JPS5947869B2 - シ−ズヒ−タ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はパイプ内の熱線をマグネシア粉末等の充填材に
より絶縁保持するシーズヒータに関し、ヒータの寿命を
向上させるとともに長期に亘つて高絶縁抵抗を維持する
ソースヒータを提供するものである。

以下本発明の一実施例を添附図面により説明すると、図
において１は金属ペイプ、２はこの金属パイプ１の中央
部に配置したコイル状の熱線で、上記パイプ１の開口部
より突出したターミナル３と接続している。

４はこのパイプ１と熱線２との間に充填したマグネシア
粉末等の充填材で、予めこの熱線２とその両端に接続し
たターミナルの一部を包囲して固め、タブレットに形成
されている。

５はこのタブレットに形成したマグネシア粉末４とパイ
プ１との間に充填した充填材で、例えばシリコ］封脂、
フッソ樹脂、ガラス等の耐熱性電気絶縁物５ａを混合し
たマグネシア粉末５ｂにて構成している。

このような構造のシーズヒータはまず第２図で示すよう
にターミナル３を接続した熱線２を覆うようにマグネシ
ア粉末を固めタブレットに形成する。

そしてパイプ１内に収め、その外側のパイプ１との間に
耐熱性電気絶縁物５ａを有するマグネシア粉末５ｂを充
填した後、パイプ１を減径して充填密度を高める。しか
る後加熱して耐熱性電気絶縁物５ａをマグネシア粉末５
ｂに溶融含浸させ、マグネシア粉末５ｂを不活性化して
吸湿しにくくしてある。固第４図は他の実施例で、タブ
レットの外側面にシリコン樹脂、シリコンオイル等液体
を塗布することによつてマグネシア粉末に含浸させたも
ので、この近似例として更に前記耐熱性電気絶縁物の粉
末をタブレットの外側面に付着させることも考えられる
。

以上のように本発明は熱線を包囲したマグネシア粉末を
タブレットに形成し、その外側に耐熱性電気絶縁物を有
するマグネシア粉末で充填したものであるから、熱線は
タブレットによつて高密度に充填されその寿命は大巾に
向上される。

またその外側は耐熱性電気絶縁物を加熱溶融してマグネ
シア粉末に含浸しているので、吸湿性もなく高絶縁抵抗
が長期に亘つて維持できるとともに、含浸した耐熱性電
気絶縁物に有機物を用いた場合でも熱線加熱の炭化によ
る絶縁低下もない等の効果である。更に第３図のような
実施例にあつてはタブレットをパイプに挿入して減径す
るだけであり、その製作は極めて簡略される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるシーズヒータ。 要部断面図、第２図はそのタプレツトの断面図、第３図
は第１図のＡ部分断面図、第４図は他の実施例を示す断
面図である。１ ・・・・・・パイプ、２・・・・・・
熱線、４・・・・・・マグネシア粉末（タブレツト）、
５ａ・・・・・・耐熱性電気絶縁物、５ｂ・・・・・・
マグネシア粉末。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 熱線を包囲してマグネシア粉末をタブレットに形成
   し、その外側に耐熱性電気絶縁物を有するマグネシア粉
   末をパイプ内に充填したことを特徴とするシーズヒータ
   。 ２ 上記タブレットの外側面に耐熱性電気絶縁物を形成
   した前記特許請求の範囲第１項記載のシーズヒータ。