JPS5941559Y2 - 温度ヒユ−ズ - Google Patents

温度ヒユ−ズ

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Publication number
JPS5941559Y2
JPS5941559Y2 JP1977022079U JP2207977U JPS5941559Y2 JP S5941559 Y2 JPS5941559 Y2 JP S5941559Y2 JP 1977022079 U JP1977022079 U JP 1977022079U JP 2207977 U JP2207977 U JP 2207977U JP S5941559 Y2 JPS5941559 Y2 JP S5941559Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
movable contact
case
contact
clamping rod
Prior art date
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Expired
Application number
JP1977022079U
Other languages
English (en)
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JPS5418640U (ja
Inventor
吉昌 坂本
貞吉 岩成
治 梅根
哲男 日野
Original Assignee
日本電気ホームエレクトロニクス株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社 filed Critical 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社
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Publication of JPS5418640U publication Critical patent/JPS5418640U/ja
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Publication of JPS5941559Y2 publication Critical patent/JPS5941559Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は絶縁性有機化学物質よりなる感温部材を用いる
温度ヒユーズの改良に関するものである。
此の種の温度ヒユーズは、電気機器等の回路中に保安用
として設けられるもので、その機能はよく知られている
様に、感温部材が所定の温度に達しない限り、可動接点
が一対のリード線の導通関係を保持しており、他方、何
らかの異常のために、感温部材が熱を感知して所定の温
度に達すると、感温部材が溶融すると共にスプリング機
構により可動接点が固定接点から離反して、電気回路を
開路させる様に働くというものである。
此の種温度ヒユーズとしては、例えば特公昭50−37
395号公報に開示されるものが挙げられる。
しかしながら、上記した従来の温度ヒユーズの可動接点
は、ケースの内面に押圧接触して導電路を形成する構造
を有するため、高い導電性と適度の弾性力が必要で、そ
の材質として銀を主体とする高価な銀合金が使用されて
おり、材料費が高むのみならず、前記銀合金よりなる板
部材を周縁に複数個の舌片を有する複雑な形状に打ち抜
くため、材料利用率が悪く、しかも前記周縁の舌片を所
定方向に屈曲成型するため、可動接点かつ従って温度ヒ
ユーズが高価であるという欠点があった。
また、感温部材が溶融した場合、前記可動接点がケース
の内面を摺動するため、摩擦抵抗によって可動接点が固
定接点から開離する際の開離速度が小さく、スパークを
発生しやすいのみならず、可動接点の移動距離が比較的
小さく、したがって、動作後の可動接点と固定接点の間
隙寸法も小さいため、両者間の絶縁抵抗および耐電圧が
小さいという欠点があった。
本考案は従来の温度ヒユーズに於ける上記事情に鑑み、
可動接点とケース内面のスライド機構に代えて、可動接
点と挟持杆のスライド機構を採用することで、安価且つ
動作後の耐電圧の高い温度ヒユーズを提供することを目
的とするものである以下、本考案の構成を図面に示す実
施例によって詳細に説明する。
第1図に於て、1は熱的に良伝導性であることを可とす
るケースである。
一対のリード線2及び3の内、第1のリード線2は前記
ケース1内の一端部の挟持杆4に導電的に接続され、第
2のリード線3は他端部の開口を閉塞する絶縁プラグ5
を通してケース1の内方へ延びている。
絶縁プラグ5はケース1の内周面と係合する円柱状主体
5aと、ケース1の内方へ延びる略円錐形状の延長部分
5bとからなる。
他のスイッチ部品がケース1内に挿入された後、この絶
縁プラグ5がケース1の開口端部に挿入され、しがる後
に、密封コンパウンド6が塗布形成されるのであるが、
先ず、スイッチ部分の構成を概略説明する。
導電性の可動接点7は、その外径がケース1の内径より
も小さく、ケース1内に可動的に設けられ、通常時はス
プリング機構により、第2のリード線3の内方端部に形
成された固定接点3aと一端部の円板部7aを当接し、
かつ他端部の突起部7bを上記挟持杆4に挟持させて、
第1.第2リード線2,3間の通電状態を保持している
スプリング機構は、挟持杆4を囲繞する円筒状の感温部
材8と可動接点7の円板部7aの間に設けられた閉路用
圧縮スプリング9と、前記円板部7aと絶縁プラグ5間
に設けられた開路用圧縮スプリング10からなり、弾圧
力に関しては、閉路用圧縮スプリング9の方か開路用圧
縮スプリング1oよりも大である。
したがって、常温時は、第1図に示すように、閉路用圧
縮スプリング9が開路用圧縮スプリング10の弾圧力に
打ち勝って、可動接点7の円板部7aの中心が、固定接
点3aに強く当接されても・す、第1のリード線2−挟
持杆4−可動接点7−固定接点3a−第2のリード線3
の経路で、第1.第2のリード線2,3間が通電状態に
保持されでいる。
昇温に依り感温部材8が溶融すると、第2図に示すよう
に、今まで感温部材8と閉路用圧縮スプリング9とで支
えていた弾圧力のバランスがくずれ、開路用圧縮スプリ
ング10が伸張復元しで、可動接点7を第2図の右方に
押圧する。
このため、可動接点7の円板部7aが固定接点3aがら
離反して電気回路を開路する。
ここで、可動接点7は従来の特公昭50−37395号
公報に記載されたもののようにケース1の内面に押圧接
触しないので、高価な銀合金で形成する必要がなく、挟
持杆4も、その周囲に円筒状の感温部材8を配置した構
造のため、感温部材8によって挟持杆4力呵動接点7の
突起部7bを挟持することも可能で、これまた高価な銀
合金で形成すする必要がなく、共に安価な鋼等で形成で
きる。
さらに感温部材8も円筒状であるため、従来の円柱状の
ものに比較してその材料使用量を格段に少なくできる。
このため、温度ヒユーズが安価に提供できる。
また可動接点7の突起部7bを挟持する挟持杆4は、ケ
ース1よりも小さいため、感温部材8の溶融時の突起部
7bと挟持杆4の摩擦抵抗は、従来の可動接点の舌片と
ケースとの摩擦抵抗よりも格段に小さい。
しかも、前述のように、挟持杆4の周囲に円筒状の感温
部材8を配置した構造のために、感温部材8によって挟
持杆4が可動接点7の突起部7bを挟持するようにする
ことも可能で、そのような場合、感温部材8が溶融する
と、挟持杆4による突起部7bの挟持力を減少すること
が可能になり、突起部7bと挟持杆4の摩擦抵抗はより
一層小さくなる。
更に、感温部材8を円筒状にすると、溶融した際に溶融
物が挟持杆4内に流れ込むため、従来の円柱状の感温部
材を用いたものに比較して、感温部材8のみがけ上の体
積減少率が大きくなる。
したがって、感温部材8の溶融時の可動接点7の固定接
点3aからの開離速度は、従来のものよりも著しく大き
くなり、スパク発生がなくなる。
又、動作後の可動接点7の円板部7aと固定接点3aと
の間隙寸法も大きくなり、両者間の絶縁抵抗および耐電
圧が大きくなる以上説明した様に、本考案はケース内に
摺動可能に設けられた可動接点が、スプリング機構によ
り、常時はリード線の内方端部に形成された固定接点に
当接して通電状態を保持し、昇温により感温部材が溶融
すると可動接点が固定接点より離反して電気回路を開路
する様になしたものに於て、前記可動接点がケースの内
径よりも小さい外径の円板部とその中心の突起部とを備
え、更にこの突起部を他のリード線と導電的にケース内
で接続された挟持杆によって挟持し、この挟持杆の周囲
に円筒状の感温部材を配置したから、可動接点や挟持杆
を安価な材料で形成することができ、かつ感温部材の材
料使用量も少なくてすみ、安価な温度ヒユーズが得られ
ると共に、感温部材の溶融時の可動接点の固定接点から
の開離速度が大きく、スパークが発生せず、しかも動作
後の可動接点と固定接点の間隙寸法が大きく、両者間の
絶縁抵抗お・よび耐電圧の大きい温度ヒユーズを得る事
が出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係わる一実施例の温度ヒユーズの閉路
状態を示す断面図、第2図は同じく動作後の開路状態を
示す断面図である。 1・・・・・・ケース、2,3・・・・・・リード線、
3a・・・・・・固定接点、4・・・・・・挟持杆、5
・・・・・・絶縁プラグ、7・・・・・・可動接点、7
a・・・・・・円板部、7b・・・・・・突起部、8・
・・・・・感温部材、9・・・・・・閉路用圧縮スプリ
ング、10・・・・・・開路用圧縮スプリング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ケース内に摺動可能に設けられた可動接点が、スプリン
    グ機構により、常時はリード線の内方端部に形成された
    固定接点に当接して通電状態を保持し、昇温により感温
    部材が溶融すると可動接点が固定接点より離反して電気
    回路を開路する様になしたものに於て、 前記可動接点がケースの内径よりも小さい外径の円板部
    とその中心の突起部とを備え、更にこの突記部を他のリ
    ード線と導電的にケース内で接続された挟持杆によって
    挾持し、この挟持杆の周囲に円筒状の感温部材を配置し
    た事を特徴とする温度ヒユーズ。
JP1977022079U 1977-02-24 1977-02-24 温度ヒユ−ズ Expired JPS5941559Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977022079U JPS5941559Y2 (ja) 1977-02-24 1977-02-24 温度ヒユ−ズ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977022079U JPS5941559Y2 (ja) 1977-02-24 1977-02-24 温度ヒユ−ズ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5418640U JPS5418640U (ja) 1979-02-06
JPS5941559Y2 true JPS5941559Y2 (ja) 1984-11-30

Family

ID=28856168

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1977022079U Expired JPS5941559Y2 (ja) 1977-02-24 1977-02-24 温度ヒユ−ズ

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JP (1) JPS5941559Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5037395A (ja) * 1973-08-06 1975-04-08

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5037395A (ja) * 1973-08-06 1975-04-08

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Publication number Publication date
JPS5418640U (ja) 1979-02-06

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