JPS5950620B2 - 石膏成形体用含浸液 - Google Patents
石膏成形体用含浸液Info
- Publication number
- JPS5950620B2 JPS5950620B2 JP7550882A JP7550882A JPS5950620B2 JP S5950620 B2 JPS5950620 B2 JP S5950620B2 JP 7550882 A JP7550882 A JP 7550882A JP 7550882 A JP7550882 A JP 7550882A JP S5950620 B2 JPS5950620 B2 JP S5950620B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gypsum
- parts
- plaster
- molded body
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は石膏成形体に含浸して石膏成形体の表面から樹
脂分の揮散を防止するとともに、石膏成形体が硬化時収
縮するのを防止するようにした石膏成形体に含浸させる
含浸液に関するものである。
脂分の揮散を防止するとともに、石膏成形体が硬化時収
縮するのを防止するようにした石膏成形体に含浸させる
含浸液に関するものである。
従来加工し易い柔軟な石膏を加工して彫像、建材、金型
の原型等を製作し、この石膏成形体を長期間保管するた
めに、軟質の石膏成形体に樹脂液を含浸させて石膏成形
体を硬化させる場合があった。
の原型等を製作し、この石膏成形体を長期間保管するた
めに、軟質の石膏成形体に樹脂液を含浸させて石膏成形
体を硬化させる場合があった。
ところでこの石膏成形体を硬化させる含浸液は、従来ア
クリル系モノマー及びオリゴマーを主としてポリエステ
ルやイソシアネート系等の含浸液が使用されていたが、
このような含浸液を使用すると、石膏成形体の表面から
樹脂分が揮発し石膏成形体表面に樹脂分が残らず、その
結果石膏成形体の強度、耐薬品性、耐水性が悪くいわゆ
る表面物性が向上せず、石膏成形体にとって甚だ具合が
悪かった。
クリル系モノマー及びオリゴマーを主としてポリエステ
ルやイソシアネート系等の含浸液が使用されていたが、
このような含浸液を使用すると、石膏成形体の表面から
樹脂分が揮発し石膏成形体表面に樹脂分が残らず、その
結果石膏成形体の強度、耐薬品性、耐水性が悪くいわゆ
る表面物性が向上せず、石膏成形体にとって甚だ具合が
悪かった。
また石膏成形体が含浸液により硬化する場合は石膏成形
体の収縮が著るしく、その結果精密なものへの対象は不
向きであった。
体の収縮が著るしく、その結果精密なものへの対象は不
向きであった。
さらに含浸により石膏成形体が盃んだり、石膏成形体に
クラックが発生する等各種の不都合が生じていたので、
より石膏成形体の表面物性の向上する含浸液の開発が期
待されていた。
クラックが発生する等各種の不都合が生じていたので、
より石膏成形体の表面物性の向上する含浸液の開発が期
待されていた。
そこで、このような現状に鑑み、本発明は前記の欠点を
解消するために、メチルメタアクリレート１００重量部
に対し、メチルメタアクリレートの３０％重量部を１０
〜２００重量部、ジフェニルエタン又はメタン５〜２０
０重量部、過酸化物０．０５〜５．０重量部の割合で配
合してなる石膏成形体用含浸液を提供することによって
、石膏成形体の表面から樹脂分の揮散を防止するととも
に、石膏成形体の硬化時の収縮を減少するようにしたも
のである。
解消するために、メチルメタアクリレート１００重量部
に対し、メチルメタアクリレートの３０％重量部を１０
〜２００重量部、ジフェニルエタン又はメタン５〜２０
０重量部、過酸化物０．０５〜５．０重量部の割合で配
合してなる石膏成形体用含浸液を提供することによって
、石膏成形体の表面から樹脂分の揮散を防止するととも
に、石膏成形体の硬化時の収縮を減少するようにしたも
のである。
本発明の含浸液の主成分であるメチルメタルアクリレー
トは本来浸透し易いが揮発し易いという性質を有してい
る。
トは本来浸透し易いが揮発し易いという性質を有してい
る。
そこでこのメチルメタルアクリレートを過酸化ペンゾー
ル又はアゾビスイソブチロニトリル等にて３０％まで重
合させ重合停止剤にてストップさせたものと、メチルメ
タルアクリレートを混合して用いることにより、含浸は
し易く且つ揮散し難い性質を有するようになる。
ル又はアゾビスイソブチロニトリル等にて３０％まで重
合させ重合停止剤にてストップさせたものと、メチルメ
タルアクリレートを混合して用いることにより、含浸は
し易く且つ揮散し難い性質を有するようになる。
また過酸化ペンゾール又はアゾビスイソブチロニトリル
等のような有機過酸化物による重合時は時間のずれなく
石膏成形体を均一に硬化させることができる。
等のような有機過酸化物による重合時は時間のずれなく
石膏成形体を均一に硬化させることができる。
このときのメチルメタアクリレートと過酸化ペンゾール
の配合割合は、メチルメタアクリレートに対して、過酸
化ペンゾールを配合し重合停止剤ハイドロキノン等を用
いてメチルメタアクリレートの３０％重合物としである
。
の配合割合は、メチルメタアクリレートに対して、過酸
化ペンゾールを配合し重合停止剤ハイドロキノン等を用
いてメチルメタアクリレートの３０％重合物としである
。
そして前記メチルメタアクリレート１００重量部に対し
このメチルメタアクリレートの３０％重合物を１０〜２
００部の割合で配合させるものである。
このメチルメタアクリレートの３０％重合物を１０〜２
００部の割合で配合させるものである。
このメチルメタアクリレート１ｏｏ重量部に対し、メチ
ルメタアクリレートの３０％重合物を１０〜２００重量
部配合したものにメタン系又はエタン系シエフェニル炭
化水素（フェニルエチルフェニルエタン、フェニルメチ
ルエタン、フェニルオルトキシリルエタン、フェニルメ
タキシリルエタン、フェニルパラキシリルエタン）等の
低粘度、高沸点打相溶性（対含浸液）を５〜２００重量
部添加することにより、石膏成形体を弾性化させ、硬化
時の収縮を小さくすることができる。
ルメタアクリレートの３０％重合物を１０〜２００重量
部配合したものにメタン系又はエタン系シエフェニル炭
化水素（フェニルエチルフェニルエタン、フェニルメチ
ルエタン、フェニルオルトキシリルエタン、フェニルメ
タキシリルエタン、フェニルパラキシリルエタン）等の
低粘度、高沸点打相溶性（対含浸液）を５〜２００重量
部添加することにより、石膏成形体を弾性化させ、硬化
時の収縮を小さくすることができる。
また本発明における石膏成形物とは、加工し易い柔軟な
ものを使用し、彫像、建材、金型の原型に加工して、前
記の構成の含浸液を含浸させて石膏成形体を硬化させて
保存するものである。
ものを使用し、彫像、建材、金型の原型に加工して、前
記の構成の含浸液を含浸させて石膏成形体を硬化させて
保存するものである。
このような構成の含浸液と従来の含浸液との性能、効果
を比較してみると次のような結果が得られ、ここで含浸
率とは、 をいう。
を比較してみると次のような結果が得られ、ここで含浸
率とは、 をいう。
上記のように、本願の発明の含浸液と従来例の含浸液と
比較して、含浸率、収縮率、線膨張率、圧縮強度等従来
の含浸液より優れた点を有する。
比較して、含浸率、収縮率、線膨張率、圧縮強度等従来
の含浸液より優れた点を有する。
以上本発明によれば、石膏成形体へ本願発明の含浸液を
含浸させることにより、石膏成形体の表面から樹脂分が
揮散するのを防止することができ、その結果十分なる硬
度を有し、且つ耐薬品性、耐水性に富むいわゆる表面物
性の向上した石膏成形体が得られる。
含浸させることにより、石膏成形体の表面から樹脂分が
揮散するのを防止することができ、その結果十分なる硬
度を有し、且つ耐薬品性、耐水性に富むいわゆる表面物
性の向上した石膏成形体が得られる。
また石膏成形体にこの含浸液を含浸させると石膏成形体
を弾性化することができ、その結果石膏成形体の硬化時
の収縮を小さくすることができるので精密な石膏成形体
の硬化に最適である。
を弾性化することができ、その結果石膏成形体の硬化時
の収縮を小さくすることができるので精密な石膏成形体
の硬化に最適である。
さらに石膏成形体の含浸時に石膏成形体に発生する歪み
やクラックを防止できる等の効果がある。
やクラックを防止できる等の効果がある。
Claims (1)
- １ メチルメタアクリレート１００重量部、メチルメタ
アクリレートの３０％重合物を１０〜２００重量部、ジ
フェニルエタン又はメタン５〜２００重量部、有機過酸
化物０．０５〜５．０重量部とからなる石膏成形体用含
浸液。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7550882A JPS5950620B2 (ja) | 1982-05-07 | 1982-05-07 | 石膏成形体用含浸液 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7550882A JPS5950620B2 (ja) | 1982-05-07 | 1982-05-07 | 石膏成形体用含浸液 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58194784A JPS58194784A (ja) | 1983-11-12 |
| JPS5950620B2 true JPS5950620B2 (ja) | 1984-12-10 |
Family
ID=13578246
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7550882A Expired JPS5950620B2 (ja) | 1982-05-07 | 1982-05-07 | 石膏成形体用含浸液 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5950620B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0445767Y2 (ja) * | 1985-03-29 | 1992-10-28 |
-
1982
- 1982-05-07 JP JP7550882A patent/JPS5950620B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0445767Y2 (ja) * | 1985-03-29 | 1992-10-28 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58194784A (ja) | 1983-11-12 |
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