JPS5944920B2 - 重金属の除去方法 - Google Patents
重金属の除去方法Info
- Publication number
- JPS5944920B2 JPS5944920B2 JP5943977A JP5943977A JPS5944920B2 JP S5944920 B2 JPS5944920 B2 JP S5944920B2 JP 5943977 A JP5943977 A JP 5943977A JP 5943977 A JP5943977 A JP 5943977A JP S5944920 B2 JPS5944920 B2 JP S5944920B2
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- resin
- heavy metals
- chelate resin
- chelate
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- Treatment Of Water By Ion Exchange (AREA)
- Water Treatment By Sorption (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、廃水中にアニオンとして存在するクロム、バ
ナジン、ヒ素、モリブデンなどの重金属を吸着除去する
方法に関するものである。
ナジン、ヒ素、モリブデンなどの重金属を吸着除去する
方法に関するものである。
さらに詳しく述べると、キレー斗形成基としてジチオカ
ルバミン酸基(−NH−C82R1またはおよび「 −N−C82R,ただしRはH,Li、Na、K。
ルバミン酸基(−NH−C82R1またはおよび「 −N−C82R,ただしRはH,Li、Na、K。
Ca/25Mg//!を示す)および/もしくはチオー
ル基(−8H)を有するキレート樹脂に鉄イオン溶液を
反応させて得られる鉄地キレート樹脂を用いて廃水中の
アニオン性重金属を吸着させることを特徴とする廃水中
の重金属除去方法に関するものである。
ル基(−8H)を有するキレート樹脂に鉄イオン溶液を
反応させて得られる鉄地キレート樹脂を用いて廃水中の
アニオン性重金属を吸着させることを特徴とする廃水中
の重金属除去方法に関するものである。
通常、水銀、銅、カドミウム、亜鉛、鉛、銀、ニッケル
、コバルトなど多くの重金属は溶液中ではカチオンとし
て存在している場合が多く、中和凝集沈澱法、硫化物沈
澱法、イオン浮選法、イオン交換樹脂法、活性炭吸着法
などにより除去することが可能であるといわれている。
、コバルトなど多くの重金属は溶液中ではカチオンとし
て存在している場合が多く、中和凝集沈澱法、硫化物沈
澱法、イオン浮選法、イオン交換樹脂法、活性炭吸着法
などにより除去することが可能であるといわれている。
しかしながら、クロム、バナジン、ヒ素、モリブデン、
タングステンなどの重金属は溶液中ではアニオンとして
存在し易く、前記の処理方法では除去することが極めて
困難である。
タングステンなどの重金属は溶液中ではアニオンとして
存在し易く、前記の処理方法では除去することが極めて
困難である。
このような状況に鑑みて、本発明者らは廃水中にアニオ
ンの形で存在するクロム、バナジン、ヒ素、モリブデン
、タングステンなどの重金属を、装置が簡単で、操作も
容易であり、しかも有効かつ確実にこれらの重金属を除
去できる方法を見出すべく鋭意研究の結果、キレート形
成基としてジチオカルバミン酸基(−NH−C82R1
またはおに、Ca//!1Mg/2を示す)および/も
しくはチオール基(−8H)を有するキレート樹脂に鉄
イオン溶液を反応させて得られる鉄地キレート樹脂を用
いて廃水中のアニオン性重金属を処理すると著しい除去
効果を発揮し、はぼ完全にこれらの重金属を吸着除去で
きることを発明した。
ンの形で存在するクロム、バナジン、ヒ素、モリブデン
、タングステンなどの重金属を、装置が簡単で、操作も
容易であり、しかも有効かつ確実にこれらの重金属を除
去できる方法を見出すべく鋭意研究の結果、キレート形
成基としてジチオカルバミン酸基(−NH−C82R1
またはおに、Ca//!1Mg/2を示す)および/も
しくはチオール基(−8H)を有するキレート樹脂に鉄
イオン溶液を反応させて得られる鉄地キレート樹脂を用
いて廃水中のアニオン性重金属を処理すると著しい除去
効果を発揮し、はぼ完全にこれらの重金属を吸着除去で
きることを発明した。
本発明をさらに詳細に説明すると、本発明の鉄型キレー
ト樹脂は、キレート形成基としてジチオカルバミン酸基
(−NH−C82R1またはおよびCa///2.Mg
/ を示す)および/もしくはチオール基(−8H)を
有するキレート樹脂に、塩化第一鉄、塩化第二鉄、硫酸
第一鉄、硫酸第二鉄、硝酸第一鉄、硝酸第二鉄、臭化第
一鉄および臭化第二鉄などの溶液を反応させることによ
り容易に得ることができる。
ト樹脂は、キレート形成基としてジチオカルバミン酸基
(−NH−C82R1またはおよびCa///2.Mg
/ を示す)および/もしくはチオール基(−8H)を
有するキレート樹脂に、塩化第一鉄、塩化第二鉄、硫酸
第一鉄、硫酸第二鉄、硝酸第一鉄、硝酸第二鉄、臭化第
一鉄および臭化第二鉄などの溶液を反応させることによ
り容易に得ることができる。
またキレート樹脂の母体樹脂としては、フェノール樹脂
、ウレタン樹脂、メラミン樹脂、塩化ビニルlt[Lス
チレン−ジビニルベンゼン樹脂などが使用できるが、こ
れらに限定されるものではない。
、ウレタン樹脂、メラミン樹脂、塩化ビニルlt[Lス
チレン−ジビニルベンゼン樹脂などが使用できるが、こ
れらに限定されるものではない。
また、前記した鉄地キレート樹脂に吸着除去されたアニ
オン性の重金属は、苛性ソーダ、食塩、塩酸、硝酸、硫
酸などの再生剤を使用することにより、容易に溶離(回
収)することができ、さらに再生された樹脂は繰り返し
使用することができることも大きな特徴である。
オン性の重金属は、苛性ソーダ、食塩、塩酸、硝酸、硫
酸などの再生剤を使用することにより、容易に溶離(回
収)することができ、さらに再生された樹脂は繰り返し
使用することができることも大きな特徴である。
以下実施例により詳細に説明するが、本発明はこれらの
実施例に限定されるものではない。
実施例に限定されるものではない。
実施例 l
エチレンジアミン2−ジチオカルバミン酸ナトリウム2
6g、レゾルシン15g、37%ホルマリン40gおよ
び水300gを500mAビーカーに仕込み、50°C
で1時間攪拌し、プレポリマー水溶液をフィルム状に形
成し、120〜140°Cにて10時間加熱し、褐色の
硬化樹脂48.5.!9を得た。
6g、レゾルシン15g、37%ホルマリン40gおよ
び水300gを500mAビーカーに仕込み、50°C
で1時間攪拌し、プレポリマー水溶液をフィルム状に形
成し、120〜140°Cにて10時間加熱し、褐色の
硬化樹脂48.5.!9を得た。
さらにこの硬化樹脂を10〜48メツシユに粉砕し、キ
レート形成基としてジチオカルバミン酸基を有する褐色
のキレート樹脂を得た。
レート形成基としてジチオカルバミン酸基を有する褐色
のキレート樹脂を得た。
このようにして得られたキレート樹脂50gを0.1%
塩化第二鉄水溶液500rnl中に添加し、30分間反
応させ、得られた鉄(III)型キレート樹脂を良く水
洗し、そのうち10rnlをカラム(直径15rILT
ILφ)に充填し、六価クロムとしてlooppmのク
ロム酸水溶液(pH3)を5V20、ダウンフローにて
通液した。
塩化第二鉄水溶液500rnl中に添加し、30分間反
応させ、得られた鉄(III)型キレート樹脂を良く水
洗し、そのうち10rnlをカラム(直径15rILT
ILφ)に充填し、六価クロムとしてlooppmのク
ロム酸水溶液(pH3)を5V20、ダウンフローにて
通液した。
流出液をフラクションコレクターにて20m1ごとに分
取し、流出液中の残存六価クロムイオン濃度を原子吸光
光度法で測定した。
取し、流出液中の残存六価クロムイオン濃度を原子吸光
光度法で測定した。
なお比較例としてNa型のキレート樹脂の通液も行なっ
た。
た。
図面にこれらの通液結果を示す。
実施例 2
実施例1で得られた鉄(III)型キレート樹脂にヒ素
(V)として100p相むpH8,0の水溶液を実施例
1と同様の条件で通液した。
(V)として100p相むpH8,0の水溶液を実施例
1と同様の条件で通液した。
o、 i ppmのヒ素(V)がリークするまでの鉄地
キレート樹脂(こおける通液倍率は132.5 (l/
II−R,wet)であった。
キレート樹脂(こおける通液倍率は132.5 (l/
II−R,wet)であった。
実施例 3
市販のポリアミン型キレート樹脂(三菱化成製、ダイヤ
イオンCR−20、樹脂母体ニジビニルベンゼン−スチ
レン共重合体)を60g、苛性ソーダ18.!ii’、
および水200gをフラスコ中に仕込み、二硫化炭素3
7gを40〜50℃で攪拌下に滴下し、同一温度で5時
間熟成し、76&の樹脂(ジチオカルバミン酸基が−N
H−C82Rと−N−C82Rを含む)を得た。
イオンCR−20、樹脂母体ニジビニルベンゼン−スチ
レン共重合体)を60g、苛性ソーダ18.!ii’、
および水200gをフラスコ中に仕込み、二硫化炭素3
7gを40〜50℃で攪拌下に滴下し、同一温度で5時
間熟成し、76&の樹脂(ジチオカルバミン酸基が−N
H−C82Rと−N−C82Rを含む)を得た。
得られた樹脂を良く水洗後涙過し、0.1%硝酸第二鉄
水溶液500m1に添加し、1時間反応させた。
水溶液500m1に添加し、1時間反応させた。
得られた淡褐色鉄(III)型キレート樹脂に実施例1
と同様の条件でiooppm六価クロム水溶液を通液し
、0、lppmの六価クロムがリークするまでの通液倍
率(1!/13−Lwet)は310倍であった。
と同様の条件でiooppm六価クロム水溶液を通液し
、0、lppmの六価クロムがリークするまでの通液倍
率(1!/13−Lwet)は310倍であった。
実施例 4
10〜48メツシユのり四ロメチル化したジビニルベン
ゼン−スチレン共重合体m脂(ジビニルベンゼン5%、
スチレン95%、り四ロメチル化率60%)133.3
gに水硫化ソーダ(純分70%)24gを、水−メタノ
ール(に1)500I中にて60°Cで10時間反応さ
せ、水洗後2%苛性ソーダ水溶液40(B;’で処理す
る。
ゼン−スチレン共重合体m脂(ジビニルベンゼン5%、
スチレン95%、り四ロメチル化率60%)133.3
gに水硫化ソーダ(純分70%)24gを、水−メタノ
ール(に1)500I中にて60°Cで10時間反応さ
せ、水洗後2%苛性ソーダ水溶液40(B;’で処理す
る。
再び良く水洗したのち乾燥し、チオール型樹脂(Na塩
型)139gを得た。
型)139gを得た。
これを四塩化炭素50Mに仕込み、40°Cでアンモニ
アガスを吹き込んでアミン化を行なったのち濾過し、水
洗し、溶剤を除去した。
アガスを吹き込んでアミン化を行なったのち濾過し、水
洗し、溶剤を除去した。
得られたアミン化樹脂と苛性ソーダ13.2gを仕込み
、35℃で二硫化炭素25.1を滴下後、80℃で3時
間攪拌を続ける。
、35℃で二硫化炭素25.1を滴下後、80℃で3時
間攪拌を続ける。
それを濾過し、水洗し、含水量55%のチオール基とジ
チオカルバミン酸基を有するキレート樹脂244.5g
を得た。
チオカルバミン酸基を有するキレート樹脂244.5g
を得た。
得られたキレート樹脂50gを0.1%塩化第二鉄水溶
液500m1中に添加し、30分間反応させ、得られた
鉄1)型キレート樹脂とし、これを用いて実施例1と同
様の条件で100p−の六価クロム水溶液を通液した結
果、0.1 pvmの六価クロムがリークするまでの通
液倍率(l/ l−R,wet)は405倍であった。
液500m1中に添加し、30分間反応させ、得られた
鉄1)型キレート樹脂とし、これを用いて実施例1と同
様の条件で100p−の六価クロム水溶液を通液した結
果、0.1 pvmの六価クロムがリークするまでの通
液倍率(l/ l−R,wet)は405倍であった。
【図面の簡単な説明】
添付図面は重金属の吸着性能を示す説明図である。
Claims (1)
- 1 キレート形成基としてジチオカルバミン酸基ただし
RはH,Li 、Na 、に、Ca/2.Mg//2を
示す)および/もしくはチオール基(−8H)を有する
キレート樹脂に、鉄イオン溶液を反応させて得られる鉄
地キレート樹脂を用いて溶液中にアニオンとして存在す
る重金属を吸着除去することを特徴とする重金属の除去
力法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5943977A JPS5944920B2 (ja) | 1977-05-24 | 1977-05-24 | 重金属の除去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5943977A JPS5944920B2 (ja) | 1977-05-24 | 1977-05-24 | 重金属の除去方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53145352A JPS53145352A (en) | 1978-12-18 |
JPS5944920B2 true JPS5944920B2 (ja) | 1984-11-01 |
Family
ID=13113302
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5943977A Expired JPS5944920B2 (ja) | 1977-05-24 | 1977-05-24 | 重金属の除去方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5944920B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57153790A (en) * | 1981-03-17 | 1982-09-22 | Ebara Infilco Co Ltd | Regeneration of chelating resing having adsorbed fluorine compound in it |
US4565633A (en) * | 1984-05-08 | 1986-01-21 | Harza Engineering Company | Removal of dissolved heavy metals from aqueous waste effluents |
CN103071467B (zh) * | 2013-01-30 | 2015-03-18 | 南京大学 | 一种利用废旧聚氨酯海绵制备的重金属捕集材料及制备方法 |
CN106282577B (zh) * | 2016-08-31 | 2018-01-05 | 重庆大学 | 一种不锈钢酸洗废水的资源化利用及处理方法 |
-
1977
- 1977-05-24 JP JP5943977A patent/JPS5944920B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53145352A (en) | 1978-12-18 |
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