JPS5949959B2 - 燃料油組成物の製造方法 - Google Patents

燃料油組成物の製造方法

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JPS5949959B2
JPS5949959B2 JP11894376A JP11894376A JPS5949959B2 JP S5949959 B2 JPS5949959 B2 JP S5949959B2 JP 11894376 A JP11894376 A JP 11894376A JP 11894376 A JP11894376 A JP 11894376A JP S5949959 B2 JPS5949959 B2 JP S5949959B2
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康雄 藤原
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【発明の詳細な説明】 本発明は、燃料油中に存在する微生物の増殖を抑制する
ことによって、燃料油のスラッジ発生を防止するに有効
であり、また防食性を有する燃料油組成物の製造方法に
関するものである。
これまで、燃料油タンクやストレーナ−などに沈積した
固形または半固形状の異物は、スラッジという言葉で表
現され、主として燃料油中のアスファルテンやワックス
に起因するスラッジとして処理され、このタイプのスラ
ッジの発生や沈積は急激なものではなく、徐々に進行し
てゆくので、定期的な点検や清掃により障害を予防する
ことができた。
しかしながら最近の研究では、燃料油中に増殖した微生
物によってもスラッジが生成されることが明らかとなっ
てきた。
この微生物によるスラッジは、温度や栄養源、水などの
環境に恵まれると急激に増殖し、突発的に燃料油ストレ
ーナ−の閉そくを引き起す危険性をはらんでいる。
本発明者らは、これらの問題を解決するために研究を行
ない特定の油溶性殺菌剤を見い出し先に特許出願した(
特開昭49−26426)。
さらに本発明者らは、スラッジ発生の少ない燃料油組成
物の有用な工業的に有利な製造方法を研究した結果、本
発明を完成した。
すなわち、本発明の方法は、(i) o、 i〜50
w t%濃度の特定アニオン剤水溶液aと0.1〜50
wt%濃度の特定カチオン剤水溶液とをa 十すの0.
1〜10容量倍の灯軽油の存在下で乳化状態で反応させ
、反応後静置することにより油層と水層とに分離させ、
油層を回収し、その油層を(2)燃料鉱油に添加するこ
とを特徴とするスラッジ発生防止性および防食性を有す
る燃料油組成物の製造方法に関するものである。
以下に本発明の方法をさらに詳細に記載する。
本発明で言うカチオン剤は、一般式 で示されるものである。
ここで、R1はアルキル側鎖を有する炭素数7〜20好
ましくは7〜10の芳香族系炭化水素基で、トリル基、
ベンジル基、キシリル基などがその代表的なものであり
、ベンジル基が最も好ましい。
R2およびR3は炭素数1〜8好ましくは1〜6の脂肪
族炭化水素残基でメチル基、エチル基、プロピル基、ヘ
キシル基などが代表的なもので、メチル基が最も好まし
い。
またR2.R3は同じものでも異なっても良い。
R4は炭素数8〜20好ましくは8〜18の長鎖脂肪族
炭化水素残基であり、n−オクチル基、インオクチル基
、デシル基、ドデシル基、ヘキサデシル基などがその代
表的なものであり、最も好ましくは、炭素数8〜18の
脂肪族炭化水素残基の混合物を用いることである。
またX○は鉱酸又は有機酸のアニオン部分を示し、ハロ
ゲン基、硫酸基、リン酸基、硝酸基、酢酸基などがその
代表的なものであり、ハロゲン基特にクロル基が最も好
ましい。
これらカチオン剤の具体的なものは、たとえばアルキル
(炭素数8〜18の混合アルキル)−ジメチルベンジル
アンモニウム、セチル−メチル−エチル−ベンジルアン
モニウム、セチル−ジメチル−ドデシルベンジルアンモ
ニウムおよびセチルピリジウムなどのクロル、ブロム、
硫酸、硝酸又は酢酸の塩などである。
これらのカチオン剤は水溶液の状態として本発明に供せ
られ、これらのカチオン剤は水溶液中でイオン解離する
ものである。
水溶液の濃度は0.1〜50wt%好ましくは1〜20
wt%最も好ましくは5〜10wt%である。
濃度が薄すぎると反応が充分進行しないし、生成物の量
が少なくまた生成物の回収が充分性なわれ難い。
他方本発明で用いるアニオン剤は一般式 で示されるものである。
ここでR5は炭素数6〜22の脂肪族、脂環族、芳香族
炭化水素残基る示し、好ましくは炭素数11〜16の脂
肪族炭化水素側鎖を有するアルキルベンゼン基であり、
最も好ましくは一般用洗剤を製造する際に用いられる炭
素数11〜13の分枝又は直鎖のアルキル側鎖を主とし
て(たとえば80%以上)有するアルキルベンゼン基の
混合物である。
またY■はアルカリ金属、アルカリ土類金属のカチオン
、アンモニウムカチオンを示す。
好ましくはNa■、K■なとのカチオンである。
これらアニオン剤の代表的なものは、アルキルスルホン
酸、アルケニルスルホン酸、アルキル側鎖の炭素数が1
1以上の直鎖あるいは分枝アルキルベンゼンスルホン酸
、ナフタレンスルホン酸およびジアリールアルカンスル
ホン酸等の各種塩、たとえばアルカリ金属塩、アルカリ
土類金属塩等が使用される。
さらに、直鎖あるいは分枝プライマリ−高級アルコール
の硫酸エステル、直鎖あるいは分校オレフィンのセカン
ダリ−高級アルコールの硫酸エステルなどの各種モノエ
ステルの塩、たとえばこれらのアルカリ金属塩、アルカ
リ土類金属塩等である。
これらのアニオン剤は水溶液の状態で本発明に供せられ
これらアニオン剤は水溶液中でイオン解離するものであ
る。
水溶液の濃度は0.1〜50wt%好ましくは1〜20
w t%最も好ましくは5〜10w t%である。
濃度が薄すぎると反応が充分進行しないし、生成物の量
が少なくまた生成物の回収が充分性なわれ難い。
これら、カチオン剤とアニオン剤の量は通常水溶液中の
これら化合物がほぼ等モルとなる量で反応させるが、一
方のモル数が他方の10%を越えない範囲で行うことが
できる。
特に本発明においては、カチオン剤の量を、アニオン剤
と等モル量よりも2〜5モル%過剰になるように添加す
ることにより、反応の速度が速く、しかも反応後の静置
時に油層と水層の分離をきわめて良好とすることができ
る。
これらの両者を反応容器に収量しさらに灯油および/又
は軽油の存在下で乳化状態で反応させることが本発明の
特徴である。
反応温度は特に限定されないが通常0〜100℃、好ま
しくは20〜80℃、常温付近で充分である。
圧力も特に限定されないが、常圧ないし5 kg/cr
itの若干加圧で実施すると良い。
乳化状態で反応させるにはこれら三者を反応器に収容し
撹拌することにより達成される。
加える灯軽油の量はカチオン剤水溶液とアニオン剤水溶
液との合計量の0.1〜10容量倍好ましくは0.5〜
5容量倍である。
灯軽油の量が少ないと、反応生成物の収量が低くなり、
充分生成物が回収されない。
また、反応終了後静置による油層の分離が困難となる。
灯軽油の量が多すぎると、生成物の回収は容易となるが
、生成物の油層における濃度が低くなりまた、いたずら
に反応容器がノ 犬となるため工業的に不利である。
このように、カチオン剤、アニオン剤および灯軽油の三
者を乳化状態で接触させることにより、アニオン剤とカ
チオン剤が反応し、生成物が乳化物の界面を経て灯軽油
側にきわめて有効に移行するものと考えられる。
また反応後、反応混合物を静止することにより油層と水
層はきわめて明確に二層を形成し分離し、生成物を含む
上層の油層を回収することができる。
これに対して、灯軽油を用いずにカチオン剤水溶液とア
ニオン剤水溶液を混合接触させ反応させると生成物は水
溶液から半固体状物として析出する。
この反応混合物中にベンゼンなどの溶媒を添加撹拌して
生成物を溶媒で抽出する方法があるが(特開昭49−2
6426)、この方法では前記析出した半固体状物質が
反応容器壁および撹拌翼に堅固に付着し、はげしい場合
には撹拌ができず、反応の有効な進行は困難となる。
また溶媒抽出しても生成物の回収が充分でないのみなら
ず、撹拌後の静置でベンゼン層と水層が明確に相分離せ
ず、有効な生成物の抽出は達しがたい。
本発明においては、灯軽油とアニオン剤水溶液をあらか
じめ撹拌混合し乳化状態にして、これにカチオン剤を撹
拌しながら添加し反応させる方法が最も好ましく採用さ
れこの方法によると反応後静置により油層と水層がきわ
めて明確に分離され回収される。
また、本発明において、静置時の条件は特に限定されな
いが、静置時の温度を40〜80℃と若干加温すること
により、油層と水層の分離がより確実に行うことができ
、静置時間を短縮できる。
本発明のさらに大きな特徴は、このようにして反応後静
置することにより油層と水層に分離し、この油層を回収
して、その全部又は一部を特に他の操作を加えることな
く、燃料鉱油に添加してスラツジ発生防止性および防食
性を有する燃料油組成物を得ることにある。
ここで言う燃料鉱油とは、灯油、軽油、ジェット燃料、
各種重油などの燃料に倶せられる鉱油を言う。
反応生成物を含んだ該油層の鉱油への添加量は通常鉱油
に対して2゜−’A o oo o容量倍、好ましくは
2゜0〜Zooo容量倍である。
添加混合後の燃料油組成物中の反応生成物の濃度が通常
30〜10000pp[Il好ましくは50〜5QQp
pmとなるように添加することが最も好ましい。
該油層の全部又は一部を鉱油に添加して、軽度の撹拌を
行なうことにより本発明の組成物が得られる。
特に撹拌を行なわなくとも該油層が鉱油中に拡散する状
況下に置かれれば充分である。
すなわち、鉱油タンクに該油層を添加して放置する方法
、鉱油タンクからの鉱油の搬出入時にライン混合で該油
層を添加する方法、使用時に振動を受ける船舶、航空機
等の燃料鉱油収容タンクに直接該油層を添加する方法な
どが採用される。
本発明においては、前記したように、生成物を含む油層
を特に他の処理操作を加えることなく直接燃料鉱油に添
加することにより、すぐれた燃料油組成物が得られるた
め、生成物そのものの分離回収、精製、それに使用する
各種装置を必要とせず、しかも工程が著るしく簡素化さ
れきわめて工業的に有利である。
本発明の組成物はスラッジの発生はほとんど皆無であり
、しかも鋼材、アルミニウム等の金属容器表面に対する
腐食作用を有しないのみならず、単に燃料鉱油単独の場
合よりも防食作用が認められる。
また、本発明においては、すでにスラッジが発生してい
る燃料鉱油中に該油層を添加することにより、さらに多
くのスラッジを発生しない燃料油組成物とすることがで
きる。
次に実施例をあげて、さらに具体的;こ説明する。
実施例 1 直鎖状ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダの10 w
t%水溶液270gに灯油453I711を加えて乳化
液を作成しておき、これにアルキルジメチルベンジルア
ンモニウムクロライド(アルキル基は炭素数8〜18の
混合物)の10 w t%水溶液276gを室温でかき
まぜながら加えた後、室温に17時間静置したところ、
反応生成物10wt%を含有する油層500m1が得ら
れた。
この油層■ を分離し、灯油に対して、。
00添加して有効成分濃度50ppIllの灯油組成物
を得た。
次にこの灯油組成物のスラッジ発生防止効果について試
験した。
試験方法は、N、P、に、Fe。Mg等を含有する無機
培地10TLlに本灯油組成物101711を加え、鉱
油資化性微生物を植菌し、室温; に放置して菌体スラ
ッジの生成状況を肉眼で観察して、スラッジ発生防止効
果を判定した。
試験結果を表1に示したが、本発明の灯油組成物は、ス
ラッジが発生しなかった。
実施例 2 分校状ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダの10wt%
水溶液259gに軽油45311Llを加えて乳化液を
作成しておき、これにアルキルジメチルベンジルアンモ
ニウムクロライド(アルキル基は炭素数8〜22の混合
物)の10wt%水溶液283gを室温でかきまぜなが
ら加えた後、70°Cに加温しながら10時間静置した
ところ、反応生成物10wt%を含有する油層500m
1が得ら■ れた。
この油層を分離し、A重油に対して□000 添加して有効成分iooppmのA重油組成物を得た。
次にこの入電油組成物のスラッジ発生防止効果について
、実施例1と同様な方法で試験した結果、本発明法によ
って得たA重油組成物は、表1に示したとおり、明らか
にスラッジの発生は認められなかった。
実施例 3 直鎖状ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダの5wt%水
溶液278gに軽油476m1を加えて乳化液を作成し
ておき、これにセチルピリジニウムクロライドの5wt
%水溶液268gを50℃でかきまぜながら加えて反応
させた後、50℃で13時間静置したところ反応生成物
5wt%を含有する油層5007711が得られた。
この油層を分離し、軽油に対して□添加し、有効酸物濃
度10000 ppmの軽油組成物を得た。
次にこの軽油組成物のスラッジ発生防止効果について、
実強例1と同様な方法で試験した結果、本発明の方法に
よって得た軽油組成物は、表1に示したとおり、明らか
にスラッジの発生は認められなかった。
実帷例 4 ラウリルアルコール硫酸モノエステルソーダの10 w
t%水溶液247gに軽油453m1を加えて乳化液
を作成しておき、これにアルキルジメチルベンジルアン
モニウムクロライド(アルキル基は炭素数8〜18の混
合物)の10wt%水溶液303gを室温でかきまぜな
がら加えて反応させた後、室温に17時間静置したとこ
ろ、反応生成物10wt%を含有する油層500m1が
得られた。
この油層を分離し、入電油に対して□添加000 し、有効成分濃度50ppIllのA重油組成物を得た
次にこのA重油組成物について、実地例1と同様な方法
でスラッジ発生防止効果を試験した結果、本人重油組成
物は、表1に示したとおりスラッジの発生が明らかに認
められなかった。
実帷例 5 ステアリルアルコールの硫酸モノエステルソーダの5w
t%水溶液285gに灯油4.76 mlを加えて乳化
液を作成しておき、これにセチルピリジニウムクロライ
ドの5 w t%水溶液259gを室温でかきまぜなが
ら加えて反応させた後、70℃に加温しながら10時間
静置したところ、反応生成物5wt%を含有する油層5
00rfLlが得られた。
この油層を分離し、軽油に対して□添加し、00 有効成分濃度1100ppの軽油組成物を得た。
次にこの軽油組成物のスラッジ発生防止効果について、
実施例1と同様な方法で試験した結果、本発明法によっ
て得た軽油組成物は、表1に示したとおり、スラッジの
発生は認められなかった。
比較例 1〜3 比較試験として、反応生成物を全く含まない灯油、軽油
あるいはA重油だけの場合について、実捲例1と同様な
方法により、スラッジの発生状況を試験したところ、表
1に示したとおり、いずれの場合とも著しくスラッジの
発生が認められた。
実細例 6 かきまぜ装置と温水ジャケットを備えた内容量6m″の
反応槽を用いて、まず直鎖型アルキルベンゼンスルホン
酸ソーダ(アルキル基は炭素数11〜13の混合物を8
5モル%含む)の10wt%水溶液1078kgを調製
する。
これに軽油1.8 klを加えて乳化液を作成する。
次にこれに別の1m3槽を用いて調製したアルキルジメ
チルベンジルクロライド(アルキル基は炭素数8〜18
の混合物)の10 w t%水溶液1160に9を、室
温でかきませながら除々に添加して反応させた。
反応後70℃に加温しながら11時間静置したところ、
反応生成物10wt%を含有する油層2klを得た。
次にN社の地質調査船を用い、内燃機関の燃料油として
用いられているA重油収容タンクに、得られた油層を−
1−添加した有効成分濃度20000 p−のA重油組成物のスラッジ発生防止効果について実
用試験を実施した。
表2に示した試験結果より明らかなとおり、A重油組成
物使用後は、カビの菌数も減少し、スラッジの発生は全
く観察されず本発明組成物のスラッジ発生防止効果が実
用試験においても確認された。
さらに上記製造法によって得た油層を、A重油1
1 1 に対して□、□あるいは 添加 2000 1000 500 した各種A重油組成物について、タービン油さび止め性
能試験法(JIs K−2510)に準拠して、A重
油組成物のさび止め性能を、反応生成物を全く含まない
A重油のみの場合と比較評価した。
表3に示した試験結果からも明らかなとおり、本発明組
成物はいずれも、A重油だけの場合に比べて良好なさび
止め性能を示した。
またA重油に対する油層の添加割合が増加するほどさび
止め性能が良好となる傾向を示した。
実施例 7 実施例6において軽油の代わりに灯油を用いた以外は実
症例と同様な方法で製造を行ない、反応生成物10wt
%を含有する灯油組成物2klを製造した。
次に0社のタグボートを用い、内燃機関の燃料油として
用いられているA重油収容タンクに、本灯油組成物を□
添加した有効成分濃度20000 四のA重油組成物のスラッジ発生防止効果について実用
試験を実施した。
その結果は、実雉例6の場合の結果と同様に、本A重油
組成物使用後は、ストレーナ−付着物は大巾に減少し、
スラッジの発生は全く観察されなかった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1式 (R1はアノv−jル側鎖を有する炭素数7〜20の芳
    香族系炭化水素残基、R2、R3は炭素数1〜8の脂肪
    族炭化水素残基、R4は炭素数8〜20の脂肪族炭化水
    素残基、X■は鉱酸又は有機酸のアニオン部分を示す。 )で示されるカチオン剤の0.1〜50wt%濃度の水
    溶液と式 (R5は炭素数6〜22の脂肪族、脂環族又は芳香族の
    炭化水素残基を示し、Y■はアルカリ金属もしくはアル
    カリ土類金属のカチオン又は、アンモニウムカチオンを
    示す。 )で示されるアニオン剤の0.1〜50wt%濃度の水
    溶液とを、雨水溶液の0.1〜10容量倍の灯軽油の存
    在下に、乳化状態で反応させ、反応後反応系を静置して
    油層と水層とに分離し、該油層分を燃料鉱油に添加する
    ことを特徴とするスラッジ発生防止性と防食性を有する
    燃料油組成物の製造方法。 2 あらかじめアニオン剤水溶液と灯軽油を混合撹拌し
    乳化状態とし、これにカチオン剤水溶液を添加混合する
    ことからなる特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 カチオン剤の量をアニオン剤と等モル量よりも2〜
    5モル%過剰になるように用いることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項または第2項記載の方法。 4 燃料鉱油に対し1名。 。〜’ /”t oo o容量倍の該油層を添加するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項から第3項のいず
    れかに記載の方法。 5 燃料油組成物中の反応生成物の量が50〜500p
    IIIllとなる量の該油層を燃料鉱油に添加すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項から第3項のいずれ
    かに記載の方法。 6 該油層の全部又は一部を船舶または航空機の燃料鉱
    油を収容しているタンクに添加する特許請求の範囲第1
    項から第5項のいずれかに記載の方法。 7 アニオン剤が主としてCIl〜C13の直鎖又は分
    枝アルキル基を側鎖に有するアルキルベンゼンスルホン
    酸ソーグーの混合物であり、また、カチオン剤が炭素数
    8〜18のアルキル・ジメチル・ベンジルアンモニウム
    クロライドの混合物である特許請求の範囲第1項から第
    6項のいずれかに記載の方法。 840〜80℃に加温して静置し、水層と油層を分離す
    る特許請求の範囲第1項から第7項のいずれかに記載の
    方法。
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