JPS594287Y2 - 回転数検知装置 - Google Patents
回転数検知装置Info
- Publication number
- JPS594287Y2 JPS594287Y2 JP17299077U JP17299077U JPS594287Y2 JP S594287 Y2 JPS594287 Y2 JP S594287Y2 JP 17299077 U JP17299077 U JP 17299077U JP 17299077 U JP17299077 U JP 17299077U JP S594287 Y2 JPS594287 Y2 JP S594287Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature change
- around
- change rate
- rotation speed
- linear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
- Indication And Recording Devices For Special Purposes And Tariff Metering Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は回転機器の回転数を検知する装置の改良に関す
る。
る。
第1図は、本出願人が先に出願した回転数検知回路(実
願昭50−109790、実開昭52−25577)を
示し、1はサーチコイル、1−A、1−Bはサーチコイ
ル1の端子、2はサーチコイル1の磁心、3は信号処理
回路、Qは信号処理回路3に使用されるリニアIC電圧
比較器、3−A、3−Bおよび3−C,3−Dは、信号
処理回路3の入力端子および出力端子、4はプラスチッ
クに磁石粉末を混入したマグネチックファン、4−Aは
マグネチックファン4の着磁部分であって、回転機器に
取付けたマグネチックファン4の着磁部分4−Aから発
生し磁心2を通過する磁束数の時間的変化によってサー
チコイル1に誘起される、回転機器の回転数に比例した
、電圧を端子1−A、1−Bおよび3−A、3−Bを経
て信号処理回路3に入力させ、それがリニアIC電圧比
較器Qによってレベル検出されるか否かにより、回転機
器の回転数の高低を判別しその結果を端子3−C,3−
Dに出力するもので゛ある。
願昭50−109790、実開昭52−25577)を
示し、1はサーチコイル、1−A、1−Bはサーチコイ
ル1の端子、2はサーチコイル1の磁心、3は信号処理
回路、Qは信号処理回路3に使用されるリニアIC電圧
比較器、3−A、3−Bおよび3−C,3−Dは、信号
処理回路3の入力端子および出力端子、4はプラスチッ
クに磁石粉末を混入したマグネチックファン、4−Aは
マグネチックファン4の着磁部分であって、回転機器に
取付けたマグネチックファン4の着磁部分4−Aから発
生し磁心2を通過する磁束数の時間的変化によってサー
チコイル1に誘起される、回転機器の回転数に比例した
、電圧を端子1−A、1−Bおよび3−A、3−Bを経
て信号処理回路3に入力させ、それがリニアIC電圧比
較器Qによってレベル検出されるか否かにより、回転機
器の回転数の高低を判別しその結果を端子3−C,3−
Dに出力するもので゛ある。
ところで、このようなリニアIC電圧比較器を使用した
回転数検知装置を複数台製作し、それぞれの特性を調べ
たところ、検知回転数は周囲温度によって変動すること
、さらに、この温度による変動率が、各製品それぞれで
、たとえば第2図a、l)、cに示すように、種々異な
ったものとなり、許容動作温度範囲を一20〜65℃と
すると判別基準が20%前後変動するものも存在すると
いう欠点のあることが判明した。
回転数検知装置を複数台製作し、それぞれの特性を調べ
たところ、検知回転数は周囲温度によって変動すること
、さらに、この温度による変動率が、各製品それぞれで
、たとえば第2図a、l)、cに示すように、種々異な
ったものとなり、許容動作温度範囲を一20〜65℃と
すると判別基準が20%前後変動するものも存在すると
いう欠点のあることが判明した。
本考案は、上記回転数検知装置の上記欠点を解消しよう
とするものである。
とするものである。
上記温度変動が、着磁部分4−Aの磁石粉末、磁心2、
リニアIC電圧比較器Qの温度による特性変化に基づく
ものであることは明らかである。
リニアIC電圧比較器Qの温度による特性変化に基づく
ものであることは明らかである。
そこで、これらの温度特性をみると、先ず着磁部分4−
Aの磁石粉末の発生する磁束の温度変化率は、通常、−
20〜70℃の温度範囲で約−0,02%/℃の程度で
あって極めて小さく、ロフト内、また、ロフト間でのバ
ラつきも小さい。
Aの磁石粉末の発生する磁束の温度変化率は、通常、−
20〜70℃の温度範囲で約−0,02%/℃の程度で
あって極めて小さく、ロフト内、また、ロフト間でのバ
ラつきも小さい。
次に、磁心2には、着磁部分4−Aから発生する磁束の
変化を効率よく検出する目的から初透磁率の大きいMn
−Zn系のフェライトが使用されているが、このため、
磁心2を通過する磁束数は主として空間の大きな磁気抵
抗によって定まり、周囲温度による変化が殆んどない。
変化を効率よく検出する目的から初透磁率の大きいMn
−Zn系のフェライトが使用されているが、このため、
磁心2を通過する磁束数は主として空間の大きな磁気抵
抗によって定まり、周囲温度による変化が殆んどない。
最後に、リニアIC電圧比較器Qは、市販のものでは、
同一オフセット電圧のものでも、第3図にIC1,IC
2,IC3として例示するように、種々の温度変化率を
持っており、しかも、同一ロットのものでもその温度特
性は、第4図に示すように、バラついている。
同一オフセット電圧のものでも、第3図にIC1,IC
2,IC3として例示するように、種々の温度変化率を
持っており、しかも、同一ロットのものでもその温度特
性は、第4図に示すように、バラついている。
してみれば、上記温度変動は、実はリニアIC電圧比較
器のオフセット電圧の温度変化のみによるもので゛ある
ことが明らかで゛ある。
器のオフセット電圧の温度変化のみによるもので゛ある
ことが明らかで゛ある。
本考案は、上記の検討結果に基づくものであって、サー
チコイルの磁心に初透磁率が 5〜15 (25℃)とあまり大きくないものを選び、
マグネチックファンの着磁部分の磁石粉末から発生しサ
ーチコイルを通過する磁束が、空間の磁気抵抗ばかりで
なく磁心の磁気抵抗にも依存し、磁心の初透磁率の温度
変化にしたがって変化して、信号処理回路に使用される
リニアIC電圧比較器のオフセット電圧の温度変化を補
償するようにするものである。
チコイルの磁心に初透磁率が 5〜15 (25℃)とあまり大きくないものを選び、
マグネチックファンの着磁部分の磁石粉末から発生しサ
ーチコイルを通過する磁束が、空間の磁気抵抗ばかりで
なく磁心の磁気抵抗にも依存し、磁心の初透磁率の温度
変化にしたがって変化して、信号処理回路に使用される
リニアIC電圧比較器のオフセット電圧の温度変化を補
償するようにするものである。
本考案によれば、第3図および第4図に示したノニアI
C電圧比較器に対して、第1表のように、その温度変化
率を3ランクに分け、各ランクのものに、初透磁率はい
ずれも10前後(25℃)であるがその温度変化率がそ
れぞれ異なるフェライトを磁心とするサーチコイルを組
合わせることによって、−20〜65℃の温度範囲の検
知回転数を25℃を基準とした許容判別規格±5%以内
に納めることができる。
C電圧比較器に対して、第1表のように、その温度変化
率を3ランクに分け、各ランクのものに、初透磁率はい
ずれも10前後(25℃)であるがその温度変化率がそ
れぞれ異なるフェライトを磁心とするサーチコイルを組
合わせることによって、−20〜65℃の温度範囲の検
知回転数を25℃を基準とした許容判別規格±5%以内
に納めることができる。
以下、第1表について説明する。
第2表のように、25℃での初透磁率(μ25と表示)
および−20〜65℃の温度範囲のその温度変化率(%
/℃と表示)が、それぞれ異なる5通りのフェライト磁
心を選び、これらによりサーチコイルF−1〜F−5を
構威し、第3図に示したオフセット電圧の温度変化率が
、それぞれ、異なるIC1,IC2゜IC3に組合わせ
、それらの温度補償効果を20〜65℃の温度範囲で測
定したところ、第5図に示すような結果が得られた。
および−20〜65℃の温度範囲のその温度変化率(%
/℃と表示)が、それぞれ異なる5通りのフェライト磁
心を選び、これらによりサーチコイルF−1〜F−5を
構威し、第3図に示したオフセット電圧の温度変化率が
、それぞれ、異なるIC1,IC2゜IC3に組合わせ
、それらの温度補償効果を20〜65℃の温度範囲で測
定したところ、第5図に示すような結果が得られた。
第5図のa、l)、cは、それぞれ、IC1,IC2,
IC3についてのものであり、25℃での検知回転数を
基準と した各温度での検知回転数の変化をプロットしたもので
ある。
IC3についてのものであり、25℃での検知回転数を
基準と した各温度での検知回転数の変化をプロットしたもので
ある。
この第5図によれば、第1表に示したように、オフセッ
ト電圧の温度変化率が0.06%/℃と小さいIC1に
対しては初透磁率が10 (25℃)でその温度変化率
が0.8%/℃のフェライトを磁心としたサーチコイル
F−3を、オフセット電圧の温度変化率が0.2%/℃
と中間のIC2に対しては初透磁率が10.5(25℃
)でその温度変化率が1.5%/℃のフェライトを磁心
としたサーチコイルF−2を、オフセット電圧の温度変
化率が0.5%/℃と大きいIC3に対しては初透磁率
が12 (25℃)でその温度変化率が3%/℃のフェ
ライトを磁心としたサーチコイルF−1を、それぞれ、
組合わせれば、補償効果によす、−20〜65℃の温度
範囲の検知回転数は25℃を基準とした許容判別規格±
5%以内に納まることが明らかである。
ト電圧の温度変化率が0.06%/℃と小さいIC1に
対しては初透磁率が10 (25℃)でその温度変化率
が0.8%/℃のフェライトを磁心としたサーチコイル
F−3を、オフセット電圧の温度変化率が0.2%/℃
と中間のIC2に対しては初透磁率が10.5(25℃
)でその温度変化率が1.5%/℃のフェライトを磁心
としたサーチコイルF−2を、オフセット電圧の温度変
化率が0.5%/℃と大きいIC3に対しては初透磁率
が12 (25℃)でその温度変化率が3%/℃のフェ
ライトを磁心としたサーチコイルF−1を、それぞれ、
組合わせれば、補償効果によす、−20〜65℃の温度
範囲の検知回転数は25℃を基準とした許容判別規格±
5%以内に納まることが明らかである。
第5図によれば、また、第1表外の、初透磁率の温度変
化率が0.1%/℃と小さいフェライトを磁心としたサ
ーチコイルF−4、さらには、初透磁率が60 (25
℃)と大きいフェライトを磁心としたサーチコイルF−
5は、IC1,IC2,IC3のいずれに対しても補償
効果なく、これらを上記規格内に納めることができない
ものであることも明らかである。
化率が0.1%/℃と小さいフェライトを磁心としたサ
ーチコイルF−4、さらには、初透磁率が60 (25
℃)と大きいフェライトを磁心としたサーチコイルF−
5は、IC1,IC2,IC3のいずれに対しても補償
効果なく、これらを上記規格内に納めることができない
ものであることも明らかである。
なお、サーチコイルの磁心の初透磁率の下限は、サーチ
コイルの巻数はリニアIC電圧比較器のオフセット電圧
および検出あるいは制御する回転数に応じて決定される
ものであるが、この点から25℃で5前後であり、また
、上限は、温度補償効果の点から25℃で15前後であ
ることも、実験の結果、明らかになったところで゛ある
。
コイルの巻数はリニアIC電圧比較器のオフセット電圧
および検出あるいは制御する回転数に応じて決定される
ものであるが、この点から25℃で5前後であり、また
、上限は、温度補償効果の点から25℃で15前後であ
ることも、実験の結果、明らかになったところで゛ある
。
以上のとおり、本考案によれば、使用するリニアIC電
圧比較器に応じたサーチコイルの磁心を適当に選ぶこと
により、回転数検知装置を 20〜65℃の広い温度範囲にわたって温度特性が良好
なものとすることができる。
圧比較器に応じたサーチコイルの磁心を適当に選ぶこと
により、回転数検知装置を 20〜65℃の広い温度範囲にわたって温度特性が良好
なものとすることができる。
第1図は本出願人の先願に係る回転数検知回路の構成を
示す図、第2図は第1図の回路の検知回転数の温度変化
の一例を示す図、第3図は第1図のリニアIC電圧比較
器のオフセット電圧の温度変化の一例を示す図、第4図
は上記オフセット電圧変化のばらつきの一例を示す図、
第5図は本考案による温度補償効果を示す図である。 1・・・・・・サーチコイル、2・・・・・・磁心、3
・・・・・・信号処理回路、Q・・・・・・リニアIC
電圧比較器、4・・・・・・マグネチックファン、4−
A・・・・・・着磁部分。
示す図、第2図は第1図の回路の検知回転数の温度変化
の一例を示す図、第3図は第1図のリニアIC電圧比較
器のオフセット電圧の温度変化の一例を示す図、第4図
は上記オフセット電圧変化のばらつきの一例を示す図、
第5図は本考案による温度補償効果を示す図である。 1・・・・・・サーチコイル、2・・・・・・磁心、3
・・・・・・信号処理回路、Q・・・・・・リニアIC
電圧比較器、4・・・・・・マグネチックファン、4−
A・・・・・・着磁部分。
Claims (4)
- (1)サーチコイルの磁心を初透磁率が5〜15 (2
5℃)のものとし、上記サーチコイルの磁心の初透磁率
の温度変化によって、リニアIC電圧比較器のオフセッ
ト電圧の温度変化を一20〜65℃の温度範囲にわたっ
て補償した、上記サーチコイルと上記リニアIC電圧比
較器を使用する信号処理回路とから成る回転数検知装置
。 - (2)オフセット電圧の温度変化率が0.06%/℃前
後(−20〜65℃)のリニアIC電圧比較器に対し、
サーチコイルの磁心を、初透磁率が10前後(25℃)
、その温度変化率が0.8%/℃前後(20〜65℃)
のフェライトとした、実用新案登録請求の範囲第1項記
載の回転数検知装置。 - (3)オフセット電圧の温度変化率が0.2%/℃前後
(−20〜65℃)のリニアIC電圧比較器に対し、サ
ーチコイルの磁心を、初透磁率が10前後(25℃)、
その温度変化率が1.5%/℃前後(−20〜65℃)
のフェライトとした、実用新案登録請求の範囲第1項記
載の回転数検知装置。 - (4)オフセット電圧の温度変化率が0.5%/℃前後
(−20〜65℃)のリニアIC電圧比較器に対し、サ
ーチコイルの磁心を、初透磁率が12前後(25℃)、
その温度変化率が3%/℃前後(−20〜65℃)のフ
ェライトとした、実用新案登録請求の範囲第1項記載の
回転数検知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17299077U JPS594287Y2 (ja) | 1977-12-22 | 1977-12-22 | 回転数検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17299077U JPS594287Y2 (ja) | 1977-12-22 | 1977-12-22 | 回転数検知装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5497178U JPS5497178U (ja) | 1979-07-09 |
JPS594287Y2 true JPS594287Y2 (ja) | 1984-02-07 |
Family
ID=29178282
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17299077U Expired JPS594287Y2 (ja) | 1977-12-22 | 1977-12-22 | 回転数検知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS594287Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2653192B1 (fr) * | 1989-10-16 | 1995-01-20 | Roulements Soc Nouvelle | Roulement comportant un dispositif de detection de la vitesse. |
-
1977
- 1977-12-22 JP JP17299077U patent/JPS594287Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5497178U (ja) | 1979-07-09 |
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