JPS596445Y2 - 速度検出器 - Google Patents

速度検出器

Info

Publication number
JPS596445Y2
JPS596445Y2 JP3621882U JP3621882U JPS596445Y2 JP S596445 Y2 JPS596445 Y2 JP S596445Y2 JP 3621882 U JP3621882 U JP 3621882U JP 3621882 U JP3621882 U JP 3621882U JP S596445 Y2 JPS596445 Y2 JP S596445Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
output
error
pulse
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP3621882U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57171569U (ja
Inventor
バーナード・ユージン・カラハン
フイリツプ・ミード・ヒギンス
Original Assignee
ベエパア.コポレ−シヨン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ベエパア.コポレ−シヨン filed Critical ベエパア.コポレ−シヨン
Priority to JP3621882U priority Critical patent/JPS596445Y2/ja
Publication of JPS57171569U publication Critical patent/JPS57171569U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS596445Y2 publication Critical patent/JPS596445Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Velocity Or Acceleration (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本案はアナログ速度計に関し、車輌の速度の変化に対し
て改良せるレスポンスを与え低動作速度で改良せる精度
を与える鉄道車輌用のパレス率一アナログ変換回路に関
する。
高速運搬車及び機関車の速度を自動的に制御する電子的
列車制御装置の発展につれて、運転速度の正確な自然な
表示を与える速度検出器に対する必要が生じてきた。
この情報は列車制御装置が正確な運転速度を維持できる
ようにするのに加えて、最大の運転効率及び乗心地のよ
さを与えるために装置が加速及び減速を適正に制御でき
るようにし、横すべり防止装置に関連して発進及び停止
時に不所望の車輪のスピン及び横すべりを避けることを
可能ならしめる。
鉄道車輌の運動を検出する場合、列車の車軸に回転自在
に結合された電磁ピックアップを用いるのが殆んど万国
共通のやり方である。
このピックアップは車輪回転の何分の1か毎に隣接する
コイルに信号を誘起する回転磁石よりなり、この結果生
じる信号はパルス率−アナログ変換器により又は速度検
出回路によりアナログDC電圧に変換され、その後列車
制御装置へ加えられる。
このようなパレス発生器は大体において満足な性能を与
え運搬車及び機械車の台車という悪条件のもとて信頼性
があり保守動作が不要であることが知られているが、こ
れら発生器に関連する従来の速度検出回路は、これら回
路が極めて遅いレスポンス速度を有する場合に高性能運
搬車に応用する場合には特に全く満足なものとは云えな
かった。
従来の速度検出器はピックアップからの各電圧パルス毎
に一定幅の一定電流のパルスでコンデンサーを充電し、
次いでパルスとパルスの間でコンデンサーを放電するこ
とにより、アナログ出力電圧を発生しており、その遅い
レスポンス速度はコンデンサーにまたがって発生される
鋸歯状波電圧からDC電圧を得るのに必要な大きなフィ
ルター容量から生じる。
従って、最少量のフィルター作用のみでDC出力電圧を
発生することによって車輌速度の変化に対する改良せる
レスポンス性を達或するような速度検出回路が必要とさ
れている。
従来の速度計回路の他の欠点は一連の荷物車が移動中に
荷積みされたり荷降しされたりする場合などの機関車の
低速動作中に正確なアナログ出力信号を発生できない点
である。
この不正確性は低速度においてタコメータ発電機により
発生される低レベル出力、及びパルスとパルスの間の大
きな時間間隔のために正確な出力を発生するようにコン
デンサーに一定幅のパルスを与えることが普通の方法で
はできないことによるものである。
後述するように、本案の速度検出装置は多段動作サイク
ルの使用によりこの欠点を改良し、即ち出力電圧は機械
車駆動輪の各回転増分毎に、代表的には6.25cm毎
に補正される。
本案は移動する車輌の実際の速度に関連付けられた周波
数を有する電気的速度表示信号から車輌の実際の速度を
表わすアナログ出力信号を発生するための速度検出器に
関する。
検出器は速度表示信号に応答して第1及び第2動作期間
を定める制御信号を発生する手段と、誤差信号を発生す
る誤差検出手段によりなり、誤差信号は第1動作期間の
間第1の所定の初期電圧レベルから第1動作期間の間隔
に応じた最終電圧レベルまで序々に変化し、第2動作期
間の少くとも一部分の間そのレベルに留まる。
検出器は周期的に印加される信号から誤差振幅を表わす
信号を発生するための積分手段と、第1動作期間の終了
時に存在する誤差信号を動作期間の少くとも一部分の間
積分手段に印加する転送手段と、積分手段により発生さ
れた信号に応答して該信号が車輌の実際の速度を表わす
ように誤差信号の進行速度を制御する手段とよりなる。
従って本案の一般的な目的は車輌速度のアナログ表示を
与える改良せる速度検出器を提供するにある。
本案の具体的目的は車輌速度の変化によく応答するアナ
ログ出力を発生する改良せる速度検出器を提供するにあ
る。
本案の他の具体的目的は、低動作速度で正確なアナログ
表示を与える改良せる速度表示器を提供するにある。
本案の他の具体的目的は電気的タコメータ型変換器の出
力を速度を表わすアナログ出力電圧に変換する速度検出
器を提供するにある。
本案のアナログ速度検出器は種々の形式の車輌に応用で
きるが、鉄道車輌、特に高速運搬車輛に好適である。
従ってアナログ速度検出器の構造及び機能はこのような
高速車輛に使用するための速度制御装置に関連して示さ
れ、本案の速度検出器を詳細に述べる前に、このような
装置の全体的な構造及び動作を考察する。
第1図を参照するに、普通の設計の高速車輛20は、前
及び後の2車軸貨車21.22を有し、その各々は軌道
23に沿って車輌を駆動するための1つ又は複数の索引
モーター(図示せず)を含む。
電磁ピックアップ24が1つの車軸上に設けられ、車輌
の移動速度に応じた率での一連のパルスの形で出力信号
を発生する。
この信号はアナログ速度検出器25へ印加され、これは
車輌の移動速度を表わすアナログDC電圧出力信号を発
生する。
代表的には、この信号は車輌の速度を機関士に表示する
ための速度較正されたメーター又はテ゛イジタル読取装
置のような運転室の速度計26に印加される。
最近の車輌デザインでは、検出器25の出力は列車制御
器27へ印加され、これは手動制御器28と共に或る状
況のもとて車輌の種々の駆動モーター及び制動系へのパ
ワーの印加を自動的に制御又は修正するのに用いられる
最近の車輌デザインでは、第1図に示される基本的制御
装置は付加的機能を与えられるようアナログ速度検出器
25により与えられる速度情報を用いるように拡張され
た。
例えば、第2図では多重速度検出回路は車輛の4つの車
軸の各々の回転速度を表示するように用いられ、よって
1つの車軸が他より速く回転していることがわがると、
その車軸へ印加される駆動パワーの適当な調節がなされ
る。
具体的には、この装置は4つの車軸の回転速度を表わす
出力信号を発生するために4つの電気的タコレータ型変
換器24 a −24 dを使用している。
各変換器の出力はアナログ速度検出器25 a一25
dのいずれかにより車輪の運動速度を表わすアナログ信
号へ変換される。
4つのアナログ信号は車輪スピン防止論理回路30へ印
加され、これはアナログ電圧を比較してどれかが他より
非常に高いかどうかをしらべる。
このような状態が起れば、関連する索引モーター制御回
路31及び32の1つを介して調節される。
アナログ速度検出器25aの出力は運転台速度表示器2
6へも印加され、これは普通の速度目盛メーターでもよ
く又は適当なアナログーテ゛イジタル変換回路を有する
デイジタル出力表示器でもよい。
本案の速度検出器は変動する車輌速度に迅速に応答する
ので、第3図に示されるような全自動列車制御装置と共
に使用できる。
第3図では、前と同じく、電気的タコメータ型変換器2
4は出力信号を発生し、これはアナログ速度検出器25
へ与えられる。
検出器25の1つの出力は前と同じく運転台の速度表示
器26へ直接に与えられる。
車輌の瞬時速度を表わすアナログ信号である他の出力は
、オペレータを必要とすることなく自動的に列車を発進
し、停車し、制動をかけ又は他の制御を行なうための論
理及び感知回路を含む自動列車制御器33へ与えられる
ds/dtの形式の加速一減速表示信号が検出器25内
で得られ、停止の前後に車輌の加速、減速の率を制御す
るのに用いるために列車制御器33へ加えられる。
列車制御器33は列車上の手動速度選択器34から、又
は路線に沿った誘導手段又は他の手段により伝えられ制
御器へ印加するためにピックアップ回路により受取られ
る外部命令リンクから動作命令を受取る。
前の装置と同じく、列車制御器の出力は車輌駆動モータ
ーへ印加されるパワーを制御する1対の索引モーター制
御回路31.32へ印加される。
アナログ速度検出器が上述の車輛横すべり防止及び自動
列車制御装置に用いられるためには、検出器が列車速度
の正確な自然の表示を与える事が必要である。
この要件は第4及び5図に示される。
第4図を参照するに、速度検出器からの所望のアナログ
出力電圧に対する高速車輛の実際の速度のプロットが示
される。
例えば米国特許第3626204号明細書コラム1、第
10〜11行において低い周波数に一層レスポンスする
様バイアスされることが述べられ、又コラム1、第36
〜39行において回路が低い周波数に対し特に敏感であ
る効果、即ち1連の周波数を含む信号の内低い周波数に
特に敏感である効果を挙げているが、理想的には、この
関係は出力と速度が正比例するように直線状であるべき
である。
例えばプロット42上の点40.41で示されるように
10マイル/時における速度は1■であり、100マイ
ル/時における速度は10■である。
後述するようにして、本案の新規な回路はこの直線関係
をかなりの程度まで実現する。
上述の装置に用いられるアナログ速度検出器の他の要件
は、検出器の出力が列車速度に出来るだけ近づくように
変化することである。
従来は、出力を瀘波するに必要な大きな容量のためにア
ナログ出力電圧の急速な変化が阻害されたため、この要
件は満たされなかった。
これに対し、本案の速度検出器は列車速度の略瞬時の表
示を与える。
これは第5図に示され、同図で従来のアナログ出力信号
に対する容量性濾波作用の効果が線43で示され、本装
置の出力躬は列車の実際の速度45に近接して追従する
ことが示される。
本案の速度検出器の構造及び機能は第6図の機能的ブロ
ック図を参照すればよくわかる。
同図では、速度検出器25はタコメータ型変換器24の
出力信号を受取るための信号処理段50を含み、変換器
24の出力信号は全体として調和しているが必ずしも順
次的な形状ではない周期的波形を有する。
変換器24により発生される信号の周波数と等しい周波
数の矩形波制御信号よりなる処理段50の出力はアンド
ゲート51の1つの入力へ及び単安定マルチバイブレー
タ52の入力へ印加され、マルチバイブレータ52は印
加される矩形波の負から正への遷移毎に所定の持続期間
の出力パルスを発生する。
この出力パルスはアンドゲート51の残りの入力へ及び
放電制御回路53の如き放電手段へ印加−される。
放電制御回路53の出力は誤差積分器54の如き誤差検
出手段へ印加され、これは信号処理段50により発生さ
れるパルス率の公称率からの偏差を振巾及び極性で表わ
す出力パルスを発生する回路を含む。
アンドゲート51の出力は充電制御回路55の如き充電
手段へ印加され、これは放電制御回路53と協動して誤
差積分器54内のコンデンサーの充放電を制御して所望
の出力誤差パルスを発生する。
積分器54の出力は転送スイッチ56の如き転送手段へ
印加され、これは貯蔵積分器57への誤差表示パルスの
印加を制御する。
この積分器はスイッチ56により誤差積分器54から転
送される誤差パルスの振巾及び巾に依存したアナログ出
力信号を発生する。
この信号は出力増巾器58で増巾され、適当な接続回路
を介して速度検出器25が共に使用される列車制御装置
内の他の素子へ印加される。
又、アナログ出力信号は放電制御回路53へ印加され、
これは誤差積分器54内のタイミングコンデンサーの放
電を制御して速度表示出力信号を発生する。
これを達或する方法は後に詳述する。増巾器58の出力
は又微分回路59へ印加され、これは出力信号を微分し
てds/dtの形式の付加的出力信号を発生して列車の
速度変化率を示す。
増巾器58の出力は又可変巾パルス発生器60へ結合さ
れる。
単安定マルチバイブレータ52からの出力パルスの発生
の都度、この段は可変巾ゲートパルスを発生し、これは
転送スイッチ56の動作を制御するのに用いられる。
実際には、列車が速く走っている程このゲートパルスの
巾は広くなり、誤差積分器54で発生される誤差は列車
の速度に従って減らされる。
これを達戊する方法は後に述べる。動作に際し、車軸に
取付けられた変換器24により発生された信号は不規則
な形状であり、従って信号処理段50へ印加され、これ
は第7図に波形61で示されるように同じ周波数の矩形
波制御信号へ変換する。
このようにして発生された矩形波制御信号はアンドゲー
ト51の入力へ印加された場合、そのゲートを波形の各
正の半サイクル毎に能動化する。
単安定マルチバイブレータ52は矩形波の負から正への
各遷移に応答して第7図の波形62により示されるよう
に負極性の制御パルスを発生する。
このパルスはアンドゲート51の残りの入力へ及び放電
制御回路53へ印加される。
アンドゲート51へ印加される2つの信号が共に正の場
合、即ち矩形波が正でマルチバイブレータ52により制
御パルスが発生されない場合、充電制御回路55が能動
化され、第7図に波形63で示されるように積分器54
内のコンデンサーを充電しだす。
波形64で示されるように、これはコンデンサーに初期
充電を与え所定の初期電圧レベルを設定する効果を有す
る。
信号処理段50からの矩形波制御信号が正から負に遷移
する時、アンドゲート51は矩形波の負極性により禁止
され、充電制御回路55は不作動にされる。
しかしマルチバイブレータ52の出力にパルスは存在し
ないので、放電制御回路53は、充電制御回路55を介
してコンデンサーが充電されたのとは逆方向に電流を流
すことにより積分器54内のコンデンサーを放電させる
充電及び放電なる語は、コンデンサーは実際には回路5
3及び55により両方向に充電されるので、相対的意味
で用いられている。
放電制御回路53からの電流の効果は、波形64の傾斜
部で示されるようにコンデンサーにまたがる電圧を直線
的に減少することである。
放電サイクルは矩形波が再び負がら正への遷移をうける
まで続き、そこで単安定マルチバイブレータ52により
発生された負の出力パルスが放電制御回路53を不作動
にする。
この時、誤差積分器54内のコンデンサーにまたがる電
圧はその素子の充電状態を表わし、第7図の場合、コン
デンサーはOの充電を有し、従って電圧はO■である。
誤差検出器54内のコンデンサーにまたがって発生され
る電圧は、放電制御回路53及び充電制御回路55が不
作動の間転送スイッチ56によりパルスとして貯蔵積分
器57へ転送され、積分器57は誤差パルスを受取って
これに近接して関連付けられた充電状態を呈する。
転送スイッチ56の動作は単安定マルチバイブレータ5
2により発生されるパルスの前縁に応答するパルス発生
器60により制御される。
発生器60により発生されるゲートパルスの巾は後述す
る理由で可変であるが、各々の場合単安定マルチバイブ
レータ52により発生される制御パルスの巾より短かく
、よって誤差積分器54から貯蔵積分器57へ実際に転
送される誤差パルスは誤差積分器54内のコンデンサー
の最終充電状態を表わす。
この場合、波形65により示されるように、誤差はOで
あり、発生される誤差電圧はOである。
本案によれば、放電制御回路53を介しての放電電流が
一定の場合、誤差積分器54内のコンテ゛ンサーにたま
る最終電圧は信号処理段50の出力に発生した矩形波形
制御信号の期間に依存し、従って列車の速度に依存する
第8図を参照するに、列車速度が公称速度を越えている
間、矩形波制御信号は変換器24からの一層高い周波数
の出力信号に応答して波形66により示される如く期間
が一層短くなる。
前と同様に、単安定マルチバイブレータ52は矩形波の
負から正への各遷移毎に一定巾の負極性出力パルスを発
生し、又誤差積分器54内のコンデンサーは波形67の
上側平坦部により示されるように各制御パルスの直後に
所定の最大電圧レベルへ充電される。
矩形波のその後の正から負への遷移時に、コンデンサー
は制御回路53により前のO誤差状態と同じ率で放電さ
れる。
しかし矩形波の次の半サイクルはコンテ゛ンサーが完全
に放電するまでに起るので、マルチバイブレータ52か
ら次の制御パルスが発生する際、コンデンサーは残留電
荷を含んであり、波形67の下側平坦部で示されるよう
に正の残留電圧レベルが生じる。
前と同じく、転送スイッチ56はマルチバイブレーク5
2からの制御パルスの前縁と一致して能動化され、この
場合、コンテ゛ンサー上に残っている正極性誤差がパル
ス68として貯蔵積分器57へ転送され、これに応答し
て積分器57で正のDC電圧を発生する。
第9図の矩形波制御信号69の長い期間により示される
ように列車が公称速度より遅く移動した場合、積分器5
4内のコンテ゛ンサーは波形70の上側平坦部で示され
るように初期電圧レベルから0電圧軸を超えて放電し、
矩形波の次の負から正への遷移時に残留電荷状態をとり
、よって波形70の下側平坦部で示されるようにコンテ
゛ンサーにまたがって負電圧が存在する。
前と同じく、マルチバイブレータ52からの制御パルス
は誤差積分器54から出力パルスを開始し、よって負極
性電圧状態がパルス71として転送スイッチ56を介し
て貯蔵積分器57へ転送される。
そこで、その段で発生されたDC電圧は直ちに感じられ
、コンデンサーにまたがって最終電圧を表わす新しいD
C出力電圧が設定される。
かくて、誤差積分器54のコンデンサーに対する公称充
電率が一定の場合、積分コンデンサーの充電率により決
まる公称率より速く又は遅く列車が移動していることを
示す極性及び公称率からの誤差の程度を示す大きさの誤
差信号が発生される。
代表的には、誤差積分器54により発生される電圧パル
スは±6.2■の範囲内にあり、限界は後述する電圧制
限回路より決められる。
狭い範囲の誤差に対しては、生じる出力誤差パルスは実
際の速度誤差と略直線的関係を有する。
例えば10マイル/時の公称速度における10%の誤差
即ち1マイル/時は6.2■のlO%即ち0.62Vの
誤差出力パルスを発生する。
同様に、100マイル/時の公称速度における10%即
ち10マイル/時の誤差は6.2■の10%即ち0.6
2 Vの誤差を生しる。
実際には、得られる誤差パルスの大きさはパーセント速
度誤差ではなくて速度誤差の絶対値に直接に関係する。
即ち、上述の例のlマイル/時と10マイル/時の誤差
に対して同じ誤差電圧が発生されるのは望ましくない。
何故なら駆動パワーの広い範囲の調整が2つの速度誤差
により指示されるからである。
積分器54により発生される誤差パルスの効果をパーセ
ント速度誤差にではなく実際の速度誤差に比例して保つ
ために、本案の速度検出器は増巾器58により発生され
たアナログ出力信号に従って、よって列車の速度に従っ
て誤差積分器54と貯蔵積分器57の間の誤差パルスに
割当てられた転送時間を修正するための可変巾パルス発
生器60の如き手段を含む。
これは低動作速度において転送時間を狭め又は短縮して
誤差をデエンファシスし、又高速度動作において転送期
間を長くシ、誤差信号に一層大きなウェイトを与えると
いう効果を有する。
これは所望の調節に順応している。
何故なら高速度では所与のパーセント誤差は列車の移動
速度の一層大きな調節を必要とするからである。
ゲートパルスを変化させることの効果が第10及び11
図を参照して示される。
第10図で、高速度に対して、ゲートパルス73は単安
定マルチバイブレーク52により設定された一定巾の誤
差パルス72よりかなり狭い。
波形73のゲートパルスの発生期間中のみ補正パルスが
波形74で示されるように貯蔵積分器57へ印加される
波形75は貯蔵積分器57内の電圧レベルに対する補正
パルスの効果を示し、各補正パルスは出力電圧の段階的
調節をもたらす。
ゲートパルスが巾変調されていなければ、積分器57へ
の補正パルスの結果として完全な誤差パルスが与えられ
出力電圧は過度に階段的に増加することになるであろう
第11図で、誤差パルス76は第10図の誤差パルス7
2により示されたのと同じ絶対値の速度誤差に対して示
されているが、もつと高い列車速度で生じている。
速度が速いために、パーセント誤差は小さく、従って誤
差パルスは小さな振巾である。
もしこの誤差パルスが第10図のゲートパルス73と同
じ巾のゲートパルスで貯蔵積分器57へ印加されると、
出力電圧に対して不十分な補正しか生じない。
しかしゲートパルス(波形77)は高速度では大きい巾
を有するので、その結果生じる補正パルスは第10図の
補正パルスより小さい振巾であるが波形79で示される
如く貯蔵積分器57に発生される出力電圧に対して同じ
効果を与えるように大きな巾を有する。
その結果、同じ大きさの速度誤差に対する出力電圧変化
は、速度誤差が種々の列車速度で生じ、従ってその時の
公称速度に対する誤差のパーセントは異なるにも拘らず
略同じである。
積分器57に印加される補正の大きさを制御するための
但の方法、例えば誤差積分器と貯蔵積分器の間に直列に
列車の速度に依在した抵抗特性を有する可変抵抗素子を
設けることによりなされてもよい。
これまでは誤差検出器54内のコンデンサーの充電率は
一定であり、よって一定傾斜の電圧函数がコンデンサー
にまたがって得られると仮定した。
この結果は放電制御回路53に関して一定電流源を与え
ることにより得られ、放電制御回路53はこの源からコ
ンテ゛ンサーへの電流の流れを単安定マルチバイブレー
タ52の制御のちとに遮断したり設定したりする。
電流源により与えられる電流を調節し又は充電路内に適
当な直列抵抗を設けることにより、このような装置は所
定の基準速度からの列車の速度誤差を表わすアナログ出
力信号を増巾器58に発生するようになされることがで
きる。
しかし一層有用な機構は誤差積分器54内のコンテ゛ン
サーに対する充電電流源として増巾器58からの出力信
号を用いることである。
この目的のために、増巾器58の出力は第6図において
放電制御回路53につながれ、これはこの電流の積分器
への印加を制御する。
この接続は積分ループを形威し、よって増巾器58の出
力に発生されたアナログ信号は所定の基準速度からの速
度誤差を表わすのではなく列車の実際の速度を表わすよ
うになる。
列車の速度が増加するにつれ、誤差積分器54により発
生される正極性の誤差パルスは貯蔵積分器57の電圧レ
ベルを増大させ、よって増巾器58からの出力を増大さ
せる。
この増大した出力は、積分器54からの誤差パルスが遂
に0にまで減少されてもつと高いレベルで゛増巾器58
のアナログ出力と新しい平衡状態が設立されるまで、誤
差積分器43内の積分コンデンサーが放電制御回路53
を介して放電される率を増大させる。
同様に、速度レベルの減少に対しては、誤差積分器54
からの負の誤差パルスは貯蔵積分器57の出力を減少さ
せ、従って増巾器58の出力を減少させる。
これは誤差積分器54内のコンテ゛ンサーの放電率を減
少させ、遂には負誤差信号がなくなり、もつと低い電圧
レベルで増巾器58のアナログ出力との間に系内に新し
い平衡レベルが設立される。
かくて速度検出器25の出力は列車速度の変化に近密に
追従させられる。
可変巾パルス発生器60は積分器54から伝えれた誤差
パルスが速度誤差の実際の大きさに比例することを保証
する。
微分回路59は加速又は減速中の如く列車速度の率が変
化している時に出力を発生し、この目的のために、完全
に普通の設計及び構造のものでもよい。
微分回路59からの出力即ちds/dtの形式の電圧函
数は加速又は減速の率を制御するための自動列車制御回
路に特に有用である。
一体のシステムとしての速度検出器の動作を述べたので
、第12図の簡略図に示されるようなこの検出器の回路
を参照する。
速度検出器25の信号処理段50は普通の零交叉検出器
80よりなり、その反転及び非反転入力は変換器24の
出力へ結合される。
結合は1対の直列接続された隔離抵抗81.82及び1
対の直列接続されたバイアス抵抗83 .84によりな
される。
第2対のバイアス抵抗85.86がアースと非反転及び
反転入力の間に結合され、コンテ゛ンサー87が入力を
横切ってシャント接続され、ノイズ又は他の遷移が零交
叉検出器へ入るのを防いでいる。
1対のダイオード88 .89が入力にまたがって逆極
性でつながれ、高い動作速度で変換器出力のピーク振巾
を制限する。
零交叉検出器80の出力と正極性電流源の間につながれ
た1対の直列抵抗90.91及び抵抗90.91の接続
点と検出器80の非反転入力との間につながれた抵抗9
2よりなる饋還回路が検出器を安定化するように設けら
れる。
検出器80の出力は抵抗93及びコンテ゛ンサー94の
並列回路によりNPN}ランジスタ95のベースに結合
され、このトランジスタはエミツタフオロア回路に構或
されエミツタ負荷抵抗96にまたがって非反転信号を普
通の設計及び構造の単安定マルチバイブレータ97の入
力へ与える。
トランジスタ95のコレクタは一層低い正極性の単方向
性電流源へつながれ、エミツタは抵抗96により一層大
きな負極性単方向性電流源へつながれる。
マルチバイブレータ97の出力は抵抗98とコンテ゛ン
サー99の並列回路によりNPN}ランジスタ100の
ベースへ結合される。
トランジスタ100のエミツタは負極性の電流源へつな
がれ、コレクタは負荷抵抗101により正極性電流源へ
つながれる。
トランジスタ100のコレクタは抵抗102により、可
変巾パルス発生器の一部を形戒するNPN}ランジスタ
103のベースへつながれる。
トランジスタ103アミツタは抵抗104より負極性電
流源へつながれ、コレクタは負荷抵抗105により正極
性電流源へつながれる。
トランジスタ103のコレクタは抵抗106と陰極から
陽性へつながれた3つのダイオード107−109の直
列回路によりアースへつながれる。
抵抗106とダイオード107の接続点はl対の直列接
続されたダイオード110、111により第2の零交叉
検出器112の反転入力へつながれ、ダイオード113
により検出器の非反転入力へつながれる。
検出器112の反転入力は更に可変抵抗114により正
電流源へつながれ、又タイミングコンデンサー115に
よりアースへつながれる。
零交叉検出器112の出力は抵抗116により正極性電
流源へつながれる。
速度検出器内の誤差積分器の動作を化御するために、零
交叉検出器80の出力はダイオード120の陰極へつな
がれ、トランジスタ100のコレクタはダイオード12
1及び122の陰極へつながれる。
ダイオード120, 121の陽極は一緒につながれ、
抵抗122により充電制御スイッチNPN }ランジス
タ123のベースへつながれる。
ダイオード120及び121の接続点は抵抗124によ
り正極性電流源へつながれる。
トランジスタ123のコレクタは直列接続された抵抗1
25,126により正の単方向電流源へつながれる。
これら抵抗の接続点はダイオード127の陰極につなが
れ、その陽極は差動増巾器128の反転入力へつながれ
る。
増巾器128の反転入力は又抵抗129により電界効果
トランジスタ(FET) 130のドレイン電極へつな
がれ、そのゲート電極はダイオード122の陽極へつな
がれる。
FET130のソース電極は抵抗131によりゲート電
極へつながれ、又較正ポテンショメータ132の一端子
につながれる。
差動増巾器128の非反転入力は抵抗133によりアー
スへつながれる。
差動増巾器128の出力はNPN l−ランジスタ13
4のベースへつながれる。
トランジスタ134のエミツタは抵抗135により負極
性電流源へつながれ、このトランジスタのコレクタは負
荷抵抗136により正の極性の電流源につながれる。
トランジスタ134のエミツタは電圧制限ダイオード1
37によりベースへ結合され、又積分コンデンサ138
により差動増巾器の反転入力へ結合される。
この接続は増巾器128及びコンデンサー138を積分
回路形式に接続する。
トランジスタ134のエミツタにおける電圧スイングを
制限するために、エミツタはゼナーダイオード139の
陽極及びゼナーダイオード140の陰極につながれる。
ゼナーダイオード139の陰極は抵抗141により正極
性電流源へつながれ、またダイオード142の陰極へつ
ながれる。
ゼナーダイオード140の陽極は抵抗143により負極
性の電流源へつながれ、またダイオード144の陽極へ
つながれる。
ダイオード144の陰極及びダイオード142は陽極は
差動増巾器128の反転入力へつながれる。
トランジスタ134のエミツタに発生された誤差パルス
を貯蔵積分器へ伝えるために、このトランジスタのエミ
ツタはFET145のソース電極へつながれる。
FET145のソース電極はまた抵抗146によりゲー
ト電極へつながれ、ゲート電極は更にダイオード147
の陽極につながれる。
ダイオード147の陰極は零交叉検出器112の出力に
発生される可変巾ゲートパルスを受取るためにその出力
に直接につながれる。
FET145のドレイン電極は抵抗148によりアース
へつながれ、また抵抗149により差動増巾器150の
反転入力へつながれる。
差動増巾器150の非反転入力は抵抗151によりアー
スへつながれ、増巾器150の出力は積分コンデンサー
152と陽極から陰極へつながれたダイオード153の
並列回路により反転入力へつながれる。
この接続は増巾器150及びコンデンサー152を積分
回路構或に接続し、コンデンサー152にまたがって発
生する電圧は増巾器の出力に現われる。
差動増幅器150の出力は直列抵抗154により差動増
幅器1550反転入力へつながれる。
差動増幅器155の非反転入力は抵抗156によりアー
スへつながれる。
増幅器155の出力は陽極から陰極へつながれたダイオ
ード157によりNPN}ランジスタ158のベースへ
つながれ、また抵抗159によりアースへつながれる。
トランジスタ158のコレクタは抵抗160により正極
性電流源へつながれ、エミツタは車輪寸法調節用ポテン
ショメータ161と固定抵抗162の直列回路によりア
ースへつながれる。
エミツタは更にコンデンサ163によりアースへつなが
れ、また抵抗164とコンデ゛ンサ165の並列回路に
より差動増幅器155の反転入力へつながれる。
トランジスタ158のエミツタはまた抵抗166により
零交叉検出器112の非反転入力へつながれる。
速度検出器のアナログ速度出力信号はトランジスタ15
8のエミツタへの直接接続を介して得られ、ポテンショ
メータ161のアームへの接続は較正用ポテンショメー
タ132の残りの端子及びアームへつながれる。
増幅器167の非反転入力は抵抗168とコンテ゛ンサ
ー169の直列回路によりトランジスタ158のエミツ
タにつながる。
増幅器167の反転入力は抵抗170によりアームへつ
ながれ、微分出力信号ds/dtが増幅器の出力への直
接接続により得られる。
動作に際して、車軸に取付けられた変換器の出力が零交
叉検出器80の反転及び非反転入力へ印加され、検出器
80は略正弦波状の信号を同じ周波数の矩形波制御信号
に変換する。
検出器80に対する入力バイアスは抵抗8316により
与えられ、ダイオード88 .89は入力信号の振幅を
制限し、抵抗81.82は変換器の負荷を制限する。
コンテ゛ンサ87は高周波ノイズ及び過渡電圧が検出器
へ入るのを防止する。
代表的には、零交叉検出器80の出力は−15Vから+
13Vまで変化する。
抵抗90−92により正饋還が与えられて入力において
対称的ヒステリシスが得られ、その結果生じる矩形波出
力信号は全周波数において50%デューテイサイクルを
有する。
トランジスタ95はエミツタフオロワとしてつながれ、
零交叉検出器80の28V出力をマルチバイブレータ9
7の入力に必要とされる5■に制限する働きをする。
マルチバイブレータ97は普通の単安定マルチバイブレ
ータでよく、その人力に負から正への還移を受けた場合
所定の幅の正極性出力パルスを発生する。
出力パルスは抵抗98及びコンテ゛ンサ99によりトラ
ンジスタ100へ印加されそこで増幅され反転する。
トランジスタ103及び零交叉検出器112の回路は、
トランジスタ100からの信号の負の縁ではじまって検
出器の出力電圧により決まる期間続く正のパルスを発生
する。
最大幅は単安定マルチバイブレータ97により発生され
るパルスの幅に等しい。
この目白勺のため(こ、トランジスタ103はトランジ
スタ100のコレクタに負パルスが存在しない時に導通
するようにバイアスされる。
トランジスタ103が導通している間、そのコレクタは
負電圧レベル、代表的には−5■をとり、これにより電
流が抵抗106及びダイオード107−109を通って
流れる。
抵抗106及びダイオード107−110,113の接
続点における電圧はこの時負であり、代表的には−1.
8Vである。
これは3つの直列接続されたダイオード107−109
の0.6■の電圧降下のためである。
零交叉検出器112の反転入力における電圧は2つの直
列接続されたダイオード110,111の降下によって
−1.8Vより正即ち−0.6■である。
非反転入力における電圧はダイオード113の0.6
Vの降下によって−1.8■基準に対して正、即ち−1
.2■である。
非反転入力は更に負であるので、零交叉検出器112の
出力は負で゛ある。
トランジスタ100のコレクタの信号が負の場合、トラ
ンジスタ103は遮断され、そのコレクタ電圧は電源電
圧、この場合+15Vまで下昇する。
ダイオード113は逆バイアスされ、検出器112の非
反転入力における電圧は出力電圧のレベルまで上昇でき
、これは抵抗166を介して印加される。
ダイオード110及び111も逆バイアスされるが、反
転端子の電圧はコンテ゛ンサー115が抵抗114を介
して充電されるためにすぐには変化しない。
非反転入力は正電位にあり反転入力はこれより低い正電
位にあるので、零交叉検出器112の出力はコンデンサ
ー115の電荷が速度検出器の出力電圧を超えるまで正
に留まる。
その結果出力電圧が高い程、コンデンサー115は長い
間充電し、零交叉検出器112の出力に幅の広い正極性
パルスが発生される。
零交叉検出器80の出力及びトランジスタ100の出力
が共に正である間、ダイオード120及び121は遮断
され、トランジスタ123は抵抗122,124により
飽和状態にバイアスされる。
この結果抵抗125及び126の接続点は負になり、ダ
イオード127が導通され、差動増幅器128の反転入
力を負に駆動する。
増幅器128は積分回路内のコンデンサ138及び電力
増幅トランジスタ134につながれているので、反転入
力へ負極性の電流を与えることにより、トランジスタ1
34により増幅されたその増幅器の出力がゼナーダイオ
ード139,140の接続点を正にせしめる。
電圧揺れはゼナーダイオード139,140を流れる電
流を変えることにより調整されるが、電圧がゼナー値を
超える時はダイオード142 , 144の一方が導通
して反作用電圧が増幅器128の反転端子へ印加され出
力におけるスイングを相殺するように制限される。
零交叉検出器80に発生した電圧が負になると、トラン
ジスタ123は遮断され、反転入力へ与えられる電流は
、速度検出器出力電圧からポテンショメータ132、F
ET130及び抵抗129を介して得られる。
入力は今や正極性電流であるので、増幅器128の出力
は負になろうとする。
しかしコンテ゛ンサー138が出力から入力へつながれ
ているので゛、出力における電圧の変化率はコンデンサ
ー138内への電流の流れに依存する。
FET130はこの電流の流れを制御するスイッチとし
て働き、検出器80からの矩形波が正になるまで電流を
流し続け、この結果トランジスタ100から負パルスが
ゲー1〜電極へ印加される。
この放電期間の終りにコンテ゛ンサー138にまたがっ
て存在する電圧は期間の長さに依存し、この期間がコン
デンサーの公称充電期間より短いか長いかによって正又
は負の極性を有する。
抵抗132,129及びトランジスタ158により発生
される出力信号の大きさがコンデンサー138の放電率
を決定し、従って誤差積分器により認識される公称速度
を決定する。
零交叉検出器80の出力に発生される矩形波制御信号が
正になりマルチバイブレータ97をトリガすると、トラ
ンジスタ100からの負極性の出力パルスがトランジス
タ123及びFET130を遮断する。
その結果、コンデンサ138の充電はさしおさえられ、
トランジスタ134のエミツタに発生される増幅器12
8の出力はパルスの持続期間中一定に留まる。
この期間中増幅器128の出力即ち誤差表示信号はFE
T145により貯蔵積分器へ転送される。
トランジスタ100の出力がマルチバイブレータ97か
らの出力パルスの終了に応じて正になると、トランジス
タ123は再び導通され、コンテ゛ンサ138はFET
130を通して行なわれる放電の向きとは反対向きに、
ゼナーダイオード139により決まる所定の最大レベル
まで充電され、この動作はサイクルが繰返される。
かくて、速度検出器の誤差積分器部分は検出器80から
の矩形波及びマルチバイブレータ97からのパルスに応
答して次の3段階のサイクルで動作する。
(1)コンデンサ138か斗ランジスタ123を流れる
電流により所定の最大電圧まで最初に充電される。
(2)コンテ゛ンサ138は速度検出器により発生され
る出力電圧に依存した率でFET130を通る電流によ
り放電される。
(3)コンテ゛ンサ138の放電は終了し、その時コン
テ゛ンサにまたがって存在する電圧が貯蔵積分器へ転送
されそこにアナログ出力信号が設定される。
FET145の導通は零交叉検出器112の出力に発生
される可変幅ゲートパルスにより制御され、ゲートパル
スの幅は速度検出器のアナログ出力電圧レベルに依存す
る。
ゲートパルスは、差動増幅器128の出力電圧がFET
130により一定でありトランジスタ123か゛遮断さ
れている期間中のみFET145に印加される。
増幅器128の出力、従ってトランジスタ134のエミ
ツタの誤差電圧はFET145を介して抵抗149によ
り差動増幅器150の反転入力へ印加される。
増幅器150はコンテ゛ンサ152と共に普通の積分回
路に構或され、これはFET145により反転入力へ最
後に伝えられた誤差パルスの振幅を表わすDC出力電圧
を発生する。
伝えられるパルスの効果はその振幅、極性、幅に依存し
、FET145のゲート電極へ印加されるゲートパルス
の幅は、パルスの影響が絶対速度誤差に比例するように
変えられる。
ダイオード153はコンテ゛ンサー152の電荷が過度
に正になるのを防止する。
さもないとコンテ゛ンサ152の電荷は長期間の停止の
間に供給電圧にまで達し、次に発進した時に速度検出器
に不所望の時間遅延をもたらすからである。
差動増幅器150の出力に発生するDC電圧は抵抗15
4により差動増幅器155の反転入力へ印加される。
この増幅器はトランジスタ158と共に反転出力増幅器
として働き、これは低インピーダンス負荷を駆動するに
必要な電流利得を与える。
コンデンサー163,165は列車速度が変化するにつ
れて生じる階段状電圧を滑らかにするための濾波作用を
与え、高周波遷移が出力に現われるのを防止する。
ポテンショメータ161は種々の車輪寸法に対して出力
電圧を調節する。
32 in車輪に対しては、大きな電圧が必要であり、
ポテンショメータ161はその下端へ調節され、よって
出力電圧の一部分のみがFET130を介して積分コン
テ゛ンサ138へ饋還される。
その結果、回路は誤差積分器へ饋還される電圧とパルス
率との間の関係をバランスさせるように若干高い出力を
発生する。
車輪寸法が最少の場合、パルス率は同じ速度に対しても
つと高くなく、ポテンショメータ161はトランジスタ
158の方へ移動され、よって出力電圧の大きな部分が
コンデンサ138へ饋還され、かくて所与のパルス率に
対して出力電圧を減少させる。
抵抗164は出力段に安定化負饋還路を与える。
微分回路は検出器により発生されたアナログ速度出力が
変化する間出力を発生する。
この点で、抵抗168及びコンテ゛ンサー169は普通
の微分回路網として働き、これにより発生された電圧は
差動増幅器167で増幅された後外部装置へ加えられる
かくて、車軸に取付けられた変換器から速度変化に対す
る改良せる精度及び応答性を有するアナログ速度表示出
力信号を発生する速度検出器の構造及び動作が示された
この回路は安定であり設計及び構造が簡単であり、その
コンテ゛ンサー充放電回路並びにタイミング及び積分回
路の新規な構戒により、又応答性に悪影響を与える大き
な濾波用コンテ゛ンサの欠如により、列車の速度を瞬時
に知る必要のある高速列車、機関車、自動車その他の乗
物に運転士に対する表示用として又は自動速度制御若し
くは横べり防止装置への入力として組込まれることがで
きる。
更に、本案の速度検出器は極めて低動作速度の表示を正
確に与え、転換又は荷積み動作中の極めて低速度の動作
を制御するための鉄道機関車に使用するのに特に適する
本案のアナログ速度検出器は一体構造の列車速度表示器
に組込まれてもよい。
この場合、速度較正されたメーター又はテ゛イジタル読
取りディスプレイと共に用いられてもよい。
後者の場合、検出器により発生されたアナログ速度信号
は周知の変換回路により必要な形式に変換される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案による速度検出器を組込んだ高速車輛の一
部分の斜視図、第2図は本案のアナログ速度検出器を用
いた横すべり防止装置の機能的ブロック図、第3図は本
案によるアナログ速度検出器を用いた高速車輛に対する
自動制御器の機能的ブロック図、第4図は本案のアナロ
グ速度検出器の動作を示す出力電圧対速度のプロット図
、第5図は本案のアナログ速度検出器の動作を示す出力
電圧対時間及び車輌速度対時間のプロット図、第6図は
本案によるアナログ速度検出器の機能的ブロック図、第
7図は第6図の速度検出器の機能の理解に役立つ波形図
、第8図は第6図の速度検出器の機能の理解に役立つ波
形図、第9図は第6図の速度検出器の機能の理解に役立
つ波形図、第10図及び11図は本案の速度検出器の機
能の理解に役立つ波形図、第12図は本案によるアナロ
グ速度検出器の簡略化した図である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 実際に走行している車輌の速度に対応した繰返し割合を
    持つ電気的に速度を指示する入力信号から、該車輛の速
    度を表わすアナログ出力信号を与える速度検出器におい
    て、 上記速度指示人力信号に応じて第1と第2の動作期間を
    設定した制御信号を発生する部分50:80と、誤差を
    積分する手段54;138と、 上記第1動作期間に先立って上記積分手段に予め定めた
    大きさと極性を持つ初期充電電位を達或する充電部分5
    5 : 123と、 上記第1動作期間中に上記積分手段に反対極性の予め定
    めた電流を流し、上記初期充電電位から上記動作期間の
    終期に上記動作期間の継続前間に対応した最終電位に達
    する放電部分53;130と、該最終電位にある誤差信
    号を瞬間的に与えその振幅に応じた出力信号を維持する
    蓄積部分57;152と、 上記積分手段と上記蓄積部分とを、上記第2動作期間の
    少くとも一部分の間上記積分手段に存在する上記最終電
    位の少くとも一部を加えるよう結合する転送スイッチ5
    6 : 145と、上記出力信号に働く上記誤差信号の
    値を上記車輛の速度に比例させるよう上記車輛の速度に
    対応して補償する部分60;112と、 上記第1動作期間中次第に変化する上記誤差信号が上記
    蓄積部分で発生する出力信号を制御し、上記蓄積部分に
    生じた出力信号から上記車輛の速度をアナログ出力信号
    で表わす出力増幅器58;158とより或ることを特徴
    とする速度検出器。
JP3621882U 1982-03-15 1982-03-15 速度検出器 Expired JPS596445Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3621882U JPS596445Y2 (ja) 1982-03-15 1982-03-15 速度検出器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3621882U JPS596445Y2 (ja) 1982-03-15 1982-03-15 速度検出器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57171569U JPS57171569U (ja) 1982-10-28
JPS596445Y2 true JPS596445Y2 (ja) 1984-02-28

Family

ID=29833462

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3621882U Expired JPS596445Y2 (ja) 1982-03-15 1982-03-15 速度検出器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS596445Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57171569U (ja) 1982-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3867647A (en) Analog speed detector
US4071282A (en) Slip-slide detector system for railway car wheels
US3680655A (en) Electrical wheel slip limiting apparatus
ES374596A1 (es) Perfeccionamientos en dispositivos selectores de senales decontrol para un sistema de frenado adaptable para vehiculos de ruedas.
GB1212764A (en) Vehicle with braking system employing apparatus for indicating changes in angular velocity
JPS62146761A (ja) 車両の前進調整装置
US4031509A (en) Locked axle detector for a multi-axled traction vehicle
JPS596445Y2 (ja) 速度検出器
US4042868A (en) Stepper motor control apparatus
US4260937A (en) Speed sensitive field weakening control for traction motors
US3599014A (en) Frequency-sensitive circuit having output proportional to frequency difference between two inputs
CA1123496A (en) Locomotive wheel slip determination
US3543112A (en) Locomotive speed control device
US4186331A (en) Rotating element rotational speed signal calibrating system
US3884531A (en) Device for controlling the braking fluid pressure in the hydraulic brake system of motor vehicles
US3776606A (en) Frequency to voltage converter employing hall effect cell with signal hysteresis and normalizing
US4001642A (en) Anti-lock vehicle brake systems
US4306695A (en) Non-linear filter
JPS5451110A (en) Railway vehicle controller
US3790855A (en) Electronic control module for anti-skid braking systems
SU751673A1 (ru) Устройство дл стабилизации частоты вращени электропривода при реостатном торможении
US3781605A (en) Dc signal processing circuit
JP3231340B2 (ja) 台車走行制御装置
JPH0815865B2 (ja) パワ−ステアリング装置
JPS6236442B2 (ja)