JPS5940865B2 - 混合コレステリツク液晶およびその装置 - Google Patents

混合コレステリツク液晶およびその装置

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JPS5940865B2
JPS5940865B2 JP102475A JP102475A JPS5940865B2 JP S5940865 B2 JPS5940865 B2 JP S5940865B2 JP 102475 A JP102475 A JP 102475A JP 102475 A JP102475 A JP 102475A JP S5940865 B2 JPS5940865 B2 JP S5940865B2
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liquid crystal
mixed
cholesteric liquid
voltage
nematic
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JP102475A
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勝秀 塚本
哲郎 大塚
和久 森本
嘉信 村上
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は混合コレステリツク液晶およびその装置に関し
、詳しくは明確なしきい値(閾値)を有し、応答速度が
速く、X−Yマトリクス表示装置に適合した混合コレス
テリツク液晶とその装置に関するものである。
従来より優れた表示特性を有する液晶材料の開発が望ま
れており、今日、表示装置に使用可能なネマチツク液晶
がいくつか知られているとともに、製造販売もなされて
いる現状である。
しかしながら、これら従来の液晶には明確なしきい値(
閾値)がないという欠点がある。
これを改善するためにネマチツク液晶にコレステリン誘
導体を混合して明確なしきい値を持たせたものがあるけ
れども、この混合液晶は応答速度が極めて遅い欠点があ
る。
これら従来の各液晶は多絵素表示に有利なX−Yマトリ
クス表示には使用できず、仮に使用できたとしてもその
表示性能は著るしく低下するものである。
このことは、上記従来の各液晶が明確なしきい値と速い
応答速度との両者を有しないことから容易に推考できる
であろう。X−Yマトリクス表示とは、X方向に伸びた
複数の平行帯状のX電極群と、X方向に対して直角な方
向に伸びた複数の平行帯状のY電極群との交点にできる
mn個(ここでmはX電極数を、nにはY電極数をそれ
ぞれ表わす)の絵素をX電極とY電極とによつてアドレ
スして表示しようとするものである。
このようなX−Yマトリクス表示の利点はmn個の絵素
制御を極めて少ないリード線とドライバ回路とで制御し
得ることである。
すなわち、上記の絵素制御に必要なリード線はm+ n
本でよく、またドライバ回路はm+n回路でよい。しか
しながら、上記X−Yマトリクス表示においてはX電極
群中の1つのX電極とY電極群中の1つのY電極とによ
つて、その交点の絵素を選択し、これらXY両電極間に
電圧りを印加した場合、この交点を中心として十字状に
並ぶ各絵素にV2の電圧がそれぞれ印加され、不所望の
絵素が半選択状態になる即ちクロストークが生ずる欠点
がある。
X−Yマトリクス表示におけるクロストークを防止する
ためには、X電極群とY電極群との間に挟持される液晶
として、電圧/2までは何ら視覚的変化たとえば光散乱
を起さない液晶すなわちしきい値を持つ液晶が必要とさ
れる。
またX−Yマトリクス表示においては、各絵素を順次ア
ドレスする走査手段が用いられるため、応答速度の速い
液晶が要求される。
しかしながら、上述した従来液晶は明確なしきい値と良
好な応答速度との両者を有するものではありえないため
、X−Yマトリクス表示には何ら要をなさないものであ
る。
したがつて、本発明の目的は、明確なしきい値を有し、
しかも応答速度が速く、多絵素表示に有利なX−Yマト
リクス表示装置に適した混合コレステリツク液晶とその
装置を提供することにある。
本発明者等は各種液晶について実,験し、検討を加えた
結果、光学活性(1)−P−シアノフエニル一P−(2
−メチルブチル)ベンゾエート(固体・等方液体転移温
度37℃)を含む混合液晶は明確なしきい値を有し、し
かも応答速度が速いことを見い出した。本発明者はさら
に研究を重ねた結果、誘電率異方性が正のネマチツク液
晶、誘電率異方性が負のネマチツク液晶およびコレステ
リツク液晶等に光学活性(1)−P−シアノフエニル一
P−(2−メチルブチル)ベンゾエートを混合すること
によつて、諸種の優れた特性を有する混合コレステリツ
ク液晶を見い出した。
以下、本発明の理解をさらに深めるために図面にしたが
つて詳細に説明する。
第1図に示す光学活性(1)−P−シアノフエニルート
一(2−メチルブチノ(ハ)ベンゾエート(以下説明の
便宜上この化合物をCP(2MB)Bとする)を含む混
合液晶は全てコレステリツク相を示す。
CP(2MB)Bを含む上記混合液晶は、表面にコーテ
イング処理を施した2枚のガラス板にそれぞれ透明電極
を固着し、これら2枚の透明電極間に挟持したとき、各
電極間に挟持された上記混合液晶はその光透過率が印加
電圧に対して明確なしきい値をもつ。CP(2MB)B
は誘電率異方性が正であり、CP(2MB)Bを含有す
る混合コレステリツク液晶は上記両電極間に印加する印
加電圧の増加にしたがつて、その光透過率が第2図に示
すようにしきい値電圧Th以上で急激に変化する。
この光透過率の変化はコレステリツク相からネマチツク
相への相転移によるものである。
また、しきい値電圧VthはCP(2MB)B(7)含
有量が増加するのにともなつて大きくなる。
ここで、上記混合コレステリツク液晶が同図に示すよう
な相転移を呈するためには、CP(2MB)Bをある一
定含有量以上含む必要がある。そして、この量はCP(
2MB)Bと混合する液晶の誘電率異方性の正負および
その大きさによつて異なる。
たとえば、誘電率異方性が負で、しかもその大きさが比
較的小さいP−メトキシベンジリデン−P−n−ブチル
アニリンとCP(2MB)Bとを混合する場合には、C
P(2MB)Bを5重量%以上混合する必要がある。
逆に、誘電率異方性が正の液晶とCP(2MB)Bとを
混合する場合において、混合コレステリツク液晶が相転
移を示すためにはCP(2MB)Bの混合量の下限はな
い。
しかし、光透過率の変化量を大きくするために、CP(
2MB)Bを5〜10重量%以上含有することが望まし
い。上述したように、CP(2MB)Bと混合すること
ができる液晶としては、誘電率異方性が正のネマチツク
液晶(以下説明の便宜上P−ネマチツク液晶とする)と
、誘電率異方性が負のネマチツク液晶(以下説明の便宜
上n−ネマチツク液晶とする)とがあり、さらに、コレ
ステリツク液晶もCP(2MB)Bと混合することがで
きる。
P−ネマチツク液晶化合物としては、例えば、アP−ア
ルコキシベンジリデン−P−シアノアニリン、P−シア
ノベンジリデン−P−アルコキシアニリン、P−アルキ
ルベンジリデン−P−シアノアニリンP−シアノベンジ
リデン−P−アルキルアニリンp−アシロキシベンジリ
デン一心−シアノアニリン、p−シアノベンジリデンー
トーアシロキシアニリン、p−シアノフエニールートー
アルキルベンゾエイト、p−シアノフエニールートーア
ルコキシベンゾエイト、p−アルキルフエニールートー
シアノベンゾエイ ト、p−アルコキシフエニール一P
−シアノベンゾエート、p−アルコキシベンジリデン−
p−アミノアゾベンゼンn−アルキル−P−シアノベン
ジリデン−P−アミノシナメイト、p−n−アルキル−
h−n−アルキノげゾベンゼンP−n−アルキル−P−
シアノビフエニール、および、ラ P−アルコキシ−P−シアノビフエニール、等がある。
そして、これらのP−ネマチツク液晶化合物をいくつか
混合した混合体もP−ネマチツク液晶である。
また、P−ネマチツク液晶としては、上記P−ネマネツ
ク液晶化合物と後述するn−ネマチツク液晶化合物とを
混合したものがある。
この場合においては、上記P−ネマチツク液晶化合物が
一定量以上含まれていなければならない。そして、この
ようなP−ネマチツク混合体もCP(2MB)Bと混合
することができる。n−ネマチツク液晶化合物としては
、例えば、p−アルコキシ−P−n−アルキノげゾキシ
ベンゼンp−n−アルキルートーアルコキシアゾキシベ
ンゼンp−アルコキシートーアルコキシアゾキシベンゼ
ンp−n−アルキルートーアルコキシアゾベンゼンp−
アルコキシートーアルキルアゾベンゼン、p−アルコキ
シートーアルコキシアゾベンゼン、p−アルコキシベン
ジリデンートーアシロキシアニリン、P−n−アルキル
ベンジリデン−P−アシロキシアニリン、P−n−アル
キルベンジリデン−P−アルコキシアニリン、p−アル
コキシベンジリデンート一n−アルキルアニリン、およ
び、 リ P−n−アルキル−P−アシロキシアゾキシベンゼン等
がある。
そして、これらのn−ネマチツク液晶化合物をいくつか
混合した混合体もまたn−ネジチーク液晶であり、CP
(2MB)Bと混合する液晶として用いることができる
コレステリツク液晶としては、たとえば、コレステリン
誘導体である塩化コレステロールおよび臭化コレステレ
ールと、エレステリルノナノエイト等のコレステリンカ
ルボン酸エステルと、コレステリルオレイルカーボネイ
ト等の炭酸エステル等がある。
またCP(2MB)Bと混合することのできるものとし
て、(1)−p−エトキシベンジリデンート一(2−メ
チルブチル)アニリンおよび(ト)−P−エトキシート
一(2−メチルブチノ(ハ)アゾベンゼン等の光学活性
化合物等もある。
実施例 1 P−ネマチアク液晶として、P−n−ヘキシルベンジリ
デンートーシアノアニリンを50重量%、CP(2MB
)Bを50重量%、混合して得た混合コレステリツク液
晶について、温度10℃、電極間隔6μ、周波数250
zの電圧を印加した結果、明確なしきい値を持ち、しき
い値電圧は25ボルトであつた。
また、30ボルトの電圧を印加した結果、立上り時間4
0msec、減衰時間4msecで、応答速度が速いこ
とを示した。
ここで、CP(2MB)Bの混合量は約70重量?が限
界であり、これ以上混合量が増加すると絶縁破壊を起こ
しやすくなり、使用困難になる。
実施例 2n−ネマチツク液晶として、P−メトキシ−
Pn−ブチルアゾキシベンゼンを49重量%、Pメトキ
シートーエチノげゾキシベンゼンを21重量%、CP(
2MB)Bを30重量%、混合して得た混合コレステリ
ツク液晶について、温度20℃、電極間隔6μ、周波数
250Hzの電圧を印加した結果、明確なしきい値を持
ち、しきい値電圧は19ボルトであつた。
また、25ボルトの電圧を印加した結果、立上り時間4
0TILsec、減水時間5msecで、応答速度が速
いこきを示した。
ところで、CP(2MB)Bと混合する液晶がnネマチ
ツク液晶である場合において、CP(2MP)Bの混合
量が少ない場合には、第2図に示すような相転移は起ら
ず、第3図に示すような動的散乱が起る。
たとえば、n−ネマチツク液晶とみて、p−メトキシベ
ンジリデン−P−n−ブチノげニリンを用い、CP(2
MB)Bの含有量が4〜5重量%以下の場合には上記動
的散乱が起る。ここで、n−ネマチツク液晶中に上記の
ようにCP(2MB)Bが含まれていると、第3図の光
透過率の変化はCP(2MB)Bが含まれていない場合
に比較して極めて急激に変化し、この急変効果はCP(
2MB)Bを0.1重量%以上含有していると明確に現
われるものである。
一方、CP(2MB)Bと混合する液晶がコレステリツ
ク液晶である場合においては、CP(2MB)Bを加え
ることによつて、元来電界による相転移を起さない液晶
であつても、相転移を示すようになる。
例えば、コレステリルオレイルカーボネイトおよび上述
したコレステリン誘導体以外の光学活性コレステリツク
液晶は、元来、電界による相転移は示さないけれども、
CP(2MB)Bを加えることによつて、相転移を示す
ようになる。また、元来、相転移を起すコレステリツク
液晶の場合は、CP(2MB)Bを加えることによつて
、そのしきい値が低下する。
たとえば、塩化コレステロールとコレステリルノナノン
酸との混合コレステリツク液晶は、電界によつて相転移
を示すが、CP(2MB)Bを加えることによつて、し
きい値電圧が著るしく低下する。このため従来において
は高電圧を必要とし表示用としては使用困難であつたも
のを、しきい値電圧の激減によつて使用が容易となつた
。その他、液晶の性能向上のために、液晶以外の以合物
を液晶状態が壊れない程度に添加するこ吉もできる。
たとえば、p−n−アルキルベンジリテンート一n−ア
ルキルアニリンを適量添加することによつて、固体から
液晶への転移温度を下げ、より高速応答の特性を得るこ
ともできる。
また、適当な導電率を得るために、有機電解質を微量添
加してもよい。
この有機電解質としては、トリメチルアンモニウムハラ
イド等が用いられる。なお、本発明に係る電気光学的液
晶表示装置として透過型の表示装置を例にあげて説明し
たけれども、混合コレステリツク液晶を挟持する2枚の
電極のうちの一方の電極を鏡面等の反射面にすることに
よつて反射型の表示装置にしてもよいこ♂は勿論である
。本発明は以上詳述したように、その第1の発明にした
がえば、明確なしきい値を有し、しかも応答速度が速く
、X−Y−マトリクス表示装置に適した混合コレステリ
ツク液晶を提供することができる利点をもつている。
また、その第2の発明にしたがえば、明確なしきい値を
有し、しかも応答速度が速く、多絵素表示に有利な優れ
たX−Yマトリクス表示装置に適した電気光学的液晶表
示装置を提供することができる。
さらに本発明は通常の電気光学的表示装置に用いても優
れた性能を発揮する利点をもつている。
【図面の簡単な説明】
第1図は…−p−シアノフエニルート一(2メチルブチ
ル)ベンゾエートの化学構造式、第2図は相転移型液晶
の電圧・光透過率変化特性図、第3図は動的散乱型液晶
の電圧・光透過率変化特性図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 光学活性(+)−P−シアノフエニル−P−(2−
    メチルブチル)ベンゾエートを0.1重量%乃至70重
    量%含有することを特徴とする混合コレステリツク液晶
    。 2 前項記載の混合コレステリツク液晶を2枚の電極間
    に挟持し、これら電極のうち少なくとも一方を透明電極
    にしてなることを特徴とする電気光学的液晶表示装置。
JP102475A 1974-12-30 1974-12-30 混合コレステリツク液晶およびその装置 Expired JPS5940865B2 (ja)

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JPS5178792A JPS5178792A (ja) 1976-07-08
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