JPS5941804Y2

JPS5941804Y2 - ミシンの糸立装置

Info

Publication number: JPS5941804Y2
Application number: JP1981041061U
Authority: JP
Inventors: 「あ」「とみ」沢
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1981-03-23
Filing date: 1981-03-23
Publication date: 1984-12-04
Also published as: US4407461A; JPS57152269U

Description

【考案の詳細な説明】「産業上の利用分野」本考案は、ミシンの糸立装置の改良に関するものである
。

「従来の技術」ミシンの糸替えを迅速に行なえるようなした従来のミシ
ンの糸立装置は、複数のミシン糸を載置できるようにな
した糸台と、該糸台の上方にあって各糸の糸口を挿通案
内する孔を有した案内板とを有してなり、該糸台上の各
ミシン糸の糸口は案内板の孔に挿通した後垂れ下げてお
くようになっている。

「考案が解決しようとする問題点」しかし、従来のこの種ミシンの糸立装置は、各ミシン糸
の糸口を案内板の孔に挿通した後、手の届きやすい部位
に垂れ下げておくものであるため、糸口をミシンに装着
していないミシン糸は、糸口を長く垂れ下げておくとミ
シンの振動や風によりゆれて絡まり、また短く垂れ下げ
ておくと該孔より脱落することが有るという欠点を有し
、ごく限られた使用条件の下にのみしか使用されないで
いる。

この欠点を解決するには、各ミシン糸の糸口を適所に保
持せしめておけばよいことになるが、従来のこの種ミシ
ンの糸立装置は、各ミシン糸を上糸用と下糸用に兼用し
ているため、通常は上糸用として使用しやすい位置に糸
口を保持しておき、かつ、下糸用にボビンに巻き取る際
にも支障がないように保持することは困難であり、今だ
糸口を適所に保持するものは実用されないでいる。

そこで、本考案は、上記の欠点を解決すべくなされたも
ので、糸口を下糸の巻き取りにも支障とならないよう適
所に保持しておくことができるミシンの糸立装置を製造
したものである。

「問題点を解決するための手段」上記目的を達成するため、本考案の構成は、ミシン本体
の後方に立設する支柱に、左側に複数の上糸用ミシン糸
を、右側に複数の下糸用ミシン糸を載置する水平糸台を
配し、該支柱の水平糸台より上方で、かつ、ミシン本体より上
方部位には、左側に上糸通し孔を、右側に下糸通し孔を
設けた糸案内板を配し、さらに、該ミシン本体の上方には、上糸通し孔と、水平
系台上に載置した上糸用ミシン糸の糸口端部を保持する
保持具とを有した案内板を配してなるものである。

「実施例」以下、本考案を添付図面に示す実施例により詳細に説明
する。

図中、１がミシン本体である。

このミシン本体１は特定のものに限られるものでなく、
家庭用でも業務用のものでもよく、また縫製用でも刺し
ゅう用のものでも無論差しつかえない。

上記ミシン本体１の後方には、支柱４が立設され、この
支柱４には、左側に複数の上糸用ミシン糸３を、右側に
複数の下糸用ミシン糸３ａを載置する水平糸台２を配し
、該支柱４の水平糸台２より上方で、かつ、ミシン本体
１より上方部位には、左側に上糸通し孔６，６，６・・
・・・・を、右側に下糸通し孔６ａ、６ａ、６ａ・・・
・・・を設けた糸案内板５を配し、水平糸台２に載置さ
れた上糸用ミシン糸３．３．３・・・・・・の糸口は該
上糸通し孔６，６．６・・・・・・を、下糸用ミシン糸
３ａ、３ａ、３ａ・・・・・・の糸口は該下糸通し孔６
ａ、６ａ、６ａ・・・・・・を貫通するように
なっている。

さらに、該ミシン本体１の上方には、上糸通し孔８，８
，８・・・・・・と、水平糸台２上に載置した上糸用ミ
シン糸３の糸口端部を保持する保持具９とを有した案内
板７を配してなる。

この案内板７は図示例ではミシン本体１の上部に固定し
であるが、支柱４より図示しないアームを突設して、そ
の先端に配してもよい。

なお、上記保持具９は、上糸通し孔８，８，８・・・・
・・を通した上糸用ミシン糸３の糸口先端が、ミシンの
振動等で該上糸通し孔８，８．８・・・・・・より抜は
落るのを防ぐもので、適宜保持機構を使用すればよいが
、保持の着脱が容易なもの、或いは、糸口を上糸通し孔
８，８．８・・・１・・・より脱落するのを防止する程
度に仮保持して上糸用ミシン糸３を該保持具９を介して
も使用できるのが望ましく、具体的には、第２図に明ら
かに示すごときものが使用される。

すなわち、第２図Ａの例は、案内板７の下部にカギ状突
起１１，１１．１１・・・・・・を有した面状係合辺１
０を配して、糸口がこのカギ状突起１１，１１，１１・
・・・・・の間に引掛けられて保持されるようになって
いる。

また、第２図Ｂ例は、案内板７の下部に弾性帯１２を掛
け、糸口をこの弾性帯１２と案内板７との間にドライバ
ー等の先の尖った工具で差込み保持するようになってい
る。

さらに、第２図Ｃ例は、各上糸通し孔８に着脱或は開閉
可能な蓋１３（図示例ではこの蓋１３は軸１３ａを中心
に回転可能となし上糸通し孔８を開閉するようになしで
ある。

）を配し、鉄蓋１３と案内板７との間に糸口が挾持され
て保持されるようになっている。

そして、この第２図Ｃ例の場合は、蓋１３と案内板７と
の挾持力が適宜になるよう両者間の間隔を設定、或は調
整可能となせば糸口を仮保持して、上糸用ミシン糸３を
鉄蓋１３と案内板７との間を通したままでミシン本体１
にて使用することもできるものである。

なお、図示例では、下糸用ミシン糸３ａは糸案内板５の
下糸通し孔６ａ、６ａ、６ａ・・・・・・を通して垂れ
下げであるが、前記案内板７と同様な案内板をさらに適
所に配してもよいものである。

「考案の効果」本考案は、上記のごとき構成よりなるため、上糸用ミシ
ン糸３，３，３・・・・・・は、交換のために手にしや
すい位置に保持させておくことができ、ミシン本体１の
振動や風によっても糸口が絡んだり上糸通し孔８，８，
８・・・・・・より脱落することがなく、糸交換の作業
を迅速に行なえるものである。

また、本考案は、下糸用ミシン糸３ａ、３ａ。

３ａ・・・・・・を別に水平糸台２に載置して、これを
上記上糸用ミシン糸３とは別に案内しであるため、上糸
用ミシン糸３，３，３・・・・・・をどこに保持せしめ
ておくにかかわらず該上糸用ミシン糸３，３゜３・・・
・−・には影響を与えることなく、下糸用ミシン糸３ａ
、３ａ、３ａ・・・・・・を適宜選択してボビン等に巻
くことができるものである。

いいかえれば、該下糸用ミシン糸３ａ、３ａ、３ａ・・
・・・・を別系統となしたため、上糸用ミシン糸３，３
，３・・・・・・を所望位置に保持でき、糸替えの手軽
性、迅速性を飛躍的に向上するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案ミシンの糸立装置の一実施例を示す正面図
、第２図は本案に使用される保持具部の断面図である。１・・・・・・ミシン本体、２・・・・・・水平糸台、
３・・・・・・上糸用ミシン糸、３ａ・・・・・・下糸
用ミシン糸、４・・・・・・支柱、５・・・・・・糸案
内板、６・・・・・・上糸通し孔、６ａ・・・・・・下
糸通し孔、７・・・・・・案内板、８・・・・・・上糸
通し孔、９・・・・・・保持具。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

ミシン本体１の後方に立設する支柱４に、左側に複数の
上糸用ミシン糸３を、右側に複数の下糸用ミシン糸３ａ
を載置する水平糸台２を配し、該支柱４の水平糸台２よ
り上方で、かつ、ミシン本体１より上方部位には、左側
に上糸通し孔６゜６．６・・・・・・を、右側に下糸通
し孔６ａｓ６ａｖ６ａ・・・・・ンを設けた
糸案内板５を配し、さらに、該ミシン本体１の上方には
、上糸通し孔８，８．８・・・・・・と、水平糸台２上
に載置した上糸用ミシン糸３の糸口端部を保持する保持
具９とを有した案内板７を配してなるミシンの糸立装置
。