク溝22内を摺動
することによりヨーク21が回動し、バルブ駆動軸20
に連結されたバルブが回動し、弁の開閉動作が行われる
この様な従来のトルクアクチュエー夕においては、バル
ブを油圧作動によるトルクアクチュエータで作動する場
合、バルブを全閑の位置で保持するためには常にアクチ
ュエータのシリンダ室内に圧力を加えておかなければな
らず、そのため油圧ポンプを常時運転状態にしておく必
要があり、エネルギーの損失や圧油の温度上昇が著るし
くなる。
又バルブの全閉時に油圧配管が破損したり、停電により
油圧ポンプが停止した場合、バルブにかかる流体の負荷
によってバルブが開かれてしまい、予期しない事故を招
くことがある。
そのため従来のトルクアクチュエー夕では第2図に明ら
かな如く、バルブ駆動軸20に固着したヨーク21に設
けられ、トラ二オンピン18の摺接するヨーク溝22の
先端部に上記ヨーク溝22とβの角度をなす切欠部23
を設け、上記角度βは図に示した如きバルブ全閉位置に
おいて切欠部23の接線kとアクチュエー夕の軸線jと
が平行となる如く決定されている。
そのため図に示したバルブの全閉位置、即ちトラニオン
ピン18が切欠部23に接触している状態で油圧モータ
が停止してもバルブにかかる負荷によってヨーク21が
トラ二オンピン18を押す力Fはアクチュエー夕の軸線
jに直角に作用するからピストンロツド16を軸方向に
移動させる力は生じず、ヨーク21の回転が阻止される
のでバルブは全閑の状態を維持され、所謂ロック状態と
なり、前記した如き油圧モータの停止に伴う事故は回避
される。
しかしこの場合バルブ全開時におけるバルブの回転角の
調整が不可能となる欠点がある。
即ちバタフライ弁等では弁体と弁箱内面に設けたコラス
トマーを密着させることによりバルブを全閉とするもの
であるから弁体とエラストマーの位置関係は正確に調整
する必要があり、もし弁体がエラストマーに喰込みすぎ
るとエラストマーの摩耗、損傷を早め、バルブを開くと
きの抵抗となり、逆に弁体とエラストマーの密着性が悪
いと流体の漏れを生じることになるためアクチュエータ
の組立時に弁体の全閉位置を調整しうる機構をアクチュ
エータに設ける必要がある。
しかし第2図に示した装置ではバルブの全閉状態下でト
ラニオンピン18がアクチュエー夕の軸線jに平行な切
欠部23に接つしているから、その接触の範囲内でトラ
ニオンピン18が左右に移動してもヨーク21及ぎ弁体
が回転することができず、バルブ全閉時におけるバルブ
の回転角を調整することがでない。
本考案は上記した如き従来のトルクアクチュエー夕に内
在する長所を生かしつつ、その欠点を解消することを目
的とし、そのためアクチュエー夕の軸方向に往復運動す
るトラ二オンピンがヨークに設けたヨーク溝内を摺動す
ることによりバルブ駆動軸を回動させる如くなしたトル
クアクチュエータにおいて、上記ヨーク溝の端部に切矢
部を設け、バルブ全閉時における該切欠部の接線とアク
チュエー夕の軸線とのなす角度を零度より大きく且つ上
記ヨーク溝の接線と上記アクチュエータの軸線とのなす
角度より小さくなる如く設定した如き手段を要旨とし、
上記手段によって上記バルブ駆動軸のストロークエンド
(バルブ全閉位置)におけるロックを可能としつつ、上
記トラニオンピンと上記切欠部との当接位置を調整する
ことによりストロークエンド位置におけるバルブの開度
調整を可能とするバルブ駆動用トルクアクチュエータを
提供するものである。
続いて第3図以下の添付図面を参照しつつ、本考案を具
体化した実施例について詳しく説明する。
第3図は一実施例に係るヨーク溝部等を含むトルクアク
チュエータの側断面図であり、バルブの全閉位置におけ
る状態を示し、第4図は同装置の正面図、第5図は他の
実施例についてのヨーク溝部等を含むバルブ全閉時のト
ルクアクチュエータの側断面図である。
第3図においてシリンダケース24とシリンダ25とを
連結するセパレータ壁26に嵌着したメタル27により
支承され、その両端に図示しないピストンを一体固着し
たピストンロツド28に止輪29, 29及びカラー3
0, 31によって軸方向の摺動を規制されつつ嵌着さ
れた円筒状のトラ二オン31にはトラ二オンピン32が
ピストンロツド28の軸線jは直角に植設されており、
このトラニオンピン32はシリンダケース24に回動自
在に装着されたバルブ駆動軸33と一体であるヨーク3
4に設けたヨーク溝35の端部36に刻設した切欠部3
7の壁面38に接触している。
ここにヨーク溝35はバルブ駆動軸33の中心pを通る
ヨーク34の中心線qに対し角度γの傾きをもって形或
されており、バルブ全閉位置近傍におけるアクチュエー
タのトルク出力がCOSγに反比例することから、この
角度γの傾きによってアクチュエータのトルク出力の増
大が達或されるものである。
上記切欠部37の壁面38は第3図に示した如き平面で
あってもよいが、必要に応じて第5図に示したようなヨ
ーク溝35と連続的につながる曲面であってもよい。
そして切欠部37は第3図又は第5炊に示した如きバル
ブの全開状態において切欠部37の接線mとアクチュエ
ータの軸線jとなす角度θが零度より大きく、且つ、上
記ヨーク溝35の接線nと上記アクチュエータの軸線j
とのなす角度αより小さくなる如く設定されている。
又シリンダ25の端面38を閉塞する蓋円板39の外周
面40に溶接されたボス41の内筒部42に刻設した雌
ねじ43に螺着したガイド円筒躬は、その雄ねじ部45
に螺着したロックナット46によってボス41に固定さ
れ、該ガイド円筒44の先端47は上記蓋円板39の中
心を貫通する中心孔48にOリング49を介して嵌入さ
れており、上記ガイド円筒44のガイド孔50内にOリ
ング51を介して挿入されたプッシュロッド52の頭部
53は上記中心孔48内に挿入されていて、その段部5
4とガイド円筒44の端面54とが接触している。
更に上記蓋円板39の外側面40より突出するアーム5
6に植設された支点ピン57を中心に回動自在のプッシ
ュレバー58の二叉状アーム59に穿設した長穴60,
60内には、前記プッシュロッド52に嵌着固定した
プッシュピン61が挿入されている。
次いで上記実施例をその作用について説明する。
第3図及び第5図に示した如きバルブ全閑の状態からピ
ストンに対する油圧の作用によりピスI・ンロツド28
を矢印2の方向へ移動させるとバルブにかかる負荷によ
りヨーク34が反時計方向に回転すると共にトラ二オン
ピン32は切欠部37に沿って摺動し、やがてヨーク溝
35に入って更に摺動しつつ軸線j方向に進むためヨー
ク34及びこれと一体となったバルブが開かれて行き、
ピストンがシリンダ室端部の図示しないバルブ開度調整
部材に当接して全開となる。
逆に油圧によってピストンロツド28が矢印2とは逆方
向に摺動すると、トラ二オンピン32がヨーク溝35内
を外方向へ移動しつつヨーク溝35を矢印2と反対方向
に押すためヨーク34が時計方向に回動し、やがてトラ
二オンピン32が切欠部37に接触しつつ矢印2とは反
対方向に押すことによりバルブは全閑に至る。
全閉時のバルブ角度の調整は第3図に示したロックナッ
ト46を緩めてガイド円筒44をボス41内に螺入する
ことにより、プッシュロッド52の頭部53のシリンダ
室62内への喰込み量を加減することによって上記頭部
53にピストンロッド28の先端63が衝突する位置を
調整して行い、調整が完了するとロックナット46によ
ってガイド円筒44をボス41に固定し、バルブ調整位
置の変動を阻止する。
バルブ全閉時には第3図、第5図に示す如くトラ二オン
ピン32は切矢部37と接触しており、且つ、切欠部3
7の接線mと軸線jとのなす角度θは零度より大きいた
め、上記した如くピストンストロークの最終点を決める
プッシュロツド52の頭部53の出入り量を加減すると
それにつれてヨーク34の回転角度が変わりバルブとエ
ラストマーとの密着の度合いが任意に調整される。
上記角度θはヨーク溝35の接線nとアクチュエータの
軸線jとのなす角度αより小さい適当な値に設定されて
おり、ピストンを押す油圧力が低下してもバルブにかか
る負荷によってヨーク34がトラニオンピン32を押す
力F1の軸線j方向の分力F2即ちトラ二オンピン32
を矢印2の方向へ押す力を十分小さくすることができ、
油圧力によってピストン及びトラ二オンピン32を矢印
2方向へ積極的に押さなければ、ヨーク34が回動する
ことがなく、バルブがロックされていることになる。
従って全閉位置で適電や油圧ポンプが故障する等して油
圧力が低下した場合、バルブは全閉位置でロックされて
いるので、これを解除するにはプッシュレバー58を支
点ピン57のまわりに反時計方向に回動させ、プッシュ
ロツド52の頭部53でピストン64を螺着したピスト
ンロツド28の端面63の力F2の方向に押すことによ
りトラニオンピン32を切欠部37との接触位置がら外
してバルブのロックを解除しつつ必要に応じて減速機等
の倍力装置によってバルブを開けていくものである。
以上述べた実施例では油圧によるトルクアクチュエータ
について説明したが、空圧アクチュエータであってもま
ったく同様の機能を発揮することは言うまでもない。
本考案は叙上の如くバルブ全閉時において、ヨーク溝の
端部に設けた切矢部の接線とアクチュエータの軸線との
なす角度θを零度より大きく且つ上記ヨーク溝の接線と
上記アクチュエー夕の軸線とのなす角度αより小さくな
る如く設定したものであるから、従来困難であったバル
ブ全閉時のバルブロック機能とバルブ開度調整機能を同
時に発揮しうるものであり、油圧低下に伴うバルブの誤
動作による事故を防止しうると共に、アクチュ工一夕組
付時のバルブ角度の微調整が極めて簡単に行いうるから
、エラストマーの摩耗、損傷がなくバルブの耐久性を著
るしく向上させ、且つ、組立コストの低減に大きく貢献
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のトルクアクチュエータの側断面図、第2
図は従来のトルクアクチュエータに用いられているヨー
ク部分の側断面図、第3図は本考案の一実施例に係るト
ルクアクチュエー夕の側断面図、第4図は同装置の正面
図、第5図は他の実施例についてのヨーク溝部を含むト
ルクアクチュエータの側断面図であり、第2図、第3図
、第5図は全てバルブ全閑の状態を示すものである。 符号の説明、32・・・トラ二オンピン、33・・・バ
ルブ駆動軸、34・・・ヨーク、37・・・切欠部、α
・・・角度、θ・・・角度、j・・・軸線、m・・・切
矢部の接線、n・・・ヨーク溝の接線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アクチュエータの軸方向に往復運動するトラニオンピン
    32がヨーク34に設けたヨーク溝35内に摺動するこ
    とによりバルブ駆動軸33を回動させる如くなしたトル
    クアクチュエータにおいて、上記ヨーク溝35の端部に
    切欠部37を設け、バルブ全閉時における該切欠部37
    の接線mとアクチュエータの軸線jとのなす角度θを零
    度より大きく且つ上記ヨーク溝35の接線nと上記アク
    チュ工一夕の軸障jとのなす角度αより小さくなる如く
    設定したことを特徴とするバルブ駆動用トルクアクチュ
    エータ。
JP5296180U 1980-04-17 1980-04-17 バルブ駆動用トルクアクチユエ−タ Expired JPS598050Y2 (ja)

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JPS56153680U JPS56153680U (ja) 1981-11-17
JPS598050Y2 true JPS598050Y2 (ja) 1984-03-12

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JP5296180U Expired JPS598050Y2 (ja) 1980-04-17 1980-04-17 バルブ駆動用トルクアクチユエ−タ

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JPS56153680U (ja) 1981-11-17

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