JPS5943825Y2 - 腐食性の溶融金属用電磁ポンプ - Google Patents

腐食性の溶融金属用電磁ポンプ

Info

Publication number
JPS5943825Y2
JPS5943825Y2 JP6736380U JP6736380U JPS5943825Y2 JP S5943825 Y2 JPS5943825 Y2 JP S5943825Y2 JP 6736380 U JP6736380 U JP 6736380U JP 6736380 U JP6736380 U JP 6736380U JP S5943825 Y2 JPS5943825 Y2 JP S5943825Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
duct
molten metal
conductive
electromagnetic pump
stator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6736380U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56169788U (ja
Inventor
正孝 小泉
邦明 三浦
Original Assignee
助川電気工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 助川電気工業株式会社 filed Critical 助川電気工業株式会社
Priority to JP6736380U priority Critical patent/JPS5943825Y2/ja
Publication of JPS56169788U publication Critical patent/JPS56169788U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5943825Y2 publication Critical patent/JPS5943825Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は溶融金属を移送流動させるために用いられてい
る溶融金属用電磁ポンプに関する。
既知の通りこの種の電磁ポンプには第1図の環状流路型
リニア誘導電磁ポンプと第2図の矩形流路型リニア誘導
電磁ポンプとがある。
上記いずれのポンプも液体ナトリウムなどの導電性流体
の流路となるダクトaと、その外周に断熱材すを有する
ステータC1すなわち複数の櫛状積層鉄心dと該鉄心d
の各スロツ)eK嵌装された誘導コイルfKより構成さ
れた部分とを具有し、第1図の場合はダクトaを円筒状
に形成すると共に、ダクトa内には同軸状にスペーサg
を介して鉄心りが収納されているのに対し、第2図では
矩形状のダクトaとし、ダクトa内には鉄心がない。
そしてこれらの電磁ポンプにより導電性流体を移送する
には、ステータCを多相交流電流により励磁してダクト
aの軸方向に移動磁界を発生させ、当該磁界が導電性流
体を切ることによって、同流体に誘導電流を生じさせ、
この電流と移動磁界との相互作用によって導電性流体に
移動磁界と同一方向の電磁力を作用させ、これによって
同流体を図示の矢印A方向に移送するのである。
このような従来の電磁ポンプにより、前記の如く液体ナ
トリウムを移送させる場合は、ダクトaに既応の金属材
料を使用してもよいが、これが液体亜鉛や液体アルミニ
ウムのように腐食性の強い導電性流体である場合はダク
トが腐食されて使用に耐えることができない。
本考案ではこの点に鑑み、耐食性のある窒化硅素や炭化
硅素の如きセラミックによりダクトを形成することによ
って、腐食の問題を解決すると共に、セラミックが金属
に比し破損し易いことによる難点を克服するため、溶融
金属のダクト破損による漏出に対し保護手段と検出手段
とを具備させて、その安全性と警報機能を満足させると
共に、適所に置設ではなく、上記保護手段を介してダク
ト予熱用ヒータを設けることにより、溶融金属による急
激な温度変化をダクトに与えないようにして、不均一温
度分布に伴うダクトの破損事故をも阻止すると共に、当
該ヒータとステータとの間に空隙を形成することで、熱
膨張によるダクト損傷の虞れをなくそうとするものであ
る。
本考案を第3図に示す矩形流路型リニア誘導電磁ポンプ
の実施例につき詳記すれば、既知の通り、トはダクト、
2はステータ、3,3はステータ2の櫛状積層鉄心と、
スロット5に嵌装の誘導コイルを示しているが、本考案
では溶融金属に触れるダクト1自体を前記のように耐食
性セラミックにより形成し、ダクト1の外周には、ステ
ータ2に対応する箇所において導電性防壁6を被嵌する
と共に、同防壁6にはダクト1の破損による割目から漏
出した溶融金属を検知するための漏洩溶融金属検知器7
を装設するのである。
すなわち、同検知器7ば、第4図に明示の如くセラミッ
クシートなどによる絶縁材8により、金属薄帯や金属細
線等による導電性素線9を挾持して、絶縁材8に漏洩金
属流入口10を開口することにより構成した漏洩検知体
11を、ダクト1の下側にあって、ダクト1と導電性防
壁6との間に、同防壁6の全長にわたって挟装し、さら
にこの導電性素線9と導電性防壁6とに接続したリード
線を検知用回路部12に導入するようにして構成してお
り、ダクト1より漏出した漏洩溶融金属が、漏洩金属流
入口10から導電性素線9寸で流出するに至れば、同素
線9と導電性防壁6とが導通状態となり、これを検知用
回路部12が検知して、例えば点灯、警報音を発生させ
るのである。
次に本考案ではさらに上記導電性防壁6とステータ2と
の間には、ダクト予熱用ヒータ13を設けるのであるが
、これKは、既知の如く発熱線が無機絶縁材を介して金
属外装管内に埋設されたシーズヒータを用い、これを導
電性防壁6に対し螺旋状に密接巻きするのであり、しか
もこのダクト予熱用ヒータ13とステータ2との間には
空隙14を形成してステータ2に対する熱影響を避ける
と共に、ステータ2とダクト1との熱膨張差を吸収可能
としてわくのである。
本考案は上記のように、この種電磁ポンプにおいて、ダ
クト1を耐食性セラミックにより形成し、ダクト1とダ
クトの外周に被嵌した導電性防壁6との間には、絶縁を
保持して長手方向に配装した導電性素線11と、ダクト
1から漏出した漏洩溶融金属により、上記導電性防壁6
と導電性素線11とが導通状態となったことを検知する
検知用回路部12とからなる漏洩溶融金属検知器7を装
設すると共に、この導電性防壁6の外周には、シーズヒ
ータにより形成されたダクト予熱用ヒータ13を巻装し
、さらに該予熱ヒータ13とステータ2との間には空隙
14を形成するようにしたから、zn、A1等の腐食性
溶融金属用として稼動させても、ダクト1が腐食される
ことなく長期にわたり信頼性の高いポンプとして使用で
きるだけでなく、耐食性セラミックが伺等かの原因によ
って損傷し、溶融金属が漏出したとしても導電性防壁6
が配装しているので直接噴出する如き危険がなく、この
漏出は当該導電性防壁6を活用した漏洩溶融金属検知器
12の配設により速やかに知ることができるので、大事
に至ることなく適切な措置をとることができる。
捷た本考案では前記の如くダクト予熱用ヒータ13を設
け、しかも直接ダクト1を加熱することなく導電性防壁
6を介して加熱するようにしたから、該ヒータ13によ
り加熱がダクト1を均一に昇温させることかでき、不均
一な加熱によるクラックの発生を阻止し得ると共に、こ
のようなダクトの予熱処理後に、溶融金属をダクト1内
に導入する手順を踏めば、高温の溶融金属をいきなり導
入することによって生ずるダクトの亀裂発生といった事
故も絶滅でき、耐食性セラミックによるダクトの利点を
充分に安心して活用することが可能となり、しかも空隙
14の形成によって、ステータ2に対する熱影響を避は
得ると共に、ステータ2とダクト1との熱膨張によるダ
クト損傷といった心配も解消される。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の環状流路型リニア誘導電磁ポンプを示す
縦断正面説明図、第2図は同矩形流路型リニア誘導電磁
ポンプの縦断正面説明図、第3図は本考案に係る溶融金
属用電磁ポンプの一実施例を示した縦断面説明図、第4
図はその一部材である漏洩検知体の部分斜視図である。 1・・・・・・ダクト、2・・・・・・ステータ、6・
・・・・・導電性防壁、7・・・・・・漏洩溶融金属検
知器、9・・・・・・導電性素線、12・・・・・・検
知用回路部、13・・・・・・ダクト予熱用ヒータ、 14・・・・・・空隙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ダクトの外側に設けたステータの励磁によって移動磁界
    を発生させ、該ダクト内の溶融金属を同移動磁界の方向
    へ移送流動させるようにした溶融金属用電磁ポンプにお
    いて、ダクトを耐食性セラミックにより形成し、ダクト
    と、ダクトの外周に被嵌した導電性防壁との間には、絶
    縁を保持して長手方向に配装した導電性素線と、ダクト
    から漏出した漏洩溶融金属により、上記導電性防壁と導
    電性素線とが導通状態となったことを検知する検知用回
    路部とからなる漏洩溶融金属検知器を装設すると共に、
    この導電性防壁の外周にはシーズヒータにより形成され
    たダクト予熱用ヒータを巻装し、さらに該予熱用ヒータ
    とステータとの間には空隙を形成してなる腐食性の溶融
    金属用電磁ポンプ。
JP6736380U 1980-05-16 1980-05-16 腐食性の溶融金属用電磁ポンプ Expired JPS5943825Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6736380U JPS5943825Y2 (ja) 1980-05-16 1980-05-16 腐食性の溶融金属用電磁ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6736380U JPS5943825Y2 (ja) 1980-05-16 1980-05-16 腐食性の溶融金属用電磁ポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56169788U JPS56169788U (ja) 1981-12-15
JPS5943825Y2 true JPS5943825Y2 (ja) 1984-12-27

Family

ID=29661383

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6736380U Expired JPS5943825Y2 (ja) 1980-05-16 1980-05-16 腐食性の溶融金属用電磁ポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5943825Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56169788U (ja) 1981-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2213140B1 (en) Flow-through induction heater
JP3842512B2 (ja) 流体加熱装置
TW393554B (en) Fluid heating apparatus
US4545887A (en) Electrode for electrostatic water treatment
WO2020198898A1 (zh) 油田石油集输管线石墨烯加热保温套
CN103702458A (zh) 加热装置和具有加热装置的电器
WO2002090836A1 (en) Electric water heater, liquid heater, steam generator
JPS5943825Y2 (ja) 腐食性の溶融金属用電磁ポンプ
JP2009002616A (ja) 誘導加熱給湯装置
EP0610409B1 (en) Measuring tube for an electromagnetic flowmeter
JP3112137B2 (ja) 高周波電磁誘導加熱器
JP2008117581A (ja) 液中用電気ヒーター
US3147711A (en) Laminations and laminated structures suitable for use in electrical apparatus
JPH11251049A (ja) 誘導加熱装置
JPH0416397Y2 (ja)
CN207321569U (zh) 一种稳定耐用安全液体加热管
US2456143A (en) Water heater
JPH0135598Y2 (ja)
RU43941U1 (ru) Устройство для обогрева трубопроводов
SU394625A1 (ru) Датчик обнаружения стыков труб
RU170822U1 (ru) Электроотопительный прибор с жидким теплоносителем
CN202799209U (zh) 一种通过厚膜加热的铝合金加热管
JPH0533918Y2 (ja)
JP2002013812A (ja) 温水装置
JP2558091Y2 (ja) 誘導加熱装置のインダクター