JPS594277B2 - マニピユレ−タにおける作業用ア−ムの自重補償装置 - Google Patents

マニピユレ−タにおける作業用ア−ムの自重補償装置

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JPS594277B2
JPS594277B2 JP3261981A JP3261981A JPS594277B2 JP S594277 B2 JPS594277 B2 JP S594277B2 JP 3261981 A JP3261981 A JP 3261981A JP 3261981 A JP3261981 A JP 3261981A JP S594277 B2 JPS594277 B2 JP S594277B2
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和政 山口
泉 小林
隆彦 伊藤
雄治 橋本
一彦 工藤
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Hitachi Ltd
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Tokyo Electric Power Co Inc
Chubu Electric Power Co Inc
Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はマニピュレータの作業用アームの静的な重力バ
ランスをとる自重補償装置に係り)判に30遠隔操作の
多関節型バイラテラルマニピュレータに使用して好適な
作業用アームの自重補償装置に関する。
一般にこの種マニピュレータにおいては、作業用アーム
が静的な重力バランスがとれていないと、x 作業用ア
ームを持ち上げる際に、重力に逆らつて作業用アームを
動かす必要から、その分、所要動力が大きくなる。
特に人間が遠隔操作するマニピユレータでは、作業用ア
ームに掛る荷重をオペレータの操作ハンドルにフイード
バツクさせ、あたかもオペレータカ迫分で対象物を保持
しているかのように感じさせるバイラテラル方式を採用
し、操作ヒの向土を図つている。しかし、この場合、マ
ニピユレータの各作業用アームがそれぞれの回転軸周ジ
に自重に対して重力バランスがとれていないと、作業用
アームに何も持つていないとき、すなわち無負荷時でも
各回転軸周りに重力によるトルクが発生し、これがオペ
レータ側にフイードバツクされてしまう。したがつて無
負荷であるにもかかわらず、オペレータは操作ハンドル
にフイードバツクされた力を受けるため、あたかも作業
用アームに荷重が掛つているかのように感じ、操作性が
悪化する。従来のマニピユレータではこれ等の欠点を是
正するため、第1図,第2図および第3図に示されるよ
うな作業用アームの自重補償装置を用いている。
その第1図に示されるものは最も一般に用いら ,れて
いるもので、アームベース1に設けられた上腕2とこれ
にヒンジ結合された前腕3とが組み合された作業用アー
ムの前記上腕2の端部にはカウンタウエイト4が、前記
前腕3の端部にはカウンタウエイト5がそれぞれ取り付
けられている。
この方式は単純であ虱製作も容易であるが、前腕3のウ
エイト5の重量も上腕2のカウンタウエイト4で補償す
る必要があV1全体の重量がカウンタウエイト4,5を
取シ付ける前の10倍程度に増加する。したがつて上,
前腕2,3をはじめ各部の軸受等の強化が必要である外
、慣性質量が増加するために、作業用アームの加減速時
の応答性が劣化する欠点がある。また第2図に示される
ものは上腕2と前腕3とを備える作業用アームに訃ける
前記上腕2の中間部とアームベース1の上端部間1て引
張ジばね8が設けられて訃b1上腕2と略平行に設けら
れたリンク6の上端部と前記上腕2の上端間に取り付け
られたクランク7の端部と前腕3の中間部間に弓張ジば
ね9が設けられている。
この方式では前記2本の引張りばね8,9により上腕2
と前腕3に加わる重力を補償するようにしているが、そ
の補償はばね定数とばねの自然長が一定の条件を満足す
る場合のみうまくいくが、一般にばね定数と自然長を同
時に、正確にある値に保つことは困難である。したがつ
て一般にははね式の自重補償装置による補償は近似的で
完全ではない。したがつてオペレータに作業用アームに
掛る荷重かフイードバツクされるバイラテラルマニピユ
レータの場合、作業用アームに掛る重力の一部がオペレ
ータにフイードバツクされ、前述の如く操イ乍生が悪化
する。さらに第3図に示されるものは上腕2と前腕3と
を有する作業用アームにおいて、アームベース1と上腕
2間の関節部にはポテンシヨメータ10とアクチユエー
タ12とが設けられ、上腕2と前腕3間の関節部にはポ
テンショメータ11とアクチュエータ13とが設けられ
ている。そしてポテンシヨメータ10,11によね上腕
2と前腕3の相対角度が検出され、そのゼータは計算機
14に導入され、作業用アームに掛る重力がオンライン
で計算され、計算機14から各アクチユエータ12,1
3に、作業用アームに掛る前記重力を打ち消す方向に上
腕2と前腕3を1駆動するよう指令が出され、これ等ア
クチユエータ12,13の作動によジ前記上腕2と前腕
3に掛る重力が補償されるようになつている。しかしこ
の方式はオンラインでの計算が複雑となり、したがつて
計算機14を含む設備費がかさむのでコスト高になる欠
点があり、またアクチユエータ12,13の出力の一部
が作業用アームの自重補償に用いられるため、作業用ア
ームの負荷荷重がその分減少する欠点がある。本発明の
目的は前記従来の作業用アームの自重補償技術の前記諸
欠点を除去し、作業用アームの自重を確実に補償できる
マニピユレータにおける作業用アームの自重補償装置を
提供することにある。
そして本発明はアームベースの長さ方向に所定間隔を存
して設けられた第1,第2の軸中の、前記第1の軸に作
業用アームが回転自在に支承され、また同第1の軸には
作業用アームの力点端部側に位置させて補償アームが設
けられ、該補償アームは作業用アームの回転方向と反対
方向に同一回転角度、回転しうるように取り付けられ、
前記第2の軸には補償アームに対峙させてカウンタアー
ムが回転自在に支承されてあ一り、前記補償アームとカ
ウンタアームとは一定張力の懸張部材で連結され、前記
第1,第2の軸間には補償アームの回転時、カウンタア
ームを補償アームの回転方向と反対方向に同一回転角度
、回転させる回転伝達機構が設けられている構成とする
ことによつて軽量、正確かつ製作が簡単なマニピユレー
タに訃ける作業用アームの自重補償装置を得たものであ
る。
以下本発明を図示実施例に基づいて説明する。第4図,
第5図,第6図は本発明の第1の実施例を示すもので、
床面または安定な台上などの定置面20にアームベース
21が垂直に立設されている。前記アームベース21に
は長さ方向に所定間隔を存して第1,第2の軸22,2
3が設けられている。前記第1の軸22には上腕24が
回転自在に取り付けられておジ、この上腕24は定置面
20に対して傾斜角度α、右下ジに傾けて設けられてい
る。
また上腕24はこの実施例では単独で作業用アームを構
成して訃り、その作用点端部には図示省略のハンドが設
けられ、力屯端部には補償アーム25が設けられている
。前記補償アーム25は上腕24の延長上に一体に形成
され、第4図に示されるように、上腕24が実線で示さ
れるA1から仮想線で示されるA2方向に、またはA2
からA1方向にある回転角度β、回転されると補償アー
ム25は同じ第4図に示されるごとくB1からB2方向
に、またはB2からB,方向へ上腕24と反対方向に同
一回転角度β、回転されるように構成されている。
前記第2の軸23には補償アーム25に対峙させてカウ
ンタアーム26が回転自在に支承されている。このカウ
ンタアーム26は補償アーム25と同じ有効長′2に形
成され、補償アーム25の定置面20に対する傾斜角度
αと同じ傾斜角度、補償アーム25側に傾けて、すなわ
ち第4図に訃いて右上りに傾斜させて取り付けられてい
る。前記補償アーム25とカウンタアーム26の端部と
は定張力ばね27で連結されている。この定張力ばね2
7は一定張力の懸張手段を構成して訃ジ、その一端部は
補償アーム25に設けられたピン28に巻き付けられ、
また巻き戻された他端部はカウンタアーム26に設けら
れたピン29に止着されている。この定張力ばね28は
常態では渦巻状にきつく巻かれた薄板ばねの一種であつ
て、第5図に示されるように、渦巻の中心のピン28を
介して回転自由な状態となし、その他端部に荷重を掛け
たとき、第6図に符号aで示されるように、張力Pが伸
びSに関係なく一定となるばね特性を有している。な卦
第6図中符号bは通常のつる巻きばね、符号cはぜんま
いのばね特性を示すものであつて、これ等つる巻きはね
とぜんまいは伸びSとともに張力Pが増加する。前記第
1,第2の軸22,23間には回転伝達機構30が設け
られている。
該回転伝達機構30の第4図に示される実施例のものは
、第1の軸22に装着されかつ上腕24および補償アー
ム25と一体に回転しうるように取り付けられた第1の
歯車32、アームベース21の第1の軸22寄りに設け
られた中間軸31に装着されかつ第1の歯車32に噛合
された第2の歯車33、同じ中間軸31に取ジ付けられ
かつ第2の歯車33と一体に回転しうるように設けられ
た第1のプーリ34、第2の軸23に装着されかつカウ
ンタアーム26と一体に回転しうるように取り付けられ
た第2のプーリ35、第1,第2両プーリ34,35間
に掛け渡されたタイミングベルト36とを備えて構成さ
れている。そして回転伝達機構30を介して上腕24と
補償アーム26およびカウンタアーム26は次のように
連動する。すなわち上腕24が第4図に矢印イで示され
るようにA1からA2方向に、補償アーム25が矢印口
で示されるB1からB2方向にそれぞれある回転角度β
、回転されると、第1,第2の歯車32,33が矢印ハ
、二方向に回転され、第1のプーリ34が矢印二方向に
回転され、タイミングベルト36が矢印ホ方向に回行さ
れ、第2のプーリ35が矢印へ方向に回転され、カウン
タアーム26が矢印卜で示されるように前記補償アーム
25の回転方向とは反対方向に同一回転角度β、回転さ
れてC1からC2に移動する。また反対に上腕24がA
3からA1方向に、補償アーム25がB2からB1方向
にそれぞれ回転されると、回転伝達機構30を構成する
各部材は第4図の矢印方向とは反対方向に回転され、カ
ウンタアーム26は回転伝達機構30を介して補償アー
ム25とは反対方向に同じ回転角度、回転せしめられ、
C2からC1へ移動するようになつている。前述構成の
マニピユレータに訃ける作業用アームの自重補償装置に
卦いては、第4図に示されるように、作業用アームを構
成する上腕24にはハンドの重量を含む自重Gが反時計
針方向に働き、そのため上腕24の軸周り、すなわち第
1の軸22の周りにはGflcOsαのトルクが働き、
補償アーム25にはp−(弁)Gなる大きさの反時計針
方向の力が作用する。
前記第1の軸22の周クに働くトルクは回転伝達機構3
0により方向を反転されて第2の軸23に伝達され、第
2の軸23からカウンタアーム26に伝達される。
したがつてカウンタアーム26には大きさPで時計針方
向の力が発生し、該力Pで定張力ばね27が下向きにけ
ん引され、その結果補償アーム25には大きさPで時計
針方向の力が作用し、これにより第1の軸22の周りに
は互いは反対方向のC′1C0Sa3Pf2C0Sα のトルクが加わり、常に上腕24の自重が補償されるこ
とになる。
また上腕24が第4図に卦いてA1からA2方向に回転
され、これに伴い補償アーム25がB1からB2方向に
回転され、回転伝達機構30を通じてカウンタアーム2
6がC1からC2方向に移動することによつて定張力ば
ね27が始めの長さS1からこれよシ大なる長さS2に
引き伸はされた状態でも、前述のごとく伸びSに無関係
に一定張力Pに保持される定張力ばね27のばね特性に
よつて、前記上腕24の自重が補償される。
な訃懸張部材に前記定張力ばね27を採用した場合には
、軽量,小型,低慣性となしうるし、製作,取り付けが
簡単である。つぎに第7図は本発明の第2の実施例を示
すもので、この実施例ではアームベース21が定量面2
0に対して上腕24側に9(fよジ小さい角度γに傾け
て設けられ、上腕24と補償アーム25とのなす角度が
18σより狭い角度δに形成さへカウンタアーム26が
補償アーム25側に傾斜させて取り付けられている。
而して上腕24が定置面20の垂直線上より傾いている
A3から垂直線上のA4位置へ回転され、上腕24の自
重による第1の軸22の周りのトルクが零となるとき、
補償アーム25がB3からアームベース21に設けられ
た第1,第2の軸22,23を結ぶ直線上に重合するB
4の位置へ、カウンタアーム26は回転伝達機構30を
通じてC3から前記第1,第2の軸22,23を結ぶ直
線上に重合するC4の位置へそれぞれ移動され、定張力
ばね27の補償トルクが零となるように構成されている
。なおこの実施例においては前記土腕24が垂直線上以
外の位置に存するときは前記第1の実施例と同じ作用で
上腕24の自重Gが補償されるように構成されておジ、
この実施例では全体の高さを低くできる。ついて第8図
は本発明の第3の実施例を示すもので、上腕24の力点
端部に補償アーム25が定置面20と平行なる面に対し
て角度ε、反時計針方向に傾けて設けられ、カウンタア
ーム26は同じ平面に対して角度ε、時計針方向に傾け
て設けられている。また上腕24の作用点端部には第1
の軸22と平行に軸37が設けられ、第1の軸22には
第3のプーリ38が装着さへ前記軸37には第4のブ一
り39が装着されており、第3,第4両プーリ38,3
9間にはタイミングベルト40が掛け渡されている。
さらに上腕24の作用点端部には前腕41が設けられ、
該前腕41は定置面20と平行な面に対して反時計針方
向に角度ε、傾けかつ第4のプーリ39と一体に回転し
うるように取ジ付けられている。
この実施例のものは上腕24と前腕41とで一組の作業
用アームが構成されて卦り、前腕41が第8図に}いて
A5からA6の方向へ回転されると、第4のプーリ39
、タイミングベルト40、第3のプーリ38を通じて補
償アーム25がB5からB6方向へ同一回転角度、回転
され、第3のプーリ38の回転に伴い回転伝達機構30
の第1の歯車32が回転され、回転伝達機構30の各部
材の連動を介してカウンタアーム26が補償アーム25
の反対方向に同一回転角度、回転され、C5からC6方
向へ移動され、始めの長さS3の定張力ばね27がこれ
により短い長さS4に巻き締められる。
そして前腕41の重心αに図示省略のハンドを含む自重
Gが下向きに働き、軸37の周りにトルクが働くと、そ
のトルクは第4のプーリ39、タイミングベルト40、
第3のプーリ38を通じて第1の回転軸22に伝達され
、補償アーム25には反時計針方向の力が作用する。
他方前記トルクは第3のプーリ38を介して回転伝達機
構30に伝達され、該回転伝達機構30により方向転換
され、第2の軸23の周vには前記トルクと大きさが同
じで反対方向の力が伝達され、カウンタアーム26に時
計針方向の力が働き、したがつて定張力ばね27により
補償アーム27がν−←去ゾ→aの力で時計針方向にけ
ん引されることによつて前腕41に加わる自重が補償さ
れるように構成されている。
さらに第9図は本発明の第4の実施例を示すもので、こ
の実施例では定置面50上に垂直にアームベース51,
52,53が立設されている。
アームベース51,52,53の上部には同じ高さは第
1の軸に相当する軸54,55,56がそれぞれ設けら
れ、アームベース51,52の下部には第2の軸に相当
する軸57,58が設けられ、またアームベース52,
53の下部には前記軸57,58よりも高い位置には第
2の軸に相当する軸59,60が設けられている。前記
軸54にはアクチユエータ61が取ジ付けられ、軸56
には他のアクチユエータ62が取り付けられている。
前記軸54,55には上腕63が回転自在に支承され、
上腕63はアクチユエータ61により回転操作されるよ
うになつている。
前記上腕63の力点端部には上腕63の延長上に補償ア
ーム64が形成され、作用点端部には軸68に装着され
たプーリ69を介して前腕70が回転自在に取り付けら
れ、前腕70には・・ンド71が連結されている。
前記アームベース52,53の上部の軸55,56には
他の補償アーム65が設けられてお虱該補償アーム65
はアクチユエータ62が駆動されると回転操作され、そ
の回転は軸55、プーリ66、タイミングベルト67、
フ一り69を通じて前腕70に伝達され、前腕70が回
転操作されるようになつている。
またアームベース51,52の下部の軸57,58には
カウンタアーム72が設けられ、前記補償アーム64と
カウンターアーム72間にはピン73,74を介して定
張力ばね75が取り付けられてお虱この定張力ばね75
により上腕63に働く自重を補償しうるようになつてい
る。
他方アームベース52,53の下部の軸59,60には
他のカウンタアーム76が設けられ、前記補償.アーム
65とカウンタアーム76間にはピンJモV,78を介し
て他の定張力ばね79が設けられており、この定張力ば
ね79によジ前腕70に働く自重を補償しうるようにな
つている。
前記アームベース51の上下部に設けられた軸54,5
7間には回転伝達機構80が設けられ、この回転伝達機
構80は軸54に設けられた歯車82、中間軸81に設
けられた歯車83とプーリ84、軸57に設けられたプ
ーリ85、両プーリ84,85間に掛け渡されたタイミ
ングベルト86とを有し、アクチユエータ61によジ軸
54が回転されあるいは軸54の周りに上腕63の自重
によるトルクが働いたとき、軸54に加わる力を方向転
換して軸57に伝達しうるように構成されている。そし
て前記アームベース52の上下部に設けられた軸55,
59間には他の回転伝達機構87が設けられており、該
回転伝達機構87は軸55に取り付けられた歯車89、
中間軸88に設けられた歯車90とプーリ91、軸59
に設けられたプーリ92、両プーリ91,92に掛け渡
されたタイミングベルト93とを備え、アクチユエータ
62の駆動によジ軸56および補償アーム65を通じて
軸55が回転されあるいは軸55の周りに前腕70の自
重によるトルクが働いたとき、その力を方向転換して軸
59に伝達しうるようになつている〜 この実施例のものは上腕63と前腕70とで作業用アー
ムが構成され、その上腕63に働く自重は軸54、補償
アーム64、回転伝達機構80、軸57、カウンタアー
ム57および定張力ばね75の協働により補償され、ま
た前腕70に働く自重は軸68、ブーリ69、タイミン
グベルト67、プーリ66、軸55、補償アーム65、
回転伝達機構87、軸59、カウンタアーム76}よび
定張力ばね79の協働により補償されるものである。
なお前記第4図,第7図,第8図および第9図における
回転伝達機構はタイミングベルトを使用するものに限ら
ず、他の巻き掛け伝動部材を用いてもよく、あるいは巻
き掛け伝動部材に代えて歯車伝動またはリンク伝動等、
作業用アームの回転と第1の軸の周りに働くトルクとを
第2の軸に同じ大きさでかつ方向転換して伝達しうるも
のであればいかなる構造のものでもよい。
進んで第10図は本発明の第5の実施例を示すもので、
この実施例では補償アーム25とカウンタアーム26間
に流体圧シリンダ100が配置され、該流体圧シリンダ
100に嵌挿されたピストン101のロツド104は補
償アーム25の端部に設けられたピン28に連結され、
流体圧シリンダ100の外端部に直接取わ付けられたロ
ツド105はカウンタアーム26の端部に設けられたピ
ン29に連結されている。
前記流体圧シリンダ100の内部に}けるピストン10
1によつて区画された一次室102は通路110を通じ
てタンク106に設けられた定圧回路107に接続され
ている。
前記定圧回路107はポンプ108、圧力調整器109
とを有し、前記通路110を通じて流体圧シリンダ10
0の一次室102側の圧力を一定圧に保ち、一次室10
2と二次室103間の差圧を綻に保持しうるようになつ
ている。
この実施例のものは一次,二次室102,103間の差
圧が=定に保たれた流体圧シリンダ100の作用によシ
、補償アーム25とカウンタアーム26間に一定の引張
シカが加えられる。
したがつて流体圧シリンダ100は前述の第4図に示さ
れる定張力ばね27と同様に作用し、その結果上腕24
の自重が第1の軸22、回転伝達機構30、第2の軸2
3、カウンタアーム26、流体圧シリンダ100、補償
アーム25の連動によつて補償されるものである。この
実施例のものは設備が比較的大型になるが、自重が大き
い作業用アームあるいは重荷重用のロボツトアーム等の
自重補償に好適である。
本発明は以上説明した構成,作用のもので、作業用アー
ムの自重を確実に補償しうる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図および第3図はそれぞれ従来の自重補償
装置の略示説明図、第4図は本発明の第1の実施例の側
面図、第5図は本発明の一実施例に使用される定張力ば
ねの説明図、第6図は定張力ばねと他のばねとのばね特
性の比較線図、第7図は本発明の第2の実施例の側面図
、第8図は同第3の実施例の側面図、第9図は同第4の
実施例の斜視図、第10図は同第5の実施例の側面図で
ある。 20・・・定置面、21・・・アームベース、22,2
3・・・第1,第2の軸、24・・・上腕、25・・・
補償アーへ 26・・・カウンタアーム、27・・・定
張力ばね、30・・・回転伝達機構、37・・・前腕用
の軸、38,39・・・第1,第2のプーリ、40・・
・タイミングベルト、41・・・前腕、50・・・定置
面、51,52,53・・・アームベース、54,55
,56,57,58,59,60・・・軸、61,62
・・・アクチユエータ、63・・・上腕、64・・・上
腕用の補償アーム、65・・・前腕用の補償アーム、6
6,69・・・プーり、67・・・タイミングベルト、
68・・・前腕用の軸、70・・・前腕、71・・・ハ
ンド、72・・・上腕用のカウンタアーム、75・・・
同定張力ばね、76・・・前腕用のカウンタアーム、7
9・・・同定張力ばね、80・・・上腕用の回転伝達機
構、87・・・前腕用の回転伝達機構、100・・・流
体圧シリンダ、101・・・ピストン、102・・・流
体圧シリンダの一次室、103・・・同二次室、104
,105・・・ロツド、106・・・タンク、107・
・・定圧回路、110・・・通路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アームベースの長さ方向に所定間隔を存して設けら
    れた第1、第2の軸中の、前記第1の軸に作業用アーム
    が回転自在に支承され、また同第1の軸には作業用アー
    ムの力点端部側に位置させて補償アームが設けられ、該
    補償アームは作業用アームの回転方向と反対方向に同一
    回転角度、回転しうるように取り付けられており、前記
    第2の軸には補償アームに対峙させてカウンタアームが
    回転自在に支承されており、前記補償アームとカウンタ
    アームとは一定張力の懸張部材で連結され、前記第1、
    第2の軸間には補償アームの回転時、カウンタアームを
    補償アーミの回転方向と反対方向に同一回転角度、回転
    させる回転伝達機構が設けられていることを特徴とする
    マニピュレータにおける作業用アームの自重補償装置。 2 前記懸張部材が定張力ばねであることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載のマニピュレータにおける作
    業用アームの自重補償装置。 3 前記懸張部材が流体圧シリンダとされ、該流体圧シ
    リンダのピストンによつて区画された一次室と二次室間
    の差圧が常に一定に保たれており、前記補償アームとカ
    ウンタアームの一方はピストンに、他方は流体圧シリン
    ダに連結されていることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載のマニピュレータにおける作業用アームの自重
    補償装置。
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