JPS5951546B2 - ジヒドロベンゾフラン誘導体 - Google Patents

ジヒドロベンゾフラン誘導体

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JPS5951546B2
JPS5951546B2 JP51049092A JP4909276A JPS5951546B2 JP S5951546 B2 JPS5951546 B2 JP S5951546B2 JP 51049092 A JP51049092 A JP 51049092A JP 4909276 A JP4909276 A JP 4909276A JP S5951546 B2 JPS5951546 B2 JP S5951546B2
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JP
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lower alkyl
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formula
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methylbenzofuran
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JP51049092A
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富雄 室
達 中尾
太一 岡
修 矢岡
幸雄 滝川
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Welfide Corp
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Welfide Corp
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【発明の詳細な説明】 本発明は、一般式 □占H−ゞ−N<:: (1) 〔上記式中、R1 、R2は同一または異なつて、水素
、低級アルキルまたはハロアルキルを、R3は水素、ハ
ロゲン、低級アルキルまたは低級アルコキシを、R4は
低級アルキルを、R5は低級アルキル、シクロアルキル
、ヒドロキシ低級アルキルまたはアルアルキルを、R6
は水素または低級アルキルを示す。
〕で表わされる新規なジヒドロベンゾフラン誘導体およ
びそれらの薬学的に許容される酸付加塩に関する。
上記の一般式〔l〕における記号の定義において、より
具体的に説明すると、低級アルキルとはメチル、エチル
、プロビル、イソプロピル、ブチル、第二ブチル、第三
ブチルなどを、ハロアルキルとはクロルメチル、ブロム
メチルなどを、ハロゲンとは塩素、臭素などを、低級ア
ルコキシとはメトキシ、エトキシなどを、シクロアルキ
ルとはシクロヘキシルなどを、ヒドロキシ低級アルキル
とはヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル、1、1−
ジメチルー2−ヒドロキシエチルなどを、アルアルキル
とはフェニルエチル、フェニルプロピル、3、4−ジメ
トキシフェニルエチル、ベンジルなどをそれぞれ示す。
ペルキー特許第633973号にはβ−アドレナリン仲
働神経遮断作用を有し、冠動脈疾患の治療または予防に
有用な、式 □工:CH2NH−CH<CH3 などの化合物が開示されている。
本発明者らは、本系統の誘導体をさらに検討したところ
、ジヒドロベンゾフラン核に結合している側鎖の2−ア
ミノ−1−ヒドロキシエチル基の2位にアルキル基を導
入することにより、前記ペルキー特許に記載の化合物に
はみられない血圧降下作用を選択的に発現させることを
見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は自然発生高血圧ラツトおよび腎性高
血圧ラツトに対する降圧効果を有し、高血圧症治療剤お
よびそれの中間体として有用である。
以下に薬理試験を示す。無麻酔の自然発生高血圧ラツト
をあらかじめ固定器に入れ、40℃の恒温箱中で10分
間加温した後、非観血式血圧測定装置(NARCO社製
、PE3OO)を用い、ラツトの尾動脈脈拍をパルスト
ランスジューサーで検出し、その消長を指標として最高
血圧を測定した。
被検薬は0.5%メチルセルローズに懸濁し、30T1
9/KP体重を経口投与した。血圧測定は被検薬投与後
、5時間目に行なつた。化合物: A:1−(2,3−ジヒトロー2−メチルベンゾフラン
−5−イル)−2一第三級ブチルアミノ一1−プロバノ
ール・塩酸塩B:1−(2,3−ジヒドローJメ[クロル
一2ーメチルベンゾフラン−5−イル)−2一第三級ブ
チルアミノ−1−プロバノール・塩酸塩C:1−(2,
3−ジヒドローJメ[クロル一2ーメチルベンゾフラン−
5−イル)−2−(3−フエニルプロピルアミノ)−1
−プロバノール・塩酸塩D:1−(2,3−ジヒドロー
Jメ[メトキシベンゾフラン一5−イル)−2−(3−フ
エニルプロピルアミノ)−1−プロバノールー般式〔〕
の化合物は、次の1〜3の方法で製造することができる
1一般式 〔式中各記号は前記と同義である。
〕で表わされる化合物を還元する方法。
この還元は、(a)接触水素添加、すなわち白金、バラ
ジウム炭素、ラネーニツケルなどの触媒の存在下、メタ
ノール、エタノール、テトラヒドロフラン、ジオキサン
などの溶媒中、常圧あるいは加圧下に、室温あるいは加
熱下に水素添加することにより、あるいは(b)錯金属
水素化物、たとえば水素化ホウ素ナトリウムを用いて、
メタノール、エタノール、テトラヒドロフランなどの溶
媒中、0〜25℃で処理することにより実施されうる。
D 一般式 〔式中各記号は前記と同義である。
〕で表わされる化合物と、一般式 〔式中各記号は前記と同義である。
〕で表わされるアミンとを反応させる方法。
この反応は、適当な溶媒中、室温あるいは使用する溶媒
の還流下に実施される。
溶媒としては、反応を阻害しないものはいずれも用いら
れるが、メタノール、エタノール、イソプロパノールな
どのアルコール系溶媒が有利に用いられる。なかでも、
エタノール中、1〜10時間還流加熱するのが好ましい
実施方法である。)一般式 〔式中R”,R2,R3,R”は前記と同義を、Xはハ
ロゲン(塩素、臭素など)を示す。
〕で表わされる化合物と、一般式〔式中各記号は前記と
同義である。
〕で表わされるアミンとを反応させる方法。
この反応は、適当な溶媒中、室温あるいは使用する溶媒
の還流温度付近に加熱することにより行われる。
溶媒としては、反応を阻害しないものはいずれも用いら
れるが、メタノール、エタノール、プロバノール、イソ
プロバ/−ルなどのアルコール系溶媒が好適である。ま
たこの反応は、脱酸剤を兼ねさせて一般式印〕のアミン
を過剰に用いるか、あるいは脱酸剤としての炭酸カリウ
ム、炭酸ナトリウム、苛性カリ、苛性ソーダなどの無機
塩基、あるいはトリエチルアミン、ピリジンなどの有機
塩基の存在下に行われる。方法1〜3における原料化合
物〔〕,〔□〕および〔V〕は次の方法で調製すること
ができる。
(1) 一般式〔〕の化合物の調製方法〔式中各記号は
前記と同義である。
〕この反応は、適当な浴媒、たとえばメタノール、エタ
ノール、イソプロバノール、ベンゼン、トルエン、ジオ
キサンなど中、一般に、溶媒の還流下に行われる。
(2) 一般式α〕の化合物の調製方法 〔式中各記号は前記と同義である。
〕この反応は、メタノールあるいはテトラヒドロフラン
中、氷冷下に、化合物国〕を水素化ホウ素ナトリウムで
処理することにより行われる。
(3) 一般式〔□〕の化合物の調製方法〔式中各記号
は前記と同義である。
〕この反応は、エチルエーテルあるいはテトラヒドロフ
ラン中、苛性カリあるいは苛性ソーダの存在下に、溶媒
の還流下に行われる。
一般式〔I〕は、可能なすべての立体異性体、およびそ
の混合物を含むものとする。
一般式〔1〕の化合物はその分子内に少くとも2個の不
斉中心を有する。従つて、その誘導体はラセミ混合物で
あり、少くとも2個のジアステレオイソマ一の形で存在
する。これらのラセミジアスチレオアイソマ一は必要に
応じて、例えば分別結晶により相互に分離することが出
来る。上記方法で製造された一般式〔1〕で表わされる
ジヒドロベンゾフラン誘導体は、薬学的に許容される酸
付加塩を通常の方法で製造することが出来る。
酸付加塩を製造するための酸としては、塩酸、硫酸、臭
化水素酸などの無機酸、マレイン酸、フマール酸、クエ
ン酸などの有機酸から適時選択することが出来る。一般
式〔I〕の化合物またはその酸付加塩は、適宜の薬理的
に許容される担体、賦形剤、希釈剤(たとえばラクトー
ス、コンスターチ、微結晶性セルロース、メチルセルロ
ース、タルク、ステアリン酸マグネシウム、注射用蒸留
水、食塩)と混合して医薬製剤の形で用いられる。
医薬製剤としては、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、
注射剤などがあげられる。高血圧症治療剤として用いる
場合の投与量は年令、症状などによつて異なるが、1日
量100〜500W9程度である。次に本発明を実施例
をあげて具体的に説明する。
実施例 12,3−ジヒトロー2−メチル−5−(α−
ブロムプロピオニル)ベンゾフラン6.1f!と第三級
ブチルアミン7gをベンゼン50m1とメタノール10
m1からなる溶媒中に加え、水浴上10時間還流する。
減圧下溶媒を留去し、酢酸エチル100m1で抽出、水
洗後、減圧下に濃縮すると油状物として、2,3−ジヒ
トロー2−メチル−5−(α一第三級ブチルアミノプロ
ピオニル)ベンゾフランがえられる。これをメタノール
1007!Llに溶解し、氷冷下水素化硼素ナトリウム
2.59を用いて還元し、一夜放置後、減圧下に濃縮、
水を加えたのち、酢酸エチル100TIII!を用いて
抽出、水洗、硫酸マグネシウムで脱水乾燥後、減圧下に
濃縮してえた油状物に30%塩酸−イソプロバノールを
加えて塩酸塩とし、粗製物4.79をえる。これをエタ
ノールとイソプロピルエーテルとの混合溶媒より再結晶
すると、融点211〜212℃の1−(2,3−ジヒト
ロー2−メチルベンゾフラン−5−イル)−2一第三級
ブチルアミノ−1−プロバノール・塩酸塩がえられる。
実施例 2 1−(2,3−ジヒトロー2−メチルベンゾフラン−5
−イル)−1,2−エボキシプロバン2.0f1とブチ
ルアミン1f1をエタノール50m1中に加え、水浴上
5時間還流する。
減圧下に濃縮し、酢酸エチル50m1で抽出、水洗、硫
酸マグネシウムで脱水乾燥し、減圧下に濃縮し、30%
塩酸一イソプロバノールを加えて塩酸塩とし、酢酸エチ
ルと石油エーテルとの混合溶媒から再結晶すると、無色
針状結晶である融点150〜153℃の1−(2,3−
ジヒトロー2−メチルベンゾフラン−5−イル)−2−
ブチルアミノ−1−プロバノール塩酸塩0.6gをえる
。出発物質である1−(2,3−ジヒトロー2ーメチル
ベンゾフラン−5−イル)−1,2−エポキシプロバン
は、次の方法で合成した。
即ち2,3−ジヒトロー2−メチル−5−(α−ブロム
プロピオニル)ベンゾフラン169をメタノール100
aとテトラヒドロフラン50m1からなる溶媒中に加え
、氷冷下−2〜−5℃で水素化硼素ナトリウム4.09
を加え、更に30分攪拌後、減圧下に濃縮し、水を加え
たのち、ベンゼン200aで抽出、水洗、硫酸マグネシ
ウムで脱水乾燥後、減圧下に濃縮し、油状物の粗製1−
(2,3−ジヒトロー2−メチルベンゾフラン−5−イ
ル)−2−ブロム−1−プロバノール15f!をえる。
これをエチルエーテル100d中に溶解し、苛性カリ6
f1を加えて6時間還流し、放冷後、涙過・淵液を濃縮
すると目的物である粗製のエボキシ化合物12.59を
える。実施例 3 1−(2,3−ジヒトロー2−メチルベンゾフラン−5
−イル)−2−クロル−1−プロバノール2.39、ジ
ブチルアミン2.79をエタノール35dに溶かし、水
浴上8時間、還流加熱する。
のちエタノールを減圧下に留去し、残留物をベンゼン7
0dに溶かし、水洗後、10%塩酸水にて2回抽出する
。水層を、苛性ソーダにてアルカリ性として、遊離せる
油状物をベンゼンで抽出し、ベンゼン層を炭酸カリウム
で乾燥後ベンゼンを減圧留去すると、油状の1−(2,
3−ジヒトロー2−メチルベンゾフラン−5−イル)−
2−ジブチルアミノ−1−プロバノール2.5gを得る
。この油状物をクロロホルムに溶かし、冷却下に乾燥塩
酸ガスを通入させた後、クロロホルムを留去すると、1
−(2,3−ジヒトロー2−メチルベンゾフラン−5−
イル)−2−ジブチルアミノ−1−プロバノール塩酸塩
が得られる。酢酸エチルから再結晶して融点143〜1
45℃を示す無色の結晶2.0f1を得る。以下同様の
方法を用いて、たとえば次の化合物が製造される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で示されるジヒドロベンゾフラン誘導体またはそれらの
    薬学的に許容される酸付加塩。 〔上記式中、R^1、R^2は同一または異なつて、水
    素、低級アルキルまたはハロアルキルを、R^3は水素
    、ハロゲン、低級アルキルまたは低級アルコキシを、R
    ^4は低級アルキルを、R^5は低級アルキル、シクロ
    アルキル、ヒドロキシ低級アルキルまたはアルアルキル
    を、R^6は水素または低級アルキルを示す。 〕
JP51049092A 1976-04-27 1976-04-27 ジヒドロベンゾフラン誘導体 Expired JPS5951546B2 (ja)

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