【発明の詳細な説明】
キー及びその製造方法
技 術 分 野
本発明は特に軸線ピンタンブラ錠に使用するキー、特に]982年7月8日に出
願した国際出願第PCT/US82100914号に開示された同一平面に配列
したタンブラを有する錠に使用する溝付キー及びその製造法に関する。
多くの軸線ピンタンブラ錠は軸線に平行な方向にタンブラを内部で摺動させるシ
リンダを有する。このような錠の大部分は、タンブラを円形パターンに配置して
いるので、タンブラを作動させるため、いわゆる丸キーと称する円筒状キーを形
成している。上述の国際出願に開示される軸線ピンタンブラ錠は、タンブラを少
なくとも一平面の列に配置し、平坦なブレードキー上の突部でタンブラを作動さ
せる。
平坦なブレードキーは一般に訝知である。トツファ−の米国特許第373396
3号、ブツチイの米国特許第3604231号、フイツツゲラルドの米国特許第
2036747号、シンプソンの米国特許第9]9259号、ケイルの米国特許
第2]98]5号及びミラーの米国特許第180255号に開示されているよう
に、軸線方向に移動できるピンタンブラの1列又は2列以上に共働するようにし
た縦方向に向く刃先をこれ等キーは有する。ケアーの米国特許第3813906
号及びリンコルンの米国特許第450745号のものもこれに類するものである
。しかし、これ等既知のキーは最高の信頼性があり、多数のキーの変更が可能で
あり、安価で、市販複製の困難性について平坦ブレード形状の最高利益が得られ
るよう設計されていない。
更に、多数の従来のキーは容易に複製ができ、律々・:)キー設計や錠とキーと
の組合せによって可能なキーの変更数が比較的制約を受ける。また、成る種のキ
ーの刃先の構成は企図した以外の掛合、即ち誤ったタンブラとの掛合を生ずる恐
れがある。
溝付き千−を製造する従来の方法はキーブレードに研削した溝を設ける。ガード
ナーの米国特許第3729965号では、個々のブレードに溝を研削することに
よってキーを製作することは高価であることを認め、圧絞的安価なのは希望する
溝を有するブレード材料の細長い片を押出し、次に個々のブレード長さに切るこ
とであると言っており、キーのハンドルを別個に製作し、次に個々のブレードに
取付けている。
本発明は1982年7月8日に出願した国際出願第PCT/US8210091
4号に開示されたような錠のキーを提供し、また特に縦方向に延びる直径方向の
キー溝と、錠の中で縦方向に往復動できる少なくとも3個のタンブラから成る平
坦な横方向のタンブラ列とを具えるシリンダ錠であって、各タンブラの側部をキ
ー溝に突出させると共にこの側部の外端をキーに掛合させるよう構成し、更に前
記キー溝内に横方向に突出する少なくとも1個の突部を有するシリンダ錠のため
のキーを提供する。本発明キーはシリンダ錠へのキーの挿入を制限するようシリ
ンダ錠に衝合掛合するようにした末端を有する一体のブレードをキーに設け、タ
ンブラのおのおののための刃先をブレードに設け、刃先を前記側部の外端に掛合
させるため前記末端から前記ブレード内に縦方向に延在し前記タンブラのi11
記側2を収容する凹所の内端に配置した横方向の肩部をブレードOこ設け、キー
と突部との掛合Oこよる制限を受けることなくシリンダ錠内Gこキーを挿入する
ため前MP末端からブレード内C,Xi方向に延在し突部を収容する少なくとも
1個の溝を生ずる手段をフレードに設けたことを特徴とする。本発明は新規なキ
ーと、このキーと錠との組合せとを包含する。
好適な実於例では、少なくとも1個の刃先を少なくとも]個の他の刃先より大き
な距離たけブレード上に側かに突出させる。ブレードの夕なくとも一層Gこ縦方
向のランドGこ刃先を形成す、るのがよく、これ等ランドを同じ側の縦方向の溝
に交互に配置する。
本発明方法は全長に沿い複数個のキー材料を形成できる十分な長さの金がブレー
ド材料を設け、次にキー材料の少なくとも一層に少なくとも]個の縦溝を圧縮形
成するようブレード材料を圧延し、次にそれぞれ縦溝を有する複数個のキー材料
を形成するよう圧延したブレード材料を横方向に切断することを特徴とする。
多数のタンブラ、例えば8個のビンタ〕・ブラと、保護突部とを有する錠Gここ
の新規なキーを共働させ、高度の@領外を発揮し、更に好適Oこは寸法の異なる
刃先と、刃先を設けたランドとを設けて一層信頼性を高める。この構造は同時に
キーを変更し得る数を非常に多くすることができる。
信・頼性を高める本発明の他の要旨によれば、溝、突部叉び間隔を生ずるのに必
要な精度を達成するのに困難性があり、しかも時間がかかり、高価な方法でキー
を製造してもよい。
キーのランドと溝との構造は信頼性を高め、刃先分離すのに役立つから、刃先を
掛合させようとするタンブラに隣接するタンブラに刃先か希望しないのにJII
”するような問題が生じない。この・構造は錠2こ共働してキーの遊びを最小に
し、作動の精度を高める。
本発明方法によれば比較的簡単及び安価に市販できるキーを製造することができ
る。即ち、順次の圧延、スタンプ及びフライス加工Oこよって望ましし・合金又
はその他適当な材料の棒材料から便利Gこ迅速にキーブレードを製作することが
でき、強力で正確なキーブレードを材料の廃棄分が少なく製造することができる
。簡単、迅速、安価Gこ加熱Gこよりブレードに接合できる熱可塑性材料で構成
するのが好適なハンドルGこブレードを容易に組合せることができる。従来の方
法で製造したキーに比較し、本発明方法により製造したキーはキーブレードが一
層強力であり、プレートと・・−一゛ルとの組立体が一層耐久性かある。
添付図面を参照して、本発明の要旨、目的及、ひ刺読を詳細Gこ説明する。
図面の簡単な説明
図面は本発明の好適な実施例を示し、この実施例は単なる例示であり、本発明i
′iこの実施例に限定されない。図面中、同一部分は同一符号にて示す。
第1図は本発明キーをそれが使用される錠と共に示す斜視図、
第2図は第1図のキーの側面図、
第3図は第2図の3−3線上のキーの断面図、第4図は第1図のキーの側面図、
第5図は第4図のキーの正面図、
第6図は第1図の錠の面板の正面図、
第7図は第1図の錠のスペーサの斜視図、第8図は内部構造を見るためキャップ
を除去し、一部を切除した第1図の錠の拡大正面図、第9図は錠に挿入する所定
位置にあるキーと共に錠を示す第8図の9−9線上の断面図、
第10図はキーを錠に挿入した以外は第9図と間際の断面図、
第11図は明瞭にするため一部を切除し、断面とした第10図と同様の位置にあ
る錠とキーとの平面図、第12図は本発明方法によりキーのブレードを製作する
のに採用する細長い平坦ブレード材料の一部の斜視図、
第】3図は本発明Gこよりランドと溝とを形成するため圧延した後の第12図の
ブレード材料と同様の材料の一部の斜視図、
第14図は本発明によりスタンプ又は押抜いた後の、第13図の圧延したブレー
ド材料から切断した2個の個々のキーブレードの斜視図、
第15図は本発明によりランドに刃先を形成した後の第14図のブレード材料の
斜視図、
第16図は第1図の錠に使用するタンブラの拡大斜視図である。
第1図は国際出願第POT/US821009]4号のキー溝1’OAを有する
錠]0と、この型式の錠を作動させる本発明キー12・とを示す。この錠の管状
バレル〕4の一端に閉止キャップ]6及び面板18を設ける。バレル14の反対
端にロックアーム2oを設ける。取付はナツト22を管状バレル]4に螺着し、
成る型式の被錠体即ぢ例えばドアなど(図示せず)に錠〕0を取付ける。ロック
アーム2oをナラ) 2 ] bコよってロックシリンダ24(第8〜]]図参
照)のねじ;ま延長部24.1iこ取付け、このロックアームを錠から成る角度
で突出し、被錠体のドアが開くの゛を防止する。
このドアを開くためうこは、管状バレル]↓内て回転自在のロックシリンダ21
を回転させる必要がある。しかし、管状バレルJ4とロックシリンダ2↓との共
通縦軸mcこ平行な方向に正しい距離たけ多数のビンタンフラ26(第9 、
] fl及び16図)を動かさない限り、このロックシリンダ2↓を回転するこ
とはできない。
この機能は本発明キー12をキー溝10Aに挿入することGこよって行なう。
錠】0の内部にキー12を入れるため、はぼ円形の面板】8に細長いキー収容孔
18Aを設ける。このキー収容孔]8Aは縦方向に延ひる直径的、即ち横方向の
キー溝10Aの最外側部、即ち第1部分を構成する。
このキ一孔18Aの両側Sこ第6図に明示するように複数個の突部18Bをキ一
孔18Aに内方に突出し、突部]8Bの間に交互に溝18Cを構成する。
第7及び9〜1]図Gこ面板]8の直後に配置する円筒スペーサ28を示す。面
板]8のキー収容孔】8に配列、即ち合致する細長い縦のキー収容孔28Aをス
ペーサ2Sに設け、キー溝10Aの中間部即ち第2部分を構成する。面板の突部
]8Biこ合致する突部28Bをキー11マ容孔28Aに突出する。次に説明す
るように、キー収容孔をどのような形状にしようとも、キー収容孔28Aの幅は
面板18のキー収容孔18Aの最大幅に等しい。
スペーサ28はそれぞれ前後面に2個の弓形前部脚28D及び2個の矩形後部脚
28Fを有する。面板18の周縁に2個の弓形凹所18])を設け、この弓形凹
所にスペーサ28の脚28Dを収容し、面板とスペーサとの間の相対回転を防止
する。
外周縁からキー収容孔28Aまで延在する2個の直径的に対向する沈み孔として
形成した半径方向のビン収容孔28Eをスペーサ28に設ける。第9〜11図に
示すように、類似の形状の捕捉ビン又は保持ビン34をスペーサ28に取付け、
捕捉ピンばね35の外方への押圧力によって各孔28E内で捕捉ピン34を半径
方向に往復動させ得るようにする。
第8〜J]図において、前面24Gを有する円筒体24Bをロックシリンダ24
Gと設ける。この円筒体24Bを管状バレル]4内で回転すると共にねし延長部
24Aに一体にする。ロックシリンダ24の表面に2個の縦溝24D(第11図
参照)を設け、これ等縦溝を直径的に難問した平行な関係に前面24Cから後方
に延長する。この縦溝24Dにスペーサ28の後部1128Fを収容し、スペー
サとロックシリンダとの間の相対回転を防止する。従ってスペーサの前部脚28
Dと後部Q28Fとがそれぞれ面板]8とロックシリンダとに掛合することによ
って、面板、スペーサ及びロック−7リングは相互Oこ連結され、バレル】4内
で−ユニットとして回転する。
離間した円筒盲孔のタンブラ孔24Eを離間して平行な2列Gこロックシリンダ
に設け、前面2↓Cからタンブラ孔24E″をロックシリンダの縦軸線の方向G
こ平行な関係に延在する。タンブラ圧縮コイルばね52とタンブラ26とを各タ
ンブラ孔24Eに収容し、タンブラ26がこのタンブラ孔内で縦方向に往復動し
得るようにする。
円筒体24.Bの全長の僅かな部分にわたり、ロックシリンダ24の前面24G
から後方に軸線方向に直径的なキー収容溝孔24FC第8及び1A図参照)を延
在する。面板】8とスペーサ28とのキー収容孔]8A。
28Aに対しそれぞれ溝孔24Fを配列、即ち一線にし、この溝孔24Fによっ
てキー溝10Aの最内側部即ち第3部分を構成する。溝孔24Fをタンブラ孔2
=1. Eの壁に交差させ、タンブラ孔の列の内側で、各タンブラ孔の壁の僅
かな部分を残すようにする。各タンブラ26の対応する部分を溝孔24F内に配
置する(第8図参照)。
第16図に示すように、円筒形本体26Aと、その後端から軸線方向に突出する
細い円筒ステム26Bを各タンブラ26に設ける。円節形本体26Aに1個又は
2個以上の浅い周縁の溝26Gと、比較的深い周縁の溝26Dとを設ける。その
作用目的は、上述の国際出願に記載されているが、簡単に言えば、浅い溝26C
は不正解錠溝を構成し、深い溝26Dは解錠溝を構成する。第9図に示すように
、タンブラのステム26Bをばね52内に収容し、タンブラの本体26Aをこの
ばねに着座させてタンブラを外方に押圧し、錠1oがロックした状態で、外端即
ち前端26Fをスペーサ28に衝合させる。
第8図に示すように、各タンブラの円筒形本体26Aの角度範囲の僅かな側部を
円筒溝孔24Fによって形成されたキー溝10Aの一部に突出させる。このよう
なタンブラの本体26Aの外端はタンブラの外端の一部であり、キー】2のプレ
ー)”30に掛合することができる。面板]8の突部18B及びスペーサ28の
突部28Bもキー溝10Aに突出し、タンブラの孔24E間にある円筒体24B
の一部と共通の縦平面内にこれ等突部を配置する。
本発明によれば、キー12は金民ブレード30又はシャンクとプラスチックハン
ドル32との2個の別個のマに成部材で組立てられている(第2図参照)。この
ブレードは末端又は作動端3oAと基部30Bとを有する。第2及び】]図Gこ
示すようGこ、この/Sンドル328こボケント32Aを形成し、ブレードの基
部3o Bを収容する。ノ・7ドルの一端縁のみにぎざきざ32Bを設け、錠】
0のキー溝10A内Gこ挿入するためキーを向ける方向を使用者かきざぎざの感
じで感しられるようにする。またノンドル32にキーチェーン孔32Cを設ける
。
キー]2は「平キー」として知られるもので、平坦ブレード30を有する。これ
はほぼ円形断面の管状シャンク3有する「丸キー」とは異なるものである。第3
図において、ブレード30は複数個の平行な縦方向の交互のランドと、その側部
の溝とを有し、一方の側の3個の満4,5〜↓7によって分けられる4個のラン
ド36〜39と、使方の側の3個の溝48〜5o+こよって分りられる1個のラ
ンド10〜↓3とがある。図示の好適な実施例では、両側のランドと溝との位置
Gま同一なのでブレードGこ対し背中合せGこ配置されてし入る。
この実施例の一側の2個のランド36,311残りのランド37.38より太き
く7゛レ一ド本体カ)ら側方夕を方に突出する。即ち残りのランドより拡大する
。
第2.■、5及び15図において、数個のランド゛36〜43はそれぞれ前方に
向く刃136A〜4・3Aを有する。この刃先は第2及び15図に36B〜39
Bにて示す凹所の内端に配置されランド36〜ト3上にある横方向の肩部を有し
、この肩部はブレード30の末端80Aから種々の選択した距離たけ縦方向Gこ
延在する。これ等凹所36B〜39Bと、プレートの反対側の対応する凹所は円
筒状断面の形状を有し、タンブラ本体の側部を収容する。このタンブラ本体の側
部はキー溝]0内に突出し、この側部の外端は26Dてそれぞれの刀先36A〜
43 A Gこ衝合掛合する。ランド36〜43上の刃先の位置を種々Gこ組合
せることによって種々のキーの変化が得られる。
本発明の好適な実施例では、キーブレード30のランドの1個又は2個以上をそ
の他のランドに対し拡大し、即ち一層突出すること(こよってキーの変化の数を
増大する。従って例えば図示の実施例では頂部のランド36と底部のランド39
とを他のランドに対し大きくする(第3及び5図参照)。この拡大したキーブレ
ードのランド36.39を収容するよt面板1s(i″細長キー収容孔を設計し
、キーブレー゛へ−の二記残りI゛ランド収容する位置の溝18Gよりもこの対
応する溝18Gを一層深くする。このような面板は面板のキー収容孔18A内に
比較的浅い溝]8Cが見えるいかなる位置にも拡大したランドを有しないキーブ
レードを収容し得るGこ過ぎない。従って、錠]0を解錠するためGこは、面板
18の溝の形状Gこよって口′ンクシリンダ244こ入るのを妨げることのない
ランドの形状をキーブレード30は有する必要があり、更に上述の国際出1cこ
記載しであるようGこ、タンブラ2e、ffDfl1錠Hy7226 Dの位置
のためのコードにマツチする刃先の形状を有す不必要がある。
錠】0内ては面板]8はスペーサ28より外側Gこあり、正しくない位置に拡大
ランドを有するキーフ゛レードをしめ出すから、スペーサの細長いキー収容孔2
8Aはいかなるキーブレードをも受入れることができる形状を有する必要がある
。即ち、突部28Bがある場所を除き、あらゆる位置Gこおける細長いスペーサ
のキー収容孔28Aの幅を十分大きくし、いかなる位置でも3i3,39のよう
な拡大ランドを有するキーフ゛レード30を収容する。
第2図Gこおいて、ブレード30の捕捉開口又は保持開口3008こよって、ブ
レードの側端縁間の中間であって末端30AVこ隣接して離間し、ブレードの両
側Gこわたるビン収容凹所を生ぜしめる。フ゛レードの両側の中心ブレード溝↓
6.↓9を捕捉開口3QC:iこ−mLコする0
次に説明する組立の目的で、/・ンドル保持孔又は繋止孔30Dをブレードの末
端30Bに隣接して離間しブレード30に設ける。末端30BTこ隣接してブレ
ード30の各端縁に複数個の切目30Fを形成する。末端30にぎざぎざの端縁
を生ぜしめる鋸歯状の繋止歯30Fによって切目30Eを形成する。最も内側の
矩形状の特別な切目30Eを一端縁に設け、/・ンドルのぎざぎざ32Bに隣接
してこの矩形状の切目を設置する口と(こよりブレード30を指向させる。
第2〜]]図において、キーブレード30を面板18のキー収容孔18A内Gこ
密接収容し、ランド36〜43を面板の溝18Gに収容し、面板の突部18Bを
ブレードの溝45〜50に収容する。キーブレード30をスペーサ28のキー収
容孔28AGこ収容し、スペーサの突部28Bをブレードの両側の外側の2個の
溝45’ 、 47及び48.50に収容する。ロックシリンダ24の直径的な
キー収、容溝孔24F&こキーブレード号収容し、末端30Aを溝孔24Fの底
部でロックシリンダ24に衝合させる。従って第11及び11図に示すように、
末端30Aを溝孔24Fの底につき当て、キーを錠Gこ挿入するのを限定する。
タンブラ26の側部をブレードの凹所36B〜39’B及びブレードの反対側の
対応する凹所に収容し、上述したようにり/ブラを刀先36A〜4.3Aに衝合
させる。
使用に当り、ブレードの末端30Aがシリンダの溝孔24. Fの底に当るまで
、ハンドル32を操作することによってキー】2のブレード30をキー溝10A
Iこ挿入する。この挿入中、上述したようGこタンブラ26のりを端26Eを刀
先36A−、+3Aiこ掛合させ、ばね52の押圧力に抗してタンブラを内方に
動かす。プレート;が底に当ると、キー12を回転すること(こよって面板]8
、スペーサ28及びロンクンリンダ24を解錠状態に回転できるようタンブラ2
6、特に溝26Dのような深い溝が配置される。これに関連し、面板】8の突部
] 8 Bとスペーサ28の突部28Bをブレード30の対応する溝45〜50
に収容する。この場合、突部の掛合Gこよってキーの挿入をさまたげることはな
い。
ブレード30を挿入する際、ブレードの両側の捕捉ビン34.の内端はそれぞれ
中心ブレード溝↓6.t9内に入るから、−゛レードを挿入することができる。
ブレード30を完全に挿入した時、ビン3手はブレードの捕捉開口300iこ合
致し、ばね35の力に抗してビンを内方に動かすことができる。キー]2を回転
するど、上述の国際出願の明細書に記載したように、ビン3・■の夕1端がバレ
ル10こカム掛合することによってビン3↓は捕捉開口3])C内に内方に動く
。捕捉開口3・OCによって生ずるような適切な凹所かないと、ビン3↓はバレ
ル14とインターロンクシ、ロンクンリンダ24.の回転を防止する。ロックシ
リンダを解錠状態に回転した後であって、バレル】4.の壁にいかなる釈放区域
が無い場合、ピン3手の内端は捕捉開口300内ニ留まり、ロックシリンダのそ
の鎖錠状態に復帰させるまで、キー]2H,5】o内に捕捉状態Oこ保持する。
このキー】2と錠10との図示のような好適な組合せでは8個のピンタンブラ2
6とキー刃先36A〜43Aとを採用する。この錠は広く使用されている「丸キ
ー」錠より、確実で、多数のキーの変更が可能である。代案として、一層小さい
、一層コンパクトな錠が望ましい場合には、タンブラ列の一方の列又は両方の列
について一層少ない数のタンブラ及び刃先を採用してもよい。好適な構造は少な
くとも]列を最少3個のタンブラの列にする。図示のような2列の構造は信頼性
のため一層好適である。各列のタンブラを伸、の列のタンブラに対向させるのが
好適であるが、他の関係、即ちタンブラを食違うように配置してもよく、これに
共働するようキーランド、溝及び刃先をブレードGこ配置する。
キー溝45〜50を突部18B及び28Bに共働させ、錠の付加的な信頼性と、
作動の精密度とを確保することができる。これ等の溝もランド36〜43と突部
36A〜・43Aとを隣接するものから分離するのに役立ち、キーを挿入した時
、適正なタンブラに隣接するタンブラ26に刃先が掛合することがない。即ち不
正解錠掛合を生ずることがない。更に、ランド・溝及び刃先は背後と背後を合わ
せた背中合せの関係が必要なのでキーの複製が困難になる利点がある。
錠に捕捉ビン34を設けることによって、錠の信頼性を増大し、キーの不正な複
製を複雑にすることができる。これは上述したように、キーブレードの溝をビン
に合致させて、始めてブレード30を錠に挿入できるからである。また、ロック
シリンダを回転できるためには捕捉開口30Cをブレード30内の正しい位置G
こ設ける必要がある。
上述の従来技術は、キーハンドルと別個に溝付キーブレードを製作するのが経済
的であると認めていた。
これは、多数の個々のキーブレードのための溝を棒材斜片の全長に沿って同時に
形成することができ、複数個の個々のブレードを溝付き棒材斜片から造ることが
できるからである。同様に、本発明ではキーブレード30の製作を金属棒細長片
30等で開始することができ、この細長片は全長に沿って複数個のキーブレード
葉材を形成するに十分な長さを有し、いずれのブレードよりも長い。第13図に
示すようGこ、希望するランド36〜43及び溝45〜50を棒素材の両側に形
成する。
しかし、フライス加工又は押出しのようなキーブレードを製造するために従来採
用された方法でなく、圧延の方法でランドと溝とを形成することは本発明の一部
である。溝を構成するため金属をフライス加工によって形成したり、希望のラン
ドや溝を構成するための適切な形状の押出ダイスに材料を通すことによって形成
する場合に比較し、圧延によるキーブレードは一層強力である。溝45〜50を
形成するため凹所の区域で棒60の金属材料を圧延によって圧縮し、強化するこ
とができる。小さなランド37.38及び40〜43を形成するため一部だけ圧
縮される区域内でも、程度こそ少ないが、圧縮及び強化が生ずる。従来採用され
たフライス加工と異なり、金属の除去がないから、その分の廃棄分が実際上無駄
Gこならない。
この圧延を開始する棒材料はどんな断面のものでもよい。しかし、円形断面の棒
材料を圧延するのが便利であり、この棒材料を第12図の棒60のような平坦な
細長い棒又はストリップに圧延する。次に圧延によってランドと溝とを形成し、
ランド36〜13及び溝4、)〜50を有する第13図の圧延され特殊な輪郭を
有する平坦な棒60A’製造する。
第14図の符号30.〕及び30.2のようなブレード材料になるよう棒60
Aをスタンプ又は押扱き及び切除する。好適な方法では、漸進ダイス型によって
捕捉開口300、保持孔30Dを押抜き、切目30Eをスタンプし、ブレード3
0.1.30.2を形成する。次にこのブレードの末端30Aをエンドミルで加
工し、−側ではラン1’ 36〜39内に円筒状に丸い凹所36B〜39Bを形
成すると共に、反対側にランド40〜43に同様の凹所を形成する。横方向の平
坦な弓形の刀先36A−43Aを第5及び15図に示すように凹所の後端即ち内
端に設ける。
ブレードの基部30Bに隣接する両側のぎざぎざの端縁を形成するよう切って形
成した切目30Fと、保持孔30Dとを設けることによって新規で、便利で、安
価な方法でハンドル32をブレード30に緊締する。
適当に加熱することによって軟fヒする普通の熱可塑性材料でハンドル32を形
成する。ブレードの基部30Bを挿入した時、保持孔30Dと、切目30Fとが
ボケツ)32A内Gこ完全に収容されるようハンドルのボケノ)’32 Aの深
さを定める。次Gこハンドルとブレード端とに超音波エネルギを外部から作用さ
せて、ノンドルとブレードとの組立体に超音波エネルギを受けさせるのがよい。
この結果、ブレード端に隣接するハンドル32のプラスチック材料が軟化点まで
加熱され、切目32F及び孔32D内C,X流れブレードの端部に密接保持掛合
する。ハンドル32の熱可塑性材料が冷却し硬化すると、ハシドル32とキーブ
レード30とは相互に貫入し合う恒久的な組立体を形成する。
キーブレードをダイスに保持することGこよってキーを予め製造しておき、この
キーに射出成型でプラスチックハンドルを形成する方法は埋込み成型と言われる
。
本発明のキー組立方法は従来の埋込み成型法より迅速で安価であり、リベット止
め、摩擦嵌着、圧嵌又はスナップ嵌着のような従来の方法より一層確実で寿命が
長い。
従って本発明キー製造方法は一層強力なキーブレードを製造でき、組立方法は一
層安価であり、従来の方法よりブレードとハンドルとの寿命の長い組立体を形成
する。
本発明キー及びその製造方法の好適な実旅例を図示し、説明したが、本発明は精
求の範囲内て椋々の変更を加えることができる。
浄T;−(内容(二恋更なし)
手続袖正書(方式)
%式%
1、事件の表示
POT/US82101796
2、発明の名称
キー及びその製造方法
3、補正をする者
事件との関係 特許出願人
名称 シカゴ・コック・コンパニー
6、補正の対象 願書の翻訳文の「■」欄及び図面の翻訳文補正書の翻訳文提出
書(特許法第184条の7第1項)昭和58年11月22日
特許庁長官 若 杉 和 夫 殿
l特許出願の表示 POT/US821017962発明の名称
キー及びその製造方法
3特許出願人
名称 シカゴ・ロック・コンパニー
代表者 シン ライル ビー、ジュニア国 籍 アメリカ合衆国
4、代 理 人
居 所 〒100東京都千代田区霞が間圧丁目2番4号1983年6月27日
特許請求の範囲
■ (訂正)縦方向に延びる直径方向のキー溝と、錠の中で縦方向に往復動でき
る少なくとも3個のタンブラから成る平坦な横方向の列とを具えるシリンダ錠で
あって、各前記タンブラの側部を前記キー溝Gこ突出させると共にこの側部の外
端をキーに掛合させるよう構成し、更
【こ前記キー溝内に横方向に突出する少な
くとも】個の突部を有するシリンダ錠のためのキーGこおいて、
前記シリンダ錠への前記キーの挿入を制限するよう前記シリンダ錠に衝合掛合す
るようにした末端を有する一体のブレードを前記キーに設け、前記タンブラのお
のおののための刃先を前記ブレードに設け、前記刃先を前記側部の外端に掛合さ
せるため前記末端から前記ブレード内に縦方向に延在し前記タンブラの前記側部
を収容する凹所の内端に配置した横方向の肩部を前記ブレードに設け、前記キー
と突部との掛合による制限を受けることなく前記シリンダ錠内に前記キーを挿入
するため前記末端から前記ブレード内に縦方向に延在し前記突部を収容する少な
くとも1個の圧延成形した溝を前記ブレードに設けたことを特徴とするキー。
2 キー捕捉ピン収容凹所を前記ブレードに設け、前記ブレードの少なくとも1
個の溝を前記キー捕捉ビン収容凹所を合致させる請求の範囲第1項に記載のキー
。
3 前記刃先の少なくとも1個を少なくとも1個の他の刃先よりも大きな距離だ
け前記ブレード上に側方外方に突出させた請求の範囲第1項又は第2項に記載の
キー。
4 前記ブレードの一側の突部収容縦溝と交互に縦ランド上に前記刃先を形成し
た請求の範囲第1項又は第2項に記載のキー。
5 前記ランドの少なくとも1個を少なくとも】個の他のランドよりも大きな距
離だけ前記ブレード上に側方外方に突出させた請求の範囲第4項に記載のキロ
(訂正)縦方向に延びる直径方向のキー溝と、錠の中で縦方向に往復運動できる
少なくとも3個のタンブラから成る平坦な2個の横方向の列とを具えるシリンダ
錠であって、前記列を前記キー溝の両側に配置すると共に各前記タンブラの側部
を前記キー溝に突出させると共にこの側部の外端をキーに掛合させるよう構成し
、更に前記列のおのおのの隣接する前記タンブラの縦軸線間のほぼ中央に前記キ
ー溝内に横方向(こ突出する少なくとも1個の突部を有するシリンダ錠のための
キーにおいて、
前記シリンダ錠への前記キーの挿入を制限するよう前記シリンダ錠に衝合掛合す
るようにした末端を有する一体のブレードを前記キーに設け、前記タンブラのお
のおののための刃先を前記ブレードに設け、前記刃先を前記側部の外端に掛合さ
せるため前記末端から前記ブレード内に縦方向に延在し前記タンブラの前記側部
を収容する凹所の内端に配置した横方向の肩部を前記ブレード
【こ設け、前記キ
ーと突部との掛合による制限を受けることなく前記シリンダ錠内に前記キーを挿
入するため前記末端から2個の隣接する刃先間に前記ブレード内に縦方向に延在
する溝であって、○れ等刃先に掛合する前記タンブラの軸線間に突出する前記突
部を収容する各綻記突部のための圧延形成した溝を前記ブレードに設けたことを
特徴とするキー。
前記ブレードの両側に縦ランド上に前記刃先を形成し、前記ブレードの各側部の
前記溝に交互に前記ランドを交互に配置すると共に、前記キーを挿入した時、前
記キー溝を越えて外方に縦方向に前記ランドを突出させた請求の範囲第6項に記
載のキー。
8 各列の前記タンブラが他の列のそれぞれのタンブラの方に向き、前記ブレー
ドの各側部のそれぞれのランドと溝とGこ対し背中合せに前記ブレードの各側部
の前記ランドと溝とを配置した請求の範囲第7項に記載のキー。
9 前記ランドの少なくとも1個を少なくとも1個の他のランドより一層大きな
距離だけ前記ブレード上に側方外方に突出させた請求の範囲第7項に記載のキー
。
10、 6iI記ブレードにキー捕捉ピン収容凹所を設け、この凹所に前記溝の
少なくとも1個を合致させた請求の範囲第6.7.8及び9項のいずれか1項に
記載のキー。
11、、(削除)
】2 (削除)
】3 (削除)
】4 (削除)
15 全長に沿い複数個のキー材料を形成できる十分な長さの金属ブレード材料
を設け、
次に前記キー材料の少なくとも一側に少なくとも1個の縦溝を圧縮形成するよう
前記ブレード材料を圧延し、
次にそれぞれ縦溝を有する複数個のキー材料を形成するよう圧延した前記ブレー
ド材料を横方向に切断し、
次に前記キー材料の一端からフライス加工を加えて刃先で終る縦方向に延びる凹
所を形成し、前記キー材料の端部に対応する末端を前記ブレードに設けた請求の
範囲第1項に記載のキーを製造する方法。
16 少なくとも1個の溝と交互に複数個の縦ランドを少なくとも一方の側に形
成する操作を前記圧延の工程で行なう請求の範囲第15項に記載の方法。
]7 少なくとも1個の前記ランドを少なくとも他方のランドより一層大きい距
離だけ前記ブレード上に側方外方に突出するよう前記圧延の工程中形成する請求
の範囲第]6順に記載の方法。
18 切断工程の…Iに、圧延された材料をスタンプ又は押抜いて=++記ブシ
ブレードー捕捉ピン収容凹所を設けた請求の範囲第]5 、16及び]7項のい
ずれか1項に記載の方法。
】9 前記ブレードの末端の反対側の端部を収容するポケットを有する熱可塑性
材料のハンドルを前記ブレードのおのおのに設け、
前記ブレードの前記端部を前記ポケットに挿入し、前記ブレードの前記端部Gこ
隣接して前記ハンドルをその軟化点まで加熱し、前記熱可塑性材料を前記ブレー
ドの前記端部に掛合するよう流入させ、次Gここの生じた組立体を冷却して前記
ハンドルを前記ブレードに取付ける請求の範囲第15 、16及び17項のいず
れか1項Gこ記載の方法。
20 前記切断工程の前に、前記圧延された材料をスタンプ又は押抜いて前記ハ
ンドルにインターロック掛合する表面を前記ブレードに設けた請求の範囲第19
項に記載の方法。
21 前記ハンドルと前記ブレードの端部とに超音波エネルギを指向させること
によって前記ハンドルを前記加熱工程で加熱する請求の範囲第】9項Gこ記載の
方法。
22 前記切断工程の前に前記圧延された材料をスタンプ又は押抜いて前記ハン
ドルにインターロック掛合する表面を前記ブレードに設けた請求の範囲第21項
に記載の方法。
23 前記ブレードの末端の反対側の端部を収容するポケットを有する熱可塑性
材料のキーハンドルを設け、前記ブレードの前記端部を前記ポケットに挿入し、
前記ブレードの前記端部に隣接して前記ハンドルをその軟化点まで加熱し、前記
熱可塑性材料を前記ブレ′−ドの前記端部に掛合するよう流入させ、次にこの生
じた組立体を冷却して前記ハンドルをM記ブレードに取付け、金属のキーブレー
ドとプラスチックキーハンドルとを接合する方法。
24 前記ハンドルと前記ブレードの端部とGこ超音波エネルギを指向させるこ
とによって前記ハンドルを前記加熱工程で加熱する請求の範囲第23項に2綾の
方法。
m沸調杏報告