JPS595533B2 - 潤滑離型剤 - Google Patents

潤滑離型剤

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JPS595533B2
JPS595533B2 JP3312780A JP3312780A JPS595533B2 JP S595533 B2 JPS595533 B2 JP S595533B2 JP 3312780 A JP3312780 A JP 3312780A JP 3312780 A JP3312780 A JP 3312780A JP S595533 B2 JPS595533 B2 JP S595533B2
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JP
Japan
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mold
weight
release agent
mold release
lubricating
Prior art date
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Expired
Application number
JP3312780A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56145130A (en
Inventor
能明 亀山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishizuka Glass Co Ltd
Original Assignee
Ishizuka Glass Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ishizuka Glass Co Ltd filed Critical Ishizuka Glass Co Ltd
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  • Mold Materials And Core Materials (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
  • Lubricants (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はガラス容器等を金型により大量に製造するにあ
たり、通称ガラスゴブと言われる溶融ガラス魂を金型内
に滑らかに投入し、かつ成形されたガラス容器等を金型
から容易に取出すことができるように金型内表面をコー
ティング処理する潤滑離型剤に関する。
従来、ガラスゴブを金型に投入して連続的にガラス製品
を鋳造する場合、金型との摩擦抵抗によってゴブにシワ
が発生するのを防止し、かつ成形されたガラス製品が金
型から容易に取出せるようにするために、黒鉛を鉱物油
に分散してなる油性の潤滑離型剤を金型の内表面へ塗布
していた。
しかし、このような潤滑離型剤は高温度の使用による消
耗が激しく、更には成型したガラス製品への付着による
損失も多いため、機械運転者により頻繁に塗布されねば
ならないという問題があった。
この問題を避けるために、高温のガラスゴブに接触する
金型内表面に対する永久的ないしは半永久的な潤滑離型
剤皮膜がガラス製品製造業界においては永年にわたって
求められていた。
また、近年においては黒鉛とリン酸アルミニウムとより
なる潤滑離型剤が開発され、従来の油性潤滑離型剤のも
つ問題は解消されたものの、リン酸溶液はpH約1とい
う非常に高い酸性であるために、金型内表面に塗布する
と両者が反応して金型が腐食されることになり、従って
この反応を避けるには予め金型を100°C〜200°
Cに加熱しておきリン酸溶液の水分が瞬間的に蒸発して
前記反応を起こさないようにする必要があった。
あるいは、金型を予熱しない場合には潤滑離型剤を少量
ずつ塗布してすばやく風乾することによって両者の反応
を極力抑え、その結果金型内表面全体を塗布するには士
数回にわたってこの塗布作業を行なう必要があった。
このように、黒鉛とリン酸アルミニウムとよりなる潤滑
離型剤は金型の予熱処理を強いられる等、非常に作業性
に劣るという欠点があった。
更には、前記のように瞬間的に溶媒を蒸気化させること
により、金型内表面に付着した黒鉛粒子はレベリング効
果が生じないために種々の状態で付着することになり、
皮膜表面を一様に滑らかにできないという重大な欠点が
あり常温においてコーティング処理できる潤滑離型剤の
開発が望まれていた。
本発明は、このような従来のガラス製品鋳造金型におけ
る油性潤滑離型剤がもつ欠点を解消し、金型内表面に形
成される塗布皮膜の耐久性を大巾に向上せしめて、多大
の労力を要する前記塗布作業を削減し得る潤滑離型剤を
提供することを目的とするとともに、更には、金型内表
面に形成される塗布皮膜が従来のように金型を加熱する
ことなく常温においてコーティングしても形成できる作
業性に優れた潤滑離型剤を提供することを目的とするも
のである。
以下、本発明の構成等について詳細に説明する。
本発明は、(a)固体潤滑剤として6.0〜30.0重
量%の黒鉛、(b)結合剤として18.0〜40.0重
量%の第一リン酸アルミニウム、(C)反応抑制剤とし
て0.5〜4.0重量%の環状窒素化合物又はクロム化
合物、(d)風乾性促進剤として0.05〜0.4重量
%のアルカリ土類金属の酸化物、(e)溶媒として25
.6〜75.45重量%の水よりなるガラス製品鋳造金
型のための潤滑離型剤である。
本発明の潤滑離型剤における黒鉛はガラスゴブが金型内
に容易に投入され、かつ金型内のすみずみまで容易に行
き渡るようにするものであり、これは6.0〜30.0
重量%の範囲にあることが必要である。
これが6,0重量%に満たない量では、金型内における
ゴブのすべりが悪くなり、ガラス製品にシワやスジ等の
欠点が発生し、30.0重量%を超える量では塗布皮膜
の強度が弱くなり摩耗が早くなる。
また、黒鉛の粒子寸法は20μ以下であることが望まし
い。
何故ならば、成形されるガラス製品の肌が悪くなるから
である。
潤滑離型剤における第一リン酸アルミニウムは塗布皮膜
中の結合剤として作用するもので、18.0〜40.0
重量%の範囲にあることが必要である。
これが18.0重量%に満だない量では、塗布皮膜の結
合が弱くなり、40.0重量%を超える量では塗布皮膜
のすべりが悪くなりガラス製品にシワやスジ等の欠点が
発生する。
この第一リン酸アルミニウムの水溶液はpH1<らいで
あり非常に高い酸性を有する。
潤滑離型剤における環状窒素化合物又はクロム化合物は
、常温において前記第一リン酸アルミニウム溶液が金型
と反応して金型内表面を腐食するのを防止する反応抑制
剤として作用するもので0.5〜40重量%の範囲にあ
ることが望ましい。
環状窒素化合物としては具体的にはピリジン又はピリミ
ジン誘導体等が好ましい。
又クロム化合物としては無水クロム酸、重クロム酸カリ
、クロム酸カリ等が好ましい。
これが0.5重量%に満たない量では、第一リン酸アル
ミニウム溶液と金型との反応を十分に抑制することがで
きず、4.0重量%を超える場合には塗布皮膜の結合が
弱くなる。
潤滑離型剤におけるアルカリ土類金属の酸化物は、常温
で金型内表面に潤滑離型剤をコーティングした場合にコ
ーティング皮膜が一様にかつ滑らかにコーティングされ
、更には垂れ落ちる等のことがないように潤滑離型剤の
風乾性を向上させる風乾性促進剤として作用するもので
、0.05〜0.4重量%の範囲にあることが望ましい
アルカリ土類金属の酸化物のうち最も好ましいのは酸化
マグネシウムであり、その他酸化バリウム、酸化カルシ
ウム等でもよい。
これが0,05重量%に満たない量では、金型内表面に
コーティングされた潤滑離型剤の皮膜が常温では乾きに
くいので垂れ落ち等によりコーテイング膜が一様に滑ら
かにならず、0.4重量%を超える量では塗布皮膜の結
合が弱くなる。
潤滑離型剤の溶媒は本質的には水であり、前記固体潤滑
剤、結合剤、反応抑制剤、風乾性促進剤の残部を占める
範囲で25.6〜75.45重量%である。
この溶媒は、水に混合可能な有機溶媒の少量を溶媒系の
一部として含入されてもよい。
本発明は上記のごとく、固体潤滑剤、結合剤、反応抑制
剤、風乾性促進剤、溶媒からなる潤滑離型剤であるが、
特に反応抑制剤、風乾性促進剤を含入させることを特徴
とするものである。
この反応抑制剤と風乾性促進剤とを含入することにより
、常温で金型内表面に潤滑離型剤をコーティング処理で
きるので、従来の黒鉛とリン酸アルミニウムからなる潤
滑離型剤のように金型を予め加熱する必要がなく、ある
いは士数回にわたって金型内表面に塗布する必要がなく
、その結果余分な加熱炉もいらず作業性も大巾に向上す
る。
また、金型内表面に付着される黒鉛粒子も常温において
処理されるので十分なレベリング効果があり一定方向に
なるために、皮膜表面を一様に滑らかにすることができ
るのである。
次に本発明の実施例を記載する。
実施例 天然黒鉛12,5重量%、第一リン酸アルミニウム25
.0重量%、ピリジン1.5重量%、Mgoo、2重量
%、水60.8重量%よりなる潤滑離型剤をガラス壜製
造用粗型の内表面にスプレーコーティングし、その後焼
付炉において300℃で30分間処理した。
この組型を使用してガラス壜を生産した結果、従来機械
運転者が油性潤滑離型剤を15分毎に塗布していたが、
10時間の間は全く必要とせず、その後も1時間毎に塗
布すれば安定生産でき、ガラス壜表面も良好であった。
比較例 上記実施例のうちピリジンを含入しないものを同様の金
型内表面にスプレーコーティングしたが、スプレー直後
に水素ガスを発生し皮膜の形成が阻害された。
また上記実施例のうちMgoを含入しないものを同様の
金型内表面にスプレーコーティングしたが、風乾性が悪
く皮膜が一様に滑らかに塗布されずシワが形成され、更
には金型のエツジ部においてスプレー液がたまって盛上
り、実用に供することはできなかった。
以上のごとく本発明の潤滑離型剤は従来のものに比し、
塗布作業を大巾に減少できるとともに常温においても処
理でき作業性を著しく改善するものであるから、業界に
寄与するところ非常に犬である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1(a)固体潤滑剤として6.0〜80.0重量%の黒
    鉛、 (b) 結合剤として18,0〜40.0重量%の第
    一リン酸アルミニウム1 (c) 反応抑制剤として0.5〜4.0重量%の環
    状窒素化合物又はクロム化合物、 (d) 風乾性促進剤として0.05〜0.4重量%
    のアルカリ土類金属の酸化物、 (e) 溶媒として25.6〜75.45重量%の水
    よりなるガラス製品鋳造金型のための潤滑離型剤。
JP3312780A 1980-03-14 1980-03-14 潤滑離型剤 Expired JPS595533B2 (ja)

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JP3312780A JPS595533B2 (ja) 1980-03-14 1980-03-14 潤滑離型剤

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JPS56145130A JPS56145130A (en) 1981-11-11
JPS595533B2 true JPS595533B2 (ja) 1984-02-06

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JPH07115358B2 (ja) * 1987-08-31 1995-12-13 横浜ゴム株式会社 難燃性ゴム組成物の金型成形法およびその金型成形用離型剤

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JPS56145130A (en) 1981-11-11

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