JPS5941739B2 - 流体圧を利用して外部から人体を治療するための血行促進装置 - Google Patents

流体圧を利用して外部から人体を治療するための血行促進装置

Info

Publication number
JPS5941739B2
JPS5941739B2 JP50008308A JP830875A JPS5941739B2 JP S5941739 B2 JPS5941739 B2 JP S5941739B2 JP 50008308 A JP50008308 A JP 50008308A JP 830875 A JP830875 A JP 830875A JP S5941739 B2 JPS5941739 B2 JP S5941739B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
valve
pressure
supply
discharge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP50008308A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5184180A (ja
Inventor
リチヤ−ド ロ−タ ニコラス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP50008308A priority Critical patent/JPS5941739B2/ja
Publication of JPS5184180A publication Critical patent/JPS5184180A/ja
Publication of JPS5941739B2 publication Critical patent/JPS5941739B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Massaging Devices (AREA)
  • Rehabilitation Tools (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本明細書に記載する発明は駆動ポンプの形の治療装置に
実施されるものである。
先ず治療装置の観点から考えると、次の特許が出願人の
知っている代表的の先行技術である。
米国特許第2528843号及び2533504号明細
書は別々の膨張しつる室を1群にまとめ、患者の足の形
状に合致するよう個々に取付けるようにした装置を示す
米国特許第1608239号、同第2345073号及
び2361242号明細書は別々の膨張しつる室を患者
の足及び胴を可調整的に包囲する衣服状の構体に組込ん
だ装置を示す。
1938年4月12日付英国特許第483111号及び
これに関連する同国特許第483132号は明細書別々
の膨張しうる室を患者の足を可調整的に包囲するガータ
に組込んだ装置を示す。
上述のすべての特許において空気の如き流体を加圧して
機械的に駆動される分配弁装置へ供給し、そこから加圧
した空気を別々の管で膨張しつる室へ別別に導いている
ある場合には室を分配弁の共通開口及び分岐管と連る群
に分割して分配弁へ戻さねばならない管の数を減少する
しかしながらすべての場合において多数の管を必要とし
、装置全体が大型複雑となり、運転中厳格に管理しなけ
ればならない。
第2に駆動ポンプの観点から考えると、米国特許第34
29266号明細書には適当な順序で室へ供給される加
圧流体に直接曝される可撓管が貫通する膨張しうる室の
配置が開示されている。
加圧流体は可撓管を圧潰して駆動ポンプにおいて普通の
ようにその中の流動材料を可撓管に沿って進行させる。
この特許では空気圧縮機き機械的に駆動される分配弁と
を使用して分配器からそれに連る特定の室まで延びる各
管を通じて室へ空気を供給する。
フランス特許第1175431号明細書には、共通の機
械的に駆動される分配弁を使用するものと、流体圧作動
の供給及び排出弁並びに流体圧作動のパイロット弁とを
群中の各膨張しうる室に使用するものとを含む駆動ポン
プの数個の変型が示されている。
各室のパイロット弁は供給多岐管中の圧力に対する室中
の圧力を感知する。
該室中の圧力が増加して供給圧力にほぼ等しくなると、
パイロット弁はすぐ前の室の供給兼排出弁へ流体圧信号
を送って該室の排出を開始すると同時にすぐ後の室の供
給兼排出弁へ流体圧信号を送って該室を膨張し始める。
この次の室が、供給圧力で完全に膨張するときはそのパ
イロット弁は、そのとき該室の前後にある室の供給兼排
出弁へ適当な信号を供給する。
この装置が一度始動後連続的に作動するためには、群中
の最後の室のパイロット弁及び供給兼排出弁を群中の最
初の室の弁と接続しなければならない。
この装置を停止するには各供給兼排出弁を手動で排気状
態に押圧しなければならない。
この装置を起動するにはすべての供給兼排出弁は排気状
態になければならず、特殊管中のコックを手で開いて第
1室を加圧しなければならなG)。
第1室が膨張したま−であって方式を永久的に不作動と
することを防止するにはポンプが起動するや否や起動コ
ックを閉じなければならない。
出願人が知っている先行技術と異り、本発明によれば1
群の室の制御された膨張及び収縮によってこれら室に沿
って圧力パルスの連続する伝播を順次に生じさせ、各室
とそのすぐ前後にある群中の室との間の流体圧力差に応
じて各室の入口及び排出通路を自動的に開閉する弁によ
って所要の膨脹及び収縮を制御するようにした治療装置
と駆動ポンプとの組合せを提供する。
この型の弁装置を群中の互に隣接する室の各対間に配置
する。
この配置によれば一群の室を任意所要数の室から構成し
、任意のか5る群中の最後の室を該群中の最初の室と接
続する必要がなく、群の作動は起動を必要とするとき弁
装置が勝手の状態にあっても自動起動可能となり、機械
的に作動される分配器、調時装置又はその等動物を使用
する必要がない。
各室の膨張収縮の完全サイクルの周波数及び群に沿う圧
力波の伝播速度は膨張しうる室の特性に対する弁装置の
特性から予め決められる。
本発明の1部を形成する弁装置の好ましい1型式は群中
の2個の隣接する室中に存在する流体圧の差に応じて2
つの安定した位置間を中心線の周りに振動することによ
り相対的に動きうる複数の本体部分から成る。
これら弁装置又は等動物はモヂュラ形に作って一群のモ
ヂュラ形の膨張しうる室を任意希望の長さの群に接続し
、又は非モヂュラ型に使用して特殊用途に使用する永久
配置の選択した数の室を提供する。
本発明を治療装置に実施するときは熟練しない人によっ
て起動、停止又は運転中監視することができ、そして使
用するときは熟練しない人によって不当に調整又はいじ
り回されるおそれのある可調整制御装置又は他の部材を
必要としない組合せを提供する。
かSる治療装置は血栓性栓塞の形成を阻止又は減少し、
一般に静脈血流を改善するために使用され、入院中、活
動中、歩行不能、横臥又は活動不能の人の足の深部静脈
中の体液流の停止を阻止し、希望するならば正常の静脈
血流を助ける駆動ポンプ作用を行う。
添附図面第1図は患者のすねに嵌めた治療装置として示
す本発明の好ましい実施例を示す。
この装置は内部へ加圧流体を導入すること及び内部を低
流体圧区域へ開くことによって加圧流体を内部から排出
することに応動して夫々半径方向に膨張収縮しつる弾性
流体密材料製の1群の別々の環状モジュラ中空室から成
る。
流体は圧縮機で加圧した大気とすることが最も便利であ
り、排気区域は患者が置かれている大気であることが望
しい。
しかしながら希望する場合には任意適当なガス又は液体
を使用しつる。
治療又は患者を快適にする理由から、圧縮又は加圧した
流体の温度が適当でない場合には図示しない適当の装置
によって流体を温め又は冷却してもよい。
第1図には供給多岐管12と接続した空気圧縮機として
示す加圧装置10とが線図的に示されている。
環状室は患者のくるぶしに近いn −,2から始まって
n−1、n 、 n+1 、 n+2等を順次通って患
者の膝に近い位置迄の1群として示されている。
室n −2等の内径及び外径はそれらを嵌める人体部分
の形状に応じて個々に又は群として変更しうる。
図示した例ではくるぶし近くの環状室の内外径は比較的
小さいが、より大きい直径の室をふくらはぎ及び膝に近
い部分に漸進的に分布する。
モヂュラ環状室の大きさ及び分布は室が収縮したとき内
径が包囲された組織に相当の半径方向内圧を加えないよ
うに比較的ゆるい状態で患者の足を包囲する如きものに
する。
各環状室が膨張するとその内径が減少し屈撓性の半径方
向の内圧を包囲する組織に加える。
本発明装置の使用者はすべての年代の異る体形の人の腕
及び足の上下の部分に適当にはまる群を選択しうるよう
にかなり広い範囲の大きさのモヂュラ環状室を倉庫又は
薬品供給業者から選択しつる。
本発明の詳細な説明で詳細に説明したように1群の環状
室に沿って波状に伝播する圧力パルスの連続パターンで
患者の血管を包囲する区域内の組織に連続的に応力を加
え且つ取去るような予定の反覆順序で個々の環状室2−
n等に加圧流体を導入排出する。
任意瞬時に数個の環状室が最大流体圧又はその近くにあ
り、他の室は最低流体圧又はその近くにありこれら高圧
及び低圧の中間にある残りの環状室は急速に増加又は減
少しつ−ある圧力下にある。
室n 2等がモヂュラである本発明のこの好ましい。
実施例では各室とそのすぐ下流側にある室とを接続して
群にするモヂュラ弁装置を設ける。
これら弁装置の各々は弁装置で互に接続される2室間の
流体圧力差に応動してこれら室への流体の供給及び排出
を制御する素子を有する。
第1図に示すようにこれら弁装置は各モヂュラ室n −
2等に設けた凹所16及び18(第2図)内に入れた比
較的小さい箱14として示されている。
凹所16及び18は各室の半径方向に喰違はせ、第2図
に示すように反対側に開口して1群の室を第1図の如く
接続するとき、弁装置14が2個の離間せる平行線に沿
いかなり広く離間して、すべての弁装置14を1本の線
に沿って配置するときよりも宗祖立体を剛性とすること
が少いようにする。
各弁装置14は管20によって供給多岐管12に接続し
、又管22によって排出多岐管24と接続する。
又合弁装置14は適当な簡単な栓装置によって弁の両側
にある室の各々と接続することが好ましい。
例えば第3図及び第4図に示すように、各弁装置14に
はその4辺から突出する土練を附したニップル26,2
8,30及び32を設ける。
供給管20は弾性材料から作って数個の弁装置14のニ
ップル26に固着し、排気管22はニップル28に固着
する。
ニップル30及び32は群n −2等の隣接室内の第2
図に示す開口34の如き適宜の開口内へ挿入する。
再び第1図を参照するに第1環状室n −2の上流端は
34(第2図)の如き開口内に挿入された管36によっ
て流制限装置38と接続し、そして管40によって供給
多岐管12と接続する。
1例として流制限装置38は、圧縮空気を多岐管12か
ら室n −2の内部へ向って絶えず流す予定の小面積の
オリフィス48を有する円盤46によって離間された流
入ニップル42及び流出ニップル44を有する第6図に
示す如き形をとる。
後で説明するように室n−2は排出通路を室n −2に
対して周期的に開閉する弁装置14に接続する。
多岐管12から室n−2への圧縮空気の流速は室n−2
内の圧力が、排出路を閉じたとき多岐管12内に維持さ
れる供給圧力まではゾ上昇するのに予定の時間がか5る
ように流制限装置38によって決定する。
前記圧力に達すると、室n−1内の圧力が排出レベルに
達するまでこの圧力を維持し、圧力が排出レベルに達す
ると室n−2の排出通路が開き、その中の圧力は供給空
気の制限された流れが引続いて装置38を流れるのにか
かわらず急激に低下する。
この作用は後で詳述するように1群の室の調時された作
動に関係している。
同様に第1図には最後の室n + 6から出て管54を
通じて排出多岐管24へ至る排出管52内に設けた流制
限装置50が示されている。
排出流制限装置50は第6図に示す装置38と類似又は
同様のものでよく、1群の室n−2等の調時と関係する
その作用は後で説明する。
単純な流制限装置38及び50の代りに可調整絞り弁を
使用できるが後で説明するようにこれは必ずしも必要で
ない。
第4図及び第5図は代表的の弁装置14を示す。
説明の便宜上この弁装置14が室n及びn + 1間に
設置されているものと仮定する。
こ5に室nは上流側の室であり、n+1はこの特定の弁
装置14に対して下流側の室である。
第4図に示す部品の位置は加圧流体が上流側の室n中へ
流入してその中の流体圧力を上昇するときに占める位置
である。
第5図に示す部品の位置は室n中の流体圧が多岐管12
中に維持される供給圧力とはゾ等しい圧力に高められ、
下流側室n+1内の流体圧力が排出区域の圧力とはゾ等
しい圧力に降下した時の位置である。
本例では排気区域の圧力は大気圧にはヌ゛等しい。
第4図及び第5図に示す弁装置14は静止弁体56とそ
の中に設けられて60で示す中心線の周りに制限された
振動運動を行う可動弁体58とから成る。
弁体56及び58は鋼又は適当な塑造可塑材料から作る
弁体56及び58は夫々中心線60の周りに形成される
円筒の部分を構成する複数の合致する表面を有し、よっ
て可動弁体58は中心線60の周りを自由に動きうる。
合致する表面はかなり正確にはまり以下説明する数個の
凹部、通路及び部品を有効に隔離又は密封するのに充分
の面積を持っている。
第4図においては供給管20は固定弁体56中に形成し
た供給通路62及び64に開口するニップル26にはめ
る。
部品のこの位置では通路64は可動弁体58の部分66
の円筒形表面によって遮断される。
排出管22を静止弁体56中に形成した通路68及び7
0中に開口するニップル28にはめる。
通路70を静止弁体56の半径方向の壁74と可動弁体
58の半径方向の壁76とによって画成した弧状の凹部
72内に開口し、凹部72をこの位置にある部品で流入
通路82から隔離する。
ニップル30を室n中の34(第2図)の如き開口内に
挿入し、静止弁体56中に形成した2個の円周方向に離
間せる分岐通路80及び82を有する通路78と連通ず
る。
部品がこの位置にあるときは分岐通路80及び82は可
動弁体58の部分84及び86の円筒形表面によって夫
々率がれる。
比較的小さい逃がし通路88が分岐通路82から分岐し
、通路90及び92を通じて静止弁体56の半径方向の
壁96と可動弁体58の半径方向の壁98とで画成する
弧状凹部94と連通する。
室n内に任意瞬間に存在する流体圧力は通路78゜82
.88,90及び92を通じて凹部94内の可動弁体5
8の半径方向の壁98に作用し、従って室n内に存在す
る流体圧力に応じて変化する力をもって可動弁体58を
絶えず半時針方向に回転しようとする。
第4図に示す如くニップル32は下流側室n+1内の3
4(第2図)の如き開口内に挿入されて該室を静止弁体
56内に形成した通路100゜102及び104と連通
させる。
第4図に示す位置にある通路104は可動弁体58の部
分106の円筒形表面によって塞がれる。
逃がし通路108を通路102から亦岐し、静止弁体5
6の半径方向の壁112と可動弁体58の半径方向の壁
114とで作る弧状凹部110と連通する。
各部が第4図に示す位置にあるときは室n + 1中に
存在する流体圧は通路100及び108を通じて可動弁
体58の壁114に作用し、可動弁体58を該室n+1
内にある圧力に応じて変化する力をもって反時計方向に
動かないように保持する。
第4図から認められるようlこ室n内の流体圧は凹部9
4の壁98に作用し、壁98の面積は極めて小さく、可
動弁体58の中心線60に比較的密接している。
これに反し、室n + 1内の流体圧は凹部110の壁
114の比較的大きい面積に作用し、そして壁114は
壁98よりも中心線60から相当離れている部分を含ん
でいる、この2つの理由から壁98に圧力を加えて所定
量のトルクを発生するには壁114に加へられて同一量
のトルクを生ずるのに必要とするよりも相当大きい流体
圧を必要とする、第1図に示す装置の実際の使用例とし
て圧縮機10を多岐管12内で約1,41kg/cyy
tで適切な空気流を発生するように設計する。
この圧力の空気を室nへ供給すると、室は膨張し、それ
を構成する弾性材料は室n内の流体圧力がほぼ供給圧力
1.41 kg/iとなるまで伸びる。
室n内の流体圧力がほぼ供給圧力に達し、室n +1内
の流体圧がほぼ大気圧に降下するのは室nにより壁98
に加わる力が室n +1内の流体圧により壁114に加
わる力の抵抗に打勝つのに充分となるときのみである、
然るときは可動弁体58は中心線60の周りを第5図に
示す位置へ向って反時計方向に動き始める。
可動弁体58が第4図に示す位置から第5図に示す位置
へ動くときは可動弁体58の部分86の円筒形表面は通
路78の分岐路82を開くから室nからの加圧流体が膨
張凹部72へ入って壁76に力を加え可動弁体58を反
時計方向に押すトルクを加えると共に排出通路70及び
68を通って排出管22へ流れる。
このように室n内の流体圧は弁体58を第4図の位置か
ら第5図の位置へ動かすのに必要な時間中数個の因子に
よって決定される速度で漸減する。
綴部加圧流体が逃し通路88.90及び92を通じて凹
部94のみへ流入するときは速度は極めて低いが、分岐
通路82が漸次開かれるに伴い、圧力は流れが大気中に
放出されるために漸次一層早く低下する。
第4図及び5図に示す弁の形の追加の因子が加えられる
第4図及び5図に示すように可動弁体58は加圧流体を
部分116から118へは自由に流すが部分118から
116への流れを阻止する球道止弁120によって接続
される2個の1直線上の部分116及び118を有する
通路を内部に設けられている。
可動弁体58は第5図に示す位置へ向って反時計方向へ
回動すると、通路部分116は室nと連通する通路78
の分岐通路80へ開口する。
然るときは室nからの加圧流体は上述の如く排出される
だけでなく通路部分116及び逆止弁120を通って通
路部分118へ流入し、通路104.102,100及
びニップル32を経て外方へ流れて室n +1へ至る。
このことは可動弁体58内の通路部分118が弁体58
が反時計方向へ動いて第5図の位置へ至る結果静止弁体
56内の通路104と一致するために生ずる。
その結果室n内の減少する流体圧力が通路部分118内
の流体圧以上に留る限り部品が第5図に示す位置にある
とき室nからの加圧流体は可動弁体58を通して室n+
1内へ流入する。
第5図に示す位置では可動弁体58内に形成される室n
+1に対する供給通路122は供給通路64と一致せ
しめられ、よって供給通路62、ニップル26及び供給
管20と一致せしめられる。
よって加圧流体は前記通路を通じて部分118及び室n
+1へ流入する。
室n+1がそれを構成する弾性材料の抵抗に抗して膨張
し始めるとその内部及び通路部分118内の流体圧は漸
次増加し逐には室n内の減少しつつある流体圧とほぼ同
一となり球道止弁120が閉じる。
この点で室n+1は供給管20と直接接続されて膨張し
つづけ、室nは上記通路を通じて排出しつづける。
可動弁体は凹部110内の止め111と係合して第5図
の位置に保たれる。
凹部110はこの位置において充分大きい空いている容
積を有するからその中に抑留された空気は弁体58を第
4図に示す位置へ戻す程圧縮されない。
比較的小さい逃し通路124,126及び128が可動
弁体58中に設けられて通路部分118から静止弁体5
6の半径方向壁132と可動弁体の半径方向壁134と
で作る弧状凹部130まで延びている。
同様の逃し通路136が通路部分116から延び静止弁
体シロ上の半径方向の壁140と、可動弁体58上の半
径方向の壁142とで作る弧状凹部138に開口してい
る。
球道止弁120が開いている限り上述の逃し通路から凹
部130及び138へ導かれる流体圧はほぼ同一である
然しながら球道止弁120が閉じると通路部分118、
従って室n+1内の流体圧は部分116内の流体圧より
高くなるから凹部130の壁134には漸増する力が加
わり、小さい逃し通路による遅延後凹部130内に発生
するトルクは可動弁体58を時計方向に起動して室n+
1への供給を遮断し、室nの排出を停止するサイクル部
分を開始するのに充分となる。
第5図に示す位置では通路108は可動弁体58の円筒
形表面によって塞がれる。
弁体58の時計方向運動が上に説明した逃し通路の交鎖
によって開始されるときは通路108は弁体58の最初
の時計方向運動が比較的低速のため予定時間の開閉じた
ままである。
然しなからこの運動が引続き行われると凹部110の壁
114は通路108を開き、このとき室n+1及び該室
へ至る供給通路内に存在する比較的高い流体圧が凹部1
10内に加わり、壁114に力を加えて可動弁体58を
第4図の位置へ迅速に戻し終る。
第4図に示す位置では弁体58は凹部72内の止め73
によって止められる。
室n + 1内の流体圧によって凹部110内に発生さ
れるトルクは排出された室n及び排出多岐管24内に存
在する流体圧によって凹部138,94及び72内に発
生されているトルクよりも相当大きい。
可動弁体58が上述の如く第4図に示す位置へ戻ると、
室nはそれと室n−1との間にある弁装置14の作用に
よって膨張される状態となる。
更に室n +1は今や完全に膨張されるから室n +
1及びn+2間にある弁装置14の作動を開始し室n
+1を排出し、室n +2を膨張させる。
第1図では装置は群の第1室n−2を患者の足の端部近
くにおくよう示されているから脈動する波状作用が足の
上部へ向って伝播される。
このような配置は自然の静脈流と同−戻り方向にある静
脈に加わる駆動ポンプ作用のために担当医師によって好
まれる。
この実施例の装置は2次流が運動及び組織の緊張等によ
ってのみ発生される組織の交番する圧縮及び膨張を生ず
る装置ばかりでなく駆動ポンプとしても使用されるもの
である。
第1図には下脚の全長を包囲する僅か9個の室n −2
等のみを示すが、より多数の室を使用しうる。
又室は第1図に示す如く円形、方形の代りに半円形の断
面にしてもよい。
かかる半円形断面を示す変型は後で説明する第11図及
び12図に示されている。
第1図乃至第6図の実施例では各弁装置14は通路11
6,118及び球道止弁120を有し、それにより上流
側室から来る加圧流体の幾分かを下流側室へ指向する。
この配置によれば圧縮空気又は他の加圧流体の量を若干
節約できるが、より低い平均圧力及び容積において排出
が起る事実の方が更に有用な利点である。
第7図及び8図に示す変型弁装置では上流側室から弁装
置を経て下流側室へ至る加圧流体の流れに対する通路が
設けられていない。
然しなから弁装置は上流側及び下流側の室間の流体圧力
差に応動して上述の弁装置14によって達成されるもの
と同一の調時効果を発生する。
第7図及び第8図に示す弁装置144は静止弁体146
と可動弁体148とを有し、静止弁体146は説明の便
宜上第4図及び第5図に示した静止弁体56と同様であ
る。
第7図及び第8図に示す可動弁体148は弧状凹部15
2へ至る逃し通路150と、弧状凹部156へ至る逃し
通路154とを有する。
更に可動弁体148は第4図及び第5図の通路122に
相当する供給通路158を有する。
第7図に示す位置では逃し通路150゜154並に供給
通路158は上述の第4図の場合と同様に静止弁体の適
当な円筒形表面によってすべて遮断されている。
この第7図の位置では室nからの流体圧が凹部160に
加わり、室n+1からの流体圧は室162に加わる。
これは第4図の実施例の場合と同一である。
室n内の流体圧がほぼ供給圧力に達し、そして室n +
1内の圧力がほぼ排気圧力まで降下すると、このとき
凹部160に作用している優勢な圧力が第4図及び第5
図について上述したと同様に可動弁体148を反時計方
向に動かして第8図に示す位置へ持来す。
第8図に示す位置では逃し通路150及び154は夫々
室n及びn、 + 1と連通しているから、これら両室
内の圧力差は凹部152及び156において感じられる
第4図及び第5図の場合と同様に、膨張している室n
+ 1内の流体圧力が排出されている室n内の圧力とほ
ぼ同一値まで上ると、可動弁体1°48は時計方向に動
き始め比較的遅く動くから室n + 1は完全に膨張し
、室nは可動弁体が、凹部162内の逃し通路164を
通して作用する室n + 1の流体圧によって第7図の
位置へ急速に動かされる前に完全に排出される。
上述の如く第7図及び第8図に示す変型弁装置148を
第1図に示す装置に使用すると、第4図及び5図に示す
弁装置14を使用する場合よりも若干大量の圧縮空気を
使用しなければならないことが予想される。
第9図に示す線図から判るように本発明には特定の特徴
及び効果がある。
第9図では第4図及び第5図の弁装置に組合せた数個の
弁部品及び圧力差弁制御部材を別々に示す。
第9図では室n−2は流制限装置38を通じて多岐管1
2から一定流率で供給される。
室n −2の排出弁■4が丁度閉じられたと仮定すると
、この室内の流体圧は多岐管12内の供給圧力とほぼ等
しくなるまで装置38によって予定される割合で増加す
る。
このとき室n−2中の圧力が室n −2及びn−1間に
ある弁■1に加わる。
本例では弁■1は図示の如く閉位置へ偏倚される蝶形逆
止弁と仮定されるから室n−2からの圧力がほぼ供給レ
ベルとなり、室n −1からの圧力がほぼ排出レベルと
なったときのみ開く。
#V1は室n−1内の流体圧が室n −2内の流体にほ
ぼ等しい値まで増加したときにのみ閉じるように反対方
向に偏倚される。
このように逆上弁■1の蝶板は第4図及び5図に示した
弁装置14の圧力応動素子と略図的に等効である。
第9図の点線で示すように室n−2の弁■1は室n −
2の排出弁■4及び室n−1の供給弁■2と連動されて
いる。
かくして弁v1は室n−2が排出の準備をし、室n−t
が膨張の準備をするとき開かれ、連動は■1が開位置へ
動くと同時に室n2の■4及び室n−1の■2を開くよ
うに行われる。
この点から圧力はn−2内で下り、n−1内で上り、こ
れら両圧力の差がほぼ0になるとき弁■1は閉状態へ戻
される。
弁v4.v1及びv2の連動は、室n −2を連続的に
排出し、室n−1を連続的に膨張させて上記弁14と等
効の作用を行うように弁■1の閉合に応じて弁v4及び
■2の閉合を遅らせるようにしなければならない。
室n −2はこの室への供給を閉じる弁要素がないため
特殊の場合を示す。
流制限装置38によって行われる連続供給は排出弁が開
くとき加圧流体が大気へ流出する流率よりかなり少いよ
うに制限される。
弁v1を適当の時に逆変するには排出弁が開かれるとき
室n−2中の圧力は充分降下する。
この簡単な配置は第4図及び5図に示す弁装置14のよ
うな同一弁装置を任意の群のすべての室間に使用するこ
とを可能にする。
室n −2内の排出弁■4と開閉を逆にする如く連動し
た供給弁を室n −2に設けうるが、かかる設備は上記
流制限器38の利点に鑑み無意味である。
第9図に示す最後の室n +6は他の特殊の場合であっ
て、室n−2の1種の鏡像である。
即ち室n + 6は排出弁を必要としない。
しかし室n −2の供給弁■2と連動した排出弁を設け
てもよい。
特殊弁の必要を避けるために流制限装置50を排出弁に
代用して供給弁■2が開いたときに室n + 6内に発
生する流体圧が全供給圧力に達することなくむしろ供給
弁を遮断するとき降下するようにすることが望ましい。
制限器50による遅延は群中の前の室の圧力が供給圧力
に達するのとほぼ同時に圧力が排出レベルへ下るように
する。
室n −2及びn + 6間にあるすべての室は定常状
態において上記の常規作動を行う。
自己起動特徴を第9図について説明する。
説明の便宜上第9図の蝶形弁V1はばね又は重量により
第9図の閉位置に偏倚されているものと仮定し、又すべ
ての供給弁v2及びすべての排出弁v4も亦閉位置へ偏
倚され、加圧流体が多岐管を通して供給されないときこ
れら弁が自動的に閉位置をとる如く連動するものと仮定
した。
かかる装置の自己起動は明かである。
伺となれば圧縮機10が起動すると空気が流制限器38
を通じて室n −2のみに流入し、その中の圧力が供給
圧力とほぼ等しい値まで増加するときは室n−1はすべ
ての後方にある室と同様に大気圧にあるためvlが開い
て室n−1へ圧縮空気を供給するからである。
この弁V1を開くと室n−1に対する供給弁■2が開か
れ、文字n −2に対する排出弁■4が開かれる。
よって室n−1は膨張し、室n −2は排出され、室n
−1が膨張する結果室n及びすべての後続する室の作動
が漸次開始される。
然しなから第4,5図及び第7,8図の好ましい弁装置
は重量又はばねによって偏倚しない方がよく、装置を最
初に組立たとき又は組立た装置をある期間使用しなかっ
た後は可動内部弁体58又は148は勝手な位置にある
まれに第4図又は第7図に示す位置にあって、すべての
弁が第9図について説明した閉位置にあり装置ははソ゛
上述したように起動する。
又まれではあるがすべての弁が第5図又は第8図の位置
にあって、第9図の弁v1.v2及びv4に相当する弁
素子がすべて開かれる。
その場合には多岐管12へ供給される空気は室n −2
からn +6を除くn+5迄のすべての室を自由に流れ
て排出される。
室n +6内の制限器50によって与えられる制限され
た排出のために室n+6内の圧力は前の室n+5(図示
しない)内の圧力以上に上昇し、接続弁v1と室n +
6に対する供給弁v2を閉じると共に室n+5の排出弁
■4を閉じる。
よって室n + 5内の圧力が上昇しn + 4の排出
弁を閉じる。
これはおそらく何れの室も全供給圧力に上昇することな
しに室n−2に戻るまで継続する。
然しなから今や室n −2は室n−1へ至る弁■1が開
く前に供給圧力まで上昇しなければならず、この点から
すべての後続室が常規の定態作動へ入る。
すぐ前に仮定した2個の極端な場合以外の弁装置の勝手
の配置においては少くとも1個の弁装置がそれより上流
又は下流側にある弁装置と異る位置にあらねばならず、
これら弁装置の中間にある室内で繰返し作動が開始され
、この作動は群を通じて伝播する。
数サイクルの誤動作の後すべての室は設計された作動を
行うようになる。
好ましい弁装置14又は144においてはすべての又は
多くの可動弁体58又は148は第4図又は第9図の安
定位置にあるか又はある中間位置にある。
然しなから加圧流体を多岐管12に供給すると、可動弁
体は相接続した室間に相当の圧力差が感知されるや否や
安定位置の1個又は他へ強制されこのことは一致がほと
んどないためにはゾ避けることが出来ない。
いくつかの室は供給圧力と全部又は1都連通し、他は連
通しない。
安定位置への種々の弁装置の合成運動が群中の少くとも
1対の室間の繰返し作用を生じないときでも第1図及び
第9図に示すように流制限器38及び50を使用すると
きは室n〜2へ一定の制限された供給が行なわわ、文字
n +6から一定の制限された排出が行なわれるために
群の1端又は他端において繰返し作動が行なわれる。
或は上述の如く図示しない特殊の供給弁を室n−2に設
けて室n〜2の排出弁v4が閉じるとき開くように連動
し、文字n+6に対しても図示しない特殊の排出弁を設
けこれを室n+6に対する供給弁が開くとき開くように
連動してもよい。
この変形構造は流制限器を用いる配置と同様に少くとも
群の1端又は他端において確実に自己起動をなしつるよ
うにする。
上述のほとんど当にならない一致のために第4図及び第
5図に示す弁体又は第7図及び第8図に示す弁体148
のすべてが同一の中間位置にあってすべての中間室の供
給及び排出速度が正確に同一であるときは任意の中間室
間に圧力差が生ずることなくすべての弁体は最初の中間
位置に留る。
然しなからこの状態はあだかもすべての排出通路が広く
開かれ、そして室n〜2の制限された排出が上述の如く
繰返し作動を下流端から開始させる場合と同一である。
弁装置14又は144及び室自体がすべて量産され一致
が起るように充分同一であると予想できないことを考え
れば前記一致は一層当にならない。
弁装置又はその何れかを予め配置することなしに自己起
動しうる特徴は本発明の特に重要な特徴である。
就中このことは第1図に示すモヂュラ方式を実施可能に
する。
定態運転においては勿論室nは2個の因子が満足された
とき、即ち室n−1が供給レベルにあるとき室nが排出
レベルに達するとき、又は室nが排出レベルにあるとき
室n−1が供給レベルに達するとき膨張を開始する。
勿論室n−1が供給レベルに達すると同時に排出レベル
に達し、室nの膨張はそれと同時に開始する。
然しなからかかる正確な調時が必要でなく、従って使用
する弁装′置が高価な精密仕上したものでなくてもよい
ということは本発明の特殊の特徴である。
又第1図の実施例と同様にすべての室は同一の大きさ又
は容積でなくてもよい。
比較的小さい室が群中の大きい室より前にあるときは、
普通率さい室は大きい下流側の室が排出レベルに排出さ
れる前に供給圧力に達する。
かかる室間の弁■1は大きい方の室が適当レベルまで排
出するまで待つ。
かかる群において大きい室が小さい室より前方にあれば
これ等室間の弁v1は大きい方の室が供給レベルに達す
るまで待つ。
容積の差は第1図に示す場合と同様に合理的の変化範囲
にあらねばならない。
そうでない場合には相当異る容積の室を接続するために
適当に変更した流率又は時延を有する弁装置を設けるこ
とが好ましい。
更に第1図のモヂュラ室を、大きい直径のものは小さい
断面積にして群全体を通じてより一層等しい容積にする
ことができる。
本発明において1群の室の長さ方向に圧力波が伝播する
周波数は圧力液が室に出入する速度及び室自体の膨張特
性からきまる。
勿論流速は室の呈する逆圧力に抗して流体が任意与えら
れた圧力で流れる管及び弁通路の大きさからきまる。
成る場合には室は剛性であってもよく、その中に設ける
弁装置は完全に作動するか現在のところかかる組合せは
考えていない。
好ましい室は膨張収縮し、膨張に対して屈撓性且つ長期
の抵抗を呈し屈撓性且長期の力をなくする。
以下に説明するように駆動ポンプ装置に実施しようとす
るものであるからこのことは第1図の実施例における主
因子である。
第9図に示す連動パターンは90°回転して合弁v1を
上流側室の供給弁■2及び下流側室の排出弁v4と連動
するようにしてもよい。
このようにすると最早弁装置14と線図的に等効でなく
なるが、作動は弁14及び第9図に示す配置と全く等効
である。
第10図は第4図及び第5図に示す弁装置14と線図的
に等効でない弁装置の変形連動装置を示す第10図にお
いては各下流側の室へ至る弁■1、該特定の室に対する
供給弁v2及び排出弁■4と連動されている。
まず室nを考えると、室n−1から室nへ到る弁■1は
室n−1内の流体圧力かはゾ供給圧力に達し、そして室
n中の流体圧力かはゾ排出レベルに達するときにのみ開
く。
弁v1が開くと、それは室nの排出弁v4を閉じ、該室
の供給弁v2を開くように連動されている。
室n内の圧力が室n−1内の減少しつつある圧力とはマ
同一の値まで上昇すると、弁■1は再び閉じる連動装置
に時延装置を組込んで室nの排出弁■4及び供給弁■2
が室n内の流体圧かはゾ供給レベルに達するのに充分の
時間閉じ又は開いたまメで留るようにする。
然るときは室nの下流側にある弁■1は開き室n +1
は膨張し始める。
第10図の実施例は前の実施例よりも正確に一致し且つ
精密な弁素子を必要とし、且つ群中の室の容積の変化に
対する裕度は少いλこれは各室の排出弁■4は上流側弁
v1の開いた後一定時間で開き従って例えば室nは下流
側の室n+1の全圧力がなくなる迄待たないからである
第10図の連動は各室の下流側弁v1を同室の流入及び
排出弁v2及びv4と図示の連動と同一目的を達成する
ように変更できる。
第10図に示す変型では第1室n〜2には排出管がなく
前の実施例と同様に流制限装置38を通じて供給される
よって室n−2では圧力は次の室の膨張時間とはマ同一
の予定時間で供給レベルに上昇する。
然しなから室n −2内の圧力は排出レベルへ降下する
ことなく室n −2及びn−1間の弁■1が開いている
間加圧流体が室n −2から室n−1へ流れる結果降下
するだけである。
第10図の最後の室n +6には群中の前方にある室と
同様の排出弁素子■4を設けてもよい。
室n +6は前後の室と同様に作動する。
第10図に設ける弁装置は任意の構造でよく、希望する
ならば第4図及び第5図に示すものと同様に任意希望の
長さの群中の室間に挿入しうるモヂュラ単位に構成しう
る。
第4及び5図並に7及び8図に示され、第9図に関して
説明した実施例は第10図に示すものより有利である。
何となれば前の実施例の弁装置は隣接室間の圧力差によ
って完全に制御されるからである。
第10図においては室の膨張はかかる差に応じて開始さ
れるが、排出の開始は差でなしに時間の関数であるから
である。
第1図に示すモヂュラ治療装置は種々に変型しうる。
例えば第1図に示す完全環状室n −2等の代りに室の
実効直径を第11図に示すように可調整的にしてもよい
第11図は密閉端172を有する半円形の管から成る単
一の室170を示す。
登録商標゛ヴエルクロ″で売られている可撓性の鈎又は
ループ固着具の如き可調整固着素子174及び176を
管の密閉端区域に固着して異る大きさの人体部分上に固
着しうるようにする。
かかる室は第1乃至8図に示す弁装置14又は144の
如きモヂュラ弁装置と共動する適宜の位置に流入口及び
排出口178,180を有する。
第12図は第11図の室170の好ましい構造を示す断
面図である。
その半円形部分182はゴム又は人造ゴム状材料の如き
流体密弾性材料を含浸又は塗装した織布の如き比較的伸
びない材料で作りうる。
室170の内径を画する壁184はゴム板又は合成ゴム
状材料の如き伸びうる可撓弾性材料から作りうる。
例えば圧縮空気で室を膨張すると壁184は伸び半径方
向内向きの圧力をそれを用いる患者の組織に加える。
勿論第1図に示す非調整型の室も半円形断面にすること
ができる。
本発明は又第13図に示すε形の如き非モヂュラ形にも
実施できる。
第13図においては1群の室を、本発明による型の治療
を必要とする人の上下の腕又は足にはまる大きさにした
すね当の形に作ることができる。
第13図において外側すね当186は2個の歯付部分1
88,190と滑動体192とから成る適宜のスライド
ファスナを設けた比較的伸びない織物、可塑板等から作
りうる。
すね当186の内壁は夫々第1図の断面図で示すように
すね当に固着したゴム又はゴム状可塑材料の如き伸張し
うる材料製の端部を閉じた管194から成る1群の室か
ら構成する。
このように室194は線196に沿って熱密封又は接着
した伸張しうる材料の単一板から形成しうる。
弁装置198をすね当186の内部に固着してすね当1
86を通じて各室194と連通させる。
各弁装置は第13図に示すように供給多岐管200及び
排出多岐管202に接続する。
弁装置198は第1図乃至第8図に示す弁装置14又は
144と類似又は同一構造でよい。
本発明は任意公知の形状の駆動ポンプとして容易に使用
することができその一例を第15図に線図的に示す。
第15図において、外部剛性管210内に、内部にポン
プ送りする材料を入わた可撓管214を包囲する1群の
膨張しうる環状室212を入れる。
剛性管の外側には上述した型の何れかのものでよい1群
の弁装置216を設け、1個の弁装置216を群内の隣
接する環状室212間に接続する。
数個の弁装置の各々を供給多岐管218及び排出多岐管
220と接続する。
複数の順次伝播する波が加わるとき膨張収縮する環状室
の作動は上述する所と同一であって可撓管214に加わ
る駆動絞り作用により周知の如く材料を管に沿って前進
させる。
このように前進させられる材料は通常コンクリートの如
くペースト状か、半液体状か或は外部即ち押出機、塑造
装置等へ前進せしめられる可塑材料の小球の如き流動し
うる乾燥材料である。
又かSる装置は通常の装置でポンプ送りする際問題を生
ずる極めて腐食性又は研磨性の液、懸濁物又は泥状物を
送るのに屡々用いられる。
第15図において単に図示の便宜上弁装置216及び多
岐管218,220を剛性管210の外側に示した。
か5る素子は第1図及び第2図に示すように環状室21
2に切欠部を設け、又は管210の室212で占められ
る部分内に別の剛性管を設けることにより剛性管210
内に設置しうる。
本発明は勿論他の駆動ポンプ装置に適用しうろこと明ら
かである。
即ち各室を、その中にポンプ送りする材料が流れる管を
閉じる如く膨張し、そして収縮時に管を開く球状体で作
りうる。
か〜る場合本発明による自己起動及び自己調整作用を用
いてポンプ送りに必要な脈動及び伝播作用を起すことが
できる。
前に指摘した如く第1,9及び10図の流制限器38及
び50の代りに可調整絞り弁を使用しうる。
一定特性の流制限器が望ましい。何となれば可調整絞り
弁を用いると、室n−2等の作動特性をはX゛合せるよ
うに最初に調整する外それ以上調整する必要がないから
である。
事実未熟の又は許可されない人が少くとも可調整弁をみ
だりに操作して第1及び最後の室の作動を困難にするこ
とがある。
従って上述の如く作動するように流制限器38及び50
の一定流率を最初の設計によって決定する。
第1図に示す如き装置を最初に組立るとき又は装置を休
止後回使用するとき弁装置14が勝手の状態にあっても
自己起動する。
これが行なわれることは第9図に示す線図について説明
した。
この特徴側に第1及び最後の室に特殊又は可調整弁を使
用する代りに流制限器38及び50を使用するため好ま
しいモヂュラ構造が可能となる。
装置を特定の患者用に組立るときはモヂュラ室n−2等
を選択し、その後未熟の人で組立うる。
何となれば調整すべき何物もなく、室を特殊状態に設定
する必要のない同一構造の弁装置と共に栓で接続しうる
からである。
この特徴は第13図に示す非モヂュラ形についてもはX
゛同一価値があり、任意の型の駆動ポンプ装置において
最初の組立が簡単化され、荷作発送後又はある期間使用
又は不使用後、何等の再調整を必要としない。
治療用の本発明実施例においては機械的に駆動される分
配器を必要としないことは重要である。
分配器から各膨張しうる室へ管を延ばす必要がないため
装置全体の大きさを減少できる。
圧縮機から患者に取付けた装置へただ1本の管を設ける
だけでよいから圧縮機を病室外に設けることができ、又
圧縮空気又は他の流体を中央動力所から引くことができ
る。
何れの場合にも電気装置を患者の近くにおく必要がない
従って本発明装置は治療を加える患者の足の深部静脈の
血流停止を防止するよう治療室内で使用できる。
これに反し従来品の機械的駆動の分配器に使用する電動
機は危険であって治療室に入れることができない。
又必要とする多数の管は分配器を治療室外に置くことを
不可能にする。
治療用の本発明実施例においては第1図に示すn −2
等の室の各々の膨張収縮の全サイクルを2秒とするよう
に設計することが望ましい。
群に沿う波の伝播周波数は毎秒室の半分であってこの周
波数は患者が心地よく感する周波数である。
上述の如く群の任意の室の膨張収縮に必要とする時間は
供給圧力、多岐管及び管の大きさ、弁装置及び室内及び
それらに出入する通路の大きさ、相対面積、流体圧が作
用する弁制御表面の第4.5,7゜8図に示す弁の中心
線からの半径方向距離、室並にそれを作る材料の容積及
び伸び特性を含む多数の変数の関数である。
当業者はこれら及び他の変数の任意希望する組合せを使
用できる。
【図面の簡単な説明】
添附図面第1図は本発明を実施した治療装置を患者の足
のすねに適用した状態を示す概略斜視図、第2図は第1
図に示す膨張しうる環状室の1個の斜視図、第3図は第
1図に示したような装置の組立に使用するモヂュラ弁装
置の斜視図、第4図は第3図の3−3線に沿う水平断面
図であって、安定位置の一つにある弁装置の内部部品を
示し、第5図は第2の安定位置にある弁装置の内部部品
を示す第4図と同様の図面、第6図は第1図の何れか一
方のB−B線に沿う垂直断面図、第7図は弁装置の変型
を示す第4図と同様の図面、第8図は第7図に示す変型
弁装置を示す第5図と同様の図面、第9図は第4図及び
第5図に示す弁装置の作動を説明するための線図、第1
0図は弁装置のある部品の異る作動関係を示す第9図と
同様の線図、第11図は本発明に使用しうる変型環状室
の斜視図、第12図は第11図の線12−12に沿う断
面図、第13図はある点で第1図に示すものと類似する
変型治療装置の斜視図、第14図は第13図の線14−
14に沿う断面図、第15図は駆動ポンプに実施した本
発明の実施例を示す概略図である。 10・・・・・・加圧装置、12・・・・・・供給多岐
管、n。 n + 1・・・・・・膨張収縮しうる室、14・・・
・・・弁装置、20・・・・・・供給管、24・・・・
・・排出多岐管、38,50・・・・・・流制御装置、
56・・・・・・静止弁体、58・・・・・・可動弁体
、62,64,122・・・・・・供給通路、80゜8
2・・・・・・分岐通路、88,90,92,108゜
124.126,136・・・・・・逃し通路、70,
68・・・・・・排出通路、22・・・・・・排出管、
120・・・・・・逆止弁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (イ)予定の圧力に加圧された流体の供給源に接続
    された供給多岐管12 (ロ)変化する流体圧力下で膨張収縮することができる
    直列に配置された複数の膨張しうる室(N−2、N−1
    、N、N+1、・・・・・・N+6)であって、第1の
    室(N−2)、該第1の室から下流に直列に伸びる複数
    の中間の室(N−1・・・・・・N+5)および該中間
    の室の下流に伸びる最後の室(N+6)を含む複数の室 (ハ)該各室を個々に該供給多岐管12に接続する供給
    通路を提供する流体供給管20を含み該一連の室に沿っ
    て順次連続的に圧力パルスを発生する手段 に)該第1の室への供給通路を除く各供給通路と関連し
    、該多岐管から該供給通路を経て該供給通路に接続され
    ている室の内部へ流体を予定流率で流しまたはまったく
    流さない双安定開閉供給弁装置14,26,62,64
    ,122゜118.104,102,100,32 (ホ)該各室の内部を該予定圧力よりも低い流体圧力の
    排出区域に接続する排出通路22,24(へ)該最後の
    室のための排出通路を除く各排出通路と関連し、該排出
    通路が接続されている室から該排出区域へ流体を予定流
    率で流しまたはまったく流さない双安定開閉排出弁装置
    14゜28.68,70.γ2,82,78,30(ト
    )各室とすぐ下流の室の内部にそれぞれ連通ずる通路に
    よってこれらの室の間に接続される複数の流体圧力応動
    弁制御部材であって、各制御部材はそれが接続される2
    つの室の間の流体圧力差に応答して2つの安定位置のい
    ずれかに反対方向に移動可能であり、それが接続される
    上流の室の流体圧力が該予定圧力とほぼ等しく接続され
    る下流の室の流体圧力が該排出区域の流体圧力にほぼ等
    しいときにのみ開始される運動によって1つの安定位置
    へ向って一方向に移動可能な制御部材14,58 (チ 該合弁制御部材の該一方向への動きに応答して該
    接続された上流の室のための該排出弁装置を開きかつ接
    続された下流の室のための該供給弁装置を開くことによ
    って該接続された上流の室の液体圧力を漸減させ該接続
    された下流の室の流体圧力の該予定圧力まで漸増させる
    手段14.88,90,92,94,98および(I力
    該合弁制御部材の該他方向への運動に応答して該接続
    された下流の室のための供給弁装置の閉止を開始しかつ
    該接続された上流の室のための排出弁装置の閉止を開始
    する手段14゜124.126,128,130,13
    2゜134.108,110,112,114を備え、 (ヌ)該合弁制御部材は該接続された下流の室の漸増す
    る流体圧力が該接続された上流の室の漸減する流体圧力
    にほぼ等しくなったときにのみ開始される運動によって
    他の安定位置に向って他方向に移動可能であること Qリ 該合弁制御部材は、該接続された下流の室の圧
    力が該予定圧力にほぼ等しくなるまで増加することを確
    実にするとともに該接続された上流の室の圧力が該排出
    区域の圧力にほぼ等しくなるまで減小することを確実に
    するために充分な予設定時間の間該下流の室のための供
    給弁装置および該上流の室のための排出弁装置の閉止の
    完了を遅らせる手段124,126,128を備えてい
    ること、および (ヲ)該弁制御部材は、該他め安定位置のとき該接続さ
    れた上流の室のための排出弁装置を閉止状態に維持する
    とともに該接続された下流の室のための供給弁装置を閉
    止状態に維持することにより、該接続された上流の室の
    次の膨張サイクルをそのすぐ上流の室による制御下に置
    き該接続さねた下流の室の次の排出サイクルをそのすぐ
    下流の室の制御下に置くようにしたことを特徴とする流
    体圧を利用して外部から人体を治療するための血行促進
    装置。
JP50008308A 1975-01-17 1975-01-17 流体圧を利用して外部から人体を治療するための血行促進装置 Expired JPS5941739B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP50008308A JPS5941739B2 (ja) 1975-01-17 1975-01-17 流体圧を利用して外部から人体を治療するための血行促進装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP50008308A JPS5941739B2 (ja) 1975-01-17 1975-01-17 流体圧を利用して外部から人体を治療するための血行促進装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5184180A JPS5184180A (ja) 1976-07-23
JPS5941739B2 true JPS5941739B2 (ja) 1984-10-09

Family

ID=11689514

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50008308A Expired JPS5941739B2 (ja) 1975-01-17 1975-01-17 流体圧を利用して外部から人体を治療するための血行促進装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5941739B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006305293A (ja) * 2005-03-31 2006-11-09 Nitto Kohki Co Ltd 空圧式身体作用装置
JP2009508597A (ja) * 2005-09-23 2009-03-05 バスキュラー エンハンスメント テクノロジー プロプライエタリー リミテッド 深部静脈血栓症を防ぐための装置
JP5006619B2 (ja) * 2006-06-29 2012-08-22 日東工器株式会社 電磁弁及び空気圧式マッサージ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5184180A (ja) 1976-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3862629A (en) Fluid pressure controlled means for producing peristaltic operation of series-connected inflatable chambers in therapeutic devices, pumps and the like
EP1408893B1 (en) An inflatable apparatus
US5383842A (en) Apparatus for enhancing venous circulation and massage
US5109832A (en) Method of and apparatus for producing alternating pressure in a therapeutic device
US3818487A (en) Soft control materials
US4013069A (en) Sequential intermittent compression device
US5496262A (en) Therapeutic intermittent compression system with inflatable compartments of differing pressure from a single source
US5052377A (en) Apparatus for massaging the body by cyclic pressure, and constituent means
US3811431A (en) Programmed venous assist pump
US5245990A (en) Apparatus for enhancing venous circulation and for massage
US4029087A (en) Extremity compression device
US7044924B1 (en) Massage device
US3483862A (en) Massaging apparatus
US7771376B2 (en) Inflatable massage garment
US4867140A (en) Fluid-actuated medical support
US3920006A (en) Inflatable device for healing of tissue
US4030488A (en) Intermittent compression device
US4453538A (en) Medical apparatus
US3976056A (en) Intermittent pressure pneumatic stocking
JP7201886B2 (ja) 圧力カフ又はガーメント
US20040054306A1 (en) Inflatable massage garment
US4086920A (en) Intermittent inflatable apparatus
US5938627A (en) Massage therapy device producing pulsating massage on a user's torso
DE69430072T4 (de) Ausdehnbarer stopfer und steuerverfahren
JPS5941739B2 (ja) 流体圧を利用して外部から人体を治療するための血行促進装置