JPS5937890Y2 - エレクトロフエログラム用計算尺 - Google Patents

エレクトロフエログラム用計算尺

Info

Publication number
JPS5937890Y2
JPS5937890Y2 JP17133379U JP17133379U JPS5937890Y2 JP S5937890 Y2 JPS5937890 Y2 JP S5937890Y2 JP 17133379 U JP17133379 U JP 17133379U JP 17133379 U JP17133379 U JP 17133379U JP S5937890 Y2 JPS5937890 Y2 JP S5937890Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixed
scale
potential gradient
chart
slide rule
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP17133379U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5688360U (ja
Inventor
純一 秋山
Original Assignee
株式会社島津製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社島津製作所 filed Critical 株式会社島津製作所
Priority to JP17133379U priority Critical patent/JPS5937890Y2/ja
Publication of JPS5688360U publication Critical patent/JPS5688360U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5937890Y2 publication Critical patent/JPS5937890Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は細管を用いてタンパク質などの試料を等速電
気泳動分析して得られるエレクトロフェログラムから各
成分の定性ならびに定量計算を行う器具に関するもので
ある。
細管式等速電気泳動分析装置は衆知のとおりキャピラリ
チューブの一方の端に試料より易動度(IV/crfL
の電位こう配の電解液中を1秒間に移動する距離)の大
きい陰イオンを含む電解液(リーディング液と呼ぶ)と
易動度の小さい陰イオンを含む電解液(ターミナル液と
呼ぶ)の境界面を作り、この境界面間に試料を導入し1
.定電流によって電気泳動を行うものである。
第1図はこの装置の分離と検出の原理を負の電荷をもっ
ている粒子の泳動で示す図で図Aはキャピラリチューブ
1内の単−成分イオンA−Eの各ゾーンの分布を示すも
のでAU上記リーディング液り、Bは同じくターミナル
液T、C,D、Eは試料S中の3戒分が易動度mの順位
にゾーンを形成し、矢印a方向に等速度で移動し、電位
こう配検出器2に達する。
3は陽極、4は陰極を示す。図Bは上記各ゾーンの電位
分布ebを示すもので、図Cは点線のタテ軸に上記易動
度m1実線のタテ軸は単一成分イオンによって形成され
た固定の電位こう配Pを示し、階段状特性(mL−mT
)は易動度特性、同じ< (PL〜PT)が上記2の検
出器の2本の白金電極にて検出される単一成分イオンに
よる固有の電位こう配で、この値から定性分析ができる
ものである。
たとえば記録紙に描かれた(PL−PT)のうちC成分
の特性値は(PU=h 1/h )の比率で固定される
図りは上記各成分の電位こう配が検出されるときの微分
値り、がそれぞれピークとして記録されることを示した
もので各ピーク間の距離す。
、bD、l)Eが導入したイオン量に比例し、これが定
量分析値として測定されるのである。
上記のように定性と定量分析が同時にできるこの装置の
記録すiわちエレクトロフェログラムの電位こう配性性
(図Cの実線のもの)と電位こう配の微分曲線(図りの
もの)から試料S中の各成分の定量値(mol)および
定性値を求める作業において前者は目盛尺で容易に読取
れる。
しかしながら後者については記録の0点からリーディン
グ液の電位こう配位(図Cのり。
)を差引いてそれぞれhに対する比率を求めなければな
らないので三角定規またばT型定規などで何本かの平行
線を引きその線間寸法を目盛尺で読取ったのち計算器ま
たは計算尺で割算する必要があり多くの試料を短時間に
分析するばあい可成りの手間のかかる作業である。
この考案は上記の現況に鑑みてなされたもので従来等速
電気泳動分析にて得られたエレクトロフェログラムから
試料中の多くの成分の定量ならびに定性分析値を普通の
定規や目盛尺にて測定し計算していた作業を簡単・正確
に迅速に行えるようにした器具の提供を図るものである
すなわち試料を等速電気泳動分析して得られるエレクト
ロフェログラムのチャートに記録されたリーディング液
の電位こう配線に、−長辺を一致させるように前記チャ
ートの送り方向に対し平行にあてがわれ、上面に微分曲
線のピーク値間を測長するための測長目盛が付された固
定側長尺と、この固定側長尺の一端部にそれと直交して
固設され、特性値算出の基準となる第1番目に記録され
た電位こう配の微分曲線のピークに、−長辺を一致させ
るように前記チャートの送り方向に対し直角にあてがわ
れる基線尺と、前記固定側長尺に直交した状態でチャー
ト送り方向に摺動自在に嵌合され、上面にリーディング
液の電位こう配線に対する各成分の電位こう配位を測長
するための測長目盛が付された割算用計算尺とからなる
エレクトロフェログラム用計算尺にかかるものである。
以下図面によってこの考案の実施例計算尺を説明する。
第2図はこの考案にかかる電気泳動分析用計算尺の17
2縮尺図で、チャート6に第1図で説明した電位こう耐
特性とその微分特性の2つの曲線が同時に記録されるエ
レクトロフェログラムによって定量ならびに定性計算す
るばあいを説明する図である。
10はチャート6の送り方向に平行にあてがう固定側長
尺で、測長目盛10S(たとえばO〜20cIfL)が
刻捷れている。
11(/i上上記固定長長尺10左端部に鋲12または
接着剤で接合された透明合成樹脂製の基線尺で中心に1
1Lの赤色の細い基線が設けられている。
13は可動割算尺で固定側長尺10と図に示すようにL
型の関係で矢印すまたはC方向に摺動自在に係合されて
いる。
その左縁面は基線13Lを形成し、かつたとえば0〜1
5CrrLの測長目盛13Sが刻1れている。
1413の中央で矢印d方向に摺動自在に係合された割
算用滑尺でC尺14Cが目盛られ、可動割算尺13の9
尺13Dに対応している。
15はカーソルで割算尺13に摺動自在に係合し、カー
ソル線15Lを設けている。
以上が構成の説明で、つき゛にチャート6上の2種の曲
線すなわち第1図りで説明した電位こう配の微分曲線D
oからDpl、Dp2.Dp3の3つのピークを示す
ものと、第1図Cで説明した電位こう耐特性L−81−
32−Tの階段状曲線の測定の手順について述べる。
1ず、固定側長尺10の前縁基線10Lをリーディング
液の電位こう配線りに一致させ、チャート6の目盛線(
長手方向の線)に正しく平行に位置させ、かつ基線尺1
1の赤線11Lを第1番目のピークD、□と合致する位
置で固定する。
この位置決めは測定の基礎となるもので、測定の完了1
で動かないようにする。
(片手で押えてもよいが、メンデングテープで仮り付け
する)つき゛に可動割算尺13をb方向に摺動させ、そ
の基線13Lを第2のピークD、2に合わせ、そのとき
の固定足10の目盛尺10Sの読みを読取る。
これが試料S1の定量値181で、この例では5.5α
となる。
同時に可動割算尺13の目盛13SでSlの電位こう配
位(P8、−PL)=3crfLを読取リメモする。
つぎに13をC方向に移動させて13Lを第3のピーク
値り、3に合わせ、目盛10Sで9.5cIrLを読取
り9.5 am −5,5cm= 4 cmを試料S2
の定量値18゜とじてメモする。
同時に可動尺の目盛13Sで82の電位こう配位P8゜
−pL7crILを読取り、メモする。
つき゛に可動割算尺13をさらにC方向にずらして、そ
の目盛13Sにてターミナル液の電位こう配位P、1.
=9crILを読取り、ここで滑尺14をd方向にスラ
イドさせ、そのC尺14Cの90の目盛を前にメモして
むいた(P81−PL )−11:3cIrLに相当す
る9尺13Dの30の位置にカーソル基線15Lを用い
て合致させ、つぎにカーソル15をずらして滑尺のC尺
14Cのiooに合わせて13Dの読み33が試料S1
の定性値(P8□−PL)/(PT−PL)=0.33
(’固定に用いる電位こう配化)として求捷る。
ひきつづき滑尺14をd方向へスライドさせ14Cの9
0を前にメモした(P8゜−PL)=7CIfLに相当
する13Dの7に合わし、上記と同様14Cの100に
カーソル基線15Lを合わせると試料S2の定性値(P
82〜Pt、 )/(PT −PL)=0.77が求す
るのである。
これらは一般の計算尺の割算操作であり、容易なもので
ある。
これで定量値180,182、定性値(P8□−PL)
/(PT−PL)(PT−pL)の4つの測定ならびに
計算がすべて完了するのであり、従来の三角定規などで
行う方法に比して簡便にしてミスの発生がなく迅速なも
のである。
ベースのPLを固定足10と可動割算尺13の組合せで
ゼロとしているために上記のようにすばやい割算ができ
るものである。
この考案ハ以上のように構成されているので、従来の測
長尺や三角定規またはT型定規を用いて各寸法を測長し
、これを同じく市販の計算尺寸たは計算器で除算する手
間に比して、前述したように位置決めについて可動割算
尺を成分数だけ移動させることと、割算尺の滑尺のスラ
イドだけですべての作業が完了し、格段に能率が向上し
、慣れるに従かい機械的に操作でき、ミスのない計算が
多量の分析結果を短時間に処理しうる便宜な器具を提供
しえたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は細管式等速電気泳動分析装置の分離と、検出の
原理を説明する図で、図A(/′i各威分が分離完了し
たことを示し、図Bばその電位分布、図Cは易動度と電
位こう配性検図、図りは電位こう配の微分曲線である。 第2図はこの考案の計算尺によってエレクトロフェログ
ラムから81.S2の2戒分の定性値と定量値を求める
手順を説明する図である。 eb・・・・・・電位分布、m・・・・・・易動度、P
・・・・・・電位こう配、D、・・・・・・電位こう配
の微分値、10・・・・・・測長固定足、10L・・・
・・・10の基線、10S・・・・・・測長目盛、11
・・・・・・基線尺、11L・・・・・・基線、13・
・・・・・可動割算尺、13L・・・・・・13の基線
、13D・・・・・・C尺、14・・・・・・滑尺、1
4D・・・・・・D尺、15・・・・・・カーソル、1
5L・・・・・・カーソル基線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 試料を等速電気泳動分析して得られるエレクトロフェロ
    グラムのチャートに記録されたリーディング液の電位こ
    う配線に、−長辺を一致させるように前記チャートの送
    り方向に対し平行にあてがわれ、上面に微分曲線のピー
    ク値間を測長するための測長目盛が付された固定側長尺
    と、この固定側長尺の一端部にそれと直交して固設され
    、特性値算出の基準となる第1番目に記録された電位こ
    う配の微分曲線のピークに、−長辺を一致させるように
    前記チャートの送り方向に対し直角にあてがわれる基線
    尺と、前記固定側長尺に直交した状態でチャート送り方
    向に摺動自在に嵌合され、上面にリーディング液の電位
    こう配線に対する各成分の電位こう配位を測長するため
    の測長目盛が付された割算用計算尺とからなるエレクト
    ロフェログラム用計算尺。
JP17133379U 1979-12-10 1979-12-10 エレクトロフエログラム用計算尺 Expired JPS5937890Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17133379U JPS5937890Y2 (ja) 1979-12-10 1979-12-10 エレクトロフエログラム用計算尺

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17133379U JPS5937890Y2 (ja) 1979-12-10 1979-12-10 エレクトロフエログラム用計算尺

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5688360U JPS5688360U (ja) 1981-07-15
JPS5937890Y2 true JPS5937890Y2 (ja) 1984-10-20

Family

ID=29682172

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17133379U Expired JPS5937890Y2 (ja) 1979-12-10 1979-12-10 エレクトロフエログラム用計算尺

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5937890Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5688360U (ja) 1981-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Yule Data Convolution and Peak Location, Peak Area, and Peak Energy Measurements in Scintillation Counting.
Cooke et al. Sensitive End-Point Procedure for Coulometric Titrations
Beckers et al. Use of a double-detector system for the measurement of mobilities in zone electrophoresis
Natelson et al. X-Ray Spectroscopy in the Clinical Laboratory: I. Calcium and Potassium
Mehta The validation criteria for analytical methods used in pharmacy practice research
JPS5937890Y2 (ja) エレクトロフエログラム用計算尺
CN110954587B (zh) 一种基于迁移电荷密度的高重现毛细管电泳方法
Ball et al. Errors in manual integration techniques for chromatographic peaks
Griffiths A direct scanning apparatus for reading electrophoretic paper strips
Vacik et al. Capillary isotachophoresis with electrolyte counter-flow: Temperature and concentration profiles of the zone boundary
US3864263A (en) Chromatographic plate device
US2962425A (en) Method for analyzing materials
JPS5942683Y2 (ja) デンシトメ−タ−
CN207585481U (zh) 扁钢两面宽度差检测装置
Vergani Crossover electrophoresis for the rapid detection of serum hepatitis (Australia) antigen and antibody.
Catsimpoolas et al. Transient state isoelectric focusing: Computational procedures for digital data processing with a desk-top programmable calculator
CN1632600A (zh) 测定石墨电极电阻率的方法及所用的装置
Gabriel et al. Autoradiography with a position sensitive counter
US2989238A (en) Roots locus plotter
Hilmer et al. Instrumental and numerical considerations for on-line interpretation of high resolution mass spectral data
CN216483129U (zh) 一种板状工件检测用精密仪器检测定位夹板
JPH02103460A (ja) デンシトメトリックパターン読取り表示記録装置
CN207600766U (zh) 一种焊带的取样工具
JPS625649Y2 (ja)
Broomhead et al. Quantitative chromatographic analysis using rectified radio-frequency methods: Lithium, sodium and potassium