JPS5939813Y2 - 回転電機の固定子鉄心 - Google Patents

回転電機の固定子鉄心

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Publication number
JPS5939813Y2
JPS5939813Y2 JP6952078U JP6952078U JPS5939813Y2 JP S5939813 Y2 JPS5939813 Y2 JP S5939813Y2 JP 6952078 U JP6952078 U JP 6952078U JP 6952078 U JP6952078 U JP 6952078U JP S5939813 Y2 JPS5939813 Y2 JP S5939813Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator core
welding
core
ventilation duct
piece
Prior art date
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Expired
Application number
JP6952078U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54171107U (ja
Inventor
安弘 遠藤
敏則 酒井
Original Assignee
富士電機株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 富士電機株式会社 filed Critical 富士電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は回転電機の固定子鉄心に関し、特に鉄心の外周
に梁を溶接接合する際に生じるスパッタなどの異物が成
層鉄心内に区画された通風ダクト内へ侵入付着するのを
防止できる溶接作業に対して有利な固定鉄心を得ること
を目的とする。
第1図、第2図に本考案の対象となる固定子鉄心の構造
を示す。
・図において1は鉄心板を積層して構成された鉄心であ
り、この鉄心1は複数個C積層ブロック2かもなり、か
つ各積層ブロック2は相互の間に通風ダクト3を区画形
成するよう放射状の間隔片4を介して軸方向に積み重ね
られている。
鉄心10両端にはプレスリング5が配置され、鉄心1を
加圧した状態で両プレスリング50間に跨って梁6が設
置されている。
しかもこの梁6は鉄心1の外周上に分散配置されており
、それぞれ梁6と各プレスリング5との間、および梁6
と鉄心1の外周面との間が符号Wの如く溶接接合されて
いる。
なお通風ダクト3は鉄心1の内外を連通し、運転時には
矢印Aの如く冷却風が通風される。
ところで梁6と鉄心1との間の溶接方式としては一般に
被覆溶接棒によるアーク溶接が採用されて(・る。
かかるアーク溶接は溶接作業時にスパッタやスラグなど
の異物が生じ、これが四方に飛散する。
しかして鉄心1の外周面には通風ダクト3が開口してお
り、このまま溶接を行うとスパッタ、スラグなどが通風
ダクト3を通じて鉄心内へ侵入し付着する。
しかも−担付着した異物を取除くのは困難であり、この
ために上記梁6の溶接作業に際しては、発生異物が通風
ダクト3内に飛散侵入しないような溶接保護の処置が一
般にとられている。
かかる処置手段として従来では第3図、第4図に示す如
く、通風ダクト3の外周開口域を閉塞するよう耐熱性の
ある石綿のひもTを通風ダクト3内に詰め込むとともに
、梁6の両側近傍には異物の飛散防護用の衝立板8を接
着テープ8′で止め、溶接を行っていた。
第4図中の9は被覆溶接棒を示す。
前記石綿ひも7および衝立板8は溶接後に取り外すわけ
であるが、衝立板8のテープ止め、および石綿ひもTの
装着にも異物の侵入を防止するためには細心の注意が必
要であるなど、作業が極めて面倒であった。
本考案はかかる点にかんがみなされたもので、梁の溶接
に際して従来の如き石綿ひもの詰め込みを不要とし、か
つ衝立板のセットが簡単に行えるなど、溶接作業に便利
な溶接保護片を梁の溶接以前の段階で予め固定子鉄心に
装備させた従来にない新しい構造を得ようとするもので
あり、鉄心板を積層して構成される固定子鉄心の各積層
ブロックの間に通風ダクトを形成するとともに、両端の
プレスリング間に跨って鉄心の外周に軸方向に配置され
た梁を鉄心外周面に溶接接合してなる固定子鉄心におい
て、前記通風ダクトの外周開口域を周方向に局部的に閉
塞するとともに梁溶接作業時のスパッタを防止する溶接
保護片を前記固定子鉄心の各積層プロツル間の前記梁の
対向位置に介在設置した回転電機の固定子鉄心によって
達成される。
さらに溶接保護片はその帯状片の左右両端域を外方斜め
に屈曲した係合片をそなえているようにすれば好適であ
る。
以下本考案の構造を図示の実施例に基づいて詳細に説明
する。
第5図および第6図において、梁6の配置箇所に対応位
置して各積層ブロック2の相互間には通風ダクト3の外
周開口域を局部的に閉塞する如き溶接保護片10が設置
されている。
この保護片10はリボン状の帯状鉄片としてなり固定子
鉄心1の積層組立作業の過程で積層ブロック2における
端面外周縁に符号W′で示す如″くスポット溶接して装
着される。
また保護片100幅寸法dは積層ブロック2の相互間に
介在される間隔片4の寸法と一致するよう等しく定めら
れており、かつ帯状片の左右両端域が外方斜めに屈曲さ
れここに係合舌片10aが形成されている。
梁6は前記溶接保護片10の外周位置に対向してセット
され、第7図、第8図に示す如き要領で溶接接合される
即ち保護片10の左右両側には係合舌片1〇五と鉄心1
の外周面との間に衝立板8が左右から差し込み保坪され
る。
この状態により溶接すべき梁6に対しその両側近傍域の
通風ダクト3は保護片10によって閉塞され、更に衝立
板8によって溶接作業空間が仕切られる。
従って溶接に伴って生じるスパッタ、スラグなどの異物
が通風ダクト3内へ侵入することを防止できる。
溶接後は衝立板8が取り外される。
固定子鉄心の組立完成図は第9図の如くである。
上記の構造によれば、第3図、第4図で述べた如き石綿
ひもTの詰め作業、また衝立板8のテープ止め作業など
の面倒な作業を不要とし、簡易な構造の保護片10で通
風ダクト3の閉塞および衝立板8の取付けが容易に行え
るなど、溶接作業に際しての利点が得られる。
なお保護片10の装着は鉄心1の積層組立作業の流えの
中で簡単に行うことができる。
また保護片10を適宜な形状に定めることにより、冷却
通風Aに対する通風ガイドの機能を与え、梁6による通
風損失を妨いで円滑な通風を行わせることも可能である
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の対象となる固定子鉄心の側断面図、第
2図は第1図における矢視I[−II断面図、第3図、
第4図は従来における溶接作業状態を示す要部の斜視図
およびその断面図、第5図ないし第9図は本考案実施例
を示すものであり、第5図は要部の斜視図、第6図は第
5図の平面図、第7図は溶接作業状態図、第8図は第7
図の断面図、第9図は固定子鉄心全体の外観斜視図であ
る。 1:固定子鉄心、2:積層ブロック、3:通風ダクト、
4:間隔片、5ニブレスリング、6:梁、8:衝立板、
9:溶接棒、10:溶接保護片、10a:係合舌片、W
:梁の溶接部、W′:溶接保護片のスポット溶接部

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ■)鉄心板を積層して構成される固定子鉄心の各積層ブ
    ロックの間に通風ダクトを形成するとともに、両端のプ
    レスリング間に跨って鉄心の外周に軸方向に配置された
    梁を鉄心外周面に溶接接合してなる固定子鉄心において
    、前記通風ダクトの外周開口域を周方向に局部的に閉塞
    するとともに梁溶接作業時のスパッタを防止する溶接保
    護片を前記固定子鉄心の各積層ブロック間の前記梁の対
    向位置に介在設置したことを特徴とする回転電機の固定
    子鉄心。 2)実用新案登録請求の範囲第1項記載の固定子鉄心に
    おいて、溶接保護片はその帯状片の左右両端域を外方斜
    めに屈曲した係合舌片をそなえていることを特徴とする
    回転電機の固定子鉄心。
JP6952078U 1978-05-23 1978-05-23 回転電機の固定子鉄心 Expired JPS5939813Y2 (ja)

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JP6952078U JPS5939813Y2 (ja) 1978-05-23 1978-05-23 回転電機の固定子鉄心

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JP6952078U JPS5939813Y2 (ja) 1978-05-23 1978-05-23 回転電機の固定子鉄心

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Publication Number Publication Date
JPS54171107U JPS54171107U (ja) 1979-12-03
JPS5939813Y2 true JPS5939813Y2 (ja) 1984-11-08

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JP6952078U Expired JPS5939813Y2 (ja) 1978-05-23 1978-05-23 回転電機の固定子鉄心

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JP6763796B2 (ja) * 2017-02-02 2020-09-30 東芝産業機器システム株式会社 積層鉄心の製造方法

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JPS54171107U (ja) 1979-12-03

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