JPS5953689B2 - 電気機器の相変換型冷却システム - Google Patents

電気機器の相変換型冷却システム

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JPS5953689B2
JPS5953689B2 JP15997579A JP15997579A JPS5953689B2 JP S5953689 B2 JPS5953689 B2 JP S5953689B2 JP 15997579 A JP15997579 A JP 15997579A JP 15997579 A JP15997579 A JP 15997579A JP S5953689 B2 JPS5953689 B2 JP S5953689B2
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JP
Japan
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refrigerant
transformer
electrical equipment
heat
heating chamber
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JP15997579A
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JPS5683011A (en
Inventor
晋 松村
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Kansai Electric Power Co Inc
Original Assignee
Kansai Electric Power Co Inc
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Application filed by Kansai Electric Power Co Inc filed Critical Kansai Electric Power Co Inc
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/08Cooling; Ventilating
    • H01F27/10Liquid cooling
    • H01F27/18Liquid cooling by evaporating liquids

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Transformer Cooling (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は電気機器の相変換型冷却システムに関し、特
に使用により発熱を伴なう電気機器において、吸収式冷
凍機の原理を応用して電気機器の発熱量に応じて冷却能
力を自動的に追随させて電気機器を一定の温度に保持で
きるようにした電気機器の相変換型冷却システムに関す
る。
一般に、変圧器や遮断器や電動機や電車の制御抵抗等の
電気機器においては、その使用により発熱を伴なうが、
発熱をある温度以下にしなければ電気機器の特性上劣化
をきたし、正常な使用を阻害し、電気機器の寿命に悪影
響を与えることが知られている。
第1図は電気機器の一例の油入変圧器の場合における従
来の冷却方法を図解的に示した図である。
従来、油入変圧器10を冷却する場合、風冷式または水
冷式等の放熱器または冷却器11が実用されていた。例
えば、風冷式(空冷式)の変圧器であれば、放熱器11
として変圧器10の外周Jに複数のひだ状の放熱フィン
を形成し、該放熱フィンを介して変圧器10で発生され
た熱を空気中に放熱するものである。また、水冷式の場
合は、変圧器10内へ油を封入しかつ外周に冷却器11
を形成し、変圧器10の上部の油ほど高温となる・ので
油を上部位置から冷却器11へ導き、該冷却器11を通
るときに水で冷却し、該冷却器11で冷却された油を変
圧器の下側へ導入することにより、油を変圧器と冷却器
に循環させて冷却している。フ ところが、従来のよう
な冷却方法は、所定の冷却効果を得ようと思えば、変圧
器10の外周に形成する放熱フィンや冷却器などの放熱
器の形状が大形化し、かつ従つて変圧器10の外形が大
形化し、重量も増大するという欠点があつた。
このよ門うに、変圧器の重量が増大しかつ形状が大形化
すると、変圧器の設置場所に制限を受け、変圧器の重量
を支えるのに充分な設備を必要とする。また、変圧器は
周知のように負荷の変動に追従して発熱量が増大するた
め、夏季のように周囲温度が高くかつ電力需要の旺盛な
時期においては充分な冷却を達成し得ず、変圧器の劣化
を生じ、寿命が短かくなるという問題点がある。それゆ
えに、この発明は上述のような従来の電気機器の冷却方
法の欠点を解消するためになされたもので、電気機器の
発生熱の変動にかかわらずほぼ一定の温度に保つように
冷却でき、電気機器を小形軽量化でき、電気機器の劣化
を防止でき、しかも省エネルギー化により達成できるよ
うな電気機器の相変換型冷却システムを提供することを
目的とする。
この発明を要約すれば、吸収式冷凍機の原理を応用して
、電気機器で発生された熱源を利用して冷媒水溶液を加
熱して気化させ、気化されたガス状の冷媒を凝縮し、膨
張弁を介して蒸発器へ供給し、蒸発器で気化することに
より蒸発器の周囲を冷却し、電気機器の発熱量に応じて
冷媒水溶液の気化量を追随させ、このことにより冷却能
力を変動負荷に対して自動的に追随させるべく可変でき
、しかも省エネルギー化により達成できるようにしたも
のである。
以下に、図面を参照してこの発明を変圧器に適用した場
合の実施例について具体的に説明する。
第2図はこの発明の一実施例の変圧器に適用した場合に
おける相変換型冷却システムの図解図である。構成にお
いて、変圧器20は、例えば油を封入した油入変圧器で
あつて、その高温部分となる上部位置に冷媒加熱室21
を形成する。この冷j媒加熱室21は、変圧器20の上
部位置からの発生熱を奪つて臭化リチウムやフロン等の
冷媒の水溶液を気化するものであつて、その上部に気化
された冷媒ガスを取出すパイプ221の一端が連結され
る。このパイプ221の他端は、変圧器205より外側
の位置に設けられた凝縮器23を介して膨張弁24に連
結される。膨張弁24の出力側のパイプ222は蒸発器
25を介して吸入器26に連結される。蒸発器25は、
変圧器20から熱せられた油を導入する導入管251,
252および4該導入管251,252を介して導入さ
れた油を冷却したのち変圧器20へ供給する供給管25
3で変圧器20に連結される。すなわち、導入管251
,252と供給管253とを通じて油が対流することに
より、変圧器20内ないし発熱部位と蒸発器25とは伝
熱的に関連している。なお、好ましくは、供給管253
を途中で分岐して冷却された油を凝縮器23の外周部へ
導きかつ凝縮器23の周囲の熱を奪つて導入管252へ
該油を導く供給管254を設けてもよい。一方、吸入器
26と冷媒加熱室21の底部分との間には、薄い水溶液
を吸入器26へ導くパイプ223が弁27を介して連結
される。
吸入器26と冷媒加熱室21の上部との間には、濃縮さ
れた冷媒の水溶液を供給するパイプ224とポンプ28
とパイプ225とが接続される。この吸入器26とパイ
プ224,225とポンプ28とで冷媒水溶液供給手段
を構成する。次に、第2図を参照して動作を説明する。
冷媒加熱室21には、予め吸入器26からパイプ224
およびポンプ28ならびにパイプ225を介して濃い冷
媒水溶液が供給される。ところで、変圧器20は負荷に
追随して発熱し、封入された油が対流している。このと
き、油の温度は、対流によつてその上部位置の冷媒加熱
室21を配設している部分で最も高温となるので、冷媒
加熱室21に貯留されている冷媒の水溶液が変圧器20
の発熱量に応じて加熱されて気化される。気化されたガ
ス状の冷媒はパイプ221を介して凝縮器23に供給さ
れ、該凝縮器23で凝縮されて液化されるとともに低温
化される。そして、凝縮器23で低温化された冷媒液が
膨張弁24に供給されると、膨張弁24は冷媒液を細い
ノズルから吹き出して蒸発器25へガス状に吹き込む。
このため、蒸発器25は膨張弁24によつて気化された
冷媒が通過するときに、気化熱によつて周囲の温度を下
げ、変圧器20から導入管251,252を介して吸入
される油を急速に冷却し、冷却した油を供給管253を
介して変圧器20へ供給する。このとき、必要に応じて
、冷却された油を供給管254へ供給することにより、
凝縮器23の周囲を冷却するために利用される。また、
蒸発器25を通つた濃いガス状の冷媒はパイプ222を
介して吸入器26へ供給される。この吸入器26には、
冷媒加熱室21の底に溜つた薄い水溶液がパイプ223
および弁27を介して吸入されている。吸入器26は濃
いガス状の冷媒と薄い水溶液とを混合して濃い冷媒水溶
液とし、パイプ224を介してポンプ28へ供給する。
ポンプ28は吸入器26で混合された濃い水溶液をパイ
プ225を介して冷媒加熱室21へ供給することにより
、冷媒を循環的に供給する。ところで、変圧器20の負
荷が変動した場合、例えば負荷が増大して変圧器20の
発熱量が増大すると、冷媒加熱室21で気化される冷媒
の気化量が増大するため、膨張弁24を介して蒸発器2
5へ供給される濃い冷媒液の圧力が高まり、蒸発器25
はより一層冷却能力を増大するように働き変圧器20を
強力に冷却する。
一方、負荷が低下して、変圧器20の発熱量が低下する
と、冷媒の気化量も減少し、それにしたがつて蒸発器2
5の冷却能力も低下する。上述のように、変圧器を冷却
する場合に、冷媒の水溶液を変圧器の発生熱により気化
し、その気化した冷媒によつて冷却するようにしている
ため、特別の熱源を必要とせず、省エネルギーに役立つ
利点がある。
また、負荷の変動によつて変圧器の発熱量が変化しても
、発熱量に追随して冷却能力が自動的に変動するため、
周囲温度にかかわらず変圧器20の温度を常に一定に保
つことができ、変圧器のコイルの劣化防止に有効に作用
する利点もある。また、蒸発器25で冷却された油を、
変圧器20の特に冷却の必要な部分に重点的に供給する
ことにより、部分的冷却が有効に行なえる利点もある。
さらに、従来の風冷式あるいは水冷式の冷却方式では、
変圧器の外周に放熱フインや冷却器などの放熱器を設け
なければならずその形状が大型化しかつ重量が増大する
が、この実施例のように構成すれば大きな形状の放熱フ
インや冷却器を必要とせず、冷却系全体を小形化できか
つ従つて変圧器の小形、軽量化を図れる利点もある。な
お、上述の実施例では、電気機器の一例として変圧器の
場合を説明したが、この発明の技術思想は使用により発
熱を伴う各種電気機器に適用できることを指摘しておく
以上のように、この発明によれば、省エネルギー化によ
り電気機器を冷却でき、負荷の変動にかかわらず電気機
器の温度を一定に保持でき、電気機器の劣化を防止でき
、電気機器の小形、軽量化を図れる等の特有の効果が奏
される。
【図面の簡単な説明】
第1図は変圧器の従来の冷却方法を示す図解図である。 第2図はこの発明の一実施例の相変換型冷却システムを
変圧器に適用した場合における図解図である。図におい
て、20は変圧器、21は冷媒加熱室、221〜225
はパイプ、23は凝縮器、24は膨張弁、25は蒸発器
、26は吸入器、27は弁、28はポンプを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 使用により発熱を伴なう電気機器を冷却するシステ
    ムであつて、前記電気機器の発熱部位に設けられ、冷媒
    水溶液を該電気機器の発生熱で加熱して気化させるため
    の冷媒加熱室、前記冷媒加熱室で加熱されることによつ
    て気化された冷媒を凝縮する凝縮器、前記電気機器の発
    熱部位に伝熱的に関連して設けられかつ前記凝縮器で凝
    縮された冷媒液を膨張弁を介して供給されることにより
    その周囲を冷却する蒸発器、および前記蒸発器で蒸発さ
    れた濃縮冷媒と水溶液を混合して、前記冷媒加熱室へ冷
    媒水溶液を供給する冷媒水溶液供給手段を備えた、電気
    機器の相変換型冷却システム。 2 前記電気機器は、変圧器であり、 前記冷媒加熱室は前記変圧器の上部位置に設けられ、前
    記蒸発器は前記変圧器の下部位置に設けられる、特許請
    求の範囲第1項記載の電気機器の相変換型冷却システム
JP15997579A 1979-12-10 1979-12-10 電気機器の相変換型冷却システム Expired JPS5953689B2 (ja)

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JPS5683011A JPS5683011A (en) 1981-07-07
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