JPS5942693Y2 - 残留塩素計 - Google Patents

残留塩素計

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JPS5942693Y2
JPS5942693Y2 JP16543178U JP16543178U JPS5942693Y2 JP S5942693 Y2 JPS5942693 Y2 JP S5942693Y2 JP 16543178 U JP16543178 U JP 16543178U JP 16543178 U JP16543178 U JP 16543178U JP S5942693 Y2 JPS5942693 Y2 JP S5942693Y2
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JP
Japan
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hypochlorous acid
temperature
residual chlorine
test liquid
output
Prior art date
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Expired
Application number
JP16543178U
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JPS5581759U (ja
Inventor
勲 阿部
健一 阪田
Original Assignee
横河電機株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は被検液内に挿入するセンサの一部に次亜塩素
酸を透過する隔膜を持ち、その被検液の次亜塩素酸濃度
を測定する残留塩素計に関する。
飲料水を滅菌するために塩素が用いられている。
この滅菌の程度は次亜塩素酸HOCt、 クロラミン
NH2CI % 次亜塩素酸イオンDCI−のような結
合或いは遊離塩素の濃度に関係する。
従って塩素滅菌を行なう場合にはこれ等各成分の濃度及
びその和を知る必要がある。
ところで隔膜電池式センサを用いる隔膜式の残留塩素計
は試薬を用いることなく、かつ被検液をサンプルするこ
となく、その被検液をセンサを投入して連続的に測定で
きる。
しかしこの残留塩素計は次亜塩素酸及びクロラミンの繊
度の和しか測定できなかった。
この考案の目的は次亜塩素酸イオンの繊度をも測定でき
る隔膜式残留塩素計を提供することにある。
先ず従来の隔膜式残留塩素計を第1図について説明する
センサ11はその容器の一部この例においては端面とし
て隔膜12が形成されており、隔膜には次亜塩素酸及び
クロラミンを透過するものである。
この隔膜12としては径が0.1〜0.3μmの透過孔
が形成された多孔性テフロン(登録商標名)が使用され
る。
センサ11の容器内には電解液13が封入されている。
又この容器内にはアノード14及びカソード15が収容
され、これ等電極はケーブル16を通じて変換器17内
の演算増幅器18に接続される。
センサ11の容器内には隔膜12の透過係性の温度特性
を補償するための負温度%性感温抵抗素子19が配され
ておシ、その感温抵抗素子19/l′i変換器11内の
演算増幅器18の帰還抵抗の一部に接続されている。
このセンサとして隔膜電池式のものを使用した残留塩素
計は試薬を投入する必要がなく、連続的に測定できる。
しかしその測定出力は被検液の次亜塩素酸HOCI及び
クロラ□ンNH2Clの各濃度の和を示すが、次亜塩素
酸イオン0C1−は検出することができない。
この考案は従来の隔膜電池式センサを用いた残留塩素計
にpHを測定する手段と温度を測定する手段とを付加し
て次亜塩素酸イオンをも測定できるようにした残留塩素
計を提供するものである。
被検液のpHを4.5士0.3に調整した時の第1図の
変換器11の出力を100%とし被検液のpHを変化さ
せると同一の次亜塩素酸濃度でも変換器17の出力は第
2図のように変化する。
即ちpH4〜pH5の状態ではHOCIL:か存在しな
いが、pHが大になるに従ってHOClがOCI −解
離し、pHがz5付近では変換器17の出力は50%近
くなシ、半分が0CI−に解離し、pHが9以上では次
亜塩素酸はほとんど全部次亜塩素酸イオンに解離してし
1う。
こ\で被検液はクロラミンを含んでないものとしている
しかしクロラミンを含んでいる場合においてもこの次亜
塩素酸濃度と次亜塩素酸イオン濃度との関係は同様にな
る。
一般に次亜塩素酸と次亜塩素酸イオンとの存在は次の式
で示される。
〔〕は各成分の濃度、KCT)IIi解離定数であって
温度Tに関係し、−1ogK中5097 / T −9
2,7’i十33.631og(1)である。
一方水素イオン濃度〔H+〕とpHとの関係はpH=−
踵[H” 〕(2) である。
従来の第1図に示した残留塩素計9出力はその隔膜12
の透過係数の温度%性を補償すれば、クロラミンなど他
の結合塩素が存在しない場合は次亜塩素酸の濃度に比例
する。
従って被検液の次亜塩素酸濃度と、pHと、温度とを測
定すれば次亜塩素酸イオンを演算して測定することがで
きる。
この式は上紙1)及び(2)式から次の通うになる。
log [OCI −) = logK(’I’)+
1og[HOCI )+pH(3) 又は、 [OCI −,1=K(75X (HOCI )X 1
0 pH(4) 次塩素酸濃度、pH及び温度を測定するセンサとしては
例えば第3図に示すようにセンサ容器11として円筒状
のものを使用し、その軸心位置にpH測定用センサ21
が容器11の一端より外部に突出して設けられる。
このpH用センサ21の突出端にはガラス電極22が突
出しており、ガラス電極21の端部の近くに比較電極用
液絡部23が設けられている。
この突出したガラス電極22を保護するため容器11の
端部に筒状ケース24が取付けられている。
容器11の側壁の一部は次亜塩素酸を透過する隔膜12
によう構成され、その内面に例えば金のカソード15が
配される。
容器11内に例えば銀のアノード14が配されている。
容器11内には例えば0.1molの塩化カリと約pH
7のリン酸塩pH緩衝液とよりなる電解液13が封入さ
れている。
隔膜12に対する透過係数の温度補償用に負温度係数の
感は抵抗素子19がその近くに設けられる。
更に容器11の一部に温度測定用感温抵抗素子25が取
付けられている。
これ等アノード14、カソード15、感温抵抗素子19
.25の各リード線は一つのケーブル16として容器1
1の他端より外部に導出される。
第3図に示した各測定出力は例えば第4図に示す構成に
よう(3)式に基いた演算が行なわれる。
即ちアノード14及びカソード15間の電圧が演算増幅
器18により適当な規格化された値とされると共に感温
抵抗素子19により温度補償されて次亜塩素酸濃度を示
す出力として端子27に供給されると共に対数変換器2
8によう対数が摩られる。
その対数が取られた出力は加算器29に供給される。
pH用センサ21の出力は演算増幅器31により規格化
された出力とされ、割算回路32に供給される。
温度測定用感温抵抗素子25の抵抗値は抵抗温度変換器
33により温度出力に変換され、その一部は割算回路3
2に供給されて演算増幅器31の出力を割算してpH用
センサのガラス電極超電力の温度補償を行ない、その出
力は加算器29に供給される。
又抵抗温度変換器33の出力は解離定数変換器34に供
給され、K(1)が演算され、その出力は対数変換器3
5によシ数に変換されて加算器29に供給される。
加算器29の出カバ3)式を演算した結果を示し、これ
は指数変換器36によりそのlog6’解かれて端子3
1に次亜塩素酸イオン濃度が得られる。
必要に応じて端子27.37の各出力は加算回路38で
加算されて全遊離塩素出力が端子39に出力される。
尚対数変換器2B、35、割算回路32、加算器29、
指数変換器36、加算回路38における演算は例えばデ
ジタルコンピュータを用いて計算することができる。
(4)式の計算を行う演算回路も容易に構成することが
できる。
被検液に挿入するセンサとしては第5図に示すように容
器42内においてその底板を支持板41として用い、支
持板41に第1図に示した隔膜電池式のセンサ11を容
器42の内外に突出して設け、更に同様に支持板41に
pH用センサ21及び感温抵抗素子25を内外に突出し
て保持することもできる。
以上の説明より、この考案の残留塩素計によれば、例え
ば飲料水のようにクロラミンNH2Clが含1れないか
或いは極〈微量の場合に、第3図又は第5図に示したセ
ンサを用いて次亜塩素酸及び次亜塩素酸イオンを同時に
連続的に測定することができる。
飲料水においてはクロラミンを金管ないが、そのpHは
通常5.8〜8.6程度であって第2図について説明し
たようにpHにより次亜塩素酸の解離度が大きく影響す
るため、第1図に示した従来の残留塩素計により次亜塩
素酸濃度のみを測定しても、これより次亜塩素酸イオン
を推定することはできない。
その出力により従って滅菌の程度も知ることができない
しかし、この考案の残留塩素計によれば次亜塩素酸及び
次亜塩素酸イオンを測定することができる。
尚、被検液に次亜塩素酸のみならずクロラミンを含んで
いる場合は次亜塩素酸濃度とクロラミン濃度との合成し
た出力が変換器17の出力に得られる。
次亜塩素酸濃度と次亜塩素酸イオン濃度との関係は0)
式に示した通りであるため、変換器17の出力より次亜
塩素酸濃度とクロラミン濃度とを分離することによって
次亜塩素酸イオンを測定することができる。
そのためには例えばアノード14及びカソード15間の
電正を変化させて変換器11の出力の二つの値を求め、
これ等二つの値より次亜塩素酸濃度とクロラミン濃度と
を演算し、このようにして演算された次亜塩素酸濃度に
ついて(3)式を演算すれば次亜塩素酸イオンを測定す
ることができる。
感温抵抗素子を1個用いて温度測定、隔膜の透過係数の
温度補償及びpH用センサの温度補償に兼用してもよい
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の残留塩素計を示す原理図、第2図はpH
と残留塩素計出力との関係を示す曲線図、第3図はこの
考案による残留塩素計のセンサ部分の一例を示す断面図
、第4図はこの考案による残留塩素計の演算部の−91
1を示すブロック図、第5図はセンサ部の他の例を示す
路線的断面図である。 11.42:容器、12:隔膜、13:電解液、14ニ
アノード、15:カソード、21:pH用センサ、25
:感温抵抗素子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電解液が封入され、一部に次亜塩素酸を透過する隔膜を
    持ち、内部にアノード及びカソードが収容されたセンサ
    を被検液に入れてその被検液の次亜塩素酸濃度を測定す
    る手段と、上記被検液のpHを測定する手段と、上記被
    検液の温度を測定する手段と、上記沖1定された次亜塩
    素酸濃度、pH及び温度よう上記被検液中の次亜塩素酸
    イオンを演算する手段とを具備する残留塩素計。
JP16543178U 1978-11-30 1978-11-30 残留塩素計 Expired JPS5942693Y2 (ja)

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JP16543178U JPS5942693Y2 (ja) 1978-11-30 1978-11-30 残留塩素計

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JPS5581759U JPS5581759U (ja) 1980-06-05
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11199493B2 (en) 2017-08-28 2021-12-14 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Functional water concentration sensor, and calculation method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11199493B2 (en) 2017-08-28 2021-12-14 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Functional water concentration sensor, and calculation method

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JPS5581759U (ja) 1980-06-05

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