JPS5941162B2 - 全表面域にわたつて再帰反射性である、情報を含む実質的に透明なシ−ト - Google Patents

全表面域にわたつて再帰反射性である、情報を含む実質的に透明なシ−ト

Info

Publication number
JPS5941162B2
JPS5941162B2 JP49034365A JP3436574A JPS5941162B2 JP S5941162 B2 JPS5941162 B2 JP S5941162B2 JP 49034365 A JP49034365 A JP 49034365A JP 3436574 A JP3436574 A JP 3436574A JP S5941162 B2 JPS5941162 B2 JP S5941162B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
sheet
layer
coating
retroreflective
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP49034365A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS50129195A (ja
Inventor
バ−ジル セブリン チヤ−ルズ
ビクタ− パ−ムキスト フイリツプ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
3M Co
Original Assignee
Minnesota Mining and Manufacturing Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minnesota Mining and Manufacturing Co filed Critical Minnesota Mining and Manufacturing Co
Priority to JP49034365A priority Critical patent/JPS5941162B2/ja
Publication of JPS50129195A publication Critical patent/JPS50129195A/ja
Publication of JPS5941162B2 publication Critical patent/JPS5941162B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は通常の日光が拡散した光条件下で観察者の肉眼
に見えないかまたはごくかすかにしか見えず、かつ再帰
反射条件下で観察する際に明瞭に見える情報(lege
nd)または記号を構造内に単独で含む実質的に透明な
再帰反射シートおよび上記シート物質を適用した物品に
関する。
非透明再帰反射シートは当業界で周知である。
大抵の場合、このようなシート物質はアルミニウム単独
の不透明層、またはアルミニウムあるいは他の鏡面反射
顔料を含有する不透明層、またはガラス微小球表面層の
後側の顔料(たとえばTiO2)含有半鏡面反射不透明
層により所要の再帰反射光学系を構成するものである。
このような従来技術シート物質は不透明でそれを適用し
た基体の下の部分は目に見えない。したがつて、本発明
のシート物質は、基体たとえばタイプ文字に適用した際
通常の拡散光による観察条件下でも適用シート物質を通
して文字を解読することが可能であることから(しかし
、再帰反射観察条件下で観察する場合は、文字の下の部
分は実質的にまたは全く目に見えない)、実質的に透明
であると称される。ガラス微小球の単一層を含有する透
明シートも知られている(たとえば、米国特許第243
2928号明細書参照)、しかしこのようなシート物質
は再帰反射構造を形成する前に基体たとえば記号に適用
することが必要であり、そしてその下に横たわる情報ま
たはグラフ情報は再帰反射観察条件下で消されないでむ
しろ目に見えるまゝである。また、米国特許第3154
872号明細書より、文書、通行券、免許証等と結合さ
せて確認または証明の符牒とすることが出来る情報を含
む耐干渉性再帰反射シート物質も知られている。しかし
、このシートは不透明でそれが適用される基体を遮蔽し
てしまう。さらに、情報は通常の拡散光の下では目に見
えるが、しかし再帰反射観察条件下では情報は「消えて
」、構造体は一様に再帰反射性となる。本発明は全表面
域にわたつて再帰反射性でありかつ拡散光では通常肉眼
で見えないかまたはかすかに見え、しかも構造体の透明
度が大して妨げられることなく背景域より明るいかある
いは暗い再帰反射性を有する再帰反射情報域を含む実質
的に透明な連続シートを提供する。
昼の光の条件下ではシートは情報を含んでいなように見
えるかまたは情報が非常にかすかにしか見えないのでシ
ートの反対側の目に見える情報がかすむことはなく、す
なわちシートを写真上に貼り付けても写真は観察者にと
つて目に見えるまヌであり、そして本発明の好ましい構
造体ではシートまたは情報の存在はほとんど気付かれな
い。しかし再帰反射光下では、全体の構造体が再帰反射
性でありかつそのために写真がぼんやりしていても、情
報(または画像)域とシート物質の背景域間の再帰反射
効率の差によつて情報は完全に目に見える。再帰反射性
はシートのガラス微小球単層の下に部分的に光を透過し
部分的に光を反射する鏡(光半透過性光半反射性被覆層
)を使用することによつてもたらされる。したがつて、
本発明によれば通常の拡散光観察条件下では実質的に識
別することが出来ない再帰反射情報域および再帰反射背
景域を有し、しかもその一方の領域は他方の領域より大
きい再帰反射効率を有し、それにより再帰反射観察条件
下で情報域と背景域の視覚識別が容易とされ、かつすべ
てが背面に部分的に光を透過する鏡を有する屈折率少な
くとも約1.8のガラス微小球の単層を含有し、情報域
中の微小球およびそれに伴われた鏡(被覆層の一部)は
背景域の微小球およびそれに伴われた鏡(被覆層の他の
部分)とは異なつた再帰反射効率を有していることから
なる全表面域にわたつて再帰反射性である情報を含有す
る実質的に透明のシートが提供される。更に詳細には、
本発明は、 (イ)少なくとも1。
8の屈折率を有するガラス微小球の単層、および(ロ)
その単層の背面上にある一層又はそれ以上の光半透過性
光半反射性被覆層であつて、この一層又はそれ以上の被
覆層は連続しかつ前記単層と同じ広がりを有し、しかも
非情報域よりも異なつた度合の光反射率を有する情報域
を有している被覆層、から成り、 前記情報域中にあるガラス微小球とそれに伴われた前記
一層又はそれ以上の被覆層部分の再帰反射効率が、該情
報域以外の領域にあるガラス微小球とそれに伴われた前
記一層又はそれ以上の被覆層の再帰反射効率と異なつて
いることを特徴とする、情報を含み全表面に亘つて再帰
反射性である実質的に透明なシート、を提供するもので
ある。
一般に、本発明の再帰反射シート物質の製造に有効な微
小球は平均直径10〜300ミクロンで、好ましくは約
25〜75ミクロンである。
当業者には周知のように、微小球(時には「ガラスビー
ド」と称される)の屈折率(または有効屈折率)は少な
くとも約1.8であることが必要である。本発明の好ま
しいシート物質の1つの再帰反射率を光度計を用いて測
定すると、情報域は相対光度計読み(以下[PV]と称
す)20であり、背景域の読みはP−10であつた。こ
れに対し、通常の白色塗料を被覆した平らな表面のPV
は0.1であつた。この測定を行うに当つて、用いた光
度計はニユーヨークのホトボルトコーポレーシヨンより
入手した[モデル20」であつた。光度計は入射光線の
近くに置かれ、光源と光度計間の発散角は1/3度であ
つた。反射強度は入射角5(光源と反射面の平面に垂直
な線間)で測定した。もちろん、再帰反射率を識別する
個々人の視覚能力は主観的であり、また背景に対する情
報の相対寸法または面積および情報の鮮鋭度または明確
さのような要因に依存する。一般に、PV5の情報はP
V6の背景に対して幾らか識別し難く、まはPVl8の
背景に対するPVl5の情報も同様であるが、しかしP
Vl4に対するPV5の情報またはPV2Oの背景に対
するPVlOの情報は再帰反射観察条件下で非常に容易
に観察されるのが普通である。画像領域の寸法、形およ
び精度は変化するので所要の相対効率に特定の数値限定
を置くのは実際的ではないが、前述から背景または情報
各々に比較して銘または背景を再帰反射体として少なく
とも20%、好ましくは30%またはそれ以上明るくす
るのが好ましい。本発明の好ましい形態の実施に際して
含まれる測光パラメーターのより技巧を要する測定につ
いて述べる。
再帰反射シートが通常の条件すなわち拡散反射光の下で
観察した場合にそれを適用した基体のグラフ情報または
他の明細をひどくぼやかさないようにするためには、再
帰反射シート(特に大部分における一たとえば背景)は
後述する測定条件下で20%以下、好ましくは10%以
下の拡散反射率「D」を有することが必要である。
さらに、フイルムの拡散透過率「T」は60%以上、好
ましくは80%以上であることが必要である。いずれに
しても、拡散反射率Dは基体(たとえば写真)の黒い部
分をぼんやりさせないほど十分に小さく、拡散透過率T
はより明るい着色基体域を保持するのに十分大であるこ
とが必要である。DおよびTの測定には、再帰反射フイ
ルム試料を標準塗料隠蔽力チヤートホーム3(U.S.
A.N.Y.ニユーヨーク、モレストカンパニ一から入
手)の1部分に適用することが出来る。
このチヤートの白および黒領域の拡散反射率は各々75
%以上および5%以下で、塗料に関するASTM標準マ
ニユアル21部からのASTM隠蔽力テストDl738
−60Tに記載されているような要件を満たす任意のチ
ヤートが使用出来る。白色光の45た入射光でチヤート
の所要部分を照らし、表面に垂直方向に反射した光を色
補正光電池で測定する光度計たとえば反射装置を具備し
たウエルヒダンシクロンホトメーターモデル451−5
(WelchDansichrOnPhOtOmete
rMOdel45l−5)(カタログ滝3832A)が
使用される。拡散反射率Dと拡散透過率Tは次のように
して計算される;(式中、 M,−チヤートの白色部分の拡散反射率 M2−チヤートの黒色部分の拡散反射率 M3一同定フイルムを重ねた際の白色部分の拡散反射率
M4一同定フイルムを重ねた際の黒色部分の拡散反射率
シート物質中の情報の存在が拡散反射光により観察した
際容易に検出されないようにするためには、一般にシー
トの反射性の大きい部分は下記のように測定した際反射
性の小さい部分より反射性は大きいが、その大きさは2
0%小さい、好ましくは10%または5%よりさえも小
さいことが必要である。
この拡散反射率コントラストは前述の隠蔽力チヤートの
黒色部分に試料を適用し、情報と背景を入射角45色の
白色光で照らし、試料の表面に垂直方向に拡散反射した
光を測定することによつて測定するのが好ましい。
非常に小さい情報域を測定するには、白色光を発生し得
る投光器を表面から約75CTrL離して置く(スクー
ルマスタ一500モデル49プロジェクタ一が使用出来
る)。光の読みは色を補正した高解像テレホトメータ一
(TelephOtOmeter)(たとえばガンマサ
イエンテイフイツクカンパニーモデル2000テレホト
メータ一)で行う。テレホトメータ一対物レンズを試料
から約65CT!L離して置き、画像平面に6分角の穴
を用いて直径1mmの領域の解像を可能とする。前述し
たように、フイルムの再帰反射の大きい部分は小さい部
分より再帰反射的に少なくとも20%、好ましくは少な
くとも30%明るい方が好ましい。
再帰反射コントラストを測定するには、試料は隠蔽力チ
ヤートの黒色部分に適用され、前述の高解像光度計はそ
の対物レンズと共に試料の面から垂直に65CT1L離
して置かれる。ビームスプリツタ一を光度計の前にその
表面を光度計と試料との間の光学軸に約45その角度で
交差させて置く。次に光学軸の側面に顕微鏡照明器を置
き、そこからの光がビームスプリツタ一の光学軸と交差
する点に光学軸に垂直方向に当るようにされ、その結果
ビームスプリツタ一に当る光線の1部は試料に向けられ
、光学軸に沿つて実質的に再帰反射され、そしてビーム
スプリツタ一を通過する部分は光度計の対物レンズに入
るようにされる。照明器はGEl493ランプを具備す
るアメリカンオプティカルカンパニ一顕微鏡照明器であ
ることが出来、このものは集光レンズの前に直径1C7
nの穴を有し、光学軸の側面への距離は試料から照明器
集光レンズへの光学距離も65CT!Lであるような距
離である。光度計対物レンズは直径6mmの穴によつて
制限される。配置は光度計対物レンズに達する光線が光
線が試料によつて反射される際に照明用ビームと00±
0.5つの角をなす光線であるように調節される。十分
光のある部屋においてさえ再帰反射光で観察した場合に
下に横たわる基体を効果的にぼかすためには、フイルム
の大きい方の部分の領域(ある場合には情報、他の場合
には背景)の再帰反射率の絶対強度が0.5場発散およ
び5の入射で測定して少なくとも8反射強度であること
が好ましい。
シート物質の大きい方の部分の再帰反射強度を測定する
ためには、再帰反射コントラストの測定に用いるものと
同じ装置および配列を用いるが、ただし光源および対物
レンズ穴は両方とも直径0.25源(65(1771の
試料距離の場合2.8mm)に低減され、光度計対物レ
ンズは観察方向が照明方向から0.5度(65CTL試
料距離の場合5.6mm対物レンズ変位)それるように
再調節され、試料はその表面への垂線が照明方向と5節
の角をなすように傾けられ、そしてフイルムの大きい方
の部分の観測相対光度値は公知の反射強度標準と比較し
て絶対反射強度値に変換される。標準値は連邦処方(F
ederalSpecificatiOn)L−S−3
00A(1970年1月7日発行、「反射シートおよび
テープの反射強度].、第4.4.7節)により市販の
均一に再帰反射する物質(たとえば、3Mカンパニーか
ら入手される#327011スコツチライト」商標反射
シート)を測定することによつて得られる。
本発明のシート物質は文書、身分証明書、通行証、運転
免許証、クレジツトカード、株券、および証明または確
認媒体としまた正しい文書、免許証の偽造物をつくるの
を困難にする手段とし役立つものに適用した場合に特に
有効である。
本発明の好ましいシート物質の他の利点は、シートの構
造一体を破壊することなく情報部分を取出すことの困難
性および比較的巧妙で高価な装置および、または)秘け
つなしに情報を複写または再生することの困難性である
第1−7図の略図は実物に忠実な断面図ではない。
何となれば各円はあたかも球が均一な直径を有し、列を
なして配列されているかのように完全な円周を表わし、
反射層はビードの下部(後部)表面で平面であるよりは
透明ビードの後表面をほぼ半円形で取巻いているからで
ある。さらに情報は通常2つのビード直径幅(たとえば
90ミクロン)よりさらに大きい幅を有するであろう。
第1〜4図を参照するに、屈折率少なくとも約1.8の
ガラスビード2はポリエチレン被覆14を有するペーパ
ーウエブ12で形成された取外し可能な担体10の1方
側にほy半球形で埋設されている。ビードの他方側には
半透明の誘電体鏡6が設けられ、この鏡はガラスビード
の外面を通過する光の一部を反射し、他の部分を透過す
る。最も簡単な形では(および後述する要件の存在を仮
定して)、再帰反射誘電体鏡は後述するように第3図の
2つの外側のビードのいずれかと関連して示される順序
配列になるように形成することが出来る:すなわちガラ
スビード、ビードに隣接する透明層またはスペーサー被
覆およびスペーサー被覆に隣接するもう1つの透明層。
本発明においては、ビードの後部に拡散照明条件下で表
面に当る光線の大部分を透過するが、しかしその両側に
ある物質の屈折率および厚さに対するその厚さおよび異
なる屈折率のためにそれに当る光線の少量であるが実質
的部分を反射する層が設けられる。再帰反射構造に鏡面
反射体として誘電体鏡を用いることは近年米国特許第3
700305号明細書に開示されている。
このような構造は直径10〜200ミクロンまたはそれ
以上(好ましくは25〜75ミクロン)のガラスビード
または微小球レンズ要素および鏡面反射物質として屈折
率n1::=士二:ご二リニJn2およびN3の物質と
接触しており、N2およびN3ともn1より少なくとも
0.1(好ましくは少なくとも0,3)大きいかまたは
小さく、かつ透明層は約3800〜約10000オング
ストロームの波長範囲の光の約1/4波長の奇数倍(す
なわち1、3、5、7・・・・・・・・・)に相当する
光学厚さを有する。
したがつて、N2〉n1〈N3またはN2〈n1〉N3
、および透明層の両側の物質は屈折率がN,より両方共
大きいかまたは両方共小さい。n1がN2およびN3よ
り大きい場合、n1は1.7〜4.9の範囲であること
が好ましく、N2およびN3は1.2〜1.7の範囲で
あることが好ましい。n1がN2およびN3より小さい
場合、N,は1.2〜1.7の範囲であることが好まし
く、N2およびN3は1.7〜4.9の範囲であること
が好ましい。したがつて得られる鏡面反射体は少なくと
も1つは層状にある屈折率が交互の順序をなす物質の列
からなる。審理中の特許願の好ましい実施態様では、列
はガラス微小球に隣接して2〜7層、好ましくは3〜5
層を有する。種々の層は微小球を加熱プラスチツク被覆
ウエブに一時的に実質的に球形に埋め込んだ後に1つま
たはそれ以上の工程で蒸着させてガラス微小球上に形成
し、屈折率が交互の順序をなす所望の数の層とする。本
発明のこの形態において、所要の透明度を保持するため
には1層から最高恐らく3層までの隣接誘電体層をガラ
スビードの後に設ける。
製造工程中に球形ビードと光学的に関連して誘電体鏡を
形成する層列中で別の非空間層として情報を描写する物
質をシートに導入するのが好ましい。情報は単に球形レ
ンズとその上の屈折率が交互する層間に形成されるスペ
ーサ被覆または層であることが出来または情報は屈折率
が交互する種々の層間に置くことが出来る。情報は背景
ビードの後の層の数と比較して少なくとも1つ以上また
は1つ以下の誘電体層を「情報」ビードの後に含有させ
ることによつ−C形成することが出来る。鏡は着色また
は無色でもよいが、しかし下に横たわる基体の観察を実
質的に干渉しないかまたは背景域との所望の視覚コント
ラスト度を超えないように少なくとも部分的に光を透過
することが必要である。好ましい形態では、情報はある
厚さおよび屈折率を有し、かつ誘電体鏡の機能部分にな
るように位置される。したがつて、第3図に示されてい
るように、ビード2は直径約0.05W!lおよび屈折
率約1.9を有することが出来、情報域20を構成する
ワニス層19は約0.00211以下の厚さおよび約1
.5の屈折率を有している。連続層22は光学的厚さは
可視光の1/4波長に等しく、たとえば硫化亜鉛は屈折
率が約2.4である。接着剤層24は屈折率約1.5を
有する。したがつて、ビードと光学的に関連して透明鏡
6(特に誘電体鏡)を有する再帰反射シートが構造体の
背景域に形成されており、ビードの後に誘電体鏡を有す
るさらに効果的な再帰反射部分がシートの情報または画
像域20に形成されている。第4図の構造は第3図と次
の点で異なる。
すなわち第4図の情報域20はワニス19の代りに、光
学厚さ可視光の約1/4波長を有する誘電体被覆26を
適用し、かつたとえば氷晶石を用いて情報域のガラスビ
ードとたとえば屈折率約2.37の硫化亜鉛から形成さ
れた連続層22間に屈折率1.38を与えることによつ
て形成されている。層22の上には屈折率約1.5の熱
可塑性接着剤が被覆されている。情報の厚さおよびその
より低い屈折率は良く制御されているので、両方共前述
の物質を用いて形成した場合には再帰反射観察条件下で
は第3図の構造で得られるものより明るい背景上により
明るい情報が現われる。第1,2および5図では、誘電
体鏡6は屈折率約1.5の透明物質の接着剤層24およ
び可視光の1/4波長の光学的厚さを有する少なくとも
1つの連続誘電体層22または26、たとえば屈折率2
.37の層22および屈折率1.38の層26からなる
情報域20はビード2と少なくとも1つの連続層22ま
たは26との間に、狭い面積の層を介在させることによ
つて形成され、その狭い面積の層は、情報が存在しない
背景域の、微小球に対する光学的鏡としての効率に比較
して、その直前にある微小球レンズに対する光学的鏡の
効率を悪くするような厚さまたは物質からできていても
よく、あるいはその狭い層は第3図に示すように鏡の層
列の1部にし、それによりその再帰反射効率を高める物
質であつてもよい。第2図で情報を描写するワニス層1
9は入射光を散乱させやすい粉砕ガラス粒子16も包含
する。したがつて、再帰反射観察条件下では情報はより
明るい背景に対してより暗い領域として見える。第5お
よび6図は本発明の変形例を示す。
これらの構造は米国特許第2407680号明細書の教
示のある部分を含んである。さらに詳細には第1−4図
および7図の構造から担体10を取除いた際に生じる「
露出レンズ」系に対して第5および6図の構造では外層
または最上部層32は透明ビード結合剤層34に保持さ
れるガラスビード(たとえば屈折率2.6のビード)よ
り屈折率が小さい(たとえば約1.5)平らな前面表面
を有する氷久透明被覆である。これらの構造では透明反
射鏡は米国特許第2407680号明細書の教示により
たとえば第5および6図に示されるように透明スペーサ
ー層30によつてガラスビードから離隔されている。米
国特許第2407680号明細書に記載されている発明
の他の変形も本発明の実施に有効であり、そのあるもの
については実施例5および6と関連して後述する。真珠
光沢の顔料は天然のまたは合成のフレーク形で入手され
、本発明の範囲内の「部分的光透過性」すなわち光「半
透過性」すなわち「光反透過性光反射性」鏡として使用
出来る。
米国特許第3758192号明細書に記載されているよ
うに、半球形状で埋め込まれたビードの露出部分の周囲
に最大直径約8〜30ミクロンおよび厚さ約25〜20
0ミリミクロンの真珠光沢顔料を液体結合剤と共に被覆
する場合、顔料はビード表面の周囲にカツプ状の隣接す
る形をとり非常に有効な再帰反射レンズ一反射鏡系を形
成する。前述の平均粒径を有する真珠光沢顔料を用いて
ビードの後面の周囲に近接してカツプ状の形を形成しな
いで位置せしめることにより再帰反射効率は低いがそれ
でも本発明の目的に有効な構造を形成することが出来る
。第6および7図では、半透明鏡6は真珠光沢顔料小板
38を含有する反射被覆または層36を包含し、顔料の
適用量はシートを不透明にしかつ情報域か背景域のいず
れかに顔料を適用した基体をぼかすのに不十分であるよ
うに制御される。
情報描写域20の被覆36の厚さは背景域の厚さとは十
分に異なつており、その結果シートを再帰反射観察条件
下で観察した際2つの領域の厚い方の領域はより明るい
反射体として目で識別することが出来る。同様に、ある
物質たとえばアルミニウムのような金属の非常に薄い被
覆を蒸着によつて部分的に光を透過する半透明鏡を形成
することが知られており、この種の物質を用いることは
一般にそれほど好ましくはないが、本発明の教示により
これを用いることは同様に本発明の一般的範囲に入るも
のと考えられる。
次に、本発明を下記の実施例により詳述するが、これら
の実施例は図面の幾つかに示された再帰反射シートの形
成を成すものである。
実施例 1 屈折率約1.93(NO)および直径約50ミクロンの
透明ガラスビードの単層をポリエチレン被覆に埋め込ん
だ(ポリエチレン被覆に直径の約40%まで埋め込まれ
る)ポリエチレン被覆紙シートに真空中で屈折率約1.
37の氷晶石(Na3AlF6)層を通常の白色光の波
長の約1/4の厚さまで被覆した。
このガラスビード被覆シート出発物質の製造方法の完全
な説明は米国特許第3190178号明細書第8欄、3
−22行に記載されている。即ち、大略35〜65ミク
ロンの粒径と、1.92の屈折率を有する透明ガラスビ
ーズを、クラフト紙上のポリエチレン被覆中に一時的に
結合する(紙上のポリエチレン被覆は、60ポンド湿潤
強度クラフト紙1連当り約18ポンドの量である)。こ
の一時的結合を達成するのに、ポリエチレン被覆紙を、
その被覆側を外側にして、ポリエチレンを粘着性にする
のに充分なように加熱したドラムの表面上を通過させる
。同時にその熱粘着化したポリエチレン被覆を、熱ドラ
ムの下の長い箱の中に入れられたガラスビーズの中に入
れ、それと接触させる。粘着性のプラスチツク被覆には
密な単層のガラスビーズがくつついてくる。次にポリエ
チレン被覆を充分加熱してポリエチレンを軟化し、密な
ビーズ単層がその径のほぼ40〜45%まで(例えば全
ビーズ表面積の約40〜45%)部分的にその被覆中に
入るようにする。次にその構造体を、室温の空気をその
上に吹きつけることにより適当に冷却する。次に、シー
トのビード含有側に石版オフセツト印刷を用いて屈折率
約1.5の透明な無色石版アルキツドワニスを印刷し、
氷晶石被覆ビードの幾つかの上に格子じまの「すかし模
様」のようなデザインまたは情報をプリントする。
ワニスを一昼夜空気乾燥した後、真空室で担体ウエブに
屈折率約2.37の硫化亜鉛を1/4波長厚さ被覆した
。これにより非印刷域で1/4波長氷晶石および1/4
波長硫化亜鉛からなる透明な鏡被覆および印刷域で1/
4波長氷晶石、透明ワニスのより厚い被覆および硫化亜
鉛の1/4波長被覆からなる効率がより小さい透明鏡被
覆が形成される。次に、シートに濃厚剤として6%ブチ
ルセロソルブを含有するメチルメタクリレート、エチル
アクリレート共重合体のヒドロゾル型の水性分散液(デ
ユポン、「エルバサイト」アクリル酸ヒドロゾル901
2)を被覆した。被覆機上の展延バ一を約0.2mmの
高さにセツトした。被覆シートを一昼夜乾燥させた後、
このシートを着色されたコダカラーポジ写真プリントの
面に対して面を下にして置き、プラテンプレスにて圧力
約2k9/Cd、温度121℃で1分間、次に約3.8
k9/Cdll5℃で1分間加熱した。
冷却したら、ポリエチレン処理ペーパー担体をカラー画
像から剥離して容易に取除くことが出来、その結果カラ
ープリントの表面に露出レンズビードの透明単層が残さ
れる。写真を通常の日光下で検査すると、透明シートに
よつて引起されるかすかな曇りがあるだけの完全色の画
像の詳細が容易に見える。写真を特殊の再帰反射観察ボ
ツクスで検査すると(または観察者の目の近くで目の間
に保持されかつ写真に向けられた閃光で検査すると)、
写真の全背景は白色背景上に濃い灰色として明白に見え
る格子じまのデザインの印刷画像に対して輝いた白色を
反射した。この特定の場合、免許証の面に持参者のカラ
ー写真をつけた自動車運転免許証を用いてこの実施例の
確認シートを取り付けることが出来る一般的に有効な文
書が証明された。この実施例による再帰反射シートの評
価により、拡散反射率Dは5.9%および拡散透過率T
79%であることが示された。しかしながら拡散反射コ
ントラストは2%であつた。再帰反射コントラストは4
3%および絶対再帰反射強度は47であつた。このシー
トは本発明の実施に適当であつたが、しかしたとえば後
述する実施例3の物質よりは好ましくなかつた。前述の
反射処理された運転免許証を、再帰反射被覆を他の写真
に移して原本の「偽造物」をつくることが出来るように
シート物質を取外そうとして種々の処理に付した。
たとえば、免許証を種々の温度および湿度条件下で曲げ
たり、種々の条件下で水(洗浄剤含有および含有せず)
に浸漬したり、また切断刃で注意深く削ることが試みら
れた。これらの各試みにおいて、偽造または変更画像ま
たは免許証に取付けて再使用するのに適するように再帰
反射シートを取外すことは不可能であつた。実施例 2
実施例1のビード被覆ポリエチレンシート出発物質に5
0%溶剤および30重量部の粉砕した通常の硼珪酸ガラ
スを含有する空気乾燥大豆アルキツド溶液を用いてビー
ド含有表面に情報をシルクスクリーニングして透明なデ
ザイン情報を具備させる。
粉砂ガラス粒子は90%が44ミクロン開口の篩を通過
するがしかし37ミクロン開口の篩に保持される寸法で
あつた。乾燥後、透明情報は平らな(光沢のない)壁塗
料と同じく粗い表面外観を有した。次にシートのビード
を埋め込んだ側に氷晶石の1/4波長層を次に硫化亜鉛
の1/4波長層を蒸着し、ガラス微小球と光学関係で半
透明鏡を形成する。次に、ビードを埋め込んだシート表
面に90重量部のエチレンビニルアルコール共重合体(
デユポンのエルボン30E)および10重量部のエピク
ロルヒドリンホモポリマー(ビ一・エフ・グツドリツチ
のハードリン100)からなる厚さ0.127mmの熱
可塑性フイルムを取付けた。
フイルムは成分を共に加熱融解し、その混合物をカレン
ダー処理して厚さ0.127mmの自己保持性フイルム
にすることによりつくられた。このフイルムを約150
℃にセツトされたカレンダーロール温度で熱可塑性フイ
ルムと接触させてシリコーンレリーズ被覆紙を用いてビ
ード被覆シートに加熱カレンダー加工した。上記の積層
シートの5CTrL平方片を通常の・・ンドアイロンを
用いて「ウール」用にセツトしたアイロン温度でポリエ
チレン処理紙に対してペーパー文書に付着させた。
冷却するとポリエチレン紙は容易に剥離され、文書の上
に再帰反射透明被覆が残され、これを通して文書上の印
刷を読むことが出来た。実施例1の閃光で検査すると、
シルクスクリーニングされた情報は明るい白色の反射背
景上に暗い像として見えた。前述のように測定すると、
再帰反射コントラストは58%および絶対再帰反射強度
は49であつた。実施例 3 実施例1のビードを埋め込んだポリエチレン被覆シート
出発物質の露出ビード表面に実施例1と同じアルキツド
石版ワニスに乾燥剤として1.1%のナフテン酸コバル
トを添加したものを用いてオフセツトフレクソグラフ印
刷で情報を印刷した。
乾燥後、印刷ビード表面に硫化亜鉛の1/4波長厚さす
なわち約600オングストロームの被覆厚さの被覆を蒸
着した。実施例1と同じアクリル酸ヒドロゾルであるが
ただし約9重量%のエチレングリコールのモノブチルエ
ーテル(ブチルセロソルブ)を添加して濃厚にして被覆
粘度を600一800cpsとし固体含量27.3%に
希釈したものを用いて蒸着被覆に接着剤を適用した。次
に、76〜125゜Cで約7一1/2分加熱することに
より接着剤を乾燥して粘着性のない状態にした。次に、
加熱積層ロール間で界面を瞬間的に約120〜132℃
に加熱してシート物質を基体に付着させた。積層体を室
温に冷却後、ポリエチレン被覆担体を剥離した。実施例
1および2では再帰反射観察条件下で明るい背景上に比
較的暗い情報が見え、この実施例では明るさが低い背景
上に明るい情報が見えた。
たとえば再帰反射シートのレンズ状(露出した)ビード
表面に適当な屈折率を有する透明情報を印刷することに
よつて再帰反射は破壊されやすいので、この実施例の明
るい背景、より明るい情報は本発明の好ましい構造であ
る。この実施例で観察される結果の可能な説明としては
、余分の反射表面の設置および情報域における硫化亜鉛
との界面で屈折率差の増加により画像域で追加の反射率
が生じることが考えられる。隠蔽力チヤートに適用して
前述の如く測定した場合、シート物質の拡散反射率「D
」は6.4%、拡散透過率「T」は88.5%、拡散コ
ントラストは2%および再帰反射コントラストは32%
であつた。
実施例 4 二軸配向ポリエチレンテレフタレート重合体の透明な厚
さ0.0257nmフイルムに、0.1闘に展延バ一を
セツトしてヘキサフルオロプロピレンと共重合したポリ
ビニリデンフルオライド(デユポン「ビトン」)の33
%メチルイソブチルケトン溶液90重量部および屈折率
約2.6の直径50ミクロンガラスビードの単層を滴下
したキシロール中ポリエチルメタクリレート33%溶液
10重量部からなる屈折率が非常に低い透明ビード結合
物質を被覆した。
これらのビードは米国特許第3149016号明細書に
記載されている方法によつてつくることが出来る。
乾燥後、ビードを埋め込んだシートに氷晶石の1/4波
長厚さ被覆を真空蒸着した。次に透明な空気乾燥アルキ
ツドスクリーン法ペーストを用いてビードを埋め込んだ
表面に情報をシルクスクリーン印刷して乾燥させ、その
後硫化亜鉛の1/4波長厚さの被覆を真空被覆器で適用
した。次に、シリコーン紙レリーズライナ上に被覆機械
で0.20mmに湿式展延バ一をセツトして接着剤溶液
を被覆してシートのビードを埋め込んだ側に透明な感圧
接着剤を適用し、乾燥後加圧下でビードを埋め込んだシ
ートに積層した。
感圧接着剤は90%イソオクチルアクリレートおよび1
0%アクリル酸の共重合体の22%固体溶液からなるも
のであつた。シリコーンレリーズライナ一を除去後ペー
パー文書に適用すると、接着性は文書中の紙繊維が光学
シートを除去しようとする際にゆるく引き裂かれるほど
十分に大きかつた。実施例1に起載の閃光で観察すると
、情報は白色の反射背景に暗いパターンとして見ること
が出来た。実施例 5この実施例のシート物質は本発明
による他の非露出ビード表面型透明再帰反射シートを説
明する。
これは部分的には米国特許第2407680号明細書の
実施例3と類似である。詳細には、低接着性担体ウエブ
にキシロールに溶解したN−ブチルメタクリレート重合
体(45%樹脂固体)をロール被覆して1平方?当り5
.4〜6.3W!y被覆重量とする。この被覆を60℃
で20〜30分乾燥し、次いで80〜90゜Cで30〜
40分されに乾燥する。その屈折率は約1.48である
。次に、ビードに対する完全な透明結合剤被覆を次の樹
脂溶液を2.5〜3.8Tr19/Ctfiで透明被覆
表面にナイフまたはロール被覆して形成する。
剤被覆に適用し、その中に埋没させる。
ビード結合剤被覆からの溶剤は60℃で20−25分お
よび80〜90℃で30−40分乾燥させることにより
除去される。約90〜105ミクロン直径のビードが使
用される。次に、ビード用の透明結合剤被覆と同じ樹脂
溶液をビードを埋め込んだ表面にナイフまたはロール被
覆して透明なスペーサーフイルムを形成する。
6.3〜7.5η/Cdの溶液被覆重量が使用され、次
いで60℃で20〜30分および90〜105℃で60
〜90分乾燥される。
次いで、ゴムプレート印刷法を用いて情報記号が印刷さ
れた。
使用したインキは次のようであつた:プリントを反転印
刷して65℃で5〜10分乾燥し、次いで93℃で15
〜20分乾燥する。
印刷後、真珠光沢被覆のもう1つの層を全表面にナイフ
またはロール被覆する。溶液の組成物は次のようである
。この被覆を第1の顔料被覆と同様にして乾燥した。
用いた真珠光沢顔料はナクローマZSPB9542であ
つた。次に、透明な感圧アクリレート共重合体接着剤の
被覆を反射層の表面に被覆した。
印刷した頁に適用すると、印刷は通常の明りの下で読む
ことが出来るが、しかし再帰反射観察条件下で観察する
と印刷は上に横たわるシートによつて不明瞭になり、情
報は背景に比しより明るく見える。
前述の如く隠蔽力チヤートに適用してテストすると、こ
の実施例のシート物質は拡散反射率「D」が約13%、
拡散透過率[T」が約73%、拡散コントラストが23
%および再帰反射コントラストが35%であつた。
絶対再帰反射率は4.9であつた。実施例 6 実施例5と同様にして本発明による他の非露出ビード表
面透明再帰反射シートをつくつたが、ただし真珠光沢顔
料含有反射体被覆の代りに実施例5の透明な結合被覆を
用いて印刷画像を適用してまず情報記号を適用する。
乾燥後硫化亜鉛の1/4波長厚さの蒸着層を「印刷され
た」離隔用フイルム上に適用した。次に透明なアクリル
酸塩−アクリル酸共重合感圧接着剤の薄い層を硫化亜鉛
層の上に被覆した。前述の如く隠蔽力チヤートに適用し
測定すると、たの実施例のシート物質は拡散反射率「D
」が約10%、拡散透過率「T]が約81%、拡散コン
トラストが9%および再帰反射コントラストが94%で
あつた。
絶対再帰反射率は8.6であつた。実施例 7実施例1
のビードを埋め込んだポリエチレン被覆シート出発物質
の露出部分の上に真珠光沢顔料含有希分散液を0.00
5(1−JモV!の湿潤被覆厚さで被覆することによりガ
ラス微小球単一層の後表面に連続的な部分的光透過鏡を
形成した。
分散液は次のような組成を有した。クロンおよび平均厚
さ約55ミクロンを有する炭酸鉛小板を含有する。
ポリ塩化ビニル樹脂をメチルイソブチルケトンに溶解し
たペースト中には60重量%の顔料が存在する。被覆シ
ートを室温で20分乾燥させ、次いで65℃のオーブン
で15分乾燥させた。
この乾燥シートを情報担持ステンシル下顔料層側の上に
置いた。
乾燥顔料層にまず2−ブタノンで溶剤含量88.3%に
希釈した上記顔料組成物の他の部分の噴霧した。これに
よりビードシート上に真珠光沢顔料の第2の非同空間適
用がステンシル開口に対応する情報の形で残された。乾
燥後、このシートにアクリル酸ヒドロゾル分散液を被覆
し、実施例1と同様にして乾燥した。加熱積層後、前述
の如くこのシートの1部を隠蔽力チヤートに適用し測定
した。
シートは拡散反射率「D」8.8%、拡散透過率[T」
88%、拡散コントラスト約8%および再帰反射コント
ラスト20%であつた。絶対再帰反射強度は11.4で
あつた。以上、本発明を詳細に説明したがなお次の実施
態様を包含する。
(1)情報域の微小球およびそれに伴われた被覆部分が
非情報域の微小球およびそれに伴われた被覆部分の再帰
反射効率より少なくとも20%異なる再帰反射効率を有
する、特許請求の範囲に記載のシート。
(2)光半透過性被覆層が少なくとも1つの真珠光沢顔
料含有連続層を包含する、前記第(1)項に記載のシー
ト。
(3)光半透過性被覆層が金属物質の薄い被覆の層を少
なくとも1つ包含する、前記第(7)項に記載のシート
(4)光半透過性被覆層が3800〜10000オング
ストロームの光の約1/4波長の奇数倍に相当する光学
厚さを有する誘電体物質の実質的連続層を少なくとも1
つ包含する、前記第(1)項に記載のシート。
(5)微小球の被覆層と同じ側で、微小球の後面と被覆
層の最も遠い層との間に少なくとも1つの、微小球単層
より狭い面積の層を設けることによつて実質的に透明な
情報が形成され、その狭い層はそれに伴われた鏡の光学
的効率を変化させるように位置される、特許請求の範囲
および前記各項のいずれかの項に記載のシート。
(6)本文中に記載の如く測定した際、シートの拡散反
射率が20%以下であり、拡散透過率が60%以上であ
る、特許請求の範囲および前記各項のいずれかの項に記
載のシート。
(7)グラフ情報を含む物品の面の少なくとも1部分に
積層された、特許請求の範囲および前記各項のいずれか
の項に記載のシート。
(8)実質的に実施例1〜7の任意の1つに記載された
、特許請求の範囲に記載のシート。
(9)実質的に添附図面を参照として記載されかつ図面
に記載されている、特許請求の範囲に記載のシート。
(自)一層又はそれ以上の光半透過性光半反射性被覆層
が導電体鏡である特許請求の範囲に記載のシート。
(自)一層又はそれ以上の光半透過性光半反射性被覆層
が光反射性粒子を含有している特許請求の範囲に記載の
シート。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本発明によるシート物質の断片の部分的概
略断面図、第5図は本発明によるシート物質の他の実施
態様の断片の部分的概略断面図、第6図は第5図の変形
例を示す同様の部分的概略断面図、第7図は本発明によ
るシート物質の他の実施態様の断片の部分的概略断面図
である。 2・・・・・・ガラスビード、6・・・・・・半透明誘
電体鏡、10・・・・・・取外し可能な担体、12・・
・・・・ペーパーウエ人 14・・・・・・ポリエチレ
ン被覆、20・・・・・・情報域、22・・・・・・連
続誘電体層、24・・・・・・接着剤層、26・・・・
・・連続誘電体層、16・・・・・・粉砕ガラス粒、1
9・・・・・・ワニス層、30・・・・・・透明スペー
サー層、36・・・・・・反射層、38・・・・・・真
珠光沢顔料小片。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (イ)少なくとも1.8の屈折率を有するガラス微
    小球の単層、および(ロ)その単層の背面上にある一層
    又はそれ以上の光半透過性光半反射性被覆層であつて、
    この一層又はそれ以上の被覆層は連続しかつ前記単層と
    同じ広がりを有し、しかも非情報域よりも異なつた度合
    の光反射率を有する情報域を有している被覆層、から成
    り、 前記情報域中にあるガラス微小球とそれに伴われた前記
    一層又はそれ以上の被覆層部分の再帰反射効率が、該情
    報以外外の領域にあるガラス微小球とそれに伴われた前
    記一層又はそれ以上の被覆層の再帰反射効率と異なつて
    いることを特徴とする、情報を含み全表面に亘つて再帰
    反射性である実質的に透明なシート。
JP49034365A 1974-03-27 1974-03-27 全表面域にわたつて再帰反射性である、情報を含む実質的に透明なシ−ト Expired JPS5941162B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP49034365A JPS5941162B2 (ja) 1974-03-27 1974-03-27 全表面域にわたつて再帰反射性である、情報を含む実質的に透明なシ−ト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP49034365A JPS5941162B2 (ja) 1974-03-27 1974-03-27 全表面域にわたつて再帰反射性である、情報を含む実質的に透明なシ−ト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS50129195A JPS50129195A (ja) 1975-10-13
JPS5941162B2 true JPS5941162B2 (ja) 1984-10-05

Family

ID=12412127

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP49034365A Expired JPS5941162B2 (ja) 1974-03-27 1974-03-27 全表面域にわたつて再帰反射性である、情報を含む実質的に透明なシ−ト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5941162B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6280835B1 (en) 1996-12-20 2001-08-28 Asahi Kagaku Kogyo Co., Ltd. Thermoplastic acrylic resin brittle film
JP2004294668A (ja) * 2003-03-26 2004-10-21 Shiseido Co Ltd 透明再帰反射材

Also Published As

Publication number Publication date
JPS50129195A (ja) 1975-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3801183A (en) Retro-reflective film
KR100283454B1 (ko) 이중 검증 기능을 갖는 재귀반사보안 라미네이트
US4082426A (en) Retroreflective sheeting with retroreflective markings
CN1258448C (zh) 光学可变防伪图样
US5080463A (en) Retroreflective security laminates with protective cover sheets
US6955839B2 (en) Laminated composite, information recording medium, and member of imparting forgery-preventing characteristic
JP5671047B2 (ja) 低減された赤外線の再帰反射性を有する角柱形状再帰反射性シート
JPH0664206B2 (ja) 方向性のある像形成されたシート
US20110193335A1 (en) Retroreflective security articles
US8622555B2 (en) Security article having a switching feature
WO1998001779A1 (en) Multilayer film with differential retroreflectivity
JP2011508265A (ja) 球形コア及び2つの同心光学干渉層を含む、再帰反射性物品及び再帰反射素子
JP4283424B2 (ja) 偽変造防止用素材
AU632587B2 (en) Retroreflective security laminates with protective cover sheets
JPS5941162B2 (ja) 全表面域にわたつて再帰反射性である、情報を含む実質的に透明なシ−ト
CH576359A5 (ja)
DE2415915A1 (de) Retroreflektierender film
MXPA99000884A (en) Thermal transfer compositions, articles and graphic articles made with same