JPS593960Y2 - 巻回フイルムケ−ス - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はプラスチックフィルム、アルミ箔等を長尺巻込
んだ巻回フィルムケースに関するものである。

この種のケースは蓋を開封後フィルムを開封部より引出
してケースの一面に設けた薄い金属板の刃で所望の長さ
切断するものである。

従来のものは引出す際に芯管がケース内で踊りケースよ
りはみ出る場合がある。

本考案の目的は従来のこの欠点を簡単な構造により解消
することにある。

しかして本考案は長い芯管ａに巻取られたフィルムｂを
収容する細長い本体１から成り、該本体１の長手方向の
両端に設けた折込片２，３を互いに接着すると共に、一
方の折込片２に切起片４を観音開き状に形成し、折込片
２，３に重なる端面板５には、前記切起片４に挾まれて
水平状態で安定する突張片６を切設した巻回フィルムケ
ースである。

尚図示実施例においては底面板７に連設した端面板５に
突張片６を切込み、正背面板８，９に連設した折込片２
，３の幅広い一方２に観音開き状の切起片４を設けたも
のである。

図中１０は上面板、１１は切取片１２を有する正面板８
への被覆板を示す。

本考案は以上の構成であるから、外部から指先で突張片
６を押すと突張片は端面板より一部が切られて開き、そ
の内側の切起片４を観音開き状に押すから切起片４，４
は第３図に示すように芯管ａ内に入り込み突張片６を押
えて安定させる。

従ってこの安定した切起片及び突張片が芯管ａの支持軸
となり、芯管は円滑に引出されるのである。

特に本考案のものは従来のケースの形を変えずに単に折
込片と端面板に切込を施すだけで芯管の引出し作業を容
易に行うことができると共に、切起片で突張片６を両側
から押え込むため、支持軸となる部分は良く安定し巻回
フィルムを常に円滑に引出すことかで゛きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る巻回フィルムケースの実施例を示
す展開平面図、第２図は組立途上における一部の斜視図
、第３図は使用状態を示す一部の横断平面図である。 ａ・・・・・・芯管、ｂ・・・・・・フィルム、１・・
・・・・本体、２゜３・・・・・・折込片、４・・・・
・・観音開き状切起片、５・・・・・・端面板、６・・
・・・・・・・突張片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 長い芯管ａに巻取られたフィルムｂを収容する細長い本
   体１から成り、該本体１の長手方向の両端に設けた折込
   片２，３を互いに接着すると共に、一方の折込片２に切
   起片４を観音開き状に形威し、折込片２，３に重なる端
   面板５には、前記切起片４に挾まれて水平状態で安定す
   る突張片６を切設した巻回フィルムケース。