JPS5940468B2 - 安全かみそり - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は安全かみそりの改良に係るものであって、生
産が容易な安全かみそりを提供することを目的とするも
のである。

従来からアームと組立刃体をジャーナル結合させる首振
り安全かみそりはあった。

しかしアームを開閉させる手段としてアーム、弾性部材
、開閉の操作ボタンが別体であり、したがって開閉機構
が複雑となりまたアームの把持力も弱かった。

そこでこの発明はアーム及びその開閉機構を一体とする
ことによって生産が容易となる安全かみそりを提供する
。

次にこの発明の構成を図面に示す実施例に従って説明す
る。

安全かみそりは柄１と組立刃体２と該組立刃体２の支持
部材３とからなる。

柄１の内側上部には折畳んだ支持部材３を入れることの
できる四部４が設けられている。

支持部材３は柄１の頭部に回動可能に支軸５によって軸
着されている。

支持部材３の後端部に半球形穴部６が設けられ、柄１の
頭部には円筒形穴部７が設けられており、円筒形穴部７
に入れられたコイルバネ８と球体９が支持部材３の後端
部を押圧し、球体９が半球形穴部６に入った位置で支持
部材３は係止する。

支持部材３は次のように構成される。

すなわち、上板部１０の下面に設けられた２個の突部１
１がアーム１２の軸穴１３を通り下板部１４の嵌合穴１
５に嵌入することによって、上板部１０と下板部１４は
アーム１２を挟着する。

上板部１０の下面に設けられた凹部１６と下板部１４の
上面に設けられた凹部１７とは、上板部１０と下板部１
４を合わせたときに板バネ部１８が入る場所となる。

上板部１０の後部には支持部材３を回動させるための軸
穴１９が設けられている。

また上板部１０の上面にはひげそり時に柄１の上板部２
０と当接して支持部材３の上方への回動を停止するため
の突部２１が形成されている。

さらに上板部１０の前面には組立刃体２の裏面に形成さ
れたカム面２２を押圧し組立体２の揺動を制御する金属
細線２３がブリッジ状に形成されている。

アーム１２の先端にはそれぞれ内向きのジャーナル軸２
４が突設されている。

アーム１２の軸穴１３部分よりも後方にはアーム１２を
押広げるための操作部２５がそれぞれアーム１２と一体
に設けられている。

さらに押広げられたアーム１２を元に戻すために、■字
形の板バネ部１８が両アーム１２と一体に両アーム１２
の間に設けられている。

組立刃体２の裏面にはリブ２６が２個形成され、該リブ
２６にはそれぞれジャーナル軸受が設けられている。

前記ジャーナル軸２４をジャーナル軸受にジャーナル結
合させることによって組立刃体２は支持部材３に揺動可
能に取付けられる。

操作部２５に指をかけてアーム１２を押広げることによ
ってジャーナル軸２４はジャーナル軸受に嵌挿せられる
。

この結果、組立刃体２は支持部材３に対し揺動可能とな
る。

この発明は前述したように、組立刃体２を把持するため
のアーム１２、アーム１２を押広げるための操作部２５
及び押広げられたアーム１２を元に戻すための弾性部材
１８が一体に形成されているので、アーム１２開閉のた
めの複雑な機構を必要とせず、生産が容易であるという
効果を有する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すものであって、第１図は支
持部材の分解図、第２図は支持部材の上板部を裏返した
状態の斜視図、第３図は支持部材の斜視図、第４図は安
全かみそりの一部斜視図、第５図は柄と支持部材の結合
状態を示す一部断面側面図である。 １・・・・・・柄、２・・・・・・組立刃体、３・・・
・・・支持部材、１０・・・・・・上板部、１２・・・
・・・アーム、１４・・・・・・下板部、１８・・・・
・・板バネ、２３・・・・・・金属細線、２５・・・・
・・操作部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 柄１の頭部から２本のアーム１２が突出し、該両ア
   ーム１２はそれぞれ回動可能にホルダーに軸着され、該
   両アーム１２の先端には内向きのジャーナル軸２４が設
   けられ、該ジャーナル軸２４が組立刃体２の裏面に設け
   られたジャーナル軸受とジャーナル結合する安全かみそ
   りにおいて、アーム１２の前記軸着部分よりも後方にア
   ーム１２を押広げるための操作部２５が一体に設けられ
   、押広げられたアーム１２を元に戻すための弾性部材１
   ８が両アーム１２と一体に両アーム１２の間に介在して
   いることを特徴とする安全かみそり。