JPS5971383A - 冷却剤 - Google Patents
冷却剤Info
- Publication number
- JPS5971383A JPS5971383A JP57182626A JP18262682A JPS5971383A JP S5971383 A JPS5971383 A JP S5971383A JP 57182626 A JP57182626 A JP 57182626A JP 18262682 A JP18262682 A JP 18262682A JP S5971383 A JPS5971383 A JP S5971383A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyvinyl alcohol
- sodium acetate
- coolant
- ethylene glycol
- cooling agent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は飛行機・自動車用往復動エンジン等の内燃機関
の冷却装置で用いられるエチレングリコール含有冷却剤
に関し、さらに詳しくは該冷却剤にさび止等の目的で
■ポリビニルアルコール(以下rPVAJという)とト
リエタノールアミン(以下rTEAJともいう)■PV
Aと酢酸ナトリウム(以下rsNJともいう)および■
SNから選ばれる一種(組)を加えた冷却剤に関する。
の冷却装置で用いられるエチレングリコール含有冷却剤
に関し、さらに詳しくは該冷却剤にさび止等の目的で
■ポリビニルアルコール(以下rPVAJという)とト
リエタノールアミン(以下rTEAJともいう)■PV
Aと酢酸ナトリウム(以下rsNJともいう)および■
SNから選ばれる一種(組)を加えた冷却剤に関する。
近年ガソリンエンジン、ジーゼルエンジン等の内燃機を
使用する自動車が普及し、また化学装置においても大型
、小型の冷凍機が広範囲に使用されており、それらの冷
却に使用する低温伝達用媒体としてエチレングリコール
が用いられている。
使用する自動車が普及し、また化学装置においても大型
、小型の冷凍機が広範囲に使用されており、それらの冷
却に使用する低温伝達用媒体としてエチレングリコール
が用いられている。
エチレングリコール水溶液はその濃度の調節によって凍
結点を相当低くすることができまた冷却部の材質に対す
る腐食性が比較的小さいために広く用いられている。
結点を相当低くすることができまた冷却部の材質に対す
る腐食性が比較的小さいために広く用いられている。
このエチレングリコール含有冷却剤の腐食性は古(から
使用されていた塩化ナトリウムや塩化カルシウム等のそ
れに比較すれば小さいが、尚冷却部の材質に対して無視
し得ない腐食性を有しているので、従来TEAを主材と
するさび止め剤を添加して実用に供されている。
使用されていた塩化ナトリウムや塩化カルシウム等のそ
れに比較すれば小さいが、尚冷却部の材質に対して無視
し得ない腐食性を有しているので、従来TEAを主材と
するさび止め剤を添加して実用に供されている。
このTEAは水およびエチレングリコールに易溶であり
、酸性ガスをよく吸収するのでさび止め剤として有効で
あるが冷却部の材質に、アルミニラム、黄銅、鉄等の各
種金属を使用する場合5例えは自動車用内燃機関の場合
には、アルミニウムに対してTEAは第3アミンとして
の塩基性が作用して水酸化アルミニウムを形成する傾向
があり。
、酸性ガスをよく吸収するのでさび止め剤として有効で
あるが冷却部の材質に、アルミニラム、黄銅、鉄等の各
種金属を使用する場合5例えは自動車用内燃機関の場合
には、アルミニウムに対してTEAは第3アミンとして
の塩基性が作用して水酸化アルミニウムを形成する傾向
があり。
黄銅に対してはその成分である亜鉛および銅との間にテ
トラアンミン錯塩を形成した部分解し脱亜鉛から腐食に
進む傾向がある。
トラアンミン錯塩を形成した部分解し脱亜鉛から腐食に
進む傾向がある。
従ってこのTEAの使用量を多くすればさび止めの効果
が増加する反面上記の腐食反応も同時に増加し、この影
響は冷却剤を高温の夏季に使用する場合に著しく腐食が
進行し、腐食物によって冷却媒体の通路が閉塞すること
がある。
が増加する反面上記の腐食反応も同時に増加し、この影
響は冷却剤を高温の夏季に使用する場合に著しく腐食が
進行し、腐食物によって冷却媒体の通路が閉塞すること
がある。
本命明音は腐食性のより小さい冷却剤について検討の結
果、先にエチレングリコールを有効成分として含有する
冷却剤にPVAを添加することによって腐食をかなり防
止できることを見出した(特開昭53−78611)が
、その理由は下記直鎮に極性ベンダン) OH基が付着
しているために界面活性作用を有することが知られてい
る。
果、先にエチレングリコールを有効成分として含有する
冷却剤にPVAを添加することによって腐食をかなり防
止できることを見出した(特開昭53−78611)が
、その理由は下記直鎮に極性ベンダン) OH基が付着
しているために界面活性作用を有することが知られてい
る。
PVAの添加によって上記の極性ペンダントOH括は、
保護すべき金属表面に水素結合によって結合し、結合し
たOH基と反対側、即ち金属表面から離れた側には該O
H基に隣接する無極性、即ち疎水性の炭化水素基からな
る一群の境界面を形成し、この境界層が金属面とエチレ
ングリコール水溶液を隔離するのにさびの形成、腐食を
防止することができるものと考えられる。PVAの立体
構造は通常の重合法による場合はアタクチック構造を有
すると考えられているので、上記の境界面の形成に当っ
ては金属面に最も近接したOH基が金属との間に水素結
合を作り、一方そのOH基から離れた位置にあるOH基
中のあるものは水素結合を形成していない遊離状態にあ
ると思われるが。
保護すべき金属表面に水素結合によって結合し、結合し
たOH基と反対側、即ち金属表面から離れた側には該O
H基に隣接する無極性、即ち疎水性の炭化水素基からな
る一群の境界面を形成し、この境界層が金属面とエチレ
ングリコール水溶液を隔離するのにさびの形成、腐食を
防止することができるものと考えられる。PVAの立体
構造は通常の重合法による場合はアタクチック構造を有
すると考えられているので、上記の境界面の形成に当っ
ては金属面に最も近接したOH基が金属との間に水素結
合を作り、一方そのOH基から離れた位置にあるOH基
中のあるものは水素結合を形成していない遊離状態にあ
ると思われるが。
このようにして形成された境界面は金属表面とエチレン
グリコール水溶液間の隔壁としてさび止め作用に寄与す
ると考えられる。さらに検討を加えたところ、PVAは
アルコール特有の性質として0 )f基間の水素結合に
よる分子会合が予想され。
グリコール水溶液間の隔壁としてさび止め作用に寄与す
ると考えられる。さらに検討を加えたところ、PVAは
アルコール特有の性質として0 )f基間の水素結合に
よる分子会合が予想され。
この分子会合が水溶液中で生じるとOH基と金属表面と
の間に働(全水素結合エネルギーが減少するためにこれ
をできるだけ避ける必要があることを見い出した。本発
明ではこのために極少量ではあるが、有効量の水溶性電
子供与体が水溶液中に加えられる。
の間に働(全水素結合エネルギーが減少するためにこれ
をできるだけ避ける必要があることを見い出した。本発
明ではこのために極少量ではあるが、有効量の水溶性電
子供与体が水溶液中に加えられる。
この電子供与体として酢酸ナトリウム又はトリエタノー
ルアミン等のルイス塩基が優れている。
ルアミン等のルイス塩基が優れている。
さらに検討の結果、冷却剤が関与する部分に銅。
アルミニウムが関与していない場合、即ち実質的に鉄の
みが関与する場合には酢酸ナトリウムのみで極めて有効
であることを見出した。
みが関与する場合には酢酸ナトリウムのみで極めて有効
であることを見出した。
本発明で用いられるPVAは市販品を用いることができ
るが、長期間の使用中に残留メトキシカルボキシル基の
加水分解によって遊離酢酸を生成する恐れがあるので鹸
化度が高いほどよ<、97%以上のものが好ましい。
るが、長期間の使用中に残留メトキシカルボキシル基の
加水分解によって遊離酢酸を生成する恐れがあるので鹸
化度が高いほどよ<、97%以上のものが好ましい。
市販のPVAにはSNを多量に含有するものがあるが、
かかる場合5℃付近の冷水で洗滌して用いればよい。
かかる場合5℃付近の冷水で洗滌して用いればよい。
PVAは冷却剤の全量に対し0,01〜1%、より好ま
しくは0.3〜0.5重量%で用いられ、1%以上では
エチレングリコールとの相溶性が乏しいので析出の恐れ
がある。
しくは0.3〜0.5重量%で用いられ、1%以上では
エチレングリコールとの相溶性が乏しいので析出の恐れ
がある。
酢酸+トリウムの使用量は冷却剤全量に対して0.00
01〜0.1重量%、好ましくは0.001〜0.01
重量%である。この範囲以外の量を使用すると、さび止
め効果が減少する。トリエタノールアミンを電子供与剤
として使用する際は、トリエタノールアミンを単独でさ
び止め剤として使用する場合よ・もずっと少ない量であ
る0、001〜0.1重量%を使用する。この下限以下
の量ではさび止め効果がなく、また上限の量より多けれ
ば前述したようなトリエタノールアミン特有の欠陥か生
ずる。
01〜0.1重量%、好ましくは0.001〜0.01
重量%である。この範囲以外の量を使用すると、さび止
め効果が減少する。トリエタノールアミンを電子供与剤
として使用する際は、トリエタノールアミンを単独でさ
び止め剤として使用する場合よ・もずっと少ない量であ
る0、001〜0.1重量%を使用する。この下限以下
の量ではさび止め効果がなく、また上限の量より多けれ
ば前述したようなトリエタノールアミン特有の欠陥か生
ずる。
以下本発明を実施例によって説明するが、実施例中に使
用する%は全水溶液量に対する重量%である。
用する%は全水溶液量に対する重量%である。
実施例1−5
ポリビニルアルコールは上述した市販のものから水溶性
不純物を水洗除去したものを使用し、試料には中20m
m、長さ50n+、厚さ11111の冷間圧延鋼板(新
註鉄製)、鋼板と同じ寸法を有し加工後焼鈍を行ったJ
IS規格第1種相当の上玉黄銅板および同じ寸法の市販
純アルミニウムをそれぞれ140メソシユの研摩布でよ
くみがき、研磨した試料を最初温石油エーテルで2次い
で温メタノ・−ルで洗滌した後乾燥したものを使用した
。さび止め試験には2時間短縮のために攪拌器、冷却管
。
不純物を水洗除去したものを使用し、試料には中20m
m、長さ50n+、厚さ11111の冷間圧延鋼板(新
註鉄製)、鋼板と同じ寸法を有し加工後焼鈍を行ったJ
IS規格第1種相当の上玉黄銅板および同じ寸法の市販
純アルミニウムをそれぞれ140メソシユの研摩布でよ
くみがき、研磨した試料を最初温石油エーテルで2次い
で温メタノ・−ルで洗滌した後乾燥したものを使用した
。さび止め試験には2時間短縮のために攪拌器、冷却管
。
温度計を備えた500m1の三ツロフラスコ中に試料を
入れ、これに第1表に示す組成のさび止め削氷溶液(脱
イオン水使用)300mlを加えて攪拌下に30時間沸
騰せしめた後放冷して取り出し水洗乾燥後さびの発生状
態を肉眼で観察した。電子供与剤として酢酸ナトリウム
を使用した場合のさび止め試験の結果を第1表に示す。
入れ、これに第1表に示す組成のさび止め削氷溶液(脱
イオン水使用)300mlを加えて攪拌下に30時間沸
騰せしめた後放冷して取り出し水洗乾燥後さびの発生状
態を肉眼で観察した。電子供与剤として酢酸ナトリウム
を使用した場合のさび止め試験の結果を第1表に示す。
比較例
さび止め剤としてトリエタノールアミンを使用し、エチ
レングリコール63%を含有する緑色に着色した市販不
凍液を、エチレングリコール含量が20重量%になるよ
うに脱イオン水で希釈し。
レングリコール63%を含有する緑色に着色した市販不
凍液を、エチレングリコール含量が20重量%になるよ
うに脱イオン水で希釈し。
加熱後活性炭を加えて着色剤を除去した後、実施例1と
同様のさび止め試験を行った。さび止めに対する評価は
5鉄に対してはAであったが、試験材料を含む水溶液を
放冷すると、黄銅に対しては。
同様のさび止め試験を行った。さび止めに対する評価は
5鉄に対してはAであったが、試験材料を含む水溶液を
放冷すると、黄銅に対しては。
アンミン錯塩の存在を示す淡い青色が見られ、またアル
ミニウムの場合には試料片の上に水酸化アルミニウムの
白色沈澱を眩めた。
ミニウムの場合には試料片の上に水酸化アルミニウムの
白色沈澱を眩めた。
特許出願人
松岡英夫
Claims (5)
- (1) エチレングリコールを含有する冷却剤に■酢
酸ナトリウム ■ポリビニルアルコールと酢酸ナトリウ
ム及び ■ポリビニルアルコールとトリエタノールアミ
ンから選ばれる一種のさび止め剤を加えた冷却剤。 - (2) ポリビニルアルコールが冷却剤の0.01〜
1重量%である特許請求の範囲第1項記載の冷却剤。 - (3) ポリビニルアルコールの鹸化度が97%以上
である特許請求の範囲第1又は2項記載の冷却剤。 - (4)酢酸ナトリウムが冷却剤の0.0001〜0.1
重量%である特許請求の範囲第1項記載の冷却剤。 - (5)トリエタノールアミンが冷却剤の 0.001〜
0.1重量%である特許請求の範囲第1項記載の冷却剤
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57182626A JPS5971383A (ja) | 1982-10-18 | 1982-10-18 | 冷却剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57182626A JPS5971383A (ja) | 1982-10-18 | 1982-10-18 | 冷却剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5971383A true JPS5971383A (ja) | 1984-04-23 |
Family
ID=16121572
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57182626A Pending JPS5971383A (ja) | 1982-10-18 | 1982-10-18 | 冷却剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5971383A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004143265A (ja) * | 2002-10-23 | 2004-05-20 | Toyota Motor Corp | 冷却液、冷却液の封入方法および冷却システム |
JP2017519793A (ja) * | 2014-06-30 | 2017-07-20 | ハルドール・トプサー・アクチエゼルスカベット | 糖からのエチレングリコールの製造方法 |
-
1982
- 1982-10-18 JP JP57182626A patent/JPS5971383A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004143265A (ja) * | 2002-10-23 | 2004-05-20 | Toyota Motor Corp | 冷却液、冷却液の封入方法および冷却システム |
JP2017519793A (ja) * | 2014-06-30 | 2017-07-20 | ハルドール・トプサー・アクチエゼルスカベット | 糖からのエチレングリコールの製造方法 |
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