JPS597234Y2 - プラスチックス製買物かご - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 近時、スーパーマーケットの普及に伴い、自転車にはフ
ロントキャリアと呼ばれるかごがハンドルの前方即ち前
車輪上に装着されている。

しかし、このかごは自転車に固着されているためスーパ
ーマーケット内での買物には他に袋を予め用意するか、
スーパーマーケットで包装された紙袋のまま携行する必
要があり、何れの場合に於てもフロントキャリアとは形
状が合致せぬため、改めて包装を破りフロントキャリア
内に商品を裸で収納させるか、又は荷台上に固縛するか
しなければならないというきわめて不便なものであった
。

本考案は斯かる現状に鑑み、フロントキャリアにフィッ
トし無駄なく積み込み得ると共に、丈夫・堅牢で、安定
してフロントキャリアにコンパクトに収め得る便利な買
物かごを提供することを目的とする。

以下、図示の実施例に基き本考案を説明すれば、１は孔
部を有さない矩形浅皿状底鈑であり、その少くとも四隅
より、上方に外方に斜行させた支柱２．２’・・・・・
を連或すると共に、該支柱２．２’・・・・・間を適宜
の模様３で以って連或して、正面及び側面から見て倒立
台形状の側壁４，４′・・・・・・とじたがご本体５を
、プラスチックにて一体或形する。

さらにその全体形状６を自転車７のフロントキャリア８
内に収納しうる形状とし、この上部端縁９，９′に別体
のハンドル１０．１０’を揺動自在に装着して戊るもの
である。

このハンドル１０．１０’はかご本体５とは別個に或型
したプラスチック製とする。

そして、ハンドル１０．１０’の装着は、その下端部を
かご本体５の上部端縁に設けた通孔に挿通して折り返し
、第４図と第５図に示す如くプラスチックの柔軟性を利
用して保合止着する。

なお揺動自在として第１図のようにハンドル１０．１０
’を斜めとしたり、さらに下方にまで倒せれば、他の装
着構造とするも自由である。

さらに、第２図と第３図のように浅皿状底鈑１と側壁４
，４′とは小さな段付をもって連続状とされ、底鈑１が
やや小さ目に形威される。

そして第１図に示すように、自転車７のフロントキャリ
ア８の底面部（底面枠体）に該かご本体５の底鈑１が当
接するまで上方から挿嵌出来、そのように当接した状態
に於て、かご本体５の上部端縁９，９′はフロントキャ
リア８の上部端縁よりも僅かに上方突出状として、収納
し得る形状・寸法に設定される。

本考案は上述の如く構或したから所期目的を有効達或出
来た。

特に、次のような特有の作用効果が得られた。

（イ）（底鈑１が矩形浅皿状であるから、）重い買物商
品を入れても変形せずに堅牢であり、かつフロントキャ
リア８の細い枠材からなる底面部に底鈑１部分が引掛る
ことがなく、安定してフロントキャリア８に出し入れ出
来る。

かつ買物商品が小さな物であって紙袋からこぼれても、
外部まで落ちずに浅皿状底鈑１で受けられて至便である
。

（ロ）（支柱２，２′を上方に斜行させ側壁４，４′が
正面及び側面から見て倒立台形状としたから、）フロン
トキャリア８への挿入が容易である。

（ハ）（フロントキャリア８に収納時にフロントキャリ
ア８の底面部にかご本体５の底鈑１が当接するから、）
悪路を自転車７で走行したときにも、重い買物商品の重
量を確実に底鈑１が支えることが出来、かつ底鈑１の変
形の虞が全くない。

（二）（フロントキャリア８の底面部にかご本体５の底
鈑１が当接した状態でかご本体５の上部端縁９，９′が
フロントキャリア８の上部端縁よりも僅かに上方突出状
として、フロントキャリア８内に収納されるから、）ハ
ンドル１０．１０’が簡単に外方に倒して、自転車７の
ハンドル操作の邪魔とならないように出来る。

また上方突出状の上部端縁９，９′にて悪路走行中に買
物商品の落下を有効に防止出来、かご本体５をフロント
キャリア８から取出すときにこの上部端縁９，９′を持
ち上げて栗に取出し得る。

（ホ）（かご本体５の上部端縁短辺部を第２図の如く凹
状に彎曲させたから、）ダイコンやネギのような細長い
商品をこの凹状短辺部から外方にやや突出させて斜状に
かご本体５に安定的に収納出来る。

特にフロントキャリア８の上部端縁よりもかご本体５の
上部端縁９，９′が僅かに上方に突出状であるから、こ
の凹状短辺部が十分に生かされて、斜上方にダイコン等
の細長い商品を安定して保持出来て、自転車走行時にぐ
らつかない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例の斜視図、第２図は拡大斜視
図、第３図は第１図に於けるＡ−Ａ線拡大断面図、第４
図はハンドルの一例の正面図、第５図は第４図のＢ−Ｂ
線拡大断面図である。 １・・・・・・底鈑、２，２′・・・・・・支柱、３・
・・・・・模様、４，４′・・・・・・側壁、５・・・
・・・かご本体、８・・・・・・フロントキャリア、９
，９′・・・・・・上部端縁、１０．１０’・・・・・
ハンドル。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 孔部を有さない矩形浅皿状底鈑１の少くとも四隅より、
   上方に支柱２，２′を外方に斜行させて連或すると共に
   、該支柱２，２′間を適宜の模様３で連威して正面及び
   側面から見て倒立台形状の側壁４，４′としたかご本体
   ５を、プラスチックにて一体戊型し、さらに、自転車７
   のフロントキャリア８の底面部に該かご本体５の底鈑１
   が当接した状態で該かご本体５の上部端縁９，９′が該
   フロントキャリア８の上部端縁よりも僅かに上方突出状
   として、該フロントキャリア８内に収納しうる形状に設
   定し、かつ該かご本体５の上部端縁９，９′には揺動自
   在に別体のハンドル１０．１０’を装着して戒り、さら
   に、がご本体５の上部端縁短辺部を凹状に彎曲させたこ
   とを特徴とするプラスチック製買物かご。