JPS5977154A - 無段変速機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は無段変速機、特に平ベルトを構成要素の７つと
した無段変速機に関するものである。

無段変速機には（１）円錐車、球まだは円板面をオＩＪ
用して摩擦伝動点を移動するようにし、ピッチ径を無段
階に変える摩擦車式無段変速機、（１）Ｖ型フ゛−リー
にＶベルトを巻き掛けして巻き掛は半径を無段階に変え
るＶベルト式無段変速機、（１）上％己ｙベルトに代っ
てチェーンを用いたチェーン式無段変速機、その他、油
圧式無段変速機、電気式無段変速機等が存在し、その用
途に応じ使い分けられている。

本発明に係る無段変速機は機械的に変速するものではあ
るが、上記（１）〜（１）の類別に該当するものではな
く、従来の無段変速機構を一変させたものである。

従来、用いられている無段変速機にも多くの問題とされ
る点はあり、例えば（１）の摩擦車式無段変速機では伝
動点に作用するヘルツ応力に基づき、接加面にはピッチ
点に相当する線を境として、一方は正のすべり、他方に
は負のすべりが発生し、内部摩擦損失は避けられない。

（１）のＶベルト式無段変速機では、Ｖ型プーリーへの
巻き掛は半径が場所により一定せず、上記Ｖ型プーリー
との間にすべりが生じたり、さらにＶベルト自体の損傷
をまねいたりする。

（ＩＩＩ）のチェーン式無段変速機においてもすべりが
生じることは同様でちる。（員）、（１）の無段変速機
におけるＶ型プーリーとのすべりを完全になくすことは
現実的には困１ｉ１である。

本発明に係る無段変速機は、Ｖ型プーリー間のすべりを
ほぼ完全にゼロとし、伝達効率を高めることを目的とし
たものであり、巻き掛は体としては一般の平ベルトを用
い、上記平ベルトは外径を自在に変化し得る主動軸、並
びに従動軸の両リングに掛架され、しかも上記リングは
Ｖ型プーリーに全周でもって接触し、すべりを発生させ
ないよう構成したものである。

以下、本発明に係る／実施例を図面に基づいて詳細に説
明する。

本発明に係る無段変速機は、第１図、第２図に示すよう
に、主動Ｖ型プーリー　（／−Ａ）　、従動Ｖ型プーリ
ー（／−Ｂ）、主動リング（，２−Ａ）、従動リング（
，２−Ｂ）、さらに平ベルト（３）の主要部品で構成さ
れている。

上記の主動Ｖ型ブー’Ｊ−（／−Ａ）及び従動Ｖ型プー
リー（／−Ｂ）は、従来用いられているＶベルト式無段
変速′機のＶ型プーリーと特別な違いがある訳ではなく
、中立面を境いに２分割され内面（／／）は所定の角（
θ）をもって傾斜している。

しかも主動Ｖ型ブーＩＪ−（／−Ａ）並びに従動Ｖ型プ
ーリー（／−Ｂ）は共に、一方は主動軸（／、２−Ａ）
及び従動軸（／２−Ｂ）に装着されている。

また主動リング（２−Ａ）、従動リング（、！−Ｉ３）
は外輪（／３）、■ブロック（／グ）、伸縮体（１５）
で成り、（第３図）　上記外輪（／３）は、伸縮自在の
材質、例えばゴムのようなものから成り、Ｖブロック（
／り）の上面にビス（／６）等で止着され、上記Ｖブロ
ック（／グ）は、Ｖ型プーリー（１）の内面（／／）傾
斜角（θ）と同じ傾斜角（ｅ）をなし、側面（７ｇ）に
はＶ型プーリー（１）内面（／／）に放射線状に設けら
れた凹溝と係合する凸部（／７）を突出している。

逆にＶ型ブーＩＪ　−（１）内面（／／）に凸部を、Ｖ
ブロック（／４／、）側面（７ｇ）に凹溝を設けて係合
してもよい。

さらに中央部には大きな切り欠きが両側面（／ざ）にあ
り、伸縮体（／夕）が挿入されている。

この伸縮体（１５）もＫＳ３図に示すような形状に限定
しないが、外輪（／３）と同様、コ゛ム等の伸縮自在な
材質から成っている。

すなわち、該リングＣ２）は円環状の伸縮体（／ｊ）に
多数のＶブロック（／り）を配列し、上面を円環状の外
輪（／３）で覆ったもので、伸縮体（／オ）及び外輪（
／３）の性質上、常に該リングＧ２）の外径を小さくす
るように作用する。

さらに平ベルト（３）は何ら特別なものではなく一般に
使扇されているもので十分である。

本発明に係る無段変速機は、主動Ｖ型プーリー（／−人
）及び従動Ｖ型プーリー（／−Ｂ）の内面（／／）の凹
溝に、主動リング（，２−Ａ）及び従動リング（２−Ｂ
）に平ベルト（３）が巻き掛けされた状態にある。

従って主動軸（／２−Ａ）の回転は従動軸（／、２−Ｂ
）へ、Ｖ型プーリー（１）、リング（コ）、さらに平ベ
ルト０）によって伝達される訳であり、主動Ｖ型プーリ
ー（／−Ａ）の回転は、すべりを全く生じることなく主
動リング（２−Ａ）に伝わり、上記主動リング（２−Ａ
）の回転は、またほとんどすべることなく平ベルト（３
）に伝達され、従動側に伝達されたトルクは平ベルト（
Ｊ）’から従動リング（，２７１３）、従動Ｖ型プーリ
ー（／−Ｂ）、さらに従動軸（／２−Ｂ）へと伝わる。

そこで、主動ｖｍプーリー（／−Ａ）％並びに従動Ｖ型
ブーＩＪ−（／−Ｂ）の一方の可動Ｖ型プーリー（／り
）は、可動体（Ｊｌ）によりＶ型プーリー（１）の幅を
コントロールするが、ｖ型プーリー（１）が幅広の状態
では”ｍ　（，２）の外径は伸縮体（／りの作用で縮ま
っており、次第に幅が縮まるにしたがいＶブロック（／
ｌ／−）は、■プーリー内面（／／）の門構に沿って伸
縮体（／Ｓ）を引き伸ばしながら外径方向に移動し、４
（、りの外径は増大する。

以上述べたように、本発明に係る無段変速機は主動側並
びに従動側の可動Ｖ型プーリー（／り）を移動させるこ
とて、■型プーリー（１）と係合している＋７７．７゜
、外イ□増減あ５、該）−一旨定一。）６巻き＃１けさ
れでいる平ベルト（３）の巻き掛は半径の無段階変化に
より無段階変速を可能ならしめたものであり、本装置の
原理上、太きなすべりを発生させる所はなく、伝達効率
は従来の無段変速機に比べ非ロック（／グ）側面（／ざ
）Ｋ設けた凸部（／７）の上記Ｖ型プーリ〜（１）内面
（／／）に設けた凹溝への係合で、ずべりは全く発生せ
ず、リング（２）と平ベルト（３）も、一般に用いられ
ている平ベルト伝導装置と同じで効率は高い。

さらに本装置は、■ベルト式無段変速機のＶベルトの厚
さに相当するリングＱ）に平ベルト（３）を巻き掛りし
たもので、該平ベルト（３）の曲げに対する抵抗は小さ
く、寿命は長い。

さらに、平ベルト（３）の巻き掛は中心は常に主動軸（
／２−Ａ）及び従動軸（／２−Ｂ）の中心に位置し、平
ベルト（３）の振動はなく平滑な伝達をもたらし得る。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は本発明に係る無段変速機であり、
第１図は正面図を、第２図は断面図を、第３図はリング
の７部を表わしたものである。 （／−Ａ）　　・・・主動Ｖ型プーリー（／−Ｂ）　　
・・・従動Ｖ型プーリー（，２−Ａ）　山主動リング　
（Ｊ−Ｂ）・・・従動１ノンク（３）・・・・平ベル）
　　　（／／）　　山・内面（／、２−Ａ）・・・主動
軸　　　（／２−Ｂ）・・・従動軸（／３）・山外輪　
　　　（／グ）山・Ｖ２０プク（／ｒ）　　・・・・伸
１ｍ　体（／、＜）　　・・・・ビス（／７）・・・・
凸部　　　　（／ｌ）山・側面（／り）　・・・・可動
Ｖ型プーリー （２Ｄ）・・・・可動体 特許出願人　　大同工業株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）主動軸及び従動軸のＶ型プーリーに巻き掛は体を
   掛架して無段階変速する装置において、主動Ｖ型プーリ
   ー（／−Ａ）、及び従動Ｖ型プーリー（／−Ｂ）に、外
   径の大きさを自在に増減可能とする円環状の主動リング
   （２−Ａ）及び従動リング（２−Ｂ）を、それぞれ係合
   させ、上記主動リング（２−Ａ）、従動リング（Ｊ−Ｅ
   ）間に平ベルト（３）を巻き掛けし、主動側並びに従動
   側の可動Ｖ型プーリー（／り）を摺動させることで、上
   記主動リング（２−Ａ）、従動リング（２−Ｂ）の外径
   を増減させて無段階に変速する無段変速機。 （，２１主動リング（，２−Ａ）、及び従動リング（，
   ２−Ｂ）を、円環状の伸縮体（／ｊ）に多数のＶブロッ
   ク（／グ）を挿入し、上記Ｖブロック（／り）の外周を
   、伸縮自在な外輪（／３）で覆った゛ものとした特許請
   求の範囲第１項記載の無段変速機。