JPS5937481B2 - 先端む曲面とした光伝送用フアイバおよびその製造方法 - Google Patents
先端む曲面とした光伝送用フアイバおよびその製造方法Info
- Publication number
- JPS5937481B2 JPS5937481B2 JP47090930A JP9093072A JPS5937481B2 JP S5937481 B2 JPS5937481 B2 JP S5937481B2 JP 47090930 A JP47090930 A JP 47090930A JP 9093072 A JP9093072 A JP 9093072A JP S5937481 B2 JPS5937481 B2 JP S5937481B2
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- JP
- Japan
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- fiber
- tip
- manufacturing
- optical transmission
- curved surface
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- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は光伝送用ファイバの先端部分の製造方法に関す
る。
る。
光伝送用ファイバを使用するときには、光を効率よくフ
ァイバの光伝送部分に供給することが重要である。
ァイバの光伝送部分に供給することが重要である。
特に光通信用ガラスファイバのように長距離を光伝送す
る場合には、ファイバ先端での光結合効率が低いと全体
の光伝送特性を大きく下げるので、何らかの工夫が必要
とされている。光通信用ガラスファイバでは、その伝送
モードの伝ばん速度の分散を避けて最距離光通信の十分
な帯域巾を得るため、ガラスファイバの開口数を小さく
しているので、特にファイバ入力部分での高効率光結合
は容易でない。従来は、顕微鏡の対物レンズの如き短焦
点距離レンズをもちいたり、円筒レンズをファイバ先端
にとりつけたりして光をファイバの径まで絞り、フアイ
バヘの光入射を行つていた。
る場合には、ファイバ先端での光結合効率が低いと全体
の光伝送特性を大きく下げるので、何らかの工夫が必要
とされている。光通信用ガラスファイバでは、その伝送
モードの伝ばん速度の分散を避けて最距離光通信の十分
な帯域巾を得るため、ガラスファイバの開口数を小さく
しているので、特にファイバ入力部分での高効率光結合
は容易でない。従来は、顕微鏡の対物レンズの如き短焦
点距離レンズをもちいたり、円筒レンズをファイバ先端
にとりつけたりして光をファイバの径まで絞り、フアイ
バヘの光入射を行つていた。
しかし、そのフ ようなレンズは製造が容易でなく、し
たがつて高価となり、また占める体積が大きく、ファイ
バ光通信の高密度性を損い、光結合効率も低く、フアイ
バヘの取付、調整も容易でない欠点があつた。本発明は
上記欠点を取り除き、効率の高い光結5 合を可能とす
る光伝送用ファイバの製造方法を提供することを目的と
してなされたものである。本発明はファイバ先端の平ら
な面に透明接着剤を付着固化させて凸曲面を形成したこ
とを特徴としている。本発明によるファイバ先端断面図
の例つ を第1図〜第3図に示す。本発明によるファイ
バ1の先端は凸型の曲面2の構造を持つている。先端が
凸型の曲面になつた第1図〜第3図のファイバについて
説明すると、このファイバは短焦点凸レンズをファイバ
先端にとりつけたファイバ5 と同じ効果をもつ。した
がつて、光源がファイバ断面積にくらべて小さい発光面
積をもち、しかも光の拡がりがファイバの開口数より大
きい時、光源から発した光を有効にファイバに入射せし
める。ファイバには大別して、屈折率の異なる2種類0
の材料をそれぞれ芯と被覆としてなるクラッド型と、
屈折率が芯の部分から外に向つて連続的に減少する自己
集束型との2種類があるが、本発明はそれらのいずれに
ついても適用される。芯の屈折率がn1=1.4571
、被覆の屈折率が!5n2=1.4562のクラッド型
ガラスファイバに一例をとつて説明すると、ファイバ先
端断面をファイバ軸に垂直な平面としたときの許される
光軸のずれは約3。
たがつて高価となり、また占める体積が大きく、ファイ
バ光通信の高密度性を損い、光結合効率も低く、フアイ
バヘの取付、調整も容易でない欠点があつた。本発明は
上記欠点を取り除き、効率の高い光結5 合を可能とす
る光伝送用ファイバの製造方法を提供することを目的と
してなされたものである。本発明はファイバ先端の平ら
な面に透明接着剤を付着固化させて凸曲面を形成したこ
とを特徴としている。本発明によるファイバ先端断面図
の例つ を第1図〜第3図に示す。本発明によるファイ
バ1の先端は凸型の曲面2の構造を持つている。先端が
凸型の曲面になつた第1図〜第3図のファイバについて
説明すると、このファイバは短焦点凸レンズをファイバ
先端にとりつけたファイバ5 と同じ効果をもつ。した
がつて、光源がファイバ断面積にくらべて小さい発光面
積をもち、しかも光の拡がりがファイバの開口数より大
きい時、光源から発した光を有効にファイバに入射せし
める。ファイバには大別して、屈折率の異なる2種類0
の材料をそれぞれ芯と被覆としてなるクラッド型と、
屈折率が芯の部分から外に向つて連続的に減少する自己
集束型との2種類があるが、本発明はそれらのいずれに
ついても適用される。芯の屈折率がn1=1.4571
、被覆の屈折率が!5n2=1.4562のクラッド型
ガラスファイバに一例をとつて説明すると、ファイバ先
端断面をファイバ軸に垂直な平面としたときの許される
光軸のずれは約3。
にすぎないが、本発明によるガラスフアイバでは60ぎ
以上の光軸のずれが許され得る。上記ガラスフアイバで
60の以上の光軸のずれを許容するには芯の直径を先端
の曲面の曲率半径の約1.1倍にすればよい。光軸のず
れが上記の角度まで許され得るということは、換言する
ならば、微小面積の光源で光の拡がりが120るの光源
でも高い効率で光をフアイバに入射できるということに
他ならない。このことは、従来高効率の結合が困難であ
つた半導体発光ダイオードや、半導体レーザなどと光通
信用ガラスフアイバとの結合が、本発明によつてきわめ
て容易になつたことを示している。先端が曲面の構造を
持つたフアイバを製造するには、適当な曲率をもつ冶具
の中にフアイバ先端を埋め込み、光学研磨を施すことに
よつて高い精度の凸型の曲面が得られる。
以上の光軸のずれが許され得る。上記ガラスフアイバで
60の以上の光軸のずれを許容するには芯の直径を先端
の曲面の曲率半径の約1.1倍にすればよい。光軸のず
れが上記の角度まで許され得るということは、換言する
ならば、微小面積の光源で光の拡がりが120るの光源
でも高い効率で光をフアイバに入射できるということに
他ならない。このことは、従来高効率の結合が困難であ
つた半導体発光ダイオードや、半導体レーザなどと光通
信用ガラスフアイバとの結合が、本発明によつてきわめ
て容易になつたことを示している。先端が曲面の構造を
持つたフアイバを製造するには、適当な曲率をもつ冶具
の中にフアイバ先端を埋め込み、光学研磨を施すことに
よつて高い精度の凸型の曲面が得られる。
しかし、実際にはさほど高い曲面精度を必要とせず、短
時間で大量にしかも安価に先端を形成することが必要で
あるので、より優れた方法の出現が望ましい。他に使用
されている方法はフアイバ先端を加熱して溶融する方法
であるが、液体は表面張力を持つて表面積を少なくする
作用を持つので、先端を溶融すれば自然に滑らかな凸型
の曲面が形成される。
時間で大量にしかも安価に先端を形成することが必要で
あるので、より優れた方法の出現が望ましい。他に使用
されている方法はフアイバ先端を加熱して溶融する方法
であるが、液体は表面張力を持つて表面積を少なくする
作用を持つので、先端を溶融すれば自然に滑らかな凸型
の曲面が形成される。
しかし、この方法は形状の制御が不便で手間がかかるの
で大量生産には向いていない。そこで本発明による方法
では、フアイバ先端に凸型の曲面を形成するために、透
明接着剤を用い、フアイバ先端の平らな面に付着固化さ
せ、先端を下にして静置固化させると、重力と表面張力
の釣合いによつてフアイバ先端に滑らかな凸型の曲面が
形成される。
で大量生産には向いていない。そこで本発明による方法
では、フアイバ先端に凸型の曲面を形成するために、透
明接着剤を用い、フアイバ先端の平らな面に付着固化さ
せ、先端を下にして静置固化させると、重力と表面張力
の釣合いによつてフアイバ先端に滑らかな凸型の曲面が
形成される。
曲面の曲率は接着剤の付着量で制御することができる。
このように、形成された凸型の曲面にレーザ光を入射し
たところ極めて高い入射効率が実現されているのを確認
した。
このように、形成された凸型の曲面にレーザ光を入射し
たところ極めて高い入射効率が実現されているのを確認
した。
以上要するに、この発明はフアイバ先端を曲面としたの
で、光源からフアイバへの光入射効率をいちじるしく高
めることができる。
で、光源からフアイバへの光入射効率をいちじるしく高
めることができる。
また、透明接着剤をフアイバの先端に付着させて凸型の
曲面を形成する本発明の製造方法によれば、多数の被加
エフアイバを互に離隔して一度に接着剤を付着させたの
ちに、硬化させればよく大量の処理を一度に行なえるの
で、極めて量産に適しているなどの優れた特長がある。
曲面を形成する本発明の製造方法によれば、多数の被加
エフアイバを互に離隔して一度に接着剤を付着させたの
ちに、硬化させればよく大量の処理を一度に行なえるの
で、極めて量産に適しているなどの優れた特長がある。
図はこの発明の実施例を示すフアイバ先端の断面図であ
る。
る。
Claims (1)
- 1 単一または離して置いた複数のファイバの先端にフ
ァイバの屈折率とほぼ等しい屈折率をもつ透明接着剤を
付着させたのち、接着剤を硬化させファイバ先端に透明
な凸型の曲面を形成することを特徴とするファイバ端部
の製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP47090930A JPS5937481B2 (ja) | 1972-09-12 | 1972-09-12 | 先端む曲面とした光伝送用フアイバおよびその製造方法 |
GB3259473A GB1435523A (en) | 1972-07-12 | 1973-07-09 | Glass fibre optical waveguide |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP47090930A JPS5937481B2 (ja) | 1972-09-12 | 1972-09-12 | 先端む曲面とした光伝送用フアイバおよびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS4967632A JPS4967632A (ja) | 1974-07-01 |
JPS5937481B2 true JPS5937481B2 (ja) | 1984-09-10 |
Family
ID=14012145
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP47090930A Expired JPS5937481B2 (ja) | 1972-07-12 | 1972-09-12 | 先端む曲面とした光伝送用フアイバおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5937481B2 (ja) |
Families Citing this family (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5055343A (ja) * | 1973-09-13 | 1975-05-15 | ||
JPS54180B2 (ja) * | 1974-05-31 | 1979-01-08 | ||
JPS51126842A (en) * | 1975-04-28 | 1976-11-05 | Fujikura Ltd | The method for forming light-incidence part of a light-fiber |
JPS527246A (en) * | 1975-07-07 | 1977-01-20 | Toshiba Corp | Glass fiber for optical transmission |
JPS5243442U (ja) * | 1975-09-22 | 1977-03-28 | ||
JPS55138706A (en) * | 1979-04-16 | 1980-10-29 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | End face treating method of optical fiber for connector |
JPS5735819A (en) * | 1980-08-13 | 1982-02-26 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Shaping method for axis-alignment end face of optical fiber |
JPS57181510A (en) * | 1981-04-30 | 1982-11-09 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | Treatment of end of plastic optical fiber |
JPS59123802U (ja) * | 1983-02-10 | 1984-08-21 | 三菱レイヨン株式会社 | 無指向性光センサ− |
JPS59123803U (ja) * | 1983-02-10 | 1984-08-21 | 三菱レイヨン株式会社 | 無指向性光センサ− |
JPS59123801U (ja) * | 1983-02-10 | 1984-08-21 | 三菱レイヨン株式会社 | 無指向性光センサ− |
JPS6169008A (ja) * | 1985-08-23 | 1986-04-09 | Toshiba Corp | 光結合装置の製造方法 |
JPS61281207A (ja) * | 1986-06-21 | 1986-12-11 | Toshiba Corp | 光結合装置 |
JPS6323106A (ja) * | 1987-02-04 | 1988-01-30 | Toshiba Corp | 光結合装置 |
JPS6417503U (ja) * | 1988-07-12 | 1989-01-27 | ||
US5293438A (en) * | 1991-09-21 | 1994-03-08 | Namiki Precision Jewel Co., Ltd. | Microlensed optical terminals and optical system equipped therewith, and methods for their manufacture, especially an optical coupling method and optical coupler for use therewith |
JP2004061533A (ja) * | 2002-07-24 | 2004-02-26 | Univ Kansai | 光ファイバの加工方法および光ファイバ |
JP4741534B2 (ja) * | 2006-04-21 | 2011-08-03 | 富士フイルム株式会社 | 光デバイス |
-
1972
- 1972-09-12 JP JP47090930A patent/JPS5937481B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS4967632A (ja) | 1974-07-01 |
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