JPS5953248B2 - 2−メチル−3−ブテン−2−オ−ルの製造方法 - Google Patents

2−メチル−3−ブテン−2−オ−ルの製造方法

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JPS5953248B2
JPS5953248B2 JP52126527A JP12652777A JPS5953248B2 JP S5953248 B2 JPS5953248 B2 JP S5953248B2 JP 52126527 A JP52126527 A JP 52126527A JP 12652777 A JP12652777 A JP 12652777A JP S5953248 B2 JPS5953248 B2 JP S5953248B2
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JP
Japan
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methyl
buten
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boric acid
producing
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JPS5461110A (en
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砂男 姜
積 連下
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Kuraray Co Ltd
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Kuraray Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は3−メチルー 2−プテンーl−オールから2
−メチルー 3−プテンー2−オールを製造する方法に
関する。
従来2−メチルー 3−ブテンー 2−オールの製造方
法として、アセトンおよびアセチレンより2−メチルー
3−ブテンー 2−オールを得、これを部分的に水素
化する方法が公知である。
しかしこの方法はアセチレンを用いるため安全面での特
別な配慮を必要とし、しかも多工程の反応であるため操
作が繁雑である。また3−メチルー3−ブテンー1−オ
ールに塩酸や硫酸などの水性酸を作用させ、生成する2
−メチルー3−プテンー2−オールを反応系より蒸留除
去しつつ反応を行なうことにより2−メチルー 3−ブ
テンー2−オールを製造する方法も知られている(特公
昭48一17247号公報)。しかしこの方法は触媒が
腐蝕性を有すること、目的物の収率が低いこと等の欠点
を有している。さらに3−メチルー2−ブテンー1−オ
ールを酸性イオン交換体や酸化アルミニウムなどの不溶
性の酸性物質で処理して2−メチルー 3−ブテンー2
−オールを製造する方法も知られている(特公昭48−
6442号公報)。しかしこの方法は出発物質の転化率
が低く、しかも2−メチルー 3−ブテンー 2−オー
ルの選択率も低い等の欠点を有している。さらに本発明
者等がこの方法を追試した結果によると、主たる副生物
はγ、γ−ジメチルアリルーα、α−ジメチルアリルエ
ーテル、ビス−γ2γ−ジメチルアリルエーテル等のエ
ーテル結合を有する化合物であわ、これらの化合物、特
にγ、γ−ジメチルアリルーα、α−ジメチルアリルエ
ーテルは通常の分留では3−メチルー 2−ブテンー1
−オールとの分離が困難であつた。このことは、出発物
質の転化率がたかだか60%にすぎないことを考慮する
とき、未反応出発物質の回収再使用に多大な困難を伴う
ことを意味する。本発明者等は上記公知方法が有する問
題点をもたない2−メチルー 3−プテンー2−オール
の製造方法について鋭意研究を進めた結果、3−メチル
ー 2−ブテンー1−オールを硼酸濃度が1〜30重量
%の硼酸水溶液と接触させかつ生成する2−メチルー3
−プテンー2−オールを留去しつつ反応を行うことによ
り2−メチルー3−ブテンー 2−オールが高収率でし
かも殆んど装置の腐蝕を伴うことなく得られることを見
い出し、本発明を完成するに至つた。
出発物質である3−メチルー2−プテンー1−オールは
種々の方法、たとえばイソブテンとホルマリンよわイソ
プレンを合成する際に副生する3−メチル−3−ブテン
−1−オールを異性化する方法、あるいはイソブテンと
ホルムアルデヒドとの熱付加反応によシ容易に得られる
本発明方法において出発原料の3−メチル−2−プテン
一1−オールは3−メチルブタノールなどの飽和アルコ
ールや3−メチル−3−プテン一1−オールなどの不飽
和アルコールを含んでいてもさしつかえなく、また4,
4−ジメチル−1,3−ジオキサンなどの環状アセター
ルや4−メチル−5,6−ジヒトロー2H−ピラン、お
よび4−メチルテトラヒドロピランなどのエーテルを含
んでいてもさしつかえない。反応温度は20〜200℃
、特に50〜150℃の範囲が好ましい。
反応圧は一般には大気圧であるが、加圧または減圧下に
おいて反応を実施することもできる。反応混合物中の硼
酸水溶液に対する3−メチル−2−ブテン−1−オール
の濃度は、副反応抑制の観点から低い方が好ましく、一
般には50重量%以下、とくに有利には反応条件下にお
いて反応混合物が均一混合物を形成するごとき濃度以下
である。
傘汝応は:゛遭当な有機溶諜の存在下で行うことも可能
であ)、かかる有機溶媒としてはエーテル類、炭化水素
類およびケトン類など、水ど混和しにくく、本反応条件
下で不活性であう且つ2−メチル−3−ブテン−2−オ
ールと分離しうる溶媒を用いることができる。
本反応は連続的または非連続的に実施することができ▲
“:゛本発明のとくに好ましい実施態様の−つにおいて
は、たとえば蒸留塔の蒸留?中で硼酸水溶液を加熱し、
そζに3−メチル−2−ブテン−1−オールi橋電t:
塔頂よ)2−メチル−3ーブテン−2−オールを留去し
つつ反応を行う。
この際出発物質は硼酸水溶液に対する濃度が前記範囲と
なる速度で供給される。出発物質の好ましい供給速度は
反応条件によつて異なるが、一般によ)高い反応温度を
採用するときはよ)速く、よ)低い反応温度を採用する
ときはよう遅い方が好ましい。例えば100℃において
は硼酸水溶液))009当う10〜1000f1/Hr
、特に有利にはSO〜1009/Hrである。上記の実
施態様に′i!′眞で社一般に水も塔頂よ勺留出するの
で、この留出ナi水曇に見合う量の水を反応系に補給し
、蒸留罐内の硼酸水溶液濃度をほぼ一定に保つことが好
ましい。かかる水の補給は、塔頂よシの留出物を凝縮液
化した際に得られる水相を有機相から分離し循環するこ
とによ)簡便に実施される。この場合、必要ならば取シ
出される有機相中に溶解している量に相当するだけの水
を出発物質に添加して反応系に供給する方法がとられる
。本発明方法によ)得られる2−メチル−3−ブテン−
2−オールは、医薬、農薬、香料等の原料として重要で
あう、等にカロチノイド系、ビタミンA系のテルペノイ
ド化合物を製造するための中間体として極めて有用であ
る。以下に本発明を実施例によシ説明するが、本発明は
これらの実施例によう何ら制限されるものではない。
実施例 1 還流頭を付した蒸留塔、温度計、滴下装置および撹拌機
を有する300m1の攪拌式フラスコに硼酸15.2f
Iおよび水1009を入れて沸騰温度に加熱し、撹拌下
に3−メチル−2−ブテン−1−オール309を5時間
かけて滴下した。
この期間中留出物の一部を還流させながら、88〜90
℃の留出温度で水および有機の留出物を取)出した。滴
下終了後さらに30分かけて留出温度が100℃になる
まで水および有機物を留出させた。留出物の合計量は3
6.39であり、これをガスクロマトグラフイ一で分析
したところ、2−メチル−3一プテン一2−オール25
.109、3−メチル−2−ブテン−1−オール1.6
09}よびイソプレン0.54f1を含有していた。ま
た反応器内の混合物をエーテルで充分抽出し、溶存して
いる硼酸を除去するため抽出液に水酸化カリウム水溶液
を加えてよく振とうしたのち静置した。上澄液をガスク
ロマトグラフイ一で分析したところ、2−メチル−3−
ブテン−2−オール0.15g、3−メチル−2−ブテ
ン−1−オール0.109を含有していた。以上の結果
から計算して、3−メチル−2−ブテン−1−オールの
転化率は94.5(!)、2−メチル−3−ブテン−2
−オールの選択率は88.9q6、イソブレン選択率は
2.4%であつた。実施例 2〜5第1表に示す硼酸量
を用いる以外は実施例1と同様の操作によ)反応を行い
、第1表に示す留出温度に於いて水}よび有機の留出物
を取得した。
実施例1と同様の方法で分析し第1表に示される結果を
得た。実施例 6 3−メチル−2−ブテン−1−オールを2時間40分か
けて供給しつつ95〜99℃の留出温度において留出す
る水}よび有機物を還流させることなく全て取出す以外
は実施例3と同様の操作を行い、次の結果を得た。
3−メチル−2−ブテン −1−オール転化率 72.5% 2−メチル−3−ブテン −2−オール選択率 89.4% イソプレン選択率 1.8%実施例
7硼酸水溶液と3−メチル−2−ブテン−1−オール
をあらかじめ全量反応器中に仕込み3時間反応させる以
外は、実施例4と同様の操作を行い、次の結果を得た。
3−メチル−2−ブテン −1−オール転化率 95.9% 2−メチル−3−ブテン −2−オール選択率 76,6% 実施例 8 3−メチル−2−ブテン−1−オール46.1重量%、
3−メチル−3−ブテン−1−オール29.3重量%、
3−メチルブタノール−119.3重量%、および4−
メチル−5,6−ジヒトロー2H−ピラン3.7重量%
を含む混合物30.3fIを2時間かけて供給しつつ、
塔頂よシ留出温度91〜94℃で水}よび有機物を取)
出し、これを有機相訃よび水相に分離したのち水相だけ
を反応器中に再供給する以外は実施例4と同様の操作を
行い、次の結果を得た。
3−メチル−2−ブテン −1−オール転化率 85.8% 2−メチル−3−ブテン −2−オール選択率 85.8% イソプレン選択率 1.5(F6実
施例 93−メチル−2−ブテン−1−オール83.0
重量%、水17.0重量%からなる混合物36.19を
5時間かけて供給しつつ、塔頂よう留出温度86〜88
℃で水及び有機物を取り出し、これを有機相および水相
に分離したのち水相だけを反応器中に再供給する以外は
実施例4と同様の操作を行ない、次の結果を得た。
3−メチル−2−ブテン −1−オール転化率 93.0% 2−メチル−3−ブテン −2−オール選択率 92.0% イソプレン選択率 1.8%参考例
3酸化硼素10m1を内径1011のガラス製反応管に
充填し、この反応管に3−メチル−2−ブテン−1−オ
ール(プレーノール)120f!を温度30℃、常圧に
て1時間かけて流通させることによ)反応を行なつた。
得られた流出液をサンプリングしてベンゼンに溶解し、
これに水酸化ナトリウム水溶液を加えてよく振とうした
のち静置した。上澄液をガスクロマトグラフイ一で分析
したところ、原料の3−メチル−2−ブテン−1−オー
ルを回収したのみで2−メチル−3−ブテン−2−オー
ルの生成は認められなかつた。比較例 1 硼酸を0.59用いた以外は実施例1と同様な方法およ
び操作で反応を行い、96.0〜96.5℃の温度で留
出した液について分析し、次の結果を得た。
3−メチル−2−プテン 一1−オール転化率 9.8% 2−メチル−3−ブテン −2−オール選択率 87.1% 比較例 2 硼酸を50g用いた以外は実施例1と同様な方法および
操作で反応を行い、79〜82℃の温度で留出した液に
ついて分析し、次の結果を得た。
3−メチル−2−ブテン −1−オール転化率 98.5(F6 2−メチル−3−ブテン −2−オール選択率 38.4%

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 3−メチル−2−ブテン−1−オールを硼酸濃度が
    1〜30重量%の硼酸水溶液と接触させかつ生成する2
    −メチル−3−ブテン−2−オールを留去しつつ反応を
    行うことを特徴とする2−メチル−3−ブテン−2−オ
    ールの製造方法。
JP52126527A 1977-10-20 1977-10-20 2−メチル−3−ブテン−2−オ−ルの製造方法 Expired JPS5953248B2 (ja)

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JPS5461110A JPS5461110A (en) 1979-05-17
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