JPS5940454Y2 - 紡機におけるスライバ−供給装置 - Google Patents
紡機におけるスライバ−供給装置Info
- Publication number
- JPS5940454Y2 JPS5940454Y2 JP11285580U JP11285580U JPS5940454Y2 JP S5940454 Y2 JPS5940454 Y2 JP S5940454Y2 JP 11285580 U JP11285580 U JP 11285580U JP 11285580 U JP11285580 U JP 11285580U JP S5940454 Y2 JPS5940454 Y2 JP S5940454Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sliver
- roller
- pull
- machine
- feeding device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、例えば線条機のように機台後部のクリール部
に、前後方向に所定間隔を保った複数本の引き出しロー
ラーを並設し、その引き出しローラーの下方に配置した
タンス内のスライバーを該引き出しローラーの回動によ
って引き出し、その引き出したスライバーを所定本数宛
並列に併合して牽伸部へ供給するようにした紡機におけ
るスライバー供給装置の改良に係わるものである。
に、前後方向に所定間隔を保った複数本の引き出しロー
ラーを並設し、その引き出しローラーの下方に配置した
タンス内のスライバーを該引き出しローラーの回動によ
って引き出し、その引き出したスライバーを所定本数宛
並列に併合して牽伸部へ供給するようにした紡機におけ
るスライバー供給装置の改良に係わるものである。
前記のようなスライバー供給装置においては、ダンス内
から引き出したスライバーが引き出しローラーの円周に
一定角度(略90度)捲回されて引き出されるため、そ
の引き出し速度が引き出しローラーの表速よりも若干速
くなり、引き出された後は前方の引き出しローラー上を
水平方向に搬送されるため引き出しローラーの表速と略
等しい速度で搬送される。
から引き出したスライバーが引き出しローラーの円周に
一定角度(略90度)捲回されて引き出されるため、そ
の引き出し速度が引き出しローラーの表速よりも若干速
くなり、引き出された後は前方の引き出しローラー上を
水平方向に搬送されるため引き出しローラーの表速と略
等しい速度で搬送される。
このため、引き出し位置で余分に送り出された分は牽伸
部に至るまでの間に吸収しないと搬送過程で弛みを生ず
ることになる。
部に至るまでの間に吸収しないと搬送過程で弛みを生ず
ることになる。
したがって牽伸部入口側のバックローラー(若しくはフ
ィードローラー)の表速は、クリールの各引き出しロー
ラーよシ若干速い速度に設定され、各引き出しローラー
上の各スライバーを前側から引張りながら搬送される。
ィードローラー)の表速は、クリールの各引き出しロー
ラーよシ若干速い速度に設定され、各引き出しローラー
上の各スライバーを前側から引張りながら搬送される。
しかし、従来のスライバー供給装置における引き出しロ
ーラーは、その筋型の断面形状が第1図に示すように角
形に形成されているため、この引き出しローラー上のス
ライバーを前側から引張りながら搬送するとその筋型の
後面にスライバーが引掛って引伸される。
ーラーは、その筋型の断面形状が第1図に示すように角
形に形成されているため、この引き出しローラー上のス
ライバーを前側から引張りながら搬送するとその筋型の
後面にスライバーが引掛って引伸される。
このように、搬送中のスライバーを前側から引張っても
引き出しローラーの筋型の後面に引掛ってその引張力が
後方へ伝わり難いために、多数本の引き出しローラー上
を通る後方のケンスのスライバーはど引伸される量が大
きくなり、クリールのケンスを一斉交換して同時にスラ
イバーの引き出しを開始しても、最前部のダンスが空に
なった時点に後部側のケンス内に数多のスライバーが残
ることになる。
引き出しローラーの筋型の後面に引掛ってその引張力が
後方へ伝わり難いために、多数本の引き出しローラー上
を通る後方のケンスのスライバーはど引伸される量が大
きくなり、クリールのケンスを一斉交換して同時にスラ
イバーの引き出しを開始しても、最前部のダンスが空に
なった時点に後部側のケンス内に数多のスライバーが残
ることになる。
又、このような現象は繊維平行度の良好なコーマ−上り
のスライバーの場合に残bスライバーの量が一層多くな
る。
のスライバーの場合に残bスライバーの量が一層多くな
る。
以上のように従来の紡機におけるスライバー供給装置は
、搬送中のスライバーに太さ斑が発生し易く、又、最前
部のタンスが空になっても後部側のタンス内にスライバ
ーが残り、ケンスの一斉交換作業が複雑になる等の欠点
を有していた。
、搬送中のスライバーに太さ斑が発生し易く、又、最前
部のタンスが空になっても後部側のタンス内にスライバ
ーが残り、ケンスの一斉交換作業が複雑になる等の欠点
を有していた。
本考案は、上記に鑑み前記のスライバー供給装置におけ
る引き出しローラーの筋型な、背面を曲面にした鋸歯状
に形成したことを特徴とし、ケンスから引き出された全
てのスライバーが前方の牽伸部へ向けて円滑に搬送され
搬送中のスライバーに太さ斑を生ずることがなく、−斉
交換したシフリールの各タンスのスライバーが略同時に
消尽される紡機におけるスライバー供給装置を提供せん
とするものである。
る引き出しローラーの筋型な、背面を曲面にした鋸歯状
に形成したことを特徴とし、ケンスから引き出された全
てのスライバーが前方の牽伸部へ向けて円滑に搬送され
搬送中のスライバーに太さ斑を生ずることがなく、−斉
交換したシフリールの各タンスのスライバーが略同時に
消尽される紡機におけるスライバー供給装置を提供せん
とするものである。
以下、本考案を線条機に適用した一実施例によって詳細
に説明する。
に説明する。
第2図、第3図に示す如く機台後部に架設したクリール
部1の水平な機枠2の両側に、ケンスサイズと対応する
所定間隔を前後方向に保った複数本の引き出しローラー
3・・・が夫々並設されている。
部1の水平な機枠2の両側に、ケンスサイズと対応する
所定間隔を前後方向に保った複数本の引き出しローラー
3・・・が夫々並設されている。
この引き出しローラー3・・・は、図示を省略した歯車
等の適宜な駆動手段を介して機台前部の駆動部と連結さ
れ、機台前部に配備された牽伸部4のバックローラー5
の表速よりも若干遅い表速で第3図における反時計方向
に回動するように構成されている。
等の適宜な駆動手段を介して機台前部の駆動部と連結さ
れ、機台前部に配備された牽伸部4のバックローラー5
の表速よりも若干遅い表速で第3図における反時計方向
に回動するように構成されている。
このクリール部1に並設した複数本の引き出しローラー
3・・・は、夫夫の外周に第4図に示すような前面3a
の働角αを略90度とし背面3bを曲面にした鋸歯状の
筋型が形成されている。
3・・・は、夫夫の外周に第4図に示すような前面3a
の働角αを略90度とし背面3bを曲面にした鋸歯状の
筋型が形成されている。
なお6・・・は、この引き出しローラー3・・・の下方
に予め配置したクリールのダンスである。
に予め配置したクリールのダンスである。
このクリールに配置したケンス6のスライバー7を、機
台の運転に先立って人手によって引き出し、夫々の引き
出し位置の引き出しローラー3・・・の後面側を通して
水平方向に変向させたのち、並設した複数本の引き出し
ローラー3・・・上を通して所定本数宛並列に併合し、
その併合したスライバ一群を牽伸部4のバックローラー
5(若しくはフィードローラー)に把持される。
台の運転に先立って人手によって引き出し、夫々の引き
出し位置の引き出しローラー3・・・の後面側を通して
水平方向に変向させたのち、並設した複数本の引き出し
ローラー3・・・上を通して所定本数宛並列に併合し、
その併合したスライバ一群を牽伸部4のバックローラー
5(若しくはフィードローラー)に把持される。
この様に予めスライバーを通して準備したのちに機台の
運転を開始すると、各引き出しローラー3・・・が−斉
に回動し鋸歯状の筋型の前面3aでスライバー7を引掛
けるようにしてダンス6内から引き出し順次前方へ搬送
する。
運転を開始すると、各引き出しローラー3・・・が−斉
に回動し鋸歯状の筋型の前面3aでスライバー7を引掛
けるようにしてダンス6内から引き出し順次前方へ搬送
する。
一方、この引き出しローラー3・・・の回動によって前
方へ搬送される各スライバー7は、牽伸部4のバックロ
ーラー5(若しくはフィードローラー)の表速か引き出
しローラー3の表速より若干早く設定されているために
前側から引張られながら搬送されるが、本実施例の引き
出しローラー3は、その筋型の背面3bが曲面に形成さ
れているためにスライバー7を前側から引張っても引き
出しローラー30筋型の背面側に引掛って引伸されるこ
とがなく、その引張力はスライバー7の後方まで容易に
伝わり、後部側のケンスから引き出されたスライバー7
も引伸されることなく全てのスライバーが円滑に搬送さ
れる。
方へ搬送される各スライバー7は、牽伸部4のバックロ
ーラー5(若しくはフィードローラー)の表速か引き出
しローラー3の表速より若干早く設定されているために
前側から引張られながら搬送されるが、本実施例の引き
出しローラー3は、その筋型の背面3bが曲面に形成さ
れているためにスライバー7を前側から引張っても引き
出しローラー30筋型の背面側に引掛って引伸されるこ
とがなく、その引張力はスライバー7の後方まで容易に
伝わり、後部側のケンスから引き出されたスライバー7
も引伸されることなく全てのスライバーが円滑に搬送さ
れる。
したがって、クリールのダンスを一斉交換しても後部側
のタンスにスライバーが残ることがなく略同時に消尽さ
れる。
のタンスにスライバーが残ることがなく略同時に消尽さ
れる。
以上のように本考案は、紡機におけるスライバー供給装
置の引き出しローラーの筋型を、背面を曲面にした鋸歯
状に形成したので、ケンスから引き出された全てのスラ
イバーが前方の牽伸部へ向けて円滑に搬送され搬送中の
スライバーが前側からの引張力によって引伸されて太さ
斑を生じることがなく、−斉交換したクリールの各ケン
スのスライバーが略同時に消尽されるという特徴を有す
るものである。
置の引き出しローラーの筋型を、背面を曲面にした鋸歯
状に形成したので、ケンスから引き出された全てのスラ
イバーが前方の牽伸部へ向けて円滑に搬送され搬送中の
スライバーが前側からの引張力によって引伸されて太さ
斑を生じることがなく、−斉交換したクリールの各ケン
スのスライバーが略同時に消尽されるという特徴を有す
るものである。
第1図は従来の引き出しローラーの筋型を示す拡大断面
図、第2図は本考案を適用した線条機の平面図、第3図
は側面図、第4図は本考案実施例における引き出しロー
ラーの筋型を示す拡大断面図である。 1・・・クリール部、3・・・引き出しローラー 4・
・・牽伸部、6・・・ケンス、7・・・スライバー。
図、第2図は本考案を適用した線条機の平面図、第3図
は側面図、第4図は本考案実施例における引き出しロー
ラーの筋型を示す拡大断面図である。 1・・・クリール部、3・・・引き出しローラー 4・
・・牽伸部、6・・・ケンス、7・・・スライバー。
Claims (1)
- 機台後部のクリール部に、前後方向に所定間隔を保った
複数本の引き出し□−ラーを並設し、その引き出しロー
ラーの下方に配置したタンス内のスライバーを該引き出
しローラーの回動によって引き出し、その引き出したス
ライバーを所定本数宛並列に併合して牽伸部へ供給する
ようにした紡機において、前記引き出しローラーの筋型
を、背面を曲面にした鋸歯状に形成したことを特徴とす
るスライバー供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11285580U JPS5940454Y2 (ja) | 1980-08-09 | 1980-08-09 | 紡機におけるスライバ−供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11285580U JPS5940454Y2 (ja) | 1980-08-09 | 1980-08-09 | 紡機におけるスライバ−供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5735376U JPS5735376U (ja) | 1982-02-24 |
JPS5940454Y2 true JPS5940454Y2 (ja) | 1984-11-16 |
Family
ID=29473895
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11285580U Expired JPS5940454Y2 (ja) | 1980-08-09 | 1980-08-09 | 紡機におけるスライバ−供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5940454Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-08-09 JP JP11285580U patent/JPS5940454Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5735376U (ja) | 1982-02-24 |
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