JPS5939703Y2 - 暗「しよう」器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は新規の暗誦器に関するものであって、図示せる
実施例は僅かの弾性を備えた合成樹脂材料を以って内径
の縦幅、横幅および長さが各々カード１の多数枚を重ね
た寸法、カード１の横幅およびカード１の長さと同じ器
筐２を槽底し、この器筐２の頂壁３の前半を着脱自在の
前半部だけ透明蓋とすると共に当該器筐２の底壁にオメ
ガ形状の切線４を設け、この切線４により囲繞された部
分は上記のカートド・・群を下面より押し上げて最上位
カード１′ を４−記の頂壁３の下面に軽く押着する弾
性片５とすると共に器筐２の前端壁に於て最」二値のカ
ード１゛の先端に対応する個所に幅および長さが各々カ
ード１の厚さおよび横幅と同じであって且つ下方に同カ
ード１の横幅より僅かに狭い凹欠１５を連接したカード
出口６を、また同前端壁の下辺に最下位のカード１″′
の下側に最上位のカード１′ を戻し入れるカード人口
６′ を、更に器筐２の頂壁３の後端個所に後述するス
ライドボタン９の附設孔７を夫々開設すると共に当該附
設孔７の切縁にスライドボタン９を前後摺動自在に装備
し、このスライドボタン９の下面の後辺にカード１の厚
さと同寸あるいは小寸の段差部１１を形成し、スライド
ボタン９の後退位置では最上位のカード１′の後端が段
差部１１の前方に臨太し、スライドボタン９の前進時に
は段差部１１が最上位のカード１′ を後押して同カー
ド１′の前端部を上記のカード出口８を介して外方に突
出するようにしたものである。

尚、図中１４．１４’ は相互に嵌合してスライドボタ
ン９の前後摺動案内とストローク限定を為す凹レールと
凸レール、１６は反ったカードを入れやすくする為の凹
欠、１７はスライドボタン９の抜止用突起を示す。

本考案は叙上の通りであるのでスライドボタン９を前方
に押すことによってカード出口６から最上位のカード１
′ を突出せしめたのちスライドボタン９を戻すと共に
最上位のカード１′の突出端を手指で摘んで同カード１
′ を引き抜き、この引き抜いた当該カード１′をカー
ド人口６′を介して最下位のカード１″の下側に戻し入
れる等の操作を繰り返し行って各カード１に記入された
字句等を記憶する等の用に供するものであって、使用に
際して著しく利便であるのみならず特に本考案に於ては
器筐２の頂壁３の後端個所にスライドボタン９の附設孔
７を開設すると共に当該附設孔７にスライドボタン９を
嵌合しこの附設孔７の両側切縁に設けた凸レール１４′
にスライドボタン９の両側に設けた凹レール１４を
係合することによって附設孔７に同スライドボタン９を
前後摺動自在に装備し、このスライドボタン９の下面の
後辺にカード１の厚さと同寸あるいは小寸の段差部１１
を形成したので同段差部１１の上下方向への位置決めは
著しく正確であって、この為にこの段差部１１による最
上位のカード１′の押出はこれを極めて確実に為さしめ
得る効果があり、更に本考案に於ては器筐２の前端壁に
於て最上位のカード１′の先端に対応する個所に幅およ
び長さが各カード１の厚さおよび横幅と同じであって且
つ下方に同カード１の横幅より僅かに狭い凹欠１５を連
設したのでカード１が凹弧状に反るようなことがあって
も、同カード１はその出口６に間えることなく同出口６
と凹欠１５とを経てスムーズに外方に押出すことができ
る等の利点があるものである。

【図面の簡単な説明】

図は本考案暗誦器の実施例を示すものであって、第１図
は全体を示す斜視図、第２図は第１図Ａ−Ａ線に沿う断
面図、第３図は全体の分解斜視図である。 １・・・・・・カード、１′ ・・・・・・最上位のカ
ード、１″′・・・・・・最上位のカード、２・・・・
・・器筐、３・・・・・・頂壁、４・・・・・・切縁、
５・・・・・・弾性片、６・・・・・・カード出口、６
′・・・・・・カード人口、７・・・・・・附設孔、９
・・・・・・スライドボタン、１１・・・・・・段差部
、１４・・・・・・凹レール、１４′・・・・・・凸レ
ール、１５．１６・・・・・・凹欠、１７・・・・・・
抜止用突起。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 僅かの弾性を備えた合成樹脂、金属等材料を以て内径の
   縦幅、横幅および長さが各々カード１の多数枚を重ねた
   寸法、カード１の横幅およびカード１の長さと同じ器筐
   ２を槽底し、この器筐２の頂壁３の前半を透明とすると
   共に当該器筐２の底壁にオメガ形状あるいは不連続環状
   の切線４゛を設け、この切線４により囲繞された部分は
   上記のカートド・・群を下面より押し上げて最上位のカ
   ード１′を上記の頂壁３の下面に軽く押着する弾性片５
   とすると共に器筐２の前端壁に於て最上位のカード１′
   の先端に対応する個所に幅および長さが各カード１の厚
   さお・よび横幅と同じであって且つ下方に同カード１の
   横幅より僅かに狭い凹欠１５を連設した力下ド出口６を
   、また同前端壁の下辺に最下位のカード１″の下側に最
   」二値のカード１′ を戻し入れるカード人口６′ を
   、更に器筐２の頂壁３の後端個所にスライドボタン９の
   附設孔７を夫々開設すると共に当課附設孔７にスライド
   ボタン９を嵌合しこの附設孔７の両側切縁に設けた凸レ
   ール１４′ にスライドボタン９の両側に設けた凹レ
   ール１４を係合することによって附設孔７に同スライド
   ボタン９を前後摺動自在に装備し、このスライドボタン
   ９の下面の後辺にカード１の厚さと同寸あるいは小寸の
   段差部１１を形成し、スライドボタン９の後退位置では
   最上位のカード１′の後端が段差部１１の前方に臨太し
   、スライドボタン９の前進時には段差部１１が最上位の
   カード１′ を後押して同カード１の前端部を上記のカ
   ード出口６を介して外方に突出するようにして取る暗誦
   器。