JPS5942778Y2 - 光プリンタ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は光プリンタさらに詳しくは印刷濃度を切替える
ように構成した電子写真型式のノンインパクトプリンタ
に関するものである。

高速インパクトプリンタに訃いては例えばレーザービー
ムのような光ビームを変調器により印刷すべき情報に応
じて変調して偏向せしめこの偏向された光ビームをロー
タリミラーによって走査してスリットを介して感光面に
パターンを印刷するという装置が用いられている。

したがって情報がないときには光ビームは変調器による
変調をうけずしたがって偏向されることなくロータリー
ミラーにより走査されるのであるが偏向をうけていない
から前記スリットを通過せずし危φりでビームは感光面
に達しないのである。

このような装置においてプリントされた情報において特
に注目を要する部分を他の印刷部分と区別して特に浮上
らせるというようなことは従来この種の光プリンタにお
いては行なわれておらず、か＼る必要がある場合にはプ
リント完了後別の手段で印をつけるなどの方法がとられ
ていた。

しかしながらこのような方法は手間が２重にな９煩雑で
ある。

この考案の目的はか＼るノンインパクトプリンタにおい
て印刷濃度を自由に変えることができるようにした光プ
リンタを提供することにある。

本考案によれば光ビームを出力する発光源と、前記光ビ
ームを印刷すべき情報に応じて印加されるパルスに応じ
て変調する変調器と、前記変調された光ビームが照射さ
れることにより情報が記録される情報記録媒体とを有す
る光プリンタであって、前記変調器に印加するパルス幅
を可変にして前記光ビームを前記情報記録媒体に照射す
る照射時間を可変するパルス幅可変手段を備え、前記パ
ル２幅可変手段が、前記変調器に入力する変調パルス幅
を２種類有し、第１の変調パルス幅を第２の変調パルス
幅より大となるよう構成されると共に、前記印刷すべき
情報が文字、記号を印刷せしめる情報と、前記文字、記
号が印刷される部分以外を印刷せしめる情報とから成り
、前記文字、記号が印刷される部分を前記第１の変調パ
ルス幅により印刷を行ない、前記文字、記号が印刷され
る部分以外を前記第２の変調パルス幅により印刷を行な
うよう構成されてなることを特徴とする光プリンタが提
案される。

以下本考案にか＼る光プリンタの実施例について図面に
より詳細に説明する。

第１図は本考案にかＸる光プリンタの外観を示したもの
である。

第１図に耘いて光ビームは１づ変調器１に入力される。

一方に訃いて情報レジスタ１０に蓄積された情報はドラ
イバ１１を介して前記変調器１に入力されこ＼に＆Ｕ・
て光ビームは変調をうけて偏向される。

そして変調器１の出力は偏向されないビーム〃ａ〃と偏
向されたビーム〃ｂ〃とに分けられてロータリーミラー
２に至りこのロータリーミラー２の回転によジ走査され
て偏向されたビームｌｂＩはスリット板４のスリット６
を介して感光面３に到達してこＳにおいて情報パターン
が印刷されるものである。

本考案の要旨とするところはこのような光プリンタに訃
いて光ビームを走査することによりパターン印刷を行な
う場合に感光面３を照射する光ビームの照射時間を変化
することによシ印刷濃度の切替えを行なうものである。

このためには第２図に示すように変調器１に印加するパ
ルスの時間幅を変化すればよい。

第２図において横軸は時間を縦軸は光ビーム光量を示し
、Ｔ１訃よびＴ２はそれぞれ照射されるビームの感光時
間を示す。

印刷濃度を濃くしたい場合には第２図ａのように変調器
１の変調パルス幅Ｔ１を広くすればよい。

第２図ａおよびｂにおいてはＴ１＞Ｔ２であるからＴ□
の場合の方がＴ２よりも印刷濃度が濃くなる。

第３図は印刷濃度を変化させて文字’ＡＩの背後にバッ
クをうすくつけた場合であって、つぎにこれを実現する
ための回路を第４図について説明する。

第４図においてレジスタ１０およびドライバ回路１１は
第１−に示されているものと同一のものを示し、レジス
タ１０は印刷すべきパターン入力情報を入力蓄積する並
列入力直列出力回路である。

発振回路１２はその発振出力を分周器１３に送出してメ
インクロックパルスを発生してレジスタ１０に印加する
とともに種々の時間幅を有するパルスΦ１〜Φ。

を周波数切替回路１４に供給する。

メインコントロール回路１５はその制御出力によりを前
記分局器１３およびレジスタ１０を制御する。

パルスΦ、〜Φ。はバック濃度切替用のパルスであって
、その濃度は周波数切替回路１３によって選択されアン
ド回路１６の第１の入力に供給される。

バックを塗る必要のあるときにはバック濃度切替信号が
アンド回路１６の第２の入力に入力されその出力はオア
ゲート１７を介してドライバ回路１１に送られる。

一方レジスタ１０の内容はメインクロックによって直列
出力されオアゲート１７を介してドライバ回路に送られ
、その出力によって変調器１により光ビームが変調され
る。

第５図は第４図におけるメインクロックａ、レジスタ１
０の出力すなわち文字パターン信号ｂ、分周器１３の出
力Φ１〜ΦｎＣｌ３よびオアゲート１７の出力ｄの 瓦
間の関係を示したものであジこの図により第３図に示す
ように文字にパンクを塗ることが容易に出来ることが示
されている。

以上詳細に説明したように本考案によればレーザービー
ムをドツト走査し用紙上に図形または文字を印刷する場
合に図形または文字のバックを必要に応じてうずく塗る
ことができ、その回路も極めて簡単であるためその効果
は甚だ大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案にか＼る光プリンタの概略図、第２図は
感光紙の感光時間と光ビーム光量との関係を示すグラフ
、第３図は本考案において印刷文字の背景にバックをつ
けた場合の説明図、第４図は本考案にかかる光プリンタ
の１回路例、第５図は第４図の回路における各部波形を
示す。 図において、１２が発振器、１３が分周器、１４が周波
数切替器、１５がメインコントロール１６がアンド回路
、１１がオア回路である。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 光ビームを出力する発光源と、前記光ビームを印刷すべ
   き情報に応じて印加されるパルスに応じて変調する変調
   する変調器と、前記変調された光ビームが照射されるこ
   とにより情報が記録される情報記録媒体とを有する光プ
   リンタであって、 前記変調器に印加するパルス幅を可変にして前記光ビー
   ムを前記情報記録媒体に照射する照射時間を可変するパ
   ルス幅可変手段を備え、前記パルス幅可変手段は、前記
   変調器に入力する変調パルス幅を２種類有し、第１の変
   調パルス幅を第２の変調パルス幅より犬となるよう構成
   されると共に、前記印刷すべき情報が文字、記号を印刷
   せしめる情報と前記文字、記号が印刷される部分以外を
   印刷せしめる情報とから成り、前記文字、記号が印刷さ
   れる部分を前記第１の変調パルス幅により印刷を行ない
   、前記文字、記号が印刷される部分以外を前記第２の変
   調パルス幅により印刷を行なうよう構成されてなること
   を特徴とする光プリンタ。