JPS5943003Y2 - 粒体の任意量放出機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はコーヒー豆等ね体の任意量放出機に関し、その
目的とするところは台所に於ける調理台や食卓上に予じ
め貯溜して常設し、必要の都度放出レバーの操作により
、内部に蓄えたコーヒー豆等粒体を所定位置に据え置い
た計量カップ内に任意量放出させ得る粒体の放出機に係
わるものである。

本考案の実施態様を添附図面に従って説明するに、１は
放出機本体であって、外面形態を略角柱状と成し、その
上半部をコーヒー豆等粒体の透視観察可能に透明材で形
成した貯溜室２とし、下半部を計量カップ３の収納室４
としている。

貯溜室２の底板５は、前後及び左右方向共断面■字形を
成す角形漏斗状形態を呈す。

貯溜室２の天井部６には、補充粒体の充填用に着脱自在
な蓋板７が被装されている。

前記前後及び左右方向共Ｖ半断面の角形漏斗状底板５の
中心部には、小さい角形の流出口８を穿設している。

その流出口８の直下部には本体１の正面壁に穿設せる開
口部９へ導く案内斜板１０が配設されており、その開口
部９前面には先端を放出口１２とする上向コ字形断面の
放出板１１を本体１と一体的に張り出し設置している。

１１．１３は該流出口８の底面に摺擦移動可能に接合設
置されたストッパー板であって、角形漏斗状底板５直下
に予じめ設置せしめた水平仕切板１４上に乗載せしめ、
該底板とこの水平仕切板１４間に於ける本体１正面壁裏
面に固設せるブラケット１５の蝶番１６にて固定した部
分を支点としてその固定部分より前方部は本体正面壁に
穿設した水平案内溝１７から突出する摘み片１８の左右
動によって積杆作動する。

つまり本体１の正面壁に突出する摘み片１８を一方へ水
平移動せしめると、その移動操作に関連してブラケット
１５の蝶番１６にて固定された部分を支点として後方部
は前記底板５の流出口８の下面からの連間状態から他方
向へスライド移動して流出口８を開口し、流出する粒体
は案内斜板１０によって本体１の正面の開口部９へ導か
れて放出板１１の放出口１２から直下の計量カップ３内
に任意量流入され得る、該摘み片１８を元の位置へ戻せ
ばその後方に連続するストッパー板１３は底板５の流出
口８を連間することとなる。

本考案は上記の如き構成であり、本体１の上半部を粒体
の貯溜室２とすると共にその底板５を角形漏斗状形態に
形成していることにより、粒体の流勢を自動的に前方流
出口８へ向かわせ、その流勢を水平移動可能に本体正面
に突出設置せる摘み片１８の横方向への移動操作という
極めて単純な動作に基因して、貯溜室２内の粒体を任意
量確実に放出且つ遮断操作可能とする効果をもたらす、
又本体下半部を計量カップ３の収納室４としているので
、不使用時の整理性が頗ぶる良好となる実用性をも発揮
する有用な考案である。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施態様を例示し、第１図は縦断面図、
第２図は一部切欠正面図、第３図は同平面図である。 １・・・・・・放出機本体、２・・・・・・貯溜室、３
・・・・・・計量カップ、４・・・・・・収納室、５・
・・・・・底板、６・・・・・・天井部、７・・・・・
・蓋板、８・・・・・・流出部、９・・・・・・開口部
、１０・・・・・・案内斜板、１１・・・・・・放出板
、１２・・・・・・放出口、１３・・・・・・ストッパ
ー板、１４・・・・・・水平仕切板、１５・・・・・・
ブラケット、１６・・・・・・蝶番、１７・・・・・・
水平案内溝、１８・・・・・・摘み片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 略角柱状本体の上半部を透視観察可能且つ天井部に蓋板
   を設けた粒体の貯溜室とし、下半部を計量カップの収納
   室とすると共に、貯溜室の底板を前後及び左右方向共Ｖ
   半断面の角形漏斗状に形成し、その流出口底面に摺擦移
   動するストッパー板を水平仕切板上に設けて、本体正面
   壁裏面に固設したブラケットの蝶番による固定部分を支
   点として積杆作動すべく水平案内溝から突出せしめた摘
   み片の横移動操作により流出口を開口する様に構成した
   ことを特徴とする粒体の任意量放出機。