JPS5954118A - 水平形ウオ−ルブツシング - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、発熱した導線の冷却に好適な水平形ウオール
ブッシングに関する。

従来の水平形ウオールブッシングは、中心管が水平であ
るため、ジュール熱により発熱した導線の熱は中心管の
上部に留ｔｂ、自然対流による冷却効果がほとんどなく
、通常便用状態で導線が過熱するという欠点があり、導
線径を大きくとり電流密度を小さくする必要があった。

また、冷却性能を良くするため、冷却媒体である絶縁流
体（絶縁油）の注入量を多くするため、碍管径を太くす
る等、製作費用がかさんでいた。

第１図は従来の構造の部分断面図である。通電時に発生
する導線４のジュール熱によシ加熱されたその周辺の絶
縁流体５は、上方向へ移動する。

上方向へ移動した絶縁流体５は中心管３の内部の上側で
留まり、自然対流は行なわれず、冷却効果がほとんどな
い。このため、導線径を大きくしてジュール熱を少なく
する必要があった。

本発明の目的は中心管内部及び碍管内部の絶縁流体の自
然対流による循環を良好にし、通電時に発熱する導線の
冷却効果を促進し、導線径を小さくした安価な水平形ウ
オールブッシングを提供するにある。

従来の水平形ウオールブッシングは、その中心管に通油
孔を設け、中心管内部の導線の冷却効果を考慮していた
が、絶縁流体の自然対流がほとんどないため、導線の冷
却効果が悪かった。この解決策として、絶縁流体の自然
対流が円滑に行なわれるように中心管内部の上側に油流
ガイドを設け、冷却効果を大きくすることを考えた。

本発明の一実施例を以下図面により説明する。

第２図は本発明の水平形ウオールブッシングの一実施例
の断面図である。中心管３内部の上側に傾斜をもった油
流ガイド６を設けたものであり、その材質は、中心管３
の内部の電位が等しく、電気的制約を受けないため、エ
ポキシ樹脂、バルブモールドまたは金属等例でも良い。

第３図はその拡大斜視図である。この油流ガイド６によ
る導線４の冷却効果を第４図により説明する。通電時に
発生する導線４のジュール熱によυ加熱された周辺の絶
縁流体５は、上方向へ移動する。上方向に移動した絶縁
流体５は中心管３の内部の上側に設けられた油流ガイド
６により、その傾斜に沿って矢印の方向へ移動し、通油
孔７を通って循環する。

第４図の矢印は絶縁流体５の流れ方向を示す。冷却され
た絶縁流体５は再び通油孔７を通って中心管３の内部へ
移動し、以下、同様な動作を繰返して碍管１の内部を循
環し、冷却効果が増す。

なお、図中２はコンデンサコアである。

本発明によれば、油流ガイドの自然対流促進による導線
の冷却効果が大きいので、導線径を小さくシ、絶縁流体
を少量にでき、碍管径を小さくす・る事ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の水平形ウオールブッシングの部分断面図
、第２図は本発明の水平形ウオールブッシングの一実施
例の断面図、第３図は第２図の部分拡大斜視図、第４図
は本発明の冷却効果を示す部分断面図である。 ■・・・碍管、２・・・コンデンサコア、３・・・中心
管、４・・・導線、５・・・絶縁流体、６・・・油流ガ
イド、７・・・通油孔。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、導線を内部に収納した中心管とこの中心管の外周に
   設けたアルミ電極と絶縁紙を巻回したコンデンサコアと
   、前記中心管と前記コンデンサを覆う碍管とより形成さ
   れ、前記碍管の内部に絶縁流体を満たした水平形のウオ
   ールブッシングにおいて、前記中心管の内部に前記絶縁
   流体の自然対流を促進する油流ガイドを設けたことを特
   徴とする水平形ウオールブッシング。