JPS5941430Y2 - 熱交換器におけるフイン構成 - Google Patents
熱交換器におけるフイン構成Info
- Publication number
- JPS5941430Y2 JPS5941430Y2 JP12516981U JP12516981U JPS5941430Y2 JP S5941430 Y2 JPS5941430 Y2 JP S5941430Y2 JP 12516981 U JP12516981 U JP 12516981U JP 12516981 U JP12516981 U JP 12516981U JP S5941430 Y2 JPS5941430 Y2 JP S5941430Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- surface layer
- water
- fin
- heat exchanger
- hydrophilic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Laminated Bodies (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は空調その他の機器で使用される熱交換器のフ
ィンの結露による目詰りを防止し熱効率の向上に資する
ことを目的とする。
ィンの結露による目詰りを防止し熱効率の向上に資する
ことを目的とする。
従来の熱交換器のフィンは、隣り合うフィン間に結露に
よる水が水滴や溜り水柱を作ることにより目詰り現象を
起し、開口率を低下させ、冷却効率を低下させることが
しばしばであって、その結果として、a)エネルギの損
失を生ずる。
よる水が水滴や溜り水柱を作ることにより目詰り現象を
起し、開口率を低下させ、冷却効率を低下させることが
しばしばであって、その結果として、a)エネルギの損
失を生ずる。
b)フィンのピッチを狭くできない。
C)コンパクト化が難かしい。
という問題があった。ここにおいてこの考案は、隣り合
うフィンの相対する面の一方には親水性の、他方には祝
水性の表層をそれぞれ形成することによって上記問題を
一挙に解決しようとするものである。
うフィンの相対する面の一方には親水性の、他方には祝
水性の表層をそれぞれ形成することによって上記問題を
一挙に解決しようとするものである。
第1図はフィン構成の一部を示すものであって、所定間
隔を置いて並設される多数のフィン1と冷媒導管2との
関連をあられす。
隔を置いて並設される多数のフィン1と冷媒導管2との
関連をあられす。
この図のA部を拡大して示す第2図において、(a)は
従来構造、(b)はこの考案の構造を示し、従来は各フ
ィン間に結露水によるウォーターブリッジ3が形成され
るためフィン間の開口率が低下し、冷却効率を低下させ
ていたのであるが、この考案では例えばアルミニウム製
のフィン1,1の相対する面4,5の一方の面4に親水
性表層6を形成し。
従来構造、(b)はこの考案の構造を示し、従来は各フ
ィン間に結露水によるウォーターブリッジ3が形成され
るためフィン間の開口率が低下し、冷却効率を低下させ
ていたのであるが、この考案では例えばアルミニウム製
のフィン1,1の相対する面4,5の一方の面4に親水
性表層6を形成し。
他方の面5に抗水性表層Tを形成することによって、結
露水8が前記従来例のようにウォーターブリッジを形成
しないようにし、冷却効率の低下を防止しているのであ
る。
露水8が前記従来例のようにウォーターブリッジを形成
しないようにし、冷却効率の低下を防止しているのであ
る。
一般的にはフィンが上下方向に並設されている場合にお
いて、上面に親水性、下面に撥水性処理を行い、結露水
滴は溌水面では玉状にし、親水面に接触させれば速かに
この親水面に吸着され排水されるようにするのである。
いて、上面に親水性、下面に撥水性処理を行い、結露水
滴は溌水面では玉状にし、親水面に接触させれば速かに
この親水面に吸着され排水されるようにするのである。
前記親水性表層6と抗水性表層7はアクリル又はポリエ
ステル樹脂を母材とするものであって、前記フィン1の
面に対する被着の厚さは1〜10μとする。
ステル樹脂を母材とするものであって、前記フィン1の
面に対する被着の厚さは1〜10μとする。
これを塗装によって行う例を第3図に示し、コイル状に
巻いたアルミニウム製のフィン素材9は巻き解かれてテ
ンションロール10を通過し、コーティングロール11
,12によって各面に親水性表層と抗水性表層を塗装さ
れ、次いで乾燥焼付部分13を通して再びコイル14伏
に巻き取り、所望に応じて断裁して使用に供するのであ
る。
巻いたアルミニウム製のフィン素材9は巻き解かれてテ
ンションロール10を通過し、コーティングロール11
,12によって各面に親水性表層と抗水性表層を塗装さ
れ、次いで乾燥焼付部分13を通して再びコイル14伏
に巻き取り、所望に応じて断裁して使用に供するのであ
る。
上記の場合は親水性表層6と抗水性表層1がフィンのそ
れぞれの面に全面的に一様に形成されているが、第4図
の場合はフィン1の各面において親水性表層6と撥水性
表層7とを交互に塗り分けて形成することによって、よ
り早く結露水を除去し、ウォーターブリッジを防止する
ものであって、各々の表層6,7の塗り分は方は図示の
ように、一方の面に親水性表層6が形成された場合他方
の面に撥水性表層7が形成されるように互い違いに塗り
分けるのである。
れぞれの面に全面的に一様に形成されているが、第4図
の場合はフィン1の各面において親水性表層6と撥水性
表層7とを交互に塗り分けて形成することによって、よ
り早く結露水を除去し、ウォーターブリッジを防止する
ものであって、各々の表層6,7の塗り分は方は図示の
ように、一方の面に親水性表層6が形成された場合他方
の面に撥水性表層7が形成されるように互い違いに塗り
分けるのである。
また塗布状況としては、筋状に縦、横、斜め又は波状に
更にはクロスしてもよく、親水性、撥水性を持った面が
フィンの外側においで連なっている形状であればどのよ
うな形状でもよく、塗布幅については2間以上任意の幅
を採用可能である。
更にはクロスしてもよく、親水性、撥水性を持った面が
フィンの外側においで連なっている形状であればどのよ
うな形状でもよく、塗布幅については2間以上任意の幅
を採用可能である。
また塗布(又は印刷)方法としてはロールコータ−によ
り連続して塗装、印刷することもできる。
り連続して塗装、印刷することもできる。
この考案の上記構成のフィンを用いることによって次に
挙げるような効果を奏するものである。
挙げるような効果を奏するものである。
すなわち、
1)目詰りを防止し熱交換効率を向上しうる。
2)目詰りがないためフィンピッチを小さくでき、フィ
ン面積を同一とした場合、コンパクト化が可能である。
ン面積を同一とした場合、コンパクト化が可能である。
3)コンパクト化により軽量化が計れる。
4)前記表層を構成するコーティング樹脂により防錆効
果が得られる。
果が得られる。
第1図はこの考案のフィン構成の要部を示す側面図、第
2図は第1図のA部の拡大図で、(a)は従来例の対応
部分の説明図、(b)はこの考案の図、第3図は表層形
成の工程図で、第4図はこの考案の他の実症例の要部の
断面図である。 なお図において、1・・・・・・フィン、4,5・・・
・・・面、6・・・・・・親水性表層、7・・・・・・
抗水性表層である。
2図は第1図のA部の拡大図で、(a)は従来例の対応
部分の説明図、(b)はこの考案の図、第3図は表層形
成の工程図で、第4図はこの考案の他の実症例の要部の
断面図である。 なお図において、1・・・・・・フィン、4,5・・・
・・・面、6・・・・・・親水性表層、7・・・・・・
抗水性表層である。
Claims (1)
- 1.多数のフィンを所定間隔を置いて並設して成るもの
において、隣り合うフィンの相対する面の一方の面に親
水性表層を、他方の面に撥水性表層を形成して成る熱交
換器におけるフィン構成。 2、前記隣り合うフィンの相対する面の一方の面の全面
に親水性表層を、他方の面の全面に抗水性表層を形成し
て成る実用新案登録請求の範囲第1項記載の熱交換器に
おけるフィン構丸3、前記隣り合うフィンの面の一方の
面に親水性表層と抗水性表層とを交互に形成し、他方の
面には前記一方の面において親水性表層を形成した部分
に相対する部分に抗水性表層を、一方の面において撥水
性表層を形成した部分に相対する部分に親水性表層をそ
れぞれ形成して成る実用新案登録請求の範囲第1項記載
の熱交換器めおけるフィン構成。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12516981U JPS5941430Y2 (ja) | 1981-08-26 | 1981-08-26 | 熱交換器におけるフイン構成 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12516981U JPS5941430Y2 (ja) | 1981-08-26 | 1981-08-26 | 熱交換器におけるフイン構成 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5832293U JPS5832293U (ja) | 1983-03-02 |
JPS5941430Y2 true JPS5941430Y2 (ja) | 1984-11-29 |
Family
ID=29919013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12516981U Expired JPS5941430Y2 (ja) | 1981-08-26 | 1981-08-26 | 熱交換器におけるフイン構成 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5941430Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6120652B2 (ja) * | 2013-04-11 | 2017-04-26 | 三菱電機株式会社 | 熱交換器及び空気調和機 |
-
1981
- 1981-08-26 JP JP12516981U patent/JPS5941430Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5832293U (ja) | 1983-03-02 |
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