JPS5946128A

JPS5946128A - 紫外線照射装置

Info

Publication number: JPS5946128A
Application number: JP15672782A
Authority: JP
Inventors: Takashi Suzuki; 孝鈴木
Original assignee: Toshiba Electric Equipment Corp; Toshiba Denzai KK
Current assignee: Toshiba Electric Equipment Corp; Toshiba Denzai KK
Priority date: 1982-09-10
Filing date: 1982-09-10
Publication date: 1984-03-15

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の技術分野〕本発明は紫外線照射装置の安全機構に関する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

従来、被照射物に紫外線を照射して所望の光化学反応な
どを行なわせる装置において、紫外線ランプに被照射物
を収容して露光する引き出し形の露光台を対設し、それ
らの周囲をしゃへいして漏光を防止したものが知られて
いる。しかし、この装置は被照射物を出し入れするため
露光台を引き出したとき紫外線が引き出し口から漏れて
目などの人体を損傷するおそれがある。

この対策として、引き出し口にしゃへい膜を垂下して露
光台を引き出したときの漏光を防止するものが考えられ
た。しかし、このものは露光台の挿出が不便であるばか
りか、被照射物を汚損するおそれすらある。

さりとて、露光台を引き出すたびに紫外線ランプを消灯
することは実際的でない。

〔発明の目的〕

本発明は露光台を引き出したときの紫外線の漏出を少な
くして傷害のおそれのない紫外線照射装置を提供するこ
とを目的とする。

〔発明の概要〕

紫外線ランプとこれに対向する引出し形露光台との間に
この露光台の挿出に連動して動作し、露光台を引へ出し
たときランプをしゃへいするシャッタを設けたことによ
り、露光台を引き出したとき紫外線が引き出し口から漏
れないようにしたことである。

〔発明の実施例〕

本発明の詳細を図示の実施例によって説明する。

（１）は箱形本体、（２）はこの本体（１）内の頂部に
配設された紫外線ランプ、（３）は本体（１）の中間部
に挿出自在に設けられてランプ（２）に対向する引き出
し形露光台、（４）はこの露光台（３）とランプ（２）
との間に設けられたシャッタ、（５）は露光台（３）の
挿出に連動してシャッタ（４）を開閉する駆動装置、（
６）は本体（１）底部に配設されて紫外線ランプ（２）
を点灯させる点灯部材である。

上記本体（１）は頂部のランプ室（１１）と中間の照射
室（１２）とを連通させ、底部に電源室（１３）を別体
に構成してなり、ランプ室（１１）内に紫外線ランプ（
２）を収容してある。また、照射室（１２）の前面には
露光台（３）の引き出し口（１４）を設けるとともに内
側面には第３図示のように補強材（１５）を介して支持
車（１６）を設けてあり、電源室（１３）には点灯装置
（６）を収容し、給電線（１７）を引き込んである。そ
うして、ランプ（２）の光が外部に漏れないように構成
されている。

上記紫外線ランプ（２）はたとえば高圧水銀蒸気放電灯
でランプ室（１１）の内頂面に本体（２１）を介して設
けた反射笠（２２）内に配設されている。なお、必要に
より冷却装置を設けてもよい。

上記露光台（３）は第３図示のように、頂面開放された
箱体（３１）の前面板（３２）を照射室（１２）の引き
出し口（１４）を閉塞して内部の光が漏れないように構
成されており、外側にはレール（３３）を設け、照射室
（１２）の支持車（１６）に係合して転動し、挿出を容
易にしており、後面板（３４）には係台板（３５）を突
設してある。

上記シャッタ（４）は第３図示のように、黒色布などの
可燃性しゃ光膜（４１）からなり、ランプ（２）の前方
を覆うに充分な大きさを有し、照射室（１２）の前端部
に設けた巻取りドラム（４２）に弾性的に巻取られてお
り、繰り出しても力を抜けば自動的にドラム（４２）内
に巻込まれるようになっており、しゃ光膜（４１）の先
端には支持棒（４３）が設けられて操作できるようにな
っている。

上記駆動装置（５）は露光台（３）の係合板（３５）と
シャッタ（４）の支持棒（４３）とを連結する連結チエ
ン（５１）、この連結チエン（５１）を方向転換させる
上側および下側の誘導ギヤ（５２），（５３）、上側誘
導ギヤ（５２）に結合して支持棒（４３）の両端に対応
して位置する駆動ギヤ（５４），（５４）、巻取りドラ
ム（４２）の両端に設けた遊動ギヤ（５５），（５５）
およびこれら駆動ギヤ（５４），（５４）と遊動ギヤ（
５５），（５５）との間に装架されて支持俸（４３）の
両端にそれぞれ結合し、この棒（４３）をしゃ光膜（４
１）に直交状態を維持したまま露光台（３）と反対方向
に同一速度で移動させる無端チエン（５６），（５６）
とからなる。

つぎに、この紫外線照射装置の作用を説明する。

点灯部材（６）を操作して紫外線ランプ（２）を点灯さ
せる。そして、ランプ（２）の動作が安定したら露光台
（３）を引き出す。すると、露光台（３）が引き出され
るにしたがって、その運動は連結チエン（５１）を介し
て支持棒（４３）に伝えられてしゃ光膜（４１）を露光
台（３）の引き出し速度と同じ速度で引き出す。このと
き誘導ギヤ（５２）に結合された両駆動ギヤ（５４），
（５４）も同じ運動をし、これによって無端チエン（５
６），（５６）を連結チエン（５１）と同方向に同速度
で移動させる。この結果、支持棒（４３）は露光台（３
）の引き出し操作に連動して平行移動し、しゃ光膜（４
１）を引き出す。そして、露光台（３）が完全に引き出
されると、しゃ光膜（４１）は充分に引き出されてラン
プ（２）の前方をしゃへいし、照射室（１２）内への紫
外線照射は最小限となり、したがって、開いた引き出し
（１４）から漏出する紫外線量は極めて少なく、光が直
接眼に入っても傷害のおそれが少ない。

そこで、露光台（３）の箱体（３１）内に被照射物を配
列し、露光台（３）を押込めば、連結チエン（５１）は
緩み、しゃ光膜（４１）は巻取りドラム（４２）に引き
込まれ、これに応じて支持棒（４３）に結合された無端
チエン（５６）は逆回転する。すなわち、露光台（３）
を押込めば、シャッタ（４）はこれに連動して開き、紫
外線ランプ（２）の前方は開放され、露光台（３）の被
照射物は紫外線で照射されて所望の光化学反応が行なわ
れる。

このように、本紫外線照射装置は本体（１）が内部の紫
外線が漏出しない構造であるので、平常は紫外線漏出に
よる傷害などのおそれがなく、また露光台（３）を引き
出したときはランプ（２）の前方をシャッタ（４）で自
動的にしゃへいするので、本体（１）の引き出し口（１
４）から紫外線が漏出せず、したがって、紫外線漏出に
伴う傷害などのおそれもない。しかも、この装置は簡単
な構造で紫外線漏出を防止できるので、装置を小形に安
価に構成でき、作業上の支障もない利点がある。

なお、露光台は前述の箱形に限らず、たとえば皿形でも
よい。また、シャッタを開閉する機構は前述の例に限ら
ない。

〔発明の効果〕

本発明の紫外線照射装置はランプと引き出し形露光台と
の間に、露光台の挿出に連動して動作し、露光台を引き
出したときランプをしゃへいするシャッタを設けたので
簡単な構造で露光台を開けたときの紫外線の漏出を防止
でき、しかも作業上障害もなく、面倒もない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の紫外線照射装置の実施例の斜視図、第
２図は同じく断面図、第３図は要部の説明図である。（１）・・・本体　　　　（２）・・・紫外線ランプ（
３）・・・露光台　　　（４）・・・シャッタ（４１）
・・・しゃ光膜　（４２）・・・巻取りドラム（５）・
・・駆動機構　　（５１）・・・線条体代理人　弁理士
　井　上　一　男

Claims

【特許請求の範囲】

（１）　紫外線ランプに被照射物を収谷して露光する引
き出し形露光台を対設し、周囲をしゃへいして漏光を防
止した装置において、上記紫外線ランプと上記露光台との間に上記露光台の挿
出に連動して動作し、上記露光台を引き出したとき上記
ランプをしゃへいするシャッタを設けたことを特徴とす
る紫外線照射装置。
（２）　シャッタは巻取りドラムに巻かれた可燃性しゃ
光膜で露光台に連結され、上記露光を引き出したときこ
れに連動して繰り出されて紫外線ランプをしゃへいする
ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の紫外線照
射装置。
（３）　シャッタはしゃ光膜の先端を線条体によって露
光台に連結され、かつしゃ光膜両側も上記線条体に同期
して進退することを特徴とする特許請求の範囲第２項記
載の紫外線照射装置。